2013年 03月 17日

リールという街

うーむ…ちょいと鼻風邪をひいてしまったイ課長なのである。
欧州シゴトの報告書はあと2週間。最後の踏ん張りどころだが、もう気力が…(笑)。

まぁいい。とりあえず、粛々と一昨年11月出張のネタを消化していこうではないか。
これが終らないとなかなか他のネタに進みづらくてさ。

長くて、長くて、長かったこの出張の、フランスでの最後の仕事がリールだった。
パリから高速鉄道TGVに乗っても2時間以上かかるんだよね、リールって。
午前中の面談で仕事は終了、あとは同行者を待つ間、通訳さんと一緒に昼メシを食い、
さらにリールの街をブラブラして例のワッフルを食ったりしてたわけだ。
ちなみに、ランチで食ったのはおなじみムール貝。
f0189467_22272246.jpg

メシを食い終わって、さて、あと同行者から連絡があるまで、あと数時間どうしようか。
リールについての観光情報なんてチェックしてなかったし、地図も持ってなかった。
そこで、とりあえず目についた教会を見学してみることにした。
マイルドな教会建築ヲタクのイ課長としては有意義な時間のつぶし方だが、通訳さんには苦痛だったかも(笑)。
教会の名前とかは忘れちゃったけど、二つほど駆け足でご紹介しよう。

たとえばこんな教会があった。入口は超モダンで、最近できた現代建築による教会にしか見えない。
f0189467_22274693.jpg

しかし驚いたことに、中に入ると伝統的なゴシック建築の聖堂空間が広がっているではないか。
入口の現代的意匠と、内部の中世的雰囲気の落差にアタマが混乱しちまった。
何でこんな、木に竹をついだような教会にしたのだ?
f0189467_22282419.jpg

イ課長が思うにこの教会、入口の部分が第二次大戦の空襲(か、何かそれ以外の災厄)によって
一度ブッこわれて、壊れたところは敢えてモダンなスタイルで建て直したんじゃないかって気がする。
おそらく、入口にあたる西側が破壊され、祭壇のある東側は比較的残ってたんだと思う。
何で西側も元のゴシック教会として修復しなかったのかはフランス人に聞いてほしい(笑)。
f0189467_2229211.jpg


もうひとつ、こんな教会もあった。
天井に蚊帳?が吊ってあるのが理解不能だけど(笑)、なかなか立派で歴史ある教会っぽい。
f0189467_2232491.jpg

すると通訳さんがイ課長に声をかけた。「ドラクロワの絵があるみたいですよ?」
ええ?!ドラクロワの絵がリールのこんな教会にあるの?
f0189467_22311732.jpg

・・・う・・・確かにDE LA CROIXという表示はある・・あるが・・・。
どぉーーーーー見たってこりゃドラクロワじゃないよなーー?
ドラクロワが泥酔して描いたって、この絵よりはずっと見ごたえのある絵を描くだろー。
誰かがドラクロワを名乗ってニセモノを描いたか、それともたまたま同姓の別の画家が描いたか・・・
とりあえず、「本当にドラクロワが描いたのか?!」と調べようという気には全くならなかった(笑)。

入口ワキには以前にも載せた「(おそらく)立小便阻止ガード」がガッチリと据え付けられてたりして、
なかなか突っ込みどころの多い教会だったよな、ここ。

リールの街って、ベルギーに近いせいか、建物の風景も何となくベルギーで見た感じに近い。
こういうの「フランドル風」っていうのかなぁ?なんて思った。教会以外にも由緒ありそうな建物が多くて、
いかにも歴史あるヨーロッパの街って景色だった。かつては毛織物の交易で栄えたらしい。
f0189467_2232461.jpg

f0189467_22331277.jpg

先月の欧州出張で、ブリュッセルからロンドンまでユーロスターで移動したとき、リールに停車した。
ああ、ここ、一昨年の出張で来たっけなぁと思って、ちょっと懐かしかったよ、イ課長は。

フランス北部、ベルギーとの国境に近い街リール。
これといってすごい観光物件は(おそらく)ないけど、おいしいワッフルもあるし、
フランス・ベルギーあたりを旅行するときは、ちょっと立ち寄ってみてはいかが?


さて、今回はリール観光協会からの感謝状を待つことにしよう(笑)。


 
[PR]

by tohoiwanya | 2013-03-17 22:36 | 2011.11 欧州出張 | Comments(6)
Commented by betty at 2013-03-18 09:54 x
de la croixにしては、クリスピーでないが、、どうなんでしょうね。なんか、絵の名前が作者の名前になっちゃった気がしないでもないですが、有名なデラクロアでも、クリスピーでないものもあるし。しんそーが、わかったら教えてくらさい。
Commented by みゅげ at 2013-03-18 15:22 x
Delacroixが、DE LA CROIXと区切られているのを初めて見ました。

la croixって十字架という意味なので、普通に読めば『十字架から降りたキリスト』。・・・というタイトルの絵ではないでしょうか(笑)
Commented by tohoiwanya at 2013-03-18 17:42
>絵の名前が作者の名前になっちゃった気がしないでもないですが

bettyさん:
絵の題名なんですかねぇ?
上の行にあるJesusナントカカントカっていうのがおそらく「十字架降架」っていう
意味だと思うから、
その下にあるDE LA COIX が作者名か?と思ったんだけど、
上のみゅげさんの学説?を読むと、あの2行が全部絵の題名で、
「作者名不詳」というのが真相っぽいですねぇ・・・。
 
Commented by tohoiwanya at 2013-03-18 17:49
>十字架から降りたキリスト』。・・・というタイトルの絵ではないでしょうか

みゅげさん:
やっぱそうなの?
上の1行めが「十字架降架」っていうわけじゃなく、1行目の「イエスが降ろされる(降りる?)」と
2行目の「十字架から」を合わせて読まないといけないわけですな?

いやー、相変わらずのフランス語バカ丸出しでお恥ずかしい限り。
その場で通訳さんに確認しながらよく考えりゃ、すぐわかったんだろうけど、
何せコッチはDE LA COIXの文字を見たあとは、ひたすら「まさか?!」と驚くのに忙しくて…(笑)。
Commented by マダムKenwan at 2013-03-20 17:50 x
ステンドグラスが美しいですね〜
蚊帳は、上からなんか降って来るんでしょうかね?
古い教会だから、何かポロポロと崩れているとか?
Commented by tohoiwanya at 2013-03-20 23:25
>蚊帳は、上からなんか降って来るんでしょうかね?

マダムKenwanさん:
なんなんでしょうかねぇ~?天井を修復してて、その作業用のマクっていう感じでもないし、
そういわれると、確かに「落下物防止ネット」のようにも見えなくもない(笑)。
もしかすると天井で空中ブランコの練習でもするんじゃないか、なんて妄想が
湧き上がってきました・・・。


<< マンチェスターに行く      エッフェル塔、お前ってやつは >>