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2013年 03月 21日
モシ-MOSI-とは何か? まぁ順をおって書かせてくれ。 茶色い街・マンチェスターに到着した当日は午後が空いていた。 せっかくだからマンチェスターでどっか行くか・・・と思ってはみたものの、一体全体マンチェスターに 「見るべきもの」って何があるの?何せこの街には1泊しかしない身。ガイドブックも持って来てないし、 土日を含めて6泊したパリに比べると現地観光情報の収集もロクにやってない。 サッカーファンであればマンチェスターユナイテッドのホームグランド見学ってところか。 しかしイ課長もそこまで熱心なサッカーファンってわけでもないしねぇ。さてどうしたものか・・・ ホテルの部屋でパソコンを開いて、マンチェスターの観光物件検索を始めた(笑)。 正直言って「あまり大したものはない」と思ったんだけど、その中でイ課長の興味をひいた博物館があった。 その名も科学・産業博物館(Museum Of Science and Industry)で、頭文字を並べると MOSI 。 ふーむ、まぁここにでも行ってみっか。 ![]() 場所を確認し、トラムに乗って最寄り駅と思われるところまで行った。 着いたのはレンガ造りのくすんだ建物が多い一帯で、市街地っていうより完全な工場地帯。 それもそのはず、このMOSIって、実は産業革命当時、紡績工場か何かだったところを改造した博物館で ミュージアムそれ自体がちょっとした近代化遺産らしいのだ。 着いた着いた。MOSIって看板もある。確かに外見は古そうな建物だ。 ![]() しかし切符売り場がどこなのかよくわからない。 そこで、入口の係員に聞いた。 イ「あー、私はどこでチケットを購入できますか?」 係「入場料は無料です。ただし入場者による寄付は受け付けてますよ?(ニッコリ)」 イ「(こちらもニッコリ)おお、それはサンキュウベリマッチ」 結局、寄付はしなかったが・・・(笑)。 しかしイ課長はズバリ言う。MOSIはすごく面白い。 名称は科学・産業博物館だけど、「産業革命歴史館」的な側面も強く打ち出されてて、 英国の産業近代化をまさに体感できる、というわけだ。 ![]() たとえば産業機械コーナー。 巨大発電機だの、巨大ポンプだの、巨大タービンだのが目白押しで展示されてる。 たぶん展示物のほとんどはレプリカじゃなく、オリジナルの実機のはずなんだよ。存在感が違う。 そこに「ある」ってだけで迫力が感じられる。メカマニアじゃないイ課長もその迫力には打たれる。 見てよこの古めかしい装置。クラシカルなメカならではの造形美があるよねぇ。素晴らしい。 ![]() マンチェスターといえば、リバプールとの間で世界初の実用蒸気機関車が走ったことでも知られてる。 鉄道コーナーにはその歴史的機関車「プラネット号」も展示されてるんだから、鉄道ヲタクも泣いて喜ぶ。 (ただし、これはさすがにレプリカだと思うが) ![]() 航空機コーナーの展示がまた素晴らしいんだワ。 ここもすべて実機が所狭しとばかりにギッシリと置かれている。 すっげぇーーー。いやホントに、びっくりしちまったよイ課長は。 ![]() こんな風に飛行機の中に入ってコックピットも見られる。うおお、コーフンしちゃうぜ。 ![]() 携帯で撮った写真ばっかで、枚数も多くないけど、けっこうスゴいでしょ? 入場料タダ。それでいて、産業機械、鉄道、航空機etc・・・展示内容の充実ぶりは大したもんだよ。 航空機コーナーに限ったって、(空港近くとかじゃなく)街中にある博物館で、こんなに実機を揃えてるのは 他にはワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館くらいじゃないの? これだけ充実した博物館なのに、知名度が低くて入場者もあまり多くないのがちょっと気の毒なくらい。 (ま、その分こちらはゆっくり見学できて嬉しいわけだが) ちなみに、MOSIにはかつて使われてた線路もそのまま残っている。 その線路に、昔の蒸気機関車を実際に走らせて“走行展示”してるわけだ。うおお、すごいぞMOSI! 当時の線路を、蒸気機関車が通る。ううむ、絵になる・・。 ![]() さしたる目的もなく、フラリと行ってみたMOSI。だがイ課長はすっかり感心しちまった。 もっと有名になって、見学者でワンワン混みあう価値が十分にあるミュージアムだと思うよ。 イ課長としてもこのブログを通して、MOSIの知名度アップに微力ながら貢献しようではないか。 寄付してこなかった引け目もあるし・・・(笑)。 他にどんな観光物件があるのか、イ課長もよく知らない街・マンチェスター。 でもMOSIはお勧めできる。特に「近代化遺産萌え」の人には、たまらないだろうなぁ。 イ課長もそういうのキライじゃないから、あちこち見て回るのが楽しかった。 産業革命を牽引した大工業都市・マンチェスターならではの、素晴らしい博物館だと思うよ。 マンチェスターに行かれる方、時間があったらぜひMOSIにお立ち寄りあれ。
by tohoiwanya
| 2013-03-21 10:26
| 2011.11欧州出張
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Comments(6)
男の子向きの観光施設の筆頭はここですかね、やはり。そして産業革命関連で女の子向きといえばWhitworth Art Galleryであるかと思われます。「巨匠たちの英国水彩画展」という名で最近ここの水彩画コレクションが来日しましたが、実はここ、テキスタイルがすごいんです。この地から綿織物がジャンジャン世界各国に送り出されたんだなあと、歴史を感じることのできる膨大なコレクション。ただいま建物を増築中だそうで、仕上がった暁にはパブリックスペースが増えるらしいですよ。
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>男の子向きの観光施設の筆頭はここですかね、やはり
げんまいちゃさん: ココでしょー。もう断然ここですよ。 もし、トホ妻と二人でマンチェスターを再訪することがあったとしたら、 トホ妻はそのテキスタイルの方に放牧しといて、私はもう一度MOSIに行きたい。 っつうか、トホ妻はかなり「近代化遺産萌え」のケがあるので、ヤツもこっちに来るか(笑)。 マンチェスター。1泊しかしなかったから、MOSI以外にネタがないんですよねぇ…。 チャイナタウンなんかもあって、探検すればなかなか面白そうな街だったんだけどなぁ。
懺悔。マップで位置調べちゃいました。まんちぇすたーとか、リバプールって、けっこう北なんですねえ。寒くて大変だから、うまく生きる知恵を考えたというところなのでせうか。
>まんちぇすたーとか、リバプールって、けっこう北なんですねえ
Bきゅうさん: 私も、行く前はマンチェスターって「ロンドンの西の方か?」と思ってたけど、 方角的には北西ないし北北西という感じ。 マンチェスターからは次の日に電車でシェフィールドって街に行ったんですが、 シェフィールドから反対側に同じくらいの距離行くと、2010年出張で行ったリーズ。 そこからさらに同じくらいの距離いくと、先月の出張で行ったハル。 けっこうイギリスの北の方の主要都市に仕事で行ってることに自分で感心した(笑)。
私もここ行ってみたいです!!
大好き、こういう場所。 マンチェスター、我が家の場合は夫はサッカー、私は歴史遺産めぐりかなぁ。 もちろん、食べものを食べ歩く、調べるは当たり前として! ちなみに、イギリスってミュージアムは一部のプライベートなものを除き、 基本無料という方針がかの国の文化的成熟度、懐を大きさを感じます。
>私もここ行ってみたいです!!
ハナトモさん: ここはすごく面白いです。 同じ歴史系ミュージアムでも大昔の王様の肖像画だの、宗教遺跡のカケラだの、 いわゆる「中世・宗教系歴史」の陳列だと、私の場合「ふぅーん…」って感じになるんだけど(笑)、 ここみたいな「近代化遺産系歴史」は個人的にすっごく面白かった。 マンチェスターって、今じゃ現役バリバリの工業都市って感じは希薄だけど こういう歴史資産はタップリありそうな街でしたよ。 |
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