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2013年 04月 03日

ミラノの焼き野菜

やれやれ。
昨年度業務は終了し、報告書も納品したけど、イ課長には最後の会計処理が残ってる。

以前に書いた、航空券買うときの3社相見積りだの、チケットの半券だの、各種領収書だの、
関連書類をカキ集めて、所定の形式に調製する必要がある。調整じゃないよ。調製。
おカミ系の仕事ではこういう四角張った用語をよく使うのだ(笑)。

というわけで、だいぶ気はラクになったが、完全に緩めるわけにもいかないというイ課長。
本日も気楽なネタで更新させていただこう。標題からしてお気楽っぽい(笑)。

2012年3月の欧州出張ではフランクフルト、ブリュッセル、ミラノという順番で3都市を回った。
国でいうとドイツ、ベルギー、イタリアだ。ドイツとベルギーは今やイ課長の出張先として、
すっかり「おなじみの場所」だけど、イタリアは珍しい。出張で行くのはもちろん初めてだったし、
イタリアに入国すること自体、新婚旅行以来、21年ぶりだったもんね。さらに言えば、
ミラノという街に行くのは完全に生まれて初めてだ。

だもんで、ブリュッセルからEasy Jetでミラノ・マルペンサ空港に着いたときは
けっこう緊張していた。初めて来る街で、ただでさえ不案内なのに夜の到着で条件はさらに悪い。
それに、他の国からイタリアに入ると、言っちゃ悪いが「スリやカッパライの多い国に来た」っていう
イメージがあるし・・・(翌朝、これがイメージだけではないことを思い知らされるわけだが)。

空港から中央駅行きのバスに乗る。係員に料金を払って座席に座って発車を待ってた。
しばらくするとイ課長に「降りろ」と言ってるみたいだ。降りるの?なんで?どうして?
「隣のバスが先に出る。だからコレに乗れ(と言ったんだと思う)」
「え?しかし、私の荷物はあちらのバスの中に・・・」
「もう積み替えてあるよ」

中央駅までの約1時間(マルペンサ空港ってけっこう遠いのだ)、バスの中でイ課長の頭には
「荷物、ホントに積み替えてくれたのかなぁ?大丈夫かなぁ~?」という疑念が渦巻いていた。
(ま、結果的にはちゃんと荷物はあったわけだが)

バスを降り、人気の少ない、暗い中央駅前をゴロゴロスーツケースを引きずって、ホテルを探す。
気分はまさにハリネズミのごとき、全身警戒モード。生まれて初めての街・ミラノに来た不安と緊張を
抱えたまま、それでもなんとかホテルを見つけてチェックインできたのである。
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ふぅーー・・しかし腹減ったなー、ノドも渇いた。寝る前に軽く何か食い、ビールを飲みたいぞ。
夜の10時半頃。ホテルに来るまでの道の人気のなさから考えて、飲食店は少なそうだったけど
幸いホテル近くに1軒、開いてるレストランがあったから、エイヤと入ってみた。

ヘヴィーな食事がしたいわけじゃない。メニューを見て(ちなみに、英語のメニューをくれた)、
何にしようかと考えた末にオーダーしたのが「焼き野菜」だったというわけなのである。
そしてもちろんビールだビール。え?大か小かって?大に決まってんじゃん。

焼き野菜ってどんな料理だろうと思ったけど、出されたのは予想通り、野菜を焼いたもの(笑)。
まったくもってシンプルな料理だけど、これが意外にいける。本来は塩か、オリーブオイルか何か
かけて食うのかもしれないけど、何もかけずに食っても、焼いた野菜の甘みがあっておいしい。
ショウガ醤油かなんかあったら、サイコウなんだけどなー。
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焼き野菜を食い、ビールをぐびぐび飲んだら、ようやく少し落ち着いてきた。
見渡してみるとこの店、夜遅いけどけっこう地元客でにぎわってるようだ。
店主はサッカーファンらしい。きっと地元チーム・ACミランあたりのファンなのであろう。

ビールをお代わりした頃から、ようやくイ課長の中で緊張感が消えていくのがわかった。
生まれて初めて来たミラノの街の空気と、イ課長の体とが、なじみ始めたって感じだった。
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初めてのミラノに夜到着し、一人でモソモソと焼き野菜を食うサラリーマン。
イ課長の海外出張では毎度おなじみの、「孤独でわびしい晩飯タイム」ではある。
でも、この時はわびしさの中にも、何となく緊張感から“解凍”されていく自分っていうのが
感じられて、ミラノ到着直後、野菜焼きを食った夜のことは、わりと印象に残ってるんだよ。

もっとも、この「緊張感から解凍される気分」は翌朝にはすぐ吹っ飛ぶことになる。
野菜焼きを食った時はミラノに対して特に恨みは持っていなかったが、今は持ってる(笑)。
詳細は、次回にでも書かせていただこう。
 

  

by tohoiwanya | 2013-04-03 17:33 | 2012.03 欧州出張 | Comments(4)
Commented by 加代子 at 2013-04-04 03:28 x
イタリアは行った事がないですが
友人が声楽の勉強で ミラノにいて 
当時、ジュネーヴに住んでいた私達の所に
何度か遊びにきていました。

農作物の豊富で美味しい所だから 
焼いただけの野菜でも 美味しそうですね^^
ナス・ズッキーネにトマト??
Commented by tohoiwanya at 2013-04-04 11:37
>焼いただけの野菜でも 美味しそうですね^^

加代子さん:
日本人としては「これにちょっと醤油をたらしたら・・」と、つい考えちゃうけど、
調味料全くナシで食べても、それはそれで「焼いた野菜ってウマ味あるんだなぁ」と思った。
本来はどうやって食う料理なんだろう?

スイスとイタリアは山をはさんで接してるんですよねぇ。新婚旅行のときに、
フィレンツェから夜行列車乗って、目がさめて、車窓から見たスイスの風景は
ほんと、冗談のように美しかった(笑)。
 
Commented by みゅげ at 2013-04-11 09:39 x
ミラノは、若い人も老人も男性がおしゃれで、本当に本当に目の保養させて頂いたのですが(笑)
Commented by tohoiwanya at 2013-04-11 17:30
>目の保養させて頂いたのですが(笑)

みゅげさん:
目の保養~?ミラノで?オクサン、冗談いっちゃいけませんよ、あんな盗賊の都(笑)。

男のガワから見たら全然目の保養なんてならない街でしたねぇ・・
ドゥオモ周辺とかはギャルもたくさんいたけど、おそらく他の町(もしくは国)からきた
観光客がほとんどでミラノギャルなんて見かけなかったスよ。
どうせね、盗賊の町・ミラノのギャルなんて、ブスに決まってますよ(←偏見の鬼)
 


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