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2013年 04月 25日

アントワープに行ってみた

書き手の気分次第であちこちに話が飛ぶイ課長ブログ。
ミラノの話からポーランドの話に移ったと思ったら、今日はいきなりベルギーの話かよ。
ちったぁジックリ落ち着いて、ヒトところのことを書き続けたらどうなのだ?というご批判はごもっともだが
大丈夫。このアントワープネタはどうしても続きものになるから、最低でも2回は続く(笑)。

ベルギー第二の都市・アントワープ。オランダ語だとアントウェルペン。最近ではこの言い方が主流?
しかしまぁ、このブログではイ課長が言い慣れた「アントワープ」という表記で統一させていただこう。

アントワープといえば欧州屈指の港町。若い頃の北杜夫もどくとるマンボウ航海でこの街に来た。
若くないイ課長も2012年3月の欧州出張で、ベルギーでの日程に空きが出来たんで日帰りで行ってみた。
アントワープってブリュッセルから近いんだよね。電車で1時間もかからない(約50分くらい)。
そんなに近いんだけど行くチャンスはなかなかなくて、4回目のベルギー出張で初めて実現したことになる。

行ったのは2012年3月6日、朝の9:35にドイツからブリュッセル北駅に到着。そのまま駅を出ずに、荷物は
駅のコインロッカーに預け、アントワープ行きの列車に乗った。ほら、アントワープ行きって書いてあるでしょ?
例の「窓から見える飾り窓」にびっくらコイたのがこの時だ。
アントワープに行ってみた_f0189467_011776.jpg

アントワープ到着は10時50分だった。何でそんなにキチンと覚えてるかっていうと、列車を降りて
地上に出る途中、時計の写真を撮ったからだ(笑)。やたらに豪華な時計なんで、へぇと思って撮ったんだよ。
アントワープに行ってみた_f0189467_022511.jpg

実は時計だけじゃなく、このアントワープ中央駅自体が、チョー絢爛豪華な建築物として知られている。
どんな駅なのか、行く前からちょっと興味があったんだけど、地上フロアに出てみて驚いたよ。
うっひゃーーーー。
アントワープに行ってみた_f0189467_024769.jpg

うっひゃーーーー。すげぇ~、これで駅かよ。どこの宮殿かと見まごうばかり。こりゃ確かに豪華だ。
アントワープに行ってみた_f0189467_031036.jpg

外から見るとこんな感じの駅。テッペンに十字架があれば、どこかの大聖堂かと思っちまう。
もっとも、駅前から続く大通りは工事中で非常に歩きづらく、見た目も悪いが。
アントワープに行ってみた_f0189467_03323.jpg

ただ、面白かったのは、工事現場を覆う塀に、昔のアントワープの写真が貼ってあったことだ。
これ、1920年とか、30年代あたりかなぁ?当時も今も駅の姿は全く変わってないのがわかる。
もっとも、この駅が第二次大戦で一度破壊され、復元されたっていう可能性は十分あるけどね。
(いま発見。写真の左上に1940と書かれているではないか!どこまでバカなんだイ課長!!)
アントワープに行ってみた_f0189467_035128.jpg

中央駅から、市庁舎のある旧市街の方に歩く。
欧州でも有数の港湾都市だけあって、なかなか活気があるね、アントワープって。
アントワープに行ってみた_f0189467_043191.jpg

ところで、アントワープという地名の由来。有名だから、ご存知の方も多いと思うけど、オランダ語だと
「hant(手)+werpen(投げる)」、つまり「手を投げる」だ。昔この地に悪い巨人がいたんだけど
ブラボーって名前のローマ兵がその巨人を退治、手を切り落として投げたという伝説に基づいている。
アントワープ市庁舎前広場には巨人のデッカい手を、今まさに投げんとしているブラボー氏の銅像がある。
アントワープに行ってみた_f0189467_045352.jpg

なかなか勇壮な投擲ポーズだ。それはいいけど、手をチョン切られた巨人の方は?
この銅像には巨人は描かれていないのか?

・・・と思いつつ、銅像の裏の方にまわったら、いたよ。手をチョン切られ、苦しみノタウチまわってる巨人が。
うううう、けっこう凄惨だなぁ。こうなると、何となく巨人がかわいそうに思えてくる。
アントワープに行ってみた_f0189467_053746.jpg

まぁいい。イ課長はブラボー氏を見るためのアントワープに来たわけではないのだ。
由緒あるこの港町に来たら、「絶対にすべきこと」があるのだ。その目標となる場所はブラボー像からも近い。

とにかくそこに行って「絶対にすべきこと」を達成しようではないか。それをしなくちゃアントワープに来た甲斐がない。
というわけで、イ課長のアントワープ紀行。当然、次回に続くのである。


  

by tohoiwanya | 2013-04-25 00:06 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)


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