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2013年 06月 06日

インドにおけるマクドナルドの存在

前回の記事のカラミで、もう一つインドネタを書きたくなったから連続して書くぞ。

様々な宗教の様々な戒律が様々に錯綜するインドでは、食に関するタブーっていうのも様々ある。
特に有名なのは、ヒンズー教徒は牛肉を食わない、イスラム教徒は豚肉を食わないっていうアレだろう。

ヒンズー教徒には牛肉だけでなく、肉全般とにかく食わないっていうベジタリアンも多いみたいだね。
ムンバイのホテルで会食したインド人(ちなみに、日本語が驚くほどうまい人だった)もそうで、
その頃にはイ課長も多少慣れてたから、「あ、そうですか」と言いつつ、自分はまったく遠慮せず
普通に肉入りカレーを食ったけどさ。

これが厳格な不殺生を徹底したジャイナ教徒になるともっとスゴくて、肉も魚も卵も一切ダメ。根菜もダメ。
豆と葉もの野菜くらいしか食わないっていうんだから恐れ入る。まさに究極の“ベジタリアン原理主義”。
こんなインドだから、レストランのメニューは必ず「ベジ」と「ノンベジ」とが明確に分かれている。

そんなインドにも外国資本のファーストフードが進出し、最近ではハンバーガーやピザの店も増えてる。
もっとも、せっかくインドに行って、マクドナルドのハンバーガー食おうなんて気はサラサラ・・・

・・・いや待て。ここで考えてみてほしい。インドのマックって一体ナニを売っているのだ??

日本的に考えればマックの主力商品はハンバーガーだ。売りはビーフ100%。
しかしそれって、ヒンズー教徒にとっちゃ絶対的禁忌だ。ビーフハンバーガーを売ってるとは考えられん。
ってことは豚肉で作ったハンバーガーか?しかしブタはイスラム教徒にとって絶対的禁忌だ。
「ポークハンバーガー」っていう可能性も考えられん。じゃインドのマックは何を売ってるのさ?

考えられるとすれば鶏肉、あるいはフィレオフィッシュみたいな魚肉ってことかなぁ?
あとフライドポテトくらいか。何となく淋しいメニューに思えるのだが。
ビーフもポークもダメな国のマック。ちょっと興味があって、機会があったら一度行ってみたかった。

そのチャンスは意外に早く来た。インド到着初日、例のチャンドニー・チョークから戻ってきた後、
早めに夕飯を食おうとホテル隣のショッピングモールをぶらついてたら、中にマクドナルドがあったんだよ。

他にも美味しそうな店はいろいろあるのに、インドでの最初のメシはマックぅ~??
しかし、この時のイ課長は時差ボケ炸裂、げろげろに眠くて、あまり夕飯に時間をかけたくなかった。
インドのマックがどういうのか興味もあったし、こういう完全管理された大手チェーンで食う方が、
ゲーリー・リスクという点では安全かもしれんし。もういい、眠いからマックだマック。

予想通り、商品にはビーフもポークもなく、目についたのはChickenの文字。ほう、やっぱり鶏肉できたか。
で、マックチキンサンド・クラシックという、聞いたことのない商品を注文。あとポテトとコーラね。これは
世界中のマックの共通メニュー(のはずだ)。
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さて、このマックチキンサンド・クラシック。食ってみると、ささみカツバーガーって感じの、チキンカツサンド。
タンドリーチキンみたいなスパイスたっぷりのチキンとは全然違う、ソフトなお味だったのはやや意外だ。

ちなみに、イ課長はこの時とにかく眠くて、あまりメニューをチェックせず、「チキン」の文字があるヤツを
注文したんだけど、実際にはインドのマックにはもっと「インドならでは」のメニューがあるらしいんだよね。
たとえば「マハラジャバーガー」。ネーミングがちょっと笑える。これはやはり鶏肉ハンバーガーを使った
ボリュームたっぷりのハンバーガーで、早い話、ビッグマックの「鶏肉版」と思えばいいらしい。
他にもある。たとえば「ベジバーガー」ってナンだと思う?

ベジバーガー。ベジタブルバーガーのことだろう、それはわかる。直訳すれば野菜バーガー、それもわかる。
しかし野菜だけがはさまったハンバーガーってナンですかそれ??想像がつきません。

これ、話によると要するに「コロッケサンド」みたいなもんらしい。
なるほど、それなら確かに肉は一切使わず野菜だけだから、ベジタリアンの禁忌にふれることもないか。
チキンサンド以上に「インドらしい」といえばいえる。せっかくだからインドでベジバーガーを食っときゃ
よかったな、という後悔もちょびっとある。しかしあくまでもちょびっとだけだ。

だって、結局はコロッケサンドだろ?何もわざわざインドで食わなくたって・・・と思うじゃん?もっとも
そういう意味じゃ、チキンカツサンドをインドで食う必然性があったのか、やはり疑問だが(笑)。

「ビーフもポークもダメな国のマック」、こんな感じなのでありました。
え?考察が浅い?写真が足りない?勘弁しちくり、とにかくこの時は時差ボケで眠くてしょうがなかったのヨ。
チキンサンド食って、部屋に戻ったらビールも飲まずに(入手もできなかったが)、まだ外が明るいうちに
ばったり倒れるように寝た、インド到着初日のイ課長なのでありました。
 
 


by tohoiwanya | 2013-06-06 00:17 | 2012.10 インド出張 | Comments(8)
Commented by Bきゅう at 2013-06-06 21:09 x
マック、気になりますよ〜。こういうのって、国によって味が違うもん。ポテトにつけるものは、何かスパイシーなものがあったのでしょうか。それとも、ケチャップ?
Commented by tohoiwanya at 2013-06-07 15:18
>気になりますよ〜。こういうのって、国によって味が違うもん

Bきゅうさん:
私はとにかく「ウシ・ブタがだめで、ナニを売るんだろう?」っていう興味が大きくて、
「ああ、やっぱり鶏肉なんだ」と判明した時点で、味の探求は半分どうでもよくなってた(笑)。
しかし、どうせトリなら、タンドリーチキンサンドにしてほしかったって気がするなぁ。

ちなみに、ポテトにつけるものは普通のケチャップでした。
なにか特殊なものは・・・なかったんじゃないかなぁ?(←実はあまりキチンと検証してない)
 
Commented by 加代子 at 2013-06-07 16:10 x
考えてみたら インドにマクドナルドがあるのが驚きです。
そうですよね、鶏肉と野菜しかないわァ・・・・
それにしても商魂逞しいです。
マックは初めてジュネーヴに登場した時に
食べたきりで ノルウェーでも食べた事はないです。
こちらでのお値段見たら 食べる気も失せます。
因みにインドでは 普通の鶏肉マックは如何ほど?
Commented by chirichiriatama at 2013-06-08 08:54
はじめまして!
おもしろいですね~!私もアジアにいたときはゲーリーリスクにいつも怯えて暮らしていました(*´ω`*)
またおじゃまします(*^_^*)
Commented by tohoiwanya at 2013-06-09 00:49
>インドでは 普通の鶏肉マックは如何ほど?

加代子さん:
そう、値段。これは重要な問題。でも忘れちゃいました(←バカ)。
日本でハンバーガー+ポテト+ドリンクのセットを頼むと、たぶん500円くらいは
するはずですが、インドの場合はそれよりはちょっと安かったはず。かといって
びっくりするほど安くもなかったはずだから、数百円くらいはしたはずです。
インドでマクドナルドに来るのはお金持ちだけ、らしいですな・・・。
 
Commented by tohoiwanya at 2013-06-09 00:59
>ゲーリーリスクにいつも怯えて暮らしていました

チリチリ有田さん:
初めまして、といってもサラリーマン・ジャンルのランキング上位の常連でおられるから
お名前はよく存じておりました。コメントいただき光栄です。

私がブッ倒れちゃったら誰も代わりがいないから、ゲーリー・リスクはホントに怖くて、
毎日「今日はまだ大丈夫だ」とホッとし続けてました。メシの時、現地の人から
「サラダどうぞ」なんて言われて、生野菜イヤですなんて言えないですからねぇ。
 

Commented by marco at 2013-06-12 01:44 x
朝早く着いてお腹が空いていて、道端のチャイ売りのおっさんからチャイ飲めば満足な私なのに今回連れがいて(;;;)インドのマック入りましたっけ~。朝マックみたいなセット買って食べたけど(私はコーヒーだけだった気がする)値段を換算したら「やっぱりちょっと高いね」と言ったのは覚えているので、やっぱりちょっと高かったんでしょう。。。
それよりマックおじさんに毎回異文化を感じたのです。。。
http://ameblo.jp/vegemite-vs-marmite/entry-11430028621.html
ヨガしてるおじさんなんていたら素敵だったのに。
Commented by tohoiwanya at 2013-06-12 18:04
>値段を換算したら「やっぱりちょっと高いね」

marcoさん:
あーインドのマックの値段、記録しておくんだった。
まぁこう言っちゃナンだけど、インドの普通の庶民は食えない値段なんだと思いますよ。
昔、北京のマクドナルドが出来た当時もそんなこと言われたもんでしたが。

しかしドナルドおじさんのお国柄ポーズ、おもろいっすね。
次回海外に行ったらメニュー内容はもちろんだけど、ドナルドおじさんの
姿態?にも注目してきまっす。
 


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