2013年 09月 13日

話しかけよう挨拶しよう

6月にベトナムとタイに行ったときの話。

サイゴンではベンタイン市場近くのホテルに泊まったんだけど、周辺を歩いてると、やたらと
頭にスカーフを巻いた女性が多い。スカーフを巻いてるってことはイスラム教徒だろうから
地元のベトナム女性ではないはず。

ベトナムに近いイスラム教国っていうと、インドネシアか?マレーシアか?
どちらにせよ、「その国」からの旅行者がやけに多いんで、ちょっとびっくりした。
イ課長が泊まったホテルにもけっこういたね(下の写真にも写ってる)。
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サイゴン2泊目の夜。
やはりスカーフを巻いた母親+息子とホテルのエレベーターで乗り合わせた。
男の子は11〜12歳ってところかな。日本だったら小学校高学年くらい。
彼が着てるTシャツの胸のプリントを見たら、ははぁ〜・・・これ、たしかマレーシアの国旗だ。
なーるほど、マレーシア人だったんだ。

その男の子に話しかけてみたくなった。もちろん英語を使うしかない。

「From Malaysia?(マレーシアから来たの?)」
「・・・Yes」

いきなり見知らぬガイジンから話しかけられたにもかかわらず、ちゃんと英語で答えてくれた。
なかなか聡明な男の子だ。

今度は彼が英語で質問してきた。「Where are you from?(あなたはどこから来たの?)」
「From Japan(日本から)」
「Japan・・・・」

先に彼らのフロアにエレベーターが停まり、そのマレーシアの母子が降りた。

「Good night(おやすみ)」
「Good night」
手を振って別れた。ただそれだけの話。お母さんの方とは全く話をしなかった(笑)。

モジモジ、オドオドしない子で、好感が持てた。きっとアタマのいい子なんだろう。
彼にとって、あれが初めての海外渡航で、ナマの日本人と話をしたのもイ課長が初めてだった
可能性は十分ある。彼の方でも「あの時、サイゴンのホテルで話しかけてきた日本人」のことを
覚えててくれるかな?・・・と、ちょっと思った。


その約1週間後。バンコクのスワンナプーム空港から日本への帰国便に乗った。
空港の出国審査の長い行列に並んでいるとき、イ課長の後ろの女の子がやけにソワソワしてた。
隣の列に並んだ友達の方が先に進んでるから、あせってるんだね。

どんな子だ?と思ってちょっと後ろを振り向いたら、その子とイ課長の目が合った。
ソワソワあせってるところを見られて、ちょっと恥ずかしかったのか、その子が「てへっ」って感じで
照れ笑いした。若い東アジア系の女の子だ。大学生くらいかな?でも日本人ではあるまい。
ここでまた話しかけてみたくなったから、英語で聞いてみた。

「From China? or Taiwan? Hong Kong?・・(中国から?それとも台湾?香港?)」

これだけ言えばどれか当たると思った(笑)。
見知らぬガイジンから話しかけられて、ちょっと驚いたようだったけど、彼女はすぐ答えてくれた。

「・・・from Korea(韓国からです)」
「Oh, Korea・・・」
「Where are you from?」
「From Japan」
「Ah・・・ コ ン バ ン ワ 」
「あははは、감사합니다(カムサハムニダ)」

日本語で「こんばんは」が言えるんだ。こっちは韓国語の「こんばんは」なんて知らないよ。
夜なんだから、彼女の挨拶が実に適切なものだったのに対し、「ありがとうございます」なんて
間の抜けた韓国語しか出てこないイ課長は完敗だ(笑)。

バンコクの空港で韓国人女子とちょっと話しをしたと、ま、ただそれだけの話なんだけどさ。
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でも欧米だとあんまりやらないんだよね。知らない人に話しかけるっていうことを。
なにせ、相手の方がイ課長より英語上級者である可能性が極めて高いからねぇ。
でもアジアだと(特に相手がコドモなんかだと)お互いの英語レベルが近そうだから
ちょっと話しかけてみようかって気になる。

しかしこんな短い会話でも、相手の国に対する印象には影響すると思うんだよ。
イ課長はマレーシアに行ったことがない。サイゴンで話したあのマレーシア人の男の子は
この地球上でイ課長が言語コミュニケートした唯一のマレーシア人ってことになるわけだが、
「マレーシアにはしつけのいい聡明な子が多いんだろう」と思うに十分な印象を残してくれた。

スワンナプーム空港の韓国人女子はさすがに「話したことがある唯一の韓国人」ではないが、
英語・日本語・韓国語が入り混じった、短いけど楽しい会話(挨拶)で、これまた印象深い。
こういうのって「お互いに今ガイコクにいる」という状況も強く影響してるよね。

自分は一人、相手も一人(か少人数)、場所は第三国で、共通言語は両者にとって外国語。
そんな状況で、見知らぬ外国人と言葉を交わすのって、なぜか新鮮で記憶に残るようだ。
そういう時、話しかけた相手を嫌いになることはまずないだろうし、相手から嫌われることも
まずないと思う。ごく短い会話でも不思議と心に残る。今回の経験からも、そう思う。

確かに、そう頻繁にあるシチュエーションじゃない。
でも、今後機会があれば、外国で、また知らない誰かに話しかけてみよう、とイ課長は思う。
それがどこの国の人であるにせよ、ほんのちょっとした会話を交わすだけで、“その国”が
少し親しいものになるからね、きっと。

これは個人的な推測だけど、新大久保で韓国人向けヘイトスピーチを連日ガナッている
病んだ日本人たち、たぶん韓国の人と心に残る会話なんて一度も交わしたことがないんだろう。
まぁ同じことは、中国や韓国の「反日な人々」についても言えるんだろうけど。


  
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by tohoiwanya | 2013-09-13 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by marco at 2013-09-13 00:29 x
やはりアジア系で“女の子”って話しかけやすいですか?
私は人間離れ・・・おっと日本人離れしてるせいかよく日本人から英語で話しかけられます。座ってるとチビなだけの大人ってのも分からないし顔が幼稚なせいか子供と思われる(?)のかも(シワありまんがな)。

で、どこかの空港で男性数人から「荷物見ててくれますか?」を何度か言われた事ありますが、ほとんどがジェスチャーで笑えたー。
私、日本人なんだけど・・・。
でも信用されやすいって事かなっていいようにとらえ(実際そうでしょ?)「OK!」ってトイレに行く後ろ姿を見守った事何度かありますねぇ。
Commented by tohoiwanya at 2013-09-13 11:18
>やはりアジア系で“女の子”って話しかけやすいですか?

marcoさん:
話しかけやすさっていう点なら性別はあんまり関係ないですねぇ。強いて言えば
「英語が母国語じゃなさそう」で「若い(ないしコドモ)」だと話しかけやすいかな。

ただ、お話のように「荷物を見てて」なんていう場合は女性か、カップルに
頼むでしょうね。ヤロウ一人ないしヤロウ団体っていうのは避ける。
相手が男だと荷物持ち逃げされるリスクもないとはいえないし(笑)。
一度、羽田空港で「トイレにいく間、荷物見てて」って頼んだことありますけど、
それは行列で私の後ろに並んでいた日本人女子二人連れに頼んだ。


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