2013年 10月 11日

ワルシャワ・文化科学宮殿

「ワルシャワといやぁ、やっぱコレ」というタテモノとなると、そりゃもうコレしかないでしょう。
ワルシャワ中央駅のすぐとなりにある、ワルシャワのランドマーク、文化科学宮殿。
スターリン時代にソ連が“子分”のポーランドに寄贈したもので、完成は1955年なんだと。

最初にショパン空港から中央駅に来たとき。そしてクラクフからワルシャワに戻ってきたとき。
ナニはさておき、この建物を見上げて「ああワルシャワに来たなぁ」という気分になったもんだ。
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まったく、惚れ惚れするほどガチガチのスターリン・ゴシック。インパクトある外観だよなー。
日本ではもちろんだが、西ヨーロッパでもこんな建物にお目にかかることはないから
イ課長としてはぜひ実物を見てみたかった。

・・と思いながら、さきほどWikipediaを調べて初めて知ったんだけどさ・・・

「スターリン様式」と「スターリン・ゴシック」って、意味が異なる言葉だったんだ!知らんかった!
「スターリン様式」の中でも特に重厚な高層建築を「スターリンゴシック」っていうみたいで、
スターリン・ゴシックとされる建築物って、モスクワ市内の7箇所と、ワルシャワのコレと、
世界に8棟だけみたいなんだよ(スターリン様式ということなら、もっとたくさんある)。
すげー貴重な機会だったわけだ。いやーこんなブログでも書いてると勉強になるなぁ(笑)。
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もっともソ連から寄贈されたっていう経緯もあって、この建物、ワルシャワ市民には不評。
「スターリンの墓石」なんて芳しくないアダ名をつけられ、さらにこんなジョークまであるらしい。

「どこに行くんだい?」
「文化科学宮殿さ。あそこに行けばあの宮殿を見なくて済むからね」


まぁソ連支配のイヤな記憶を持つワルシャワ市民としては、そう言いたくなる気持ちもわかる。
しかしここまで特徴的で立派な建物。イ課長はけっこう好き・・というか、眺めずにはいられないよね。

近くに行って見ると、「社会主義でござんすよ!」という感じの意匠が今となってはちょっとレア。
こういう労働者の巨大石像なんかもその一つだ。左手に持つのは削岩機か?
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隣にあるこの女性労働者の像が特にスゴい。よくアール・デコ建築なんかにくっついてるような
フニャラけた妖精ちゃんなんかとは大違いのたくましさ。右手に持ってるものは何だろう?
いずれにせよ社会主義国家を支える女性労働者たるもの、このくらいじゃなきゃダメなのである。
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この文化科学宮殿の前の広場、開催直前だったサッカー欧州選手権のイベント広場みたいに
なってて、コンサートやら何やらで夜まで賑やかだった。ちょっとうるさかったけどね(笑)。
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それでも夕方から夜にかけての文化科学宮殿は夕焼けをバックにシルエットになったり、
ライトアップされたりで、いろんな表情が見えて美しかったなぁ。
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モスクワにある7棟(ちなみに、その7つのビルはセブン・シスターズと称されるんだとか)と、
ワルシャワ文化科学宮殿と、(Wikipediaによれば)世界に8つしかないスターリン・ゴシック。
モスクワ以外で見られる唯一のスターリン・ゴシックっていうことになる。
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ワルシャワ市民には不評かもしれないけど、この建物はぜひ残しておいて欲しいなぁと
深く願うイ課長なのである。

 
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by tohoiwanya | 2013-10-11 00:03 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(0)


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