2014年 01月 23日

健全と不健全のはざまで

日本以外でイ課長がマッサージしてもらったことがある国って、東南アジアに集中してる。
タイと台湾がダントツに多くて、あとシンガポール、バリ島、ベトナムあたりか。
バンコクや台北に関しちゃマッサージは完全に「その街に行く楽しみの一つ」になってるね。

しかし東南アジアのマッサージ店がすべからく健全とは限らない。妖しい風俗系だってあるわけで
バンコクなんかはその両者が混在してる。健全な目的で健全店に、不健全な目的で不健全店に
行く分には何の問題もないけど、これを間違えるとどちらの目的でも困る。識別する必要がある。
本日は東南アジアのマッサージにおける「健全」と「不健全」の識別について書こう。

店の正面がガラス張り、足の裏だの価格表だのが描いてあって、ガラスの向こうは長椅子がズラリ・・
みたいな店は、確実に健全店と見なせる。内側からみるとこんな感じの店(下はバンコクの店)。
ただ、正面がガラスでも中はカウンターがポツンとあるだけ、なんて店はやや危険と思われる。
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中が全然見えない店となると、これはもうヤバいよ。見れば直感的にわかる。たとえば下の写真。
年末バンコク旅行で泊まったホテルのすぐそばにあった店で、これを健全店と思う人はいないだろう。
イ課長だって思わないよ。店の中は全然見えないし、店名がコレだし(笑)。限りなく不健全っぽい。
ま、「健康マッサージ」なんて間違いやすい店名よりは、こっちの方がずっとわかりやすいけどね。
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バンコクではこんな看板も見た。こういうのも非常にわかりやすくて親切だと思う。
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風俗産業で有名なバンコク。不健全系の店も多いんだろうけど、店構えや店名をちゃんと見れば
間違える可能性は低いと思う。もっとも、間違えたフリして入りたいというなら話は別だが(笑)。

健全・不健全の判断が困難だったのは意外にもベトナムだ。
社会主義国のベトナムに不健全マッサージ屋なんてあるの?と思うけど、これがけっこうあるらしい。
ま、「不健全」の度合にもいろいろあるんだろうけどね。

実際、夜のサイゴンの街を歩いてたら、マッサージ屋の前でアオザイを着たネエちゃんがイ課長を狙って
チラシをくれた。化粧の濃い、そのアオザイ姉ちゃんの様子といい、男性だけにチラシを配る様子といい
あれは率直に言ってかな~~りアヤシかった。ベトナムにも“不健全リスク”はあるのだ。

でも、ベトナムで一度はマッサージしてもらいたいと思ってたんだよ。もちろん健全な方をね。
ベトナムじゃ毎日歩き回って足が疲れてたし、最後の滞在地ハノイではマッサージをうけたかった。
タイのマッサージとどう違うのかという点でも興味あったし。

で、「地球の歩き方」に紹介されてたハノイの健全マッサージ屋に行ってみることにした。
しかし、ソコにあるはずの店がどう探してもない。うーむ、ひょっとして閉店しちゃったのかも。
でも近くでほかのマッサージ屋を探すっつうてもなぁ・・・・

            おっ?
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看板があるぞ。 FOOT MASSA  GE と三行にわけて書かれた赤いネオンが極めて妖しげだが。
まぁ健全店かどうか、一応覗いてみるだけ覗いてみて・・・・

ところがこの店、道路に面しては存在してないんだよ。路地の奥の方にあるらしい。
暗くて狭い路地だ。こんなところにマッサージ屋があるのかい??

う・・・薄暗い路地の奥で光るアヤシい看板。こうなると通行人のフリして中を覗くのも難しい。
これはさすがにヤバいだろー。不健全そうな匂いぷんぷんだぞ。ここは良識あるオトナの判断で
やめとくよな?当然だよな?心の中の“天使のイ課長”がそう忠告するのが聞こえた。
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じゃ、ここまで来て撤退か?看板の写真だけ撮って「妖しそうなので入らずに帰りました」なんて
情けねぇ報告をブログに書くのか?路地の奥にあるってだけで不健全と決める理由はどこにもねぇだろ。
入っちゃえ、入っちゃえ!命とられるわけじゃあるまいし!“悪魔のイ課長”のささやきも聞こえた。

結局、イ課長はこの店に突入した。思いきったねー。
なにせ歩き疲れてたし、イチかバチかでまともなマッサージをしてもらえる可能性に賭けた。

もし不健全系だったらどうするかって?そりゃね、イ課長にだって心身壮健な青年時代はあったけど、
それは遠いジュラ紀の頃の話で、今や枯れ果てた老人に近い。ある意味、気楽だ(笑)。
最悪の場合、多少カネ取られてもとにかく断って出てくりゃいいじゃん、と腹をくくった。

中に入ると長椅子がズラリどころか、カウンターがポツン。うう・・・こりゃ不健全っぽいパターンだ。
ヒマそうだったニイちゃんたちの一人がマッサージコースの料金表を見せ、一人が誰か(たぶん施術者)を
呼びに行ったり、ワタワタ動き始めた。そのあとちょっと待たされたけど、その頃にはもう68%くらいの確率で
ここは不健全店だろうと思ったよ(そう思いながらも記録のためにカウンターの写真を撮る冷静なイ課長)。
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マッサージャーは女性のはずだ(これは大体どこの国でもそうだ)。
アラレもないカッコした、厚化粧の、太ったおばさんがこの階段の途中のところからニタニタしながら
イ課長を手招きするという幻想に悩まされ始めた。うう・・・・ううう。
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やがて降りてきたのは赤いブラウス姿の、ほっそりした、まだ若くて化粧っ気の薄い女性だ。
2階に案内されると、カーテンで仕切られた部屋にマッサージ用の長椅子が2台並んでいる。
ここで初めてイ課長は「あ、これは大丈夫かも」と思い始めた。アヤシい店なら同じ部屋に長椅子を
複数並べることなんてないよ。どう考えたって“個室形式”のはずだからね。

結論から言うと、この店はまったくの健全店で(おや?アナタはどんな記事を期待してたんですか?)
施術者も上手だった。たしかフォーさんっていう名前で、すごくまじめにマッサージしてくれた。
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フットマッサージ90分のはずが、足だけじゃなく腕とか肩もやってくれた。他に客がいないからサービスで
延長してくれたのかなと思うくらいの超充実の施術(実際にはちゃんと90分だったんだと思う)。
ちなみに、マッサージ代は30万ドン。フォーさんへのチップに10万ドン。両方足しても日本円で2000円。
90分たっぷりマッサージしてもらってチップ乗せて2000円は安い。日本だったら1万円くらいはするだろう。
東南アジアのマッサージはこの安さも魅力の一つなのである。

フォーさんの店、名前は知らないけど位置は大体覚えてる。ハノイの旧市街にあるマッサージ店だ。
路地の奥にある看板のたたずまいだけ見れば、誰でも「これはアヤシい」と思って引き返したくなるけど
実は健全店です。大丈夫です。イ課長が蛮勇をふるって確認しました。

というわけで、要するに東南アジアでは「健全マッサージ」と「不健全マッサージ」との識別が重要。
これまでの経験ではベトナムが最もその識別が難しく、イ課長の中で天使と悪魔の激しい葛藤があったと。
本日はそういう貴重な教訓を含んだ、とってもためになるお話でした(笑)。




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by tohoiwanya | 2014-01-23 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
Commented by シトリン at 2014-01-23 00:18 x
私もバンコクで手洗い古式マッサージを皆で受けました
1時間700円
あり得ね―――値段でバキバキやられました(笑)
しかし
ベトナムでフォーさんってwwwwww
Commented by tohoiwanya at 2014-01-23 10:41
>あり得ね―――値段でバキバキやられました

シトリンさん:
700円っていうと、230バーツくらい?それ、バンコクにしても安すぎない?(笑)
私がやったときは2時間で380バーツだったから1200円弱、ま、どっちにしろ安いか。

女性の名前はフォンさんだったかもしれないって気がするんだけど、
ハッキリ覚えてない。「この店、どうやら健全っぽい」と思ってホッとするあまり、
名前聞いてもキチンと記憶してなかったと思われます。
Commented by ぴき at 2014-01-23 20:00 x
不健全(コピペ)、の定義はなんなんですう?
Commented by tohoiwanya at 2014-01-24 11:48
>定義はなんなんですう?

ぴきさん:
あーそんな難しい質問を・・。

まぁ一言で言えば「何らかの性的なサービスが付随したマッサージ」って
ことになるでしょうねぇ。もちろん「何らかの性的なサービス」にもいろいろ
種類はあるんだろうけど、詳しくは、もっと詳しい人に聞いてください(笑)。
 
Commented by マダムKenwan at 2014-02-02 04:31 x
タイ、きっと一生行けないんじゃないかと思うので
どん詰まりの奥まで勇気を出して行って下さって
写真撮ってきたイ課長さんに拍手!です。

最後から2枚目の階段の写真、
>アラレもないカッコした、厚化粧の、太ったおばさんがこの階段の途中のところからニタニタしながら(後略)

の件には笑いました。
いかにもありそうで

いや、それにしてもお客商売しているのだから
この階段、掃除とかしないのでしょうかねぇ
Commented by tohoiwanya at 2014-02-02 16:46
>タイ、きっと一生行けないんじゃないかと思うので

マダムKenwanさん:
そんなことおっしゃらず、東南アジア、一度ゆっくりおいでください。
ベトナムとかタイとか、いいですよーーー?特にベトナムなんて、我々の年代だと
「子供の頃の、貧しかった日本」と重なる部分がまだ濃厚に残ってて、
街を歩いてるだけで何となく懐かしくなる。西欧人観光客もワンサと来てて、
ドイツ人あたりもたくさんいました。タイでドイツ語聞くと、なんかヘンな気分でした。


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