2014年 03月 18日

タージ・マハルというところ その3

タージ・マハルの“本堂”の真ん中には門と同じように凹んだ半球ドーム天井の入口がある。
あの門の半球ドームもデカかったが、この本堂の入口ドームは輪をかけてデカい(と思う)。
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遠くから見るとそのデカさがよくわかる。入場の列を作ってる人間がほとんどアリンコの
行列みたいに見えるでしょ?圧倒的にデカいんだよ。
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タージ・マハルは内部も見学できるんだけど、唯一の入口がここ。
イ課長もシンさんと一緒に入ることにした。アリンコの列に加わったというわけだ。

その前に準備。内部に入るのにクツを脱ぐ必要はないけど、渡される袋を靴にかぶせる必要がある。
この日、イ課長はサンダル履いてたんだけど、やはりかぶせる。
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ガイドのシンさんも同様に靴に袋をかぶせた。
中に入る前にシンさんが壁の紋様の前でポーズをとってくれたので1枚。
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それにしても近くから見るとタージ・マハルってびっくりするほど華麗な装飾に満ちてて、
その凝りかたがスゴい。これも描いたんじゃなく、色のついた何かを欲しい形に切っていちいち
大理石に貼ってるよね。こういうの象嵌細工っていうのか?
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さらにたまげたのは入り口の格子戸?だ。
編み目模様みたいになってるから、日本人的感覚だと木で組んで格子にしたんだろうと思ってしまう。
しかし、これ、明らかに石だよ!!こういう格子戸まで白大理石でトータル・コーディネートされてる。
大きな大理石の板に1個1個、ハチの巣型の穴を開けた(というか彫った)ってことだ。ひーーー。
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観光客たちはタージ・マハルの中を早く見たくて、あんまり入り口の格子戸なんて見てないけど、
大昔にインドの石工たち(当然一人ではあるまい)がひたすら石をコチコチ彫ってこの石の格子戸を
作ったかと思うと、イ課長は目眩いがしそうだったぜ。
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さて、いよいよタージ・マハルの中に入るわけだが、内部は撮影禁止なので写真はない。
一応イ課長が簡単に説明しよう。

中に入ると中央にシャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの棺が見えるようになってる。
(もっとも、本物はもっと地下?にあるらしくて、見られるのはレプリカみたいだが)
立派なお墓を作ってくださいねと言って死んだ女房と、その遺言のレベルをはるかに超えて
世界に二つとない墓を作っちまった亭主の棺が並んでいるというわけだ。

外が明るいわりにタージ・マハルの内部はコレといった照明もなく、わりと暗い。
おそらく中も巨大な空間に華麗な装飾がワンサとあるんだろうけど、ハッキリ言ってよく見えない。
それにとにかく中は風もなくて暑いうえに観光客がワンワンいてますます暑い。
二人の棺以外に特に見るべきものもない(と思う)し、ここはサッサと外に出て涼もうよ。

というわけで外に出た。
入る時は全員正面側の入り口から入るけど、出口は裏側、つまりヤムナー川に面したガワから出る。
ここは日陰になってて涼しいし、見晴らしもよくて、中にいるよりココにいる方がずっと気持ちいい。
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ここでイ課長は一つの結論に達したことになる。
タージ・マハルは中から見るより外から見るに限るという結論だ(笑)。

この裏側のテラスから間近に見るタージ・マハルの装飾には改めて驚かされるよ。
出口のワクがこうやってビッシリと(おそらくコーランの文句が)アラビア文字?で飾られてるのは
まぁ予想の範囲だとしても、だね・・・。
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またまたぶったまげたのはこの天井の半球アーチだよ。
よく見てごらん?この半球天井、ただキレイに白大理石を貼りあわせたっていうだけじゃなく、
ちゃんと1個1個浮き彫りの模様があって、それがキチンと組み合わされて全体の模様を構成している。
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いやもうなんという凝りかた。
さっきの石の格子戸といい、このドーム天井の浮き彫りといい、スゴすぎる。
こういうのはタージ・マハルを正面から撮った典型的観光写真だけじゃわからない部分で、
間近から実物を見てこその驚きだ。やっぱり実物のチカラというのはすごいのだ。

内部は暗くてよく見えないけど、外観については驚きが尽きないタージ・マハル。
さっき、その内部にムムターズ・マハルとシャー・ジャハーンの棺が並んで安置されてる、と書いた。
そう聞くと何となくこの夫婦は「あるべきところにある」「二人も喜んでいるだろう」と思うよね?
だがシャー・ジャハーンにとってはタージ・マハルの中に愛妻ムムターズ・マハルと並んで眠ることが
本当の理想の姿ではなかったと思われる。

何せタージ・マハルにはけっこう感動しちまったイ課長だからね。
シャー・ジャハーンの理想については次回説明しようと思うのである(まだ続くのかい!)。


 

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by tohoiwanya | 2014-03-18 00:03 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
Commented by Bきゅう犬 at 2014-03-19 06:05 x
裸足でなくてよいのか、、よかった、よかった。

>それにとにかく中は風もなくて暑いうえに観光客がワンワンいてますます暑い。

ううう、、、もしかして、くさいの?(また同じ質問だ)
でも、中は見る必要ないんですね。これは楽勝かも(どういう意味だ?)。それにしても、きれいな建物。
Commented by tohoiwanya at 2014-03-19 13:09
>もしかして、くさいの?(また同じ質問だ)

Bきゅうさん:
Bきゅうさん、よっぽど過去に「遺跡建築物臭のトラウマ」があるんスね。
確かに人はいっぱいいたけど、特に臭いは気がつかなかったなぁ?
何せ建材が大理石だから腐るものでもないし、作られたのが17世紀頃のはずで、
ヨーロッパのゴシック聖堂なんかより何世紀も新しい。「臭い遺跡」って感じは
全然ないっすよ(臭い遺跡自体を知らないけど)。
Commented by hanatomo31 at 2014-03-19 13:18
イ課長さんのタージマハルに関する一連の記事は本当に素晴らしいわ。
私も過去のタージマハル訪問記を書こうと思っていたけれど、もう、
この記事が良く出来ているので、書くことはないような気がします。(笑)
私はなにか違うインドネタでいこう。
Commented by tohoiwanya at 2014-03-20 13:37
>この記事が良く出来ているので、書くことはないような気がします

ハナトモさん:
あ、ずるい(笑)。
インド出張中、マル一日フリーというチャンスは土曜一日しかなかったので
もう何としても見ようと思ってました。たとえ片道5時間ドライブだとしても。
本来ならアグラに1泊して、もっとゆっくり見学できたらよかったんだけど。
満月の夜だけ特別公開されるっていうのもちょっと見てみたいですけどねぇ~。

でも、何せ出張のスキマに行った観光だったから、タージ・マハル以外にはホントに
これといってハデなネタがない。ハナトモさんのインド記事に期待しております。
 


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