2014年 06月 16日

サイゴン市バス・ナゾのお釣り硬貨

前回の続き。
ベンタイン市場に続いてイ課長が目指したのはチョロン地区にあるビンタイ市場というところなのである。
名前が似てるけど別物。前回行ったのはベンタイン市場。これから行くのはビンタイ市場。

チョロン地区はベンタイン市場前からバスに乗って行くのが便利・・・とガイドブックには書いてあった。
しかし、どこの国でもそうだけどバスっつうのは路線がたくさんあって、慣れないガイジンがスイスイと
乗りこなすのは難しい。ましてやこっちはベトナム観光初日。だいじょぶかね?

とにかくベンタイン市場の反対側にバスターミナルというのがあるらしいから行ってみよう。
そこに行くためにはバイクだらけの広いロータリーをバイクにぶつからないよう横断せねばならない。
慣れないうちはコワい(慣れても簡単ではないが)。しかし横断せねば何もできない。決然と横断する。
こうして段々とイ課長のカラダがベトナムになじんでいくのである。

バイクにひかれずにバスターミナルになんとかたどり着いた。
ガイドブックによるとチョロン行きのバスは「1番」というわかりやすい番号らしいんだけど、1番のバスが
どこにいて、どこから乗りゃいいんだかさっぱり・・・
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・・と思っていたら、目の前に1番のバスがヌッと停車し、そこにワラワラと人が乗り込む。
え?あ、なに?これに乗るの?たぶんそうだよね?よくわからんがイ課長も乗り込む。
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意外にも(といっては失礼だが)、このバス、車内は冷房も効いてるし広告用モニターなんかもあって
日本の路線バスなんかよりよっぽど立派だ。こりゃ驚いた。あとで聞いたら、1番の路線っていうのは
利用者も多いし、なにせ「1番」だから、最新式の車両が導入されてるらしい。
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ちなみにバス代は5000ドン、つまり25円。2万ドン札を出したら硬貨を3枚をお釣りにくれた。
硬貨には5000という数字が書いてある。5000ドン硬貨ということなのであろう。それを3枚もらって
お釣りは15,000ドン。別に悩む問題でもない。
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だがこの3枚の5000ドン硬貨(なのかなぁ?)でイ課長はその後ベトナムにいる間じゅう悩むことになる。

この硬貨、一枚5000ドン分の価値を有するはずなんだけど、5000ドン分何かを買うのには使えないんだよ。
どこに行っても「これはダメ」って言って受け取りを拒否される。なぜ??
(下の写真に写ってるのがモンダイの硬貨)
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ある店で「これはバンクにいかなきゃダメだよ」って言われたから、もしかするとこれ、「バスのお釣り用」に
作られた便宜上のコインというか、一種のトークンなのかも。運転手がイチイチお釣りをお札(つまり本当のお金)で
払うのが面倒だからそういう「バスお釣り専用コイン」を用意したんじゃないかな?

とすれば、このコインは缶ビール買ったりフォーを食ったりするのには使えないけど、バスに乗るという
用途であれば使用できるのかも・・・と今になってみれば思う。チョロンから帰りのバスに乗るとき、
このナゾの硬貨を渡せばバス用として使えるのかどうか実験ができた。

しかしその時にはイ課長はこれを5000ドン硬貨と信じきってたからね。帰りのバスは別の5000ドン札で
支払っちゃったんだよ。バッカでー。結局モノを買うのには使えない(・・とはその時点では知らなかったが)
このナゾの5000ドン硬貨、というか5000ドン分のトークン?3枚が使い道もなく手元に残ってしまったのである。
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買物に使えない硬貨なら持っててもしょうがない。重いだけだし。ベトナム出国前に処分せねば。
それに5000ドン×3個で15,000ドンっつうても、75円だ。思い出すたびに悔しいというほどの金額でもない。
結局このナゾの硬貨はハノイの空港の募金箱(よくあるよね)に放り込んできたのである。

さて、バスはチョロンのバスターミナルに着いた。
チョロン地区といえばマルグリット・デュラスの「愛人-ラマン-」の舞台になった街でもあるわけだが
とりあえずイ課長が目指すのはラマンではなくビンタイ市場だ。さぁ行くぞ。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-06-16 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
Commented by piki at 2014-06-16 21:24 x
関係ない話で、すみませーーん。週末に、若いベトナム人の女の子と知り合いになりました。 彼女は、大学から日本で、就職もこちらでしてるんですが、イ課長の、市場で働く美人おかみ、の記事の話をして、働いてるのは女性ばかりって、話になりました。現在、彼がいないものの、元彼は、日本人で、、その理由が、”イ課長の指摘どおり、ベトナムの男性ははたらかないで、女性ばかり働くカルチャーやいや”ってことでした。
Commented by カプメイ at 2014-06-16 23:22 x
自動販売機がないから、コインが流通してないってどっかに書いてありました。
コインに出会うのはレアなので、マニアには嬉しいかもしれませんね。
Commented by tohoiwanya at 2014-06-17 00:16
>ベトナムの男性ははたらかないで、女性ばかり働くカルチャー

ぴきさん:
うぇーやっぱそうなんだ。近藤紘一さんの著書なんか読んでもベトナムじゃ
女性が家長で、何とかして家族を養ってるなんていう例が多いみたいだけど、
今でもそうなんだなぁ。

まぁそういうのってベトナムに限らず、たぶん東南アジアに大なり小なり
共通した傾向なのかもって気がするけど、特にベトナムは顕著ですな。
ベトナムの野郎どもは戦争の時はあんなに忍耐強くて勇猛だったのに、
平和になると何でだらしなくなるんだ?(笑)
Commented by tohoiwanya at 2014-06-17 01:02
>コインに出会うのはレアなので、マニアには嬉しいかもしれませんね

カプメイさん:
あれやっぱりチャンとした硬貨なんですかね?
・・・と思ってWikipediaを調べたら、確かに真鍮色の5000ドン硬貨があるって書いてある。

うーむ、しかしいくら自動販売機がないからっていっても、普通の商品売買現場で
受け取りを拒否されるっていうんじゃ通貨の意味をなさないですよねぇ。
もしかするとベトナム人は紙幣しか信用してないのかな?
もしベトナムの硬貨収集マニアがいるなら、サイゴンで2万ドン札出して
バスに乗れば簡単に集まりますよ(笑)。
Commented by げんまいちゃ at 2014-06-17 11:08 x
ベトナム 硬貨 拒否 とかで検索すると色々出てきて面白かったです。
どうやら紙幣の信頼度が高く、地方はさらにその傾向が強いようですが
なぜでしょうねえ。

そして、検索結果ページにこの記事が早速引っかかっているのも、面白いです。
世界の皆様に役立つ情報ページですな。
Commented by Bきゅう at 2014-06-17 19:14 x
米国の1ドルコインみたいなもの?郵便局の自販機みたいのでは出て来るけど、他では見ない。もちろん、バスでも電車でも使えない。たしかに、空港にある寄付箱は便利ですね。銭形殿、賽銭箱でござる。
Commented by tohoiwanya at 2014-06-18 00:21
>どうやら紙幣の信頼度が高く、地方はさらにその傾向が強いようですが

げんまいちゃさん:
読んだところでは2003年に初めて硬貨の流通が始まったみたいですねぇ。
要するに硬貨を作ってみたけど、みんな何となく慣れた紙幣の方を欲しがり、
ますます使いづらくなり、ますます受け取らなくなり・・っていう悪循環なのかな?
もしベトナム旅行中にうっかり硬貨を受け取っちゃったら、市バス乗車賃として
使っちゃうのが一番いいのかも。

・・・バスでも受け取り拒否だったりして(笑)。
Commented by tohoiwanya at 2014-06-18 00:26
>米国の1ドルコインみたいなもの?

Bきゅうさん:
うおお、懐かしい。確かに大昔NY旅行に行って郵便局の自販機で、たしか
10$だか20$紙幣だかで切手買ったら、まるでスロットマシンのように1$コインが出てきた(笑)。
あの時初めて1$コイン見ましたよ。さすがにアメリカで受け取り拒否はなかったけど
旅行中に使い切るのは大変でしたねー。


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