2014年 08月 18日
さて、ちょいと間があいてしまったが、アユタヤ半日観光の最終回。 イ課長が申し込んだアユタヤ半日ツアーには「象乗り体験」というのが含まれていた。 観光用のゾウが飼われてる「ゾウ園」みたいなのがあって、そこで乗るのである。 正直言って、特に乗りたくはなかった(笑)。 しかしツアーのメニューである以上、連れていかれる。 うわぁ、ホントにゾウだらけだよ。どうしよう。 ![]() ゾウ乗りのコースには三つあって、ツアー料金に組み込まれているのは一番短いコースのみ。 追加料金を払えばもっと長いコースを乗れるらしい。 そんなに乗りたくないイ課長はそのまま一番短いコースを選択。従って追加料金なし。 しかしイ課長以外の二人は追加料金を払ってもっと長いコースにしてた。貴重な経験なんだから 積極的に取り組もうというその姿勢は評価されるべきで、イ課長って消極的。 いよいよ乗る。ゾウの背中は高いから、階段のある「ゾウ乗り台」みたいなところまで昇って、 そこからエイヤと乗るのである。前にはゾウ使いが必ず同乗する。 はい、これがゾウの上から見た世界です。ゾウ使いの背中、ゾウの耳の裏側も見えるね。 写真右手前に映ってるのがイ課長の右足、さらに手前の黒いものがイ課長のカバンなのである。 歩いてる動物の背中に乗るわけだから、当然のことながら席はゆらりん、ゆらりん、と揺れる。 人によってはこの揺れで「ゾウ酔い」する人もいるらしい。 ![]() ゾウに乗ったまま道路に出る。うーーーん異様だ。高さ的には二階建てバスの上階くらいかな。 しかし乗ってるのはバスではなくゾウ。実にヘンな気分で落ち着かない。 ![]() やがて池の向こうに遺跡の塔が見えてきた。おお、実に美しい。 しかしゾウの背中に乗ってると思うとゆったり風景を鑑賞という気分にもなりづらい。 何せ、さっきも言ったようにゆっくりと、しかしけっこうな振幅で揺れるからね。 写真撮るのだってラクじゃないのだ。 ![]() イ課長の前にいたゾウ使いがこっちを向いて、おまえのカメラを貸せという。 で、彼がイ課長を撮ってくれた。もう少し楽しそうな顔したらどうなのだ(笑)。 ![]() このあと彼は「チップ、チップ」とチップを要求してきた。 「え?さっきチップ渡すなって看板があったよ?」って日本語で答えたら、 何となく意味がわかったのか、彼もあきらめた。 乗る前にゾウ園で「チップはあげないでください」って看板があったのを見てたんだよ。 ![]() しかし、後で見たら「ゾウ使いにカメラは渡さないでください」という記述もあった。あらら。 確かに、揺れるゾウの上でカメラを渡そうとすると落とす危険性がある。ゾウの上から落とせば 確実にカメラは崩壊する。その責任はとれませんよっていうことなんだろうな。 幸い、イ課長のカメラは落っことされることなく返ってきたけど、本来はイケナイことだったんだよ。 ゾウ使いにカメラを渡すという禁を犯し、写真を撮ってもらいながら、チップはあげなかったイ課長。 まさに外道。鬼畜の所行。あーごめんなさい。この場を借りて謝ります。 なおもゾウは進む。こんな遺跡も現れた。この辺はアユタヤ歴史公園として整備されてるから こういう風景はいたるところにあるんだろうな。視線の高さと電線の高さがほぼ同じ。 ![]() はぁ、ようやくゾウ園に戻ってきた。いやー実に希有な経験をさせていただきました。 ![]() こういう話を読むと「ゾウがかわいそう」と思う方もいるだろう。 ダメーさん(仮名)もその辺を意識してか、ゾウ園の由来についてくわしく説明してくれた。 実はこのゾウ園はゾウの保護のために作られたそうで、昔エサもなくてヘロヘロになってたゾウを 集めて保護施設を作り、こういう観光収入を施設運営費にあてているらしい。 このアユタヤのゾウ乗り。日本の秋篠宮ご一家も乗ったようで、こんな写真も貼ってあった。 ![]() あとの二人が長いコースを選択したから、イ課長が一番早く戻ってくることになって、 ゾウ園の待合室でダメーさんと二人で話をする機会があった。 このダメーさん、バンコクのどこか(チュラロンコンだったかなー?)大学で政治を学んだ人で、 特に日本語を勉強したわけでもないのに日本語がこんなに上手。優秀なんだなぁ。 バンコクに戻る道路はちょっと渋滞で遅くなったけど、それでも昼すぎには戻れた。 最後にイ課長以外の三人のツアーメンバーの後ろ姿を載せておこう。 ![]() 日傘をさした、スラリとした女性がガイドのダメーさん(仮名)、その後ろの女性と左の紳士、 そしてこの写真を撮ったイ課長という四人で行ったアユタヤ半日観光だったのでありました。 楽しゅうございました。
by tohoiwanya
| 2014-08-18 00:02
| 2013.06 ベトナム・タイ旅行
|
Comments(4)
![]()
「イ課長王様、ゾウに乗る」写真ですが、、、向きの関係で、頭のキャップが、なんとなく王様帽子に見えますう。たしかに、ゾウってかなり高いですよね。そんで、座椅子の安定も悪い。王様とか皇室も大変ですな。
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>そんで、座椅子の安定も悪い
Bきゅうさん: 乗ってるときもわからなかったけど、いま写真を見ても、あのイスが ゾウに対してどうやって固定されてるのかよくわからない。 おそらく胴体にナワか何かでギュッと巻きつけ&縛りつけてると思うんだけど 胴体は基本的には丸いわけだから、ズルッと回転して落ちないのが不思議。 皇室がお乗りになると護衛?もすごい数ですな。私の時は私とゾウ使いの 二人っきりの世界でした(笑)。 ![]()
象の上にのっている外国人はだれだろうと
おもったら、イ課長でした(笑)
>象の上にのっている外国人はだれだろうとおもったら
ぴきさん: オウ、ワタシ、ガイコクジン チガイマス。ニホンジン デス。 ま、「世界どこに行っても外国人と思われる人相風体」といわれる イ課長ですからね・・・ま、しょうがないんですけどね・・・。 |
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