2014年 09月 01日

ホイアンの床屋で髪を切る

海外床屋フェチのイ課長が昨年の東南アジア旅行において散髪したのはホイアンだった。

町全体が世界遺産になってる古めかし~いホイアンで、古めかし〜い床屋を発見したのだ。
当然この床屋も「ワンノブ世界遺産ズ」ということになるはずだ。イ課長もこれまで海外であちこち
床屋に行ったけど、世界遺産で散髪してもらうという経験はないんじゃないか?迷わず飛び込む。
(調べたら、tóc っていうのがベトナム語で「髪」っていう意味らしい)
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中じゃオッサンが一人、ヒマそうにしてた。俳優の大杉漣に似てる。
チョキで頭をチョキチョキするジェスチャーしてOK?って聞いたら「久しぶりの客だ」って感じで歓迎された。
しかし一応値段を確認しておかなければ。ハウマッチ?って聞いた。

そのとき大杉漣がなにか笑顔でゴニョゴニョ言った。ここが今日の重要なポイント(笑)。
「フィフティ」って言ったように聞こえたから「フィフティ?フィフティサウザンド?」って聞き返したら、またもや
ウンウンうなずきつつゴニョゴニョ・・・。5万ドンなら安い。さっそく座り、散髪が始まった。

しかしこの時点ですでに「当たりかハズレかわからないベトナム買い物ゲーム」は始まっていたのだ(笑)。
髪を刈ってもらいながら、じっくり計算してみた。

5万ドンっていうと250円だ。にひゃくごじゅうえん?!ヲイそれはいくらナンでも安すぎないか?
350ml缶ビールが1.5万ドンだったから3.5本分・・日本で缶ビール3本強っつうたら500円くらいだろ。
缶ビールと散髪代の価値比率的に考えても安すぎる気がするなぁ。何かの間違いじゃないか?

そういやこのオッサン、さっきゴニョゴニョ言う中でいろんな英数字を混入させてた気がする(笑)。
「こりゃぁ、支払いはスンナリ行かないかもな・・・」と思いながら髪を刈られていた。
なかなか油断がならないヤツだぞ、大杉漣。

散髪自体はごく普通で、かなり短くしてもらった。何せ暑いからね。洗髪はナシ。
暑いからオッサンの方は上半身裸のままイ課長の髪を刈ってたわけで、終ったところで記念写真。
イ課長の方はほとんど坊主刈りだ(笑)。
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さて支払い。当初確認したとおり5万ドン札を出したら案の定「そうじゃない、10万ドンだ」と言いはじめた。
ほーらやっぱり。どうもヘンだと思ったんだよ。10万ドンなら日本円で500円。現地缶ビール7本分と考えると
日本円なら1000円ってとこか。缶ビールと散髪代の価値比率的にはこっちの方が妥当だ。

しかし事前に「フィフティサウザンド?」確認してうなずいたじゃん。気分としては10万ドン払うつもりだけど
一応「さっきあなたは5万ドンと言った」ってちょいと抵抗した。すると「10万ドンだ」の一点張り。

要するにイ課長から「フィフティサウザンド?」って確認された時の返答が極めてファジイだったんだよね。
ウンウンとうなずきつつ何かゴニョゴニョ・・・その時ワンハンドレットって言葉も混じってたような気もする。
「ノウ、ワンハンドレット」ってハッキリ言えばいいじゃんと思うけど、客は言葉の通じないガイジンだし
「せっかくの客を逃がしたくない」って気持ちもあっただろうし、イ課長にも「世界遺産で髪を刈りたい」という
やや前のめりの気持ちがあったわけで、それらが複雑に相互作用した結果の誤解というべきか(笑)。

オッケオッケ。5万ドンは異様に安いなと思ってたくらいだから、キミの言うとおり10万ドン払うよ。
そのあと例によって「ちょっと店内の写真撮らせてもらっていい?」と聞いて、撮らせてもらった。
ちなみに、イ課長の髪を刈り終わると、大杉漣はちゃんとシャツを着た(笑)。
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イ課長の散髪が終るとまた店はヒマ~な状態に戻る。
さっき支払いでモメたから、大杉漣まだ少し機嫌が悪そうだけど(笑)、性根の悪いヒトって感じじゃない。
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イ課長がこの店で髪を刈ってもらってると、前の道を通る人たちが「あ、見ろよ床屋があるぜ」って感じで
立ち止まっていくことがけっこうあった(鏡に写るから見えるのだ)。
エアコンもない、古めかしい、しかしレトロ感たっぷりの床屋で髪を切りたいって観光客はけっこう
いると思うんだよね。床屋フェチの外人旅行者はイ課長だけじゃないはずだ。

だからさ、大杉漣に言いたいわけヨ。
安い値段で聞き返されたときに曖昧にうなずかず、自信たっぷりに「ウチは散髪代10万ドン!」って
言って大丈夫だよ。外人観光客向けに100,000VNDって料金表貼っといてもいいくらいだと思うよ?
「10万ドン(すなわち500円)もするならやめよう」なんて客、いないって。
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建物は周辺と同じくらいの古さだから、たぶん軽く築100年以上は経過してるんだろうなぁ。
そこを改造して床屋として営業してるんだと思われる。世界遺産に指定されるともうムヤミに建物は
改変できないはずだから、この店は今後もずっと床屋であり続けるんだろう。

ホイアンの大杉漣には頑張っていただきたいと思うのである。。


 
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by tohoiwanya | 2014-09-01 02:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう探偵社 at 2014-09-02 20:38 x
おお切りましたか〜。ほんと、レトロな床屋さんですねえ。
床屋さんのテーブル(おじさんも移っている写真)にある左はじの4つ手のものは何かなーと、調べちゃいました。あんま機らしいですね。使われましたか?
Commented by tohoiwanya at 2014-09-03 09:31
>左はじの4つ手のものは何かなー

Bきゅう探偵社さん:
使ったかなーー?使わなかったんじゃなかったかな?
これ、実は日本の床屋でも店によってはあるんですよ。昔使ってた銀座の床屋には
たしか持ち手が2本のヤツがあったんじゃなかったかな?
スイッチ入れると携帯のマナーモードのオバケみたいに震えて、それを
床屋さんがエイヤエイヤと客の背中や肩に押し付ける。大して効かない。
背中に押し付けるときは必然的に、客は床屋イスに座ったまま深くオジギを
するようなポーズになるんです。そこをエイヤエイヤ。でも大して効かない(笑)。


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