2014年 11月 05日

東南アジアで急に英会話がウマく・・

ウソっぽい標題だけど、イ課長個人に関して言えばけっこうマジメな話なのである。
急にウマくなるわけないんだけど、結果的にそれに近い“効果”が生じるとでもいうか・・・。

これまでイ課長は海外で現地の人と直接話をした経験って非常に少ない。
出張なら通訳さんがいる。旅行であれば通訳ナシだけど、話す相手っつうても行き先告げてキップ買うとか
レストランで注文するとか、道を尋ねるとか・・・別に話ってほどの話もしないしねぇ。

ヘナヘナのトラベル英会話がせいぜいっていう語学力なんだからこれは当然といえば当然で、
通訳ナシで親密に話したっていう例を挙げるとすればシンガポールのウェンディさんとか
インドのドライバーとか、せいぜいそんなもんじゃないかと思うわけ。
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しかし東南アジアでは1対1で親密に話をする機会っていうのが多かった。
たとえば、前にちょっと書いたサイゴンのバイクツアー。ガイドさんと二人でたっぷり2時間走り回る。

ガイドが英語オンリーということは事前にわかってた。昔だったら「英語ガイドぉ?」と思っただろう。
アウシュビッツの時みたいにグループならともかく、1対1だと英語ガイドじゃちょっと・・・

でもこの時すでにイ課長は経験的に「東南アジアなら英語でも、まぁ何とかなるべさ」という気になってた。
だから英語ガイドと1対1のバイクツアーに申し込んだわけだ。

ツアーの途中でガイドさんからこんなことを言われた。
「以前にも日本人のお客さんを乗せたけど、その人英語が話せなくて、全然コミュニケートできなかった。
 アナタとは英語で話ができてハッピーだ。アナタの英語はとてもグッド。」

もちろんこれはお世辞で、それに対するイ課長の返答なんてせいぜいこんな感じさ。
「ノウ 私の英語 全くよくない しかし あなたと会う 話す コミュニケーション 私もまた 幸せ」 
とてもじゃないけど「グッドな英語」なんておホメにあずかれるようなシロモノではないのだ(笑)。
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まぁ確かに、それでも何とか話そうとする姿勢が評価されたというブブンはあるかもしれない。
控えめな(といわれる)日本人。自分は英語がうまくないから海外に行っても英会話はムリ、
だからしゃべらない、という人も多いとされる。添乗員付きツアーとかならそれでも全然支障ないしね。
でもイ課長がここで言いたいのは「ヘタでもいいから積極的に英語で話そう」的な精神論ではない。
もっと技術的な理由で東南アジアでは現地の人と英会話がしやすいんだよ。どんな理由かっていうと、



要するに相手も英語がそんなに上手くない  ということだ(笑)。


イ課長の英語力は場所によって変わらないから、どこに行こうと話す力=スピーキングのレベルは同じだ。
しかし相手もヘタだと聞く力=ヒアリングに違いが生じる。この違いが非常に大きいと思う。

ネイティブないしそれに近い話者がペラペラ話す英語なんて、イ課長にはロクに聞き取れない。
だが相手がヘタ(語彙:少、言い回し:単純、文法:テキトウ)だと「聞き取り率」はむしろ上がる。
いや、正確には「聞き取れる」というより「内容を察しやすくなる」と言った方がいいかな。
相手の言ってることの察しがつくから、こちらはヘタ英語でそれに何とか答える。それに対して相手が
また何か言う、それがまたある程度察しがつくから、こちらはヘタ英語で何とかそれに・・・・

これを繰り返してるとコミュニケーションはけっこう双方向的になる。
英語圏より東南アジアの方が英語でコミュニケートしやすいってのもミョーな話だけど、
実際そうなんだから仕方がない。英語がヘタなイ課長だからこそ、の感覚なんだろうな。
英語がウマい人が聞けば、でたらめでブロークンな、昔の西部劇に出てきたインディアン同士の英会話みたいと
思われるのは確実なんだけど(笑)、イ課長は(おそらく相手も)その方がむしろ意思疎通しやすい。

サイゴンのガイドさんは海外航空会社勤務を目指してる人で、英語もイ課長よりずっと上手だった。
しかし彼女ぐらい上手でも、やっぱりネイティブ話者ほどは上手くない。だからかろ~うじて何とかなる。
もしあのガイドさんがネイティブの英語話者だったら、ほとんど聞き取れなくて会話も続かなかったはずだ。
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イ課長は欧米で誰かと「同じ土俵で話してる」なんて感じたことはない。でも東南アジアではやや感じる。
「ヘタな英語」というその土俵がものすごくデコボコなものであるのは認めないわけにはいかないが(笑)、
それでもけっこう楽しい。イ課長が東南アジアを楽しいと思う理由の一つは明らかにこれだと思う。

「相手もヘタだから会話になる」という感じ、イ課長は東南アジアでしか感じたことがない。
中東とかアフリカあたりだとどうなんだ?というのは非常に興味深い問題で、もし行く機会があれば
ぜひ検証してみたいと思うのである。


 
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by tohoiwanya | 2014-11-05 00:33 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(10)
Commented by ちわわん at 2014-11-05 01:24 x
英語が流暢すぎると、文はききとれても、何を言ってるのか右から左になることはしょっちゅうかも…。
後はどのグループによって英語を鍛えられてきたかで変わるような気がしますよね。
少なくとも自分は黒人とヒスパニックの間にしかいなかったので、白人の話す英語が全く頭にはいってこないっす。
同じスピードでもそうなのに不思議です…
アフリカと中東のなまりはなかなか私には手ごわいです。片言でも…
Commented by Bきゅう at 2014-11-05 05:11 x
どこでもskypeの昨今はわかりませんが、Bきゅうが日本にいたときは、日本来ている英語ネイティブも話やすいと思いました。つまり、彼らは、Bきゅうらの言うていることを聞き取りたい、コミュニケーションしたいと考えているので、会話しやすかったですう。おためしあれ。
Commented by tohoiwanya at 2014-11-05 23:57
>何を言ってるのか右から左になることはしょっちゅうかも

ちわわんさん:
もう英語を何の問題もなく使えるようになるとかえってそうなのかも。
イ課長も日本語では相手の言ってることがよく右から左ってことあるし(笑)。

しかし英語だとこっちも一生懸命だし、向こうもガイコクゴ話してるわけだから
それなりに一生懸命。両者のその姿勢がコミュニケーションを可能にするのか(笑)。

もうメキシコなまりでもドコなまりでもいいから英語がすらすら話せたら・・と思うよ、イ課長は。
Commented by tohoiwanya at 2014-11-06 00:00
>コミュニケーションしたいと考えているので、会話しやすかったですう

Bきゅうさん:
うーむ、やっぱりコミュニケーションしようとする姿勢ですな、重要なのは。
私も、たとえばプラーさんみたいに外国人が一生懸命日本語で話そうとしてくれれば
こっちも相手が何を言おうとしてるのか、一生懸命聞くもんなぁ。
しかし身近に英語ネイティブは・・いないなぁ・・。
Commented by けみみ at 2014-11-06 04:19 x
なんでだよ。そひあのくせにっ。あ、そう言われるプレッシャーで萎縮するのかね。
仏語圏にしろ英語圏にしろアフリカ人の英語は私には非常にわかりやすい。
でも、ナイジェリア人たちにとって日本語訛りの英語はバカにしたくなる対象なのか、わしはしょっちゅうマネされる。
しかもすごく不快に「アウアウアウ~」って。
あの英語で人の英語をバカにすることが驚きなんだけど。
Commented by tohoiwanya at 2014-11-06 12:08
>アフリカ人の英語は私には非常にわかりやすい

けみみさん:
そひあを出た人は英語話せるって、確かにイ課長がいた何十年前は
そういう世間的幻想あったけど、幻想だって。イ課長を見ろ(笑)。

ナイジェリア人がバカにするのは、単に個体差だろ。
ナイジェリア人全体的に「他人の英語をバカにしたがる」とも思えないし。
そういや昔、W杯出場を決めて狂喜するアルジェリア人の大群と
ブリュッセルでハチ合わせしたけど・・・話はしなかったなぁ。
こんぐらちゅれーしょん!って祝福して握手したくらい。
Commented by けみみ at 2014-11-06 15:45 x
まあたったの2人だよ。
今までそういう風に発音をイヤらしくおちょくられたことはないんで一人目で「え?」と思ったけど(通りかかるたびにやるんで「はいはい悪かったね」と適当にやり過ごしてたが)、別の男がまったく同じように「アウアウアウ~」ってマネしてきたときは「何だコイツ?」と思ったんだよ。
たまたまなんだろうな。
Commented by tohoiwanya at 2014-11-07 01:30
>まあたったの2人だよ

けみみさん:
ふーむ、二人か。
他人のヘタ英語をからかうっていうのは、自分の英語がヘタであるという
劣等感に基づくわけだから、「ナイジェリア人はアフリカの中でも
英語がヘタである」という推論も不可能ではないが、サンプルが二人だからなぁ(笑)。
まぁそれでもけみみは間違いなくイ課長よりは数倍上手くなってるって、英語。
語学習得の最良の教師は「必要」である。
Commented by ふじっこ at 2014-11-09 00:53 x
こんばんは~^_^

確かに東南アジア方面の方が口数が多くなるような気がします。
私も、語彙:少、言い回し:単純、文法:テキトウなもんで、
いつも「あああぁ。もっと自在に言葉を操れたら。。。(´Д`)」
と、もどかしい思いをするんですけど、
語彙:少、言い回し:単純、文法:テキトウでも
それなりに楽しめちゃってるので、いっこうに英語レベルが上がらないダメ人間デス。。。

それと、ツレがいる時よりも、一人旅の時の方が現地の人とコミュニケーションとる機会が増える気がします。相手も独り者の方が話しやすいんでしょうか。。。

それに、ちびっこなもんで、よく子供と間違えられて、一人だと異常に親切にされます笑。
Commented by tohoiwanya at 2014-11-09 23:41
>一人旅の時の方が現地の人とコミュニケーションとる機会が増える気が

ふじっこさん:
あ、それは間違いなくありますね。
連れと日本語で(つまり彼らには全然わからない言葉で)会話してるより
一人の方が話しかけやすいというのはあると思う。
ポーランドで、列車が遅れたっていうアナウンスが全くわからずに
呆然としてた時も、私が一人だったから英語で話しかけやすかったんだと思う。
あれがもしトホ妻と二人で
「遅れるって言ってんじゃないの?」
「そうかなぁ?」
なんて話し合ってると、ちょっと話しかけるキッカケがつかみづらいですもんねぇ。
そう考えると東南アジアでヘボ英会話コミュニケーションを楽しむためには
一人旅がヨロシイということか。ま、暑い国はトホ妻は来ないから
私に関しては今後も楽しめそうです(笑)。


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