2015年 01月 06日

東南アジア子供図鑑

せっかくだからもう一つ特別企画。子供図鑑でいこうと思う。

東南アジアを旅してると子供をよく見かけた。もちろん欧米でも子供を見かけることはあるけど、
欧米や日本だと小さな子供たちが遊んでるような状況では必ずママたちが近くにいるのに対して
東南アジアでは親の姿がない。子供たちだけで放っておかれてる。

こういう違いが生じる要因は何となく想像がつく。東南アジア新興国の貧しい庶民はお母さんたちも
どこかで働いてるケースが多いはずだから、子育てに専念する専業主婦って少ないんじゃないかと思う。
「お母さんは忙しいんだから、夕方までそこらで遊んでなさい」ってな感じなんじゃないかなぁ?

東南アジアの、そんな子供たちを撮った写真がけっこういっぱいあるから、一度特集企画をやりたかった。
とりあえず今日はカンボジアの子供特集でいこう。


【東南アジア子供図鑑・カンボジア編】
カンボジアはタイやベトナムに比べて貧しい。入国するとすぐわかる。
ベトナムからバスで国境を越えてカンボジアに入り、ドライブイン(と言っていいのかどうか・・)で
休憩してると「なんかちょうだい」って感じで裸足の子供たちが寄って来る。国境の係員以外で
最初に接した一般のカンボジア人がこの子たちということになる。
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こういう光景を見ればどうしても「貧しくてかわいそうな子供たち」的な感情がわいてくるけど
実際のところ、彼らは非常にたくましく、また明るい。

ベトナムから運転してきたバスドライバーはカンボジアに入るとこういう子供たちがいるって知ってるからか、
飴を持ってきて、窓から彼らにあげてた。なーるほど。こういう時はお菓子を持ってるといいんだね。

お菓子を持ってりゃ良かった、というのをさらに痛感したのがトンレサップ湖のツアーに行ったときだ。
ここは水上生活者たちの“浮き家”の集合体が“浮き村落”になってて、住居だけじゃなく商店から
学校に至るまですべてが湖の上に浮いてる。

そんな「浮き土産物屋」の一つで休んでたら、そこにもたくましい子供たちがやってくる。
バシャバシャと泳いできて、こっち見ろって呼ぶから何かと思って近づいてみると・・・
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なんとヘビ持ってるよ(笑)。水上生活の子供たちが水から顔出してヘビを見せびらかす姿。
誰だって写真に撮りたくなる。撮れば当然彼女たちは「何かちょうだい」と“モデル料”を請求してくるけど
ここまで積極的に「被写体になりに」来てくれたわけだ。何もやらんわけにはいくまい。
お菓子がなかったからお金(25セント相当)をあげた。あーーこういう時アメがあると便利なんだな。

この女の子たちが撮影料ゲットに成功したのを見て、男の子も「僕にも何かちょうだい」と言ってきた。
あのね、あれはヘビをつかまえて、泳いできて、水から顔だしてポーズをとるという彼女たちなりの
被写体パフォーマンスの対価としてあげたの。ナニもしない子にはあげない(笑)。

こんな感じで、貧しくても彼らなりのビジネス?を考案し、おこづかいやお菓子をゲットしようとする
カンボジアの子供たち。なかなかタフで大したもんだ。イ課長がガキの頃を思い返しても
彼らほどの才覚なんて全然なかった。

ただ、こうやって「独自にかせぐ」たくましい子供たちがけっこう明るく見える一方で
「大人に使われてる」子供たちはあまりイキイキしてない(笑)。
これ、遺跡にいた子供たちで、クメール民族衣装を着て、観光客と一緒に写真を撮ることで
お金を稼ぐ・・というか、そういう仕事のモデルとして大人たちに使われてる子供たち。ヘビを片手に
さっそうと泳いできた上の写真の子と比べると、なーんか元気ないよねぇ。
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こちらはベンメリア遺跡の近くにいたカンボジアの子供たち。こちらもあまり元気がない。
別に観光客におねだりするでもなく、何となくそこにいる。もちろん親の姿は見えない。
子供たちだけで放っておかれてるわけだ。何してるんだろうなぁ?
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こういう、親の管理なしで“放牧”されてる子供たちって同年代の子だけで集まってる例って少なくて、
年長の子供と小さい子供が混じってるケースが多い。シェムリアップのホテル近くにいた下の集団もそう。
小学校2〜3年くらいと、まだホントに小さい子が混じってる。年長の子供にとって最大の責務は
結局二人の小さい子供たちの面倒をみることなんじゃないかって気がする。
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こちらもシェムリアップで晩メシを食ったレストランでの光景。
やっぱりこうやって、子供たちだけで集められて晩飯を食ってる。おそらくこの子たちの親は
レストランで働いてるんだろう。真ん中の女の子かわいいね。
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カンボジアで忘れられないのはこの赤ん坊だ。
遺跡ツアーの途中、ランチを食った店にいたんだけど、とにかく人見知りゼロの、超社交的な赤ん坊で
イ課長が近づくとたちまちニコニコとゴキゲンになって手足をバタバタする。
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かわいいからくすぐったりして遊んでたら、上機嫌のあまりか、ついに寝床からノシノシ這い出して
イ課長の方に近づいてくる。ほらほら、ダメだよ。これもおそらく親はこの店で働いてて、子供をここに
寝かしてるということだろう。しかしこれだけ元気がよくて社交的な赤ん坊だ、いつまでおとなしく
ここに寝ているか、ちょっと不安だが・・(笑)。
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さっきも言ったようにカンボジアの子供たちは平均すれば貧しい。同情すべき境遇におかれた子も多い。
カンボジアの子供たちを見て「可哀想に・・」的な、ネガティブな思いにとらわれることも確かにあった。
しかし一方で彼らのタフさや元気さ、明るさに何となくホッとした部分もあるんだよね。

貧しくても彼らはそれにいじけず、タフな大人にきっとなる。
彼らが大人になる頃にはカンボジアも今よりはずっと発展して豊かな国になっているのは間違いない。
だからがんばれ。

今度カンボジアに行くことがあったらキャンディを持参しようと強く思ったイ課長なのでありました。

 
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by tohoiwanya | 2015-01-06 00:04 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2015-01-08 23:53 x
ペルーでは高速道路の出口みたいなところに子供たちがいて、ドライバーが小銭を投げてました。車の近くで危ないけど、それが子供の稼ぎなようでした。。。乾パンとかはどうですか。甘いものは、そういう地域では、あまり歯磨きが発達してないから、甘いものを食べると虫歯になりやすいと聞いたことがあります。あ、でもBきゅうだったらチョコがいいな〜。
Commented by tohoiwanya at 2015-01-09 13:29
>甘いものを食べると虫歯になりやすいと聞いたことがあります

Bきゅうさん:
ムシバ!そこまでは考えなかった。配慮が至りませんで・・・
個人的にはたとえ小銭レベルでもお金を子供にあげるっていうのは
ちょっとアレなのでお菓子にしたいんだけど、虫歯かぁ・・。
虫歯になりづらいお菓子にするか。キシリトールガムとか。
喜ばれないだろうけど(笑)。


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