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2015年 02月 27日

バンコク・フワランポーン駅

さて秋葉原から東南アジアに話を戻そう。

外国で大きな駅を見るのって楽しいから、イ課長は機会があると見に行く。
このブログでもフランクフルト中央駅を筆頭にパリの駅シリーズロンドンの駅シリーズ等々、
ヨーロッパの駅についてはけっこう書いてきた。

2013年の東南アジア旅行でも「駅好き趣味」は発揮された。で、ベトナムではハノイ駅を見に行き、
バンコクではフワンポーン駅を覗いてみたのである。

この駅、発音がビミョーみたいなんだよね。日本語表記もモノによっていろいろある。
  ホアランポーン駅  
   ファランポーン駅
    フワランポーン駅
     ファラムポーン駅・・・・
ちなみに、英語表記だと Hua Lamphong。まぁこの中のどれでもいいんだろうけど、この記事では
とりあえず「フワランポーン」を採用するか。地元タイ語ではクルンテープ駅とも言うらしいんだけど、
各種ガイドブックをはじめとして、日本ではフワランポーン駅という呼称以外はまず使われない。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16460602.jpg
 
ミャンマーやラオス、カンボジア、ベトナム等々の近隣の国々に比べると、タイって実はなかなかの
鉄道大国だそうで、タイ国鉄の路線網総延長kmって上記近隣国のソレと比べるとかなり長いらしい。
主要都市なら大体鉄道駅があるっていう感じはかなり日本に近い。ま、もっとも鉄道大国っつうても
あくまでも「東南アジアん中じゃ」という注釈が必要だと思うが・・(笑)。

フワランポーン駅はそのタイ鉄道網の中心。まぎれもなくタイの首都の、そのまた中央駅といえる駅で
ここからタイ東北部、北部山岳地帯、東部といった国内主要路線、さらに南部を通ってマレーシアから
シンガポールへと続く国際列車まで、ぜーーんぶフワランポーン駅が始発(もしくは終点)になる。
フワランポーン駅こそがタイで最も重要で、由緒ある、立派な駅であることは疑問の余地がない。

外観はこんな。大きなカマボコ型ドームがどんと置かれたあたりはちょっとフランクフルト中央駅を
思い出させるよねぇ。白を基調としながら、ふんだんに金も使われてて、ちょっと寺院建築っぽい。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16463526.jpg
 
駅の構内はこんな感じ。いやーーなかなかどうして立派じゃないか。
カマボコドームが形成した柱のない広い空間を贅沢に使ってコンコースにしてる。
この写真で言うと一番奥の部分が切符売り場だ。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16464024.jpg
 
切符売場はこんな感じ。ブースの上に案内モニターが置かれてて、これまたやけにモダン。
イ課長がフワランポーン駅に行ったのは旅行最終日、夜には飛行機に乗るって日だったんだけど、
この切符売場でドコでもいいから切符買って、タイの田舎に行ってみたいなぁと強く思った。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16470694.jpg
 
乗れなくて悔しいから、せめてホームに停車した列車の様子でも見よう。
うーむ、こうやってカマボコドーム天井&行き止まり式の駅っていうと、ますますフランクフルト中央駅を
思い出す。ホームの幅は広くてキチンと清掃もされてる。さすがはタイの首都の中央駅。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16461776.jpg
 
タイ国鉄って未電化路線が多くて、ディーゼル車が客車を引っ張るという形式が多い。
こういう行き止まり式の駅だと機関車付け替えが頻繁に行われるみたいで、下の写真もたぶんそうだ。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16460115.jpg
 
広々とした駅コンコースの中央じゃバンコクの女子中学生たちが集まって何かやってた。
フワランポーン駅をテーマにしたグループ自由研究の取材とか、そんな感じじゃないのかなぁ?
社会科の授業で発表するために、一生懸命カメラ(あるいはスマホ?)をいじってる。かわいいね。
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16462286.jpg
 
バンコク・フワランポーン駅_f0189467_16462790.jpg
 
彼女たち、白いブラウスに濃紺のスカートっていう制服着てるけど、実はバンコクでは大学生でも女子は
白ブラウス+濃色スカートという制服が一般的らしい。ただし女子大生ともなるとミニのタイトスカート姿で
ウッフン光線を発射してるらしいけど、この(たぶん)中学生たちはまだまだ純真そうだ。

本日、フワランポーン駅をご紹介したのは実は理由がある。
次回更新から続き物でバンコク大ネタを書く予定なのだ。その記事にもタイ国鉄の駅がいくつか登場する。
これがもうね、フワランポーン駅とは落差ありすぎの、とんでもなくオンボロな駅ばっかし(笑)。
読み手に少しでもその落差を実感してもらうため、いわば伏線として先に「立派な方」をご紹介したのである。

次回からタイおんぼろ鉄道の旅だ。さぁ書くぞ。
  
 

by tohoiwanya | 2015-02-27 00:27 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(0)


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