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2015年 07月 10日

続・ゴーゴーバーというところ その4

高見恭子さん(仮名)から「プリーーズ!」と“持ち出し”を懇願されたイ課長。
金がないんだから迷う余地はない。断らなきゃならない。しかし・・だがしかし・・・

最初に目があったとき、彼女の方から「隣に座っていい?」ってイ課長を逆ナンしてきたってことは、
恭子さん、とにかく稼ぎなきゃという思いがあったに違いない。そうやって頑張って稼ぎながら
息子さんの学資や養育費を仕送りしてる彼女の立場を考えると、彼女の切実な懇願を拒否するのは
冷血鬼のごとき所業に思える。しかしお金はないのだ。ダメと言うしかないのだ。

イーサーンの実家だってたぶん裕福な暮らしではあるまい。実家の両親に息子の世話を頼み、自分は
バンコク風俗業界で懸命にかせいで仕送り。そんな高見恭子さんが逆ナンしてきた時、いい気になって
「何か飲むぅ?」なんて誘って期待させといて、イザとなったら「金がない」なんてほざくゲス野郎。
それはお前だイ課長!わかってんのか!

「お金ありましぇん」なんて言って断るのはみっともない。しかし自分がみっともないだけなら
まだいい。この時イ課長がことさら苦しんだ理由がもう一つある。

いい女だと思って呼んでみたけど実は30歳のオバサンで、しかも子持ちぃ? やーめた

そういう理由でイ課長が断ってると思われるのがイヤだったのだ。その誤解だけは避けたい。
そうじゃないの。ああどうしたらそれをわかってもらえるんだ。イ課長は「ソレ」目的のない老人で、
お金のない貧乏客っていうだけで、アナタのことがキライだとか、そばで見たらガッカリしたとか、
11歳の子供がいるんでヒイたとか、そういうことではないんですぅー!!

この時もしイ課長に十分なお金があれば、そう誤解されるのイヤさに、まだしも安いショートの方で
高見恭子さんと外で一杯飲んだかもしれない。ただの飲みデート代と考えたら、タイじゃおっそろしく
高い金額だけど、それが息子さんの学資の足しになるなら、まぁそれはそれで良かったじゃねぇか・・
・・そう思って、わずかながらも自己満足くらいには浸れただろう。
しかしそのお金もないのだ。ダメと言うしかないのだ。

ダンサー交代タイムがきた。彼女にすればイ課長に持ち出してもらうか(=今日の稼ぎ決定)、
ステージに戻らなきゃならないか(=他の客のご指名を待つところから再スタート)の瀬戸際。
「プリーーズ!」腕をつかんでもう一度言われた。ぐああ・・ご、ごめん、許して、ソーリー・・

イ課長に断られた高見恭子さんはものすごく落胆した様子でステージに戻っていく。
そんな彼女を見ながら平然とビール飲み続けられるほどにはイ課長は図太くない。
みっともなくて申し訳なくて身の置き所がないよ。早々にウェイトレスを呼んで会計を済ませ、
店を出ることにした。これを逃避という。

出口で振り返って舞台を見ると、高見恭子さんが眉を八の字にしてガッカリした顔でイ課長を見てる。
あああごめんなさい。アナタがイヤだから断ったんじゃないんだってことを伝えたくて
拝むポーズでごめん!って謝ってバイバイしたけど、彼女に気持が伝わったとは思えない。
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このことで、イ課長は海より深く反省した。

ゴーゴーバーで働く女性は容姿やスタイル、身長等に恵まれた風俗業界の“勝者”だって前に書いた
彼女たちがそのアドバンテージを最大限に生かして、最大限に稼ごうとするのはある意味当然で、
客にご指名されれば、その客に自分を「持ち出し」てもらってガバッと稼ごうとするのもまた当然だ。
「あのコを持ち出そうかな?」と思ったからこそ客は自分を呼んだ、よし頑張ろう・・となるよね。
だから、そもそもソノ気がない、もしくは財布が軽い、もしくはその両方の条件に合致する客、
要するにイ課長みたいな客はそんなことすべきではなかったのだ。

そんな客、女性のガワにすりゃ「期待だけさせて最後にガッカリさせる客」でしかない。
発注する気がないのに営業マンを呼び出すようなもんだ。そう考えると、前回あのノッポギャルにも
同じことしたんだよなぁ・・ああイ課長、おまえは最低だ、クズ、鬼畜、外道。
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それにしても、だよ。
「もしあの時たっぷりお金持ってたら高見恭子さんと外でデートしたかも」と上の方で書いた。
だがもし本当に「ソレ目的」でそうしてたらと想像すると、それはそれで気絶しそうなほど恐ろしい。
なぜなら例の「ワット・サイ 時そばの呪い」でプチ食中毒になったのがこの日の深夜だからだ。

十分な金と十分なスケベ心を持ったイ課長が「ソレ」目的で高見恭子さんを持ち出す。
首尾よく彼女とどこかにシケ込み、ムードも高まり、いよいよ「ぐへへへ・・」という局面を迎える・・
すると急にイ課長は前かがみになってトイレに駆け込み、上と下から・・・アイウー
これ以上の大醜態、大恥辱があろうか。

そうならずに済んだのは神のご加護というべきなのかもしれない。
しかしプチ食中毒にはなったわけだから、やっぱ天罰というべきか・・。

(今回、一連の記事で使った高見恭子さんの写真はもちろん全てネットからの拾いものです)
 
 

by tohoiwanya | 2015-07-10 00:05 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(6)
Commented by みゅげ at 2015-07-10 08:14 x
奥様がこれを読んでも、苦笑いで済ませることができる、ある意味生真面目なイ課長さんのてんやわんやの心が、可笑しくも切ないお話ですねぇ・・・(^^♪
Commented by tohoiwanya at 2015-07-10 12:58
>てんやわんやの心が、可笑しくも切ないお話ですねぇ

みゅげさん:
おもしろうて やがて切なき ゴーゴーバー
まぁこういう風俗業界はどこもそうなんでしょうけど、そこで働く
ご婦人たちはみんな多かれ少なかれ背中には重いジンセイを背負ってるんでしょうなぁ。
これも今となっちゃ一昨年暮れの話だから、もう息子さんは12か13歳に
なってるはずで、高見恭子さんもいま31か32歳のはず。
幸福とまではいかなくても、二人とも不幸ではない人生を送ってほしい・・。
Commented by Bきゅう at 2015-07-10 21:53 x
やっぱ、そういう店には、そういう目的でない人は行くとぢゃまということでしょうか。それにしても、前と同じ構えの店でも、ぼったくりバーになっていたという可能性もあるわけで、身の安全のためには、あやしい店に入るときは、ある程度お金もって入ったほうがよくないですか。(もちろん、行かないのに超したことはない)
Commented by tohoiwanya at 2015-07-10 23:59
>そういう目的でない人は行くとぢゃまということでしょうか

Bきゅうさん:
「そういう目的で行く」か、「ただ見るだけ」かのどちらかでしょうね。
私みたいに金もないのに話はしてみたい、なんて客が一番困る(んじゃないかと思う)。
「ただ見るだけ」なら、ビール代は最初に行った時と同じで、そういう意味じゃ
確かに明朗会計。目の保養だけして帰ってくればいいわけで、私みたいなのは
それが分相応ということですな。
Commented by 権左衛門 at 2015-07-11 22:23 x
以前、アントワープの飾り窓地区に迷い込んでしまったことがあります。
早くここから出なきゃって思った一番の理由が、同じ女性として、片や体張って生活費稼いでるのに、アジア人の物見遊山客がへらへら見てると思われるのが嫌だったし、彼女達に失礼だと思ったんです。彼女達がプライドをもって働く場所に、素人女が行くのは同性としてルール違反だと体が反応して出口を必死で探しました
風俗業の是非は皆が納得できる回答は出ないと思うけれど、ローマ時代以前から存在しているという事実は連綿と繋がってるんですよね。イ課長さんのおっしゃるその気がない人が行くところではないと私も思います。
そして、就業した理由は時代や環境、人それぞれだと思うけど、重いものを背負って生きている事実と彼女達の矜持を我々も理解する気持ちがいるんじゃないかとと私は思います。
三ノ輪の投込寺(浄閑寺)ってご存知ですか?売春禁止法ができたのも、それほど昔じゃないんですよねえ。きれいごとだけじゃすまないことは多々ありますね。
オチのない長文失礼しました。
Commented by tohoiwanya at 2015-07-12 01:48
>アントワープの飾り窓地区に迷い込んでしまったことがあります

権左衛門さん:
このブログを書き始めた頃にハンブルクの飾り窓に行ってみた話を書いたんですが、
あそこはその一角の両側にちょっとしたゲートみたいなものがあって、
そこから先は写真撮影禁止で、たしか女性の立ち入りも禁止だったと思う。
そういうルールみたいなものってたぶんどこでもあるんでしょう。
ゴーゴーバーの場合、ドリンクおごったら必ず持ち出ししないといけないって
わけではないんだけど、要するに「冷やかしだけの客」ってことなわけで、
女性のガワにすればカスみたいな客ですよね。

投げ込み寺は落語で聞いたことあります。遊女が死ぬとソコに行ったとか。
私はゴーゴーバー行くと落語の郭話を体験してるような気分になって
調子に乗るからこういうことになる。


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