2015年 08月 11日

トゥクトゥク野郎・ルイ その2

東南アジアの国って時間にはけっこうルーズってイメージあるけど、そこは向こうもプロ。
ホテルにチェックインして部屋で少し休み、約束の2時にホテルの前に出てみると、すでにルイは
トゥクトゥクを停めて待っていた。なかなか仕事にはマジメな兄ちゃんのようである。

ホテルからトゥール・スレンまで、再びルイの背中を見ながらドライブ。
乗った距離はバスを降りてからホテルまでの距離より少し短いくらいだったはずで、もし最初の
乗車賃5ドルが正当なら、今回片道4ドル往復8ドルというのもおおむね正当と考えていいだろう。 
(下の写真、なんだありゃ?と思って撮ったのが実はカンボジア独立記念塔)
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トゥール・スレン見学中はルイに入り口ワキで待っててもらうことにした。
この辺って同じような感じの「客待ちトゥクトゥクだまり」が出来てて、トゥクトゥクだらけだ。
戻ってきた時に発見できるように車体の特徴をよーく覚えておいた。真っ赤な車体なのである。
仮に「(色だけ)フェラーリ号」とでもしておこう(笑)。
 
トゥール・スレン見学の様子はまた別途詳細に書く。
見学してる間、ルイには2時間くらい待ってもらった。彼らにすれば無駄にガソリン使って
町を流して客探すより、こうやって待機してる方が効率いいんだと思う。

外に出たらすぐルイの赤いフェラーリ号が見つかった。
専属ドライバーなんだから、この際コイツからひとつブログネタを提供してもらうとするか。
「トゥクトゥクの写真撮っていい?」と聞いて彼の商売道具の写真を撮らせてもらったから
ここでカンボジアのトゥクトゥクがどんなものか詳細にご紹介しよう。

カンボジアのトゥクトゥクはタイのそれとはかなり異なる。
タイのトゥクトゥクが「オート三輪」なのに対し、カンボジアのトゥクトゥクは二輪のオートバイが
後ろの客車(これも当然二輪)を引っ張る構造なのである。だから合計すると四輪ってことになる。
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客車はこんな感じ。大人4人は十分、子供が混じれば6人は乗れるかもしれない。
しかし実際乗ってみると、フェラーリ号はノロい(笑)。さほど大きくもないこのバイクで
ただでさえ重い客車を引っ張り、さらに大人を何人も乗せるのは馬力的に相当苦しいはずだよ。
どのくらいの排気量なのかなぁ?
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そんなイ課長の疑問を察したように、ルイが大声で言った。
「ワンハンドレッド シーシー!!」

ひえーー100cc?日本の小型自動二輪の上限(125cc)より少ないではないか。
ルイの話だとこの客車自体が何百kgだかあるそうで(正確な数値は忘れた)、さらに人間を乗せて
100ccという小排気量のバイクで引っ張るんじゃ、そりゃあノロくもなるわなぁ。

ここンところがバイクと客車をつなぐジョイント部分ということになる。
曲がり角を曲がれるように、このジョイントを中心に水平回転可動式になってると推定される。
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フェラーリ号の心臓部はこんな感じ。相当年季が入ってるよコレ。
ルイの座るシートは破れて中のアンがはみ出してるし、バッテリーは露出した状態でくっついてる。
酷使されてるんだろうなぁ、がんばれよ。
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メーターを見ると120km/hまで数字があるけど、そんなスピード絶対出ないって(笑)。
客車にイ課長一人を乗せた状態で出るスピードがせいぜい40〜50km/hくらいのはずで、
太った白人男性が4人くらい乗り込んだりしたら重すぎて動かなくなるんじゃないか?
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今まで背中の写真しかなかったけど、ここでフェラーリ号をバックにしたルイの勇姿を1枚。
いつも野球帽をかぶってるのがトレードマークみたいだ。
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「他にはどこか行かないか?パレスに行かないか?」
「いや、私はホテルに戻ります」

何せこの日は朝5時半頃に起きて、サイゴン6時半発の国境越えバスに乗ってきた身。
さすがに疲れてたし、見たかったトゥール・スレンは見たわけだから、少し休みたかった。
というわけで、今や完全に専属ドライバーとなったルイのフェラーリ号で再びホテルへ。

そろそろお日様が西に傾く時刻。初めてきたプノンペンの町をこうしてトゥクトゥクの座席から
眺めるっていうのもなかなかオツだ。バイクに乗ってる人が多いのはベトナムと同じだけど、
その数はサイゴンなんかに比べればずっと少ない。
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こうしてホテルまでルイに送ってもらったわけだけど、彼との付き合いはなぜかさらに続くことになる。
しかし長くなったから続きはまたまた次回だ。

 
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by tohoiwanya | 2015-08-11 00:01 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(0)


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