2015年 10月 28日
ちったぁ腰を落ち着けてベトナムネタを書き続けるのかと思ったら、また脱線。 しかしこれはいつかは書かねばならぬ話だったのだ。 以前にイ課長は同じ標題(もちろん「続」なし)でこういう記事を書いたことがある。 あの記事の中で健全マッサージと不健全マッサージの識別指標について書いた。 こういう店構えならまず健全とか、こういうのは明らかに不健全っぽいなんて話で、 書いたのは2013年末バンコク避寒旅行の後だった。 だが、その後も行った東南アジアでの経験から、今やこのテーマに関して修正・補足記事を 書く必要性をイ課長は強く感じるに至ったのである。 要するに「鉄板で健全」と思った店でうげげ!という事態になり、イ課長自身が周章狼狽した ケースが何度かあったからだ。自分で書いた識別指標が使えないことを自分で悟ったわけ。 詳細に書けない部分もあるけど、自己批判も兼ねて修正・補足させていただきたいのである。 どこから話し始めるべきか・・・。 とりあえず昨年のカンボジアの話から始めるか。 シェムリアップ到着日。国境越えバス予約を終え、メシも食い、明日は遺跡観光が待ってる。 とりあえず今日はマッサージでもしてもらって長時間バスの疲れをほぐすか、というわけで ごく普通っぽいマッサージ屋に入った。 この時イ課長は汗ダク。マッサージの時は例のダボダボしたパジャマみたいなものに着替える はずだけど、たぶんそれもすぐ汗で濡れるだろう。みっともないから出来れば施術前に シャワーを浴びられると嬉しい。 そう言うと「じゃ、あそこにシャワー室があるから浴びて来て」と言われた。 なるほど。暑い国のマッサージ屋にはシャワー室くらいあるよな。ここでシャワーを浴び、 さっぱりして何の問題もなくマッサージを受けたのである(下の写真がシャワー室)。 そのシェムリアップから国境越えバスで着いたバンコク。 バンコクで入ったマッサージ屋さんも最初のうちは問題なかった。スーさんのいる店ほか、 誰が見ても健全っぽい店で健全なマッサージをしてもらった。 そして迎えたバンコク最終日。夜の飛行機に乗る前にもう一回マッサージしてもらおうと思って スクンビット通りソイ22を歩いていた。あそこはマッサージ屋がゴロゴロ並んでるのだ。 同じような店が何軒もある中で、ある店の前でプロゴルファーの宮里藍風の、いかにも 南方系のお姉さんが「マッサージ」って声かけてきたからココでいいやと思って入った。 健全店の場合、足マッサは1階の長椅子、全身マッサは上の階の布団でやることがほとんど。 宮里藍さん(仮名)は2階を通り越してイ課長を3階に案内し、ある部屋に通したんだけど、 ここで初めてイ課長は自分が置かれた窮地に気付いた。 普通、全身マッサージ用のフロアって大体どの店でもカーテンで区切った各スペースごとに布団が 敷いてあるという構造。ところが通された部屋は完全個室。だがそれだけならまだいい。 見るとシャワー室は個室の中についている。つまりシャワー付き個室。ええええ? しかも布団じゃなくベッドときた。シャワーがある個室にベッド?! ビーッ!ビーッ!ビーッ! いかに愚かなるイ課長でも、ここまで道具立てがそろえば脳内の「不健全センサー」が 警報を発する。こりゃヤバいかも。いや「かも」というよりかなり確実にヤバい。 うわぁ変な店に入っちまった。店構えはフツーだったのに参ったなぁ・・。 一応シャワーは使った。汗かいてるからこれは助かる。 しかしシャワー浴びながらもイ課長はこの後どうやって切り抜けるかをいろいろ考えた。 まぁ不健全なオサソイを切り抜けたければ、シャレた方法なんてないよな。 正直に言うしかない。それなら先手を打つに限る。シャワーを出たイ課長は施術が始まる前に 宮里藍さん(仮名)に「トラディショナル、ノーマルマッサージだけプリーズ。OK?」と言った。 幸い、宮里藍さん(仮名)は寛容な女性で、さしたる追加営業も勧誘もなく申し出は承諾された。 イ課長がやけに真剣な顔してたから「営業してもダメそうだ」と思って諦めたのかもしれない。 (下の写真と本文は何の関係もありません) このあとマッサージを受けながら宮里藍さん(仮名)からいろいろ話を聞いた。 客の半分くらいは日本人、その他にファラン(タイでは欧米系白人をこう言う)、さらに 韓国人とか中国人の客もちらほらいるそうで、もちろんほとんどは男性客である。ま、男性客が 多いというのは健全店でもそうだと思うが。 この部屋に案内された客はシャワーを浴び、マッサージを受け、その途中でオプションの 勧誘を受けることになるようだ。当然その分は追加料金で、彼女たちの身入りも増える。 従ってイ課長みたいなのは儲からない客ってことになる。 宮里藍さん(仮名)の実家はバンコクに近いみたいだけど、実家への仕送りをしてるらしい。 まだ独身だそうだけど「稼がないといけないし、結婚は難しいわー」なんて言う。 気取りのないざっくばらんなお姉さんで、人柄的にはすごくイイ人だった。 (以前書いた、蝶々サンって聞こえたって言われたのがこのお姉さん) イ課長は昨年バンコクでこういう経験をした。 この時に「マッサージ屋の店構えだけじゃ間違えることもあるんだなぁ」と思ったけど、 その翌年、つまり今年9月の旅行でイ課長は不健全センサーが作動する経験をさらに 重ねることになる。しかし長くなったから続きは次回だ。
by tohoiwanya
| 2015-10-28 00:11
| 2014.09 東南アジア旅行
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Comments(4)
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8-8
at 2015-10-28 12:43
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男性は男性なりにマッサージ悩ましいんですね。やぶさかではないのかと思ってました・笑
初タイの時(20年程前)、旅行会社通じてマッサージ店予約したのです。その際、入り口入ってすぐの所に階段状(ひな祭りの段みたいな)になったスペースあって、そこに女性がいっぱいいたんですよね。 10代だった私は???でいっぱいだったんですけど、きっと「不健全」だったんですねぇ。
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hanatomo31 at 2015-10-28 17:11
旅行が終わってから奥様にもこの冒険?の報告とかも、お土産話としてしますか?うちの夫はあっても封印してそうです。笑 こういうの聞いたことないもの。
イ課長さんはブログのネタになるぐらいだから、ご夫婦で大変だったね〜、って笑い話にしてるかな。
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tohoiwanya at 2015-10-28 23:12
>入り口入ってすぐの所に階段状(ひな祭りの段みたいな)になったスペース
8-8さん: それ、ひょっとしてジム・トンプソン本店に近い、マッサージ屋が集まってる あの辺じゃないかな?(ガイドブックにも載ってる有馬温泉なんて店があるあたり) 私が19年前に初めてタイマッサージ行ったのもあの辺で、私が行った店は そうじゃなかったけど、店によってはヒナ段があってギョッとしたって 話を聞いたことある。あの辺の店は基本的に健全系のはずです。旅行代理店が 不健全系を紹介するとも思えないし(笑)、当時は健全系の店でもヒナ段があったのかも。
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tohoiwanya at 2015-10-28 23:22
>うちの夫はあっても封印してそうです。笑
ハナトモさん: いや、私も別に積極的には話さないですねぇ。 でもブログはトホ妻も読んでるはずだから、封印してもいないわけだけど(笑)。 そういえば、トホ妻とは昔バリ島で一緒にオイルエステみたいなヤツに行って、 それぞれ別室でマッサージされて、最後にフラワーバスに一緒に入るなんてことも やったっけなぁ。フラワーバスは私としてはちょっと困ったけど(笑)。 |
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