2016年 04月 21日

タラート、たらーと、タラ〜ト!

いきなりヘンなこと聞くけど「あの時使ったあの外国語は死ぬまで忘れないだろう」っていうの、ない?
イ課長にはいくつかある。たとえば・・・

①ヴォレイ キアマーレ イル スヴィッツェラ
(スイスに国際電話をかけたいでごんす という意味のイタリア語。25年前使用)

②エスタノーチェ ハビタシオン リブレ?
(今晩、部屋空いてるでごんすか? という意味のスペイン語 約20年前使用)

③プシャプラッシャム
(ごめんなさい という意味のポーランド語 2012年使用 これについては前に書いた

この一言が通じなかったら大変なことになるとか、その一言が通じてすごく嬉しかったとか、
外国での特殊なシチュエーションで使った「必死のひとこと」って頭に焼きつくらしい。

さてだ。以上が前フリで、前回の話を続ける。
フワランポーン駅を大きく遅れて出発した列車はタイののどかな田園風景をひたすら東に走り、
予定より大きく遅れてチャチュンサオ駅に到着した。終点だけあって降りる人数がすごい。
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目的地のバーンマイ百年市場は駅からちょっと離れてる。トゥクトゥクかなぁと思ってたんだけど、駅前には
トゥクトゥクなんていない。代わりにソンテウがたくさん停まってて、タイ人たちが目的のソンテウに
スイスイと乗り込んでいく。ってことは、この中から百年市場行きソンテウを探し出さんといかんわけやな?
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「市場」という意味のタイ語は事前に調べておいた。「タラート」だ。
ソンテウ乗り場にいるおっちゃんに聞いてみよう。「私は市場に行きたい。どのソンテウに乗るべきか?」と、
タラート以外は英語で聞いてみた。

「・・ア?」

案の定通じない(笑)。
英語ナシで「タラート」だけ繰り返してみる。「タラートゥ」「タラ〜ト」とかいろいろ言ってみるけどダメ。
「タラート」なんてシンプルな一般名詞も通じないのぉ?発音難しすぎるぞタイ語。わかってくれタラート!

アーーー!タラーート!
何度も繰り返してたら、おっちゃんがやっとわかってくれた。こういう時のタイ人(に限らないだろうが)は
「ガイジンの言ってるワケわかんねぇ言葉をちゃんと察してやった自分ってエラい」という満足感に満ちた
笑顔になる。このおっちゃん、あっちのソンテウに乗れって指さすからそっちの方に行ってみた。

ははぁ~、確かにこっちにもソンテウ乗り場がある。今停まってるコレに乗ればいいのかな?
しょうがない、今度は青シャツのおっちゃんに聞いてみよう。
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ここでも「タラート!タラート!」って繰り返したら、何回目かにわかってくれた。
発音(というか声調)が難しいタイ語、ガイジンがあてずっぽで言ってみても、イッパツで正しい声調どおりで
ある可能性は極めて低いようで、とにかく何度も言うしかない。

これに乗れって言うから乗ろうとしたら・・あらら、ソンテウはもうパンパンの満員じゃん。
しょうがないから外に飛び出したステップに乗って手すりにしがみつく。
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車からハミ出してステップに乗るっていうのもなかなかオツなもんだ。ちょいとばかり地元民になった気分。
ただし後ろを振り返るとこんな感じだから落ちたら後続車にひかれるが。
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しかしまだ難関は残っている。
このソンテウが百年市場を通るものだとしても、その市場がある停留所でちゃんと降りる必要がある。
ってことはソレらしきところに停まったら乗客の誰かにまたまた「タラート?」って聞くのかよ~。
ある停留所でけっこうな数の乗客が降りようとしてたから、オバさんに聞いてみた。「タラート?」

不思議なことに、この時の「タラート」はイッパツでわかってもらえた。語尾あげの疑問形だったからかな?
ついでにソンテウ代も聞いた。駅からタラートまで7バーツ。22~23円くらいってとこか。安いねぇ。

それにしても・・だ。
「タラート」なんて短い単語、抑揚を変えて言うっつうたってバリエーションはそう多くない(はずだ)。
なのに何で通じないの?スペインやポーランドだって現地語がここまで通じなかったことはないと思うのだが・・。

しかし将来イ課長が大モウロクじじいになっても「タラート」というタイ語だけは忘れないだろう。
冒頭に挙げた例と違って特に切迫した状況でもないし、その一言が通じて特に幸せだったわけでもない(笑)。
ただ、あまりに何度も繰り返し使用したために頭に焼き付いてしまった。さらに言えば、この記事を読んだ
アナタも「タラート」というタイ語だけは・・・ほら、もう覚えたでしょ?(笑)
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こうして辿りつくことができたバーンマイ百年市場。その名の通り、古~い風情を残す水辺の市場で、
観光を兼ねてバンコクから買い物に来る客も多いらしい。さぁイ課長も入ってみようじゃねぇか。

内部の様子は次回たっぷりご紹介しようと思うのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-21 00:02 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
Commented by orchid.titi at 2016-04-21 02:17 x
おはようございます。

解ります!よ~く解ります。

イ課長は通じたんですね。私は通じませんでした(笑)この記事を読んで、タラートの発音声調はどんななんだろうと思わず、グーグル翻訳で日本語(市場)→タイ語(タラート)を調べました。次回は絶対に通じてみせるぜと思った次第です(笑)
Commented by tohoiwanya at 2016-04-21 17:24
>イ課長は通じたんですね。私は通じませんでした(笑)

orchid.titiさん:
通じませんでしたか・・(笑)。なんでああまで通じないんですかねぇ?タイ語。
「プシャプラッシャム」っていうポーランド語の方がどう考えたって
「タラート」より長くて発音難しそうなのに、あっちはイッパツで通じた。
なぜ「タラート」は・・?? なぜタイ語は・・??
Commented by Bきゅう at 2016-04-22 23:06 x
「やっぱりいるけ?」
ちょっと発音は違うかもしれないけど、ヤッパリイルケ?
これがBきゅう的、死ぬまで忘れない外国語ですう。
タミール語で「元気?」覚えやすいので覚えている。
タミル語は日本語っぽいかも。
Commented by tohoiwanya at 2016-04-23 15:42
>「やっぱりいるけ?」

Bきゅうさん:
これは非常に面白かったんで調べてみました。タミル語の「元気ですか?」は
eppadi irukkeenga エッパディ イルッキーンガ  と言うらしい。
(マドラス日本人会HPより引用)
実際に聞いてないのでわかんないですけど、まさに一種の「ソラミミ」で
「やっぱりいるけ?」「やっぱりいる気?」みたいな感じなんでしょうな。
これ面白いなー。タミル語の通じるトコ行って連発してみたくなったス。


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