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2016年 08月 05日

ルアンパバーンという町

今さらだけど、イ課長はこのブログにおいてこの町のことをずっと「ルアンパバーン」と表記してきた。
しかし「バ」と「ン」の間の伸ばしを入れずに「ルアンパバン」と書く人もけっこう多い。

しかも「ルアンプラバーン」「ルアンプラバン」って書き方も、これまたかなり多いんだよね。
Wikipediaは「ルアンパバーン」、地球の歩き方は「ルアンプラバン」を採用しているようだ。
アルファベットで書く時は必ず LUANG PRABANG と書くはずなんだよ。
ルアンパバーンという町_f0189467_17051003.jpg
 
ある記述によると、ラオスやイーサーン(タイ東北部)では「PRA=プラ」の発音がほとんど「パ」になるらしい。
LUANG PRABANG と書いてあっても、PRAの部分を「パ」と発音すればルアンパバーンになる。

要するに、ドッチが正しく、どっちが間違ってるということではない。
パバーンでもプラバーンでも、伸ばしを入れても入れなくてもいいみたいだけど、このブログでは
前から「ルアンパバーン」と書いてたはずだから、今後もその表記で統一させていただきます。

さてだ、ルアンパバーンですよ。
19世紀くらいまでルアンパバーン王国の首都として栄えた古都ルアンパバーン。
そして、今やラオスに二つしかない世界遺産のうちの一つルアンパバーン。前にも書いたように、
観光地としてルアンパバーンの人気の高さはとにかく絶大で、世界中から旅行者がワンワン押しかけてる。
ルアンパバーンという町_f0189467_00150675.jpg

町のメインストリートを歩けばすれ違うのは地元の住人より旅行者の方が圧倒的に多い。
そういうところはアンコール遺跡観光の町・シェムリアップと似た感じがあるけど、ルアンパバーンが
特徴的なのは、そこが「世界遺産を観光するための拠点の町」じゃなく「町そのものが世界遺産である」
という、まさにその点にあると思う。
ルアンパバーンという町_f0189467_17072399.jpg
 
ここを訪れた者は世界遺産で目をさまし、世界遺産を散歩し、世界遺産でメシ食って世界遺産で寝るという
生活を送ることになる(笑)。ここを拠点にどこかに行くっていうより、この小さな田舎町に滞在すること
ソレ自体がすでにゼイタクな観光体験になってる。ホントにいい感じの町なんだよ。

シェムリアップで遺跡観光せずに毎日ゴロゴロしてたらバカと言われるだろうけど、ルアンパバーンでは
どこにも遠出せず、町の中を散歩するくらいで、あとはネコみたいに過ごすというのは悪くないと思うなぁ。
今回、イ課長はクアンシーの滝ツアーに参加したり、それなりに観光客らしいこともやったけど、
次回ルアンパバーンに行くチャンスがあれば「ネコ生活」もちょっとしてみたい(笑)。
ルアンパバーンという町_f0189467_17061839.jpg
 
まさに他をもって代え難い、この町の独特の雰囲気を味わいたくて観光客は世界中からヒキも切らず来る。
町の中には次々とホテルやゲストハウスが作られるけど、それでも需要に追い付かないくらい来る。
小規模ゲストハウスが多いんだけど、これだけ魅力ある町だから大手観光資本も目をつける。

で、大手による豪華ホテルも建てられるわけだ。
もっとも世界遺産の町だから、勝手に高層ビル建てて景観を壊すわけにはいかない。既存の建物を
強引に高級ホテルに改装しちゃう。たとえば・・・

HOTEL DE LA PAIX: 元刑務所を改装した超高級ホテル

HOTEL AMANTAKA: 元州立病院を改装した超高級ホテル

超高級リゾートチェーンとして有名なアマンリゾートもルアンパバーンに進出してたんだよ。
実はイ課長は昔、この超高級リゾート・アマンにバリ島で泊まったことがあるのだ。すげぇだろ。

だもんで、ルアンパバーン滞在3日め、炎天下死の行軍中に(またかよ)アマンを見た時は
びっくり仰天した。この時までルアンパバーンにアマンがあるなんて知らなかったからね。
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思わずしみじみと外から眺めちゃったよ。
確かに言われてみれば元病院っていう感じの低層建物だ。お金かけて改装したんだろうなぁ・・。
「アマンが進出した」となると、いよいよルアンパバーンも世界的リゾート地だよなぁ・・。
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というくらい、今やタイヘンなところなんですよ、ルアンパバーンは。
もっとも、そうは言っても、何せ人口が少ないラオスの小さな古都だからのんびりしてるけどね。
人の少ないヴィエンチャンの居心地もよかったけど、ヴィエンチャンよりずーっと田舎なルアンパバーンの
居心地はまたタイヘンよろしい。この町に来て「桃源郷」という言葉を思い出す人も少なくないらしい。

ヴィエンチャンネタもまだけっこう残ってるけど、これからルアンパバーンネタもおいおい
ご紹介しようと思うのである。


 

by tohoiwanya | 2016-08-05 00:16 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2016-08-05 10:48 x
>実はイ課長は昔、この超高級リゾート・アマンにバリ島で泊まったことがあるのだ。すげぇだろ。

すげえ。
Bきゅう、あまん、ないです。Bきゅう、安全確保のために高いホテルに泊まることはあっても、そーゆーホテルに泊まったことないですう。
Commented by tohoiwanya at 2016-08-05 23:33
>そーゆーホテルに泊まったことないですう。

Bきゅうさん:
トホ妻が見つけてきたんですよ。「アマンに泊るバリ●泊」みたいなツアー商品を。
「アマンにこの値段で泊れるなら行こうよ」って言われた時、実は私は
アマンリゾートって知らなかった(笑)。ま、私だけだったら永久に
泊ることがなかったようなホテルでしたね。ジュウボクズたちがすごかったス。


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