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2017年 02月 12日

渡し船で対岸の村に行ってみる その2

メコン川の向こう岸、土の道路の両脇に掘立て小屋に近いレベルの店が並ぶ商店街。
しかしコレを商店街と呼んでいいのかどうか・・・。
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ルアンパバーンだってかなりの田舎だけど、それでも道路はちゃんと舗装されてた。
もちろんヴィエンチャンだって大通りから裏道まで道は舗装されてた。そのことを特に
気にも留めなかったけど、今こうして土むきだしの商店街を見ると、ラオスじゃ実は
こういう道の方が多いのかも、と思えてくる。

あー・・ラオスの田舎ってこういう感じなんだな。
当然のことながら、こんな対岸の村に来ようなんてモノズキ観光客は皆無だからガイジンは
イ課長だけ。世界の人気観光地ルアンパバーンからメコン川ひとつ渡れば、観光客が
全然知らない、こんな世界があるんだねぇ。
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肉屋さんだ。生肉をドサッと並べただけの肉屋は東南アジアじゃ珍しくないけど
ここは一段と野趣あふれるたたずまい。ビニール袋に入れたものは豚か何かの血だよな。
ラオスも欧州みたいに血のソーセージとか食うんだろうか。
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ここにも肉屋。赤身肉に加えて生の豚足、さらに豚の顔面まで売ってる(笑)。
ブダペストの市場でも豚の顔売ってるの見たなぁ。欧州じゃ豚を無駄なくトコトン使うって
意識が強いのは知ってたが、ラオスもそうなんだねぇ。
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こっちじゃお姉さんが魚焼いてる。
まだせいぜい朝の7時だけど、店はどこも開店してるし、おそらくみなさんすでに朝食も
済ませて「今日の仕事」に取りかかってる様子が伺える。田舎は早起き。
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商店街を通り抜けるともうホントに何もない田舎の村って感じだ。
だが向こうの方に何やら寺院の屋根とおぼしきピカピカ・ギザギザした尖塔が見える。
まぁちょっと行ってみっか。
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ははー・・これか。お寺じゃなくて、銅像設置用の祠というか東屋というか・・。
この銅像がどなたかは存じません。お札に印刷されてた人かなぁ?ラオスでは大変エラい
人なんだろう。
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しっかしこの辺の家のたたずまいも、ラオスの田舎そのものって感じだ。。
こっちじゃ早朝から大規模たき火(あるいは小規模野焼き?)やってる。何なんだろうか。
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この家もまぁ率直に言ってすさまじくボロい。
戸の下を掘って排水路にしてるから、食器洗った後の水なんかはここから捨てるんだろう。
当然下水はないはずだが、トイレはまた別のところにあると想像される。
渡し船で対岸の村に行ってみる その2_f0189467_23361478.jpg
 
村人たちにしてみれば、イ課長は「自分たちの貧しい暮らしを珍しがってる外人」に
他ならない。それは承知してる。しかし彼らはそんなガイジン観光客にほとんど注意を
向ける様子はない。誰が来ようが来なかろうが、自分たちの生活をするだけのこと。
ラオスの大多数の人はおそらく毎日、こんな村で、こんな朝を迎えているんだろう。

メコン川対岸の、なーんもない田舎村。
ラオス最後の日に早起きしてここに来る気になった自分を褒めながら、さらにもうちょっと
探検は続くのである。ま、探検っつうても相変わらず何もないんだけどさ(笑)。


 


by tohoiwanya | 2017-02-12 00:03 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2017-02-12 22:20 x
おおお、画像から察するに、豚さんはまるまる一体。中華でも、豚さんは全部使われますよね。やっぱ、動物の飼育はお金がかかっているし、重要な栄養源だから、屠殺するなら全部利用するのかな。
Commented by tohoiwanya at 2017-02-13 01:04
>画像から察するに、豚さんはまるまる一体

Bきゅうさん:
顔面が一つ、豚足が4本くらいあるから、確かにそうかもしれない。
内臓系の部位が陳列されてないから、ラオスでは腸詰とか作らない・・・
とは思えないですよねぇ。せっかくここまでムダなく利用するんだから。
個人的にはあの魚の炙り焼きに惹かれる。あれ、「野趣あふれる屋台」で
売ってたヤツと同じ魚みたい。次回行ったら食おう。



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