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2017年 02月 14日

渡し船で対岸の村に行ってみる その3

メコン川対岸の、小さな村の早朝。
観光価値は全然ない。早朝でなくたって、昼になっても夜になっても観光価値はない(笑)。
しかしイ課長の気分はけっこう高揚してたよ。
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もしこの対岸の村に来てなければ、イ課長は普通の観光客として普通の観光地を見て歩き、
普通の観光客のままラオスを後にしていただろう。しかし今日この村に来たことで
イ課長は「素のラオス」にほんの少しばかり触れられた気分。そのことが嬉しい。

とは言ってもあまりゆっくりしてられない。ホテル戻って朝飯、荷造り、そして空港行かにゃ。
短時間ではあったけど、「ふつうのラオス」を垣間見て満ち足りた気分で船着き場に向かった。

おんや?
こっちの道・・・舗装してあるねぇ。こっち岸に来て以来、スコールが降ったらたちまち
ヌルヌルしそうな土の道ばっかり歩いてたから、舗装した道には敏感に反応してしまう。
こっちはナンなんだろうか?
渡し船で対岸の村に行ってみる その3_f0189467_00062514.jpg
 
ふーむ・・野良犬が多いのいいとして(笑)、平らに舗装された道、両側にはレンガの舗石?もキレイに
並べられてる。さっきまでいた村とはかなりの“格差”が感じられる。同じような場所にあるのに、
何でこんなに道路インフラ整備状況が違うんだろうか?
渡し船で対岸の村に行ってみる その3_f0189467_00064060.jpg
 
こんな看板があった。ここはシェンメン(シェンマン?)村という場所だと思われるが、
それがここ一帯を指すのか、この舗装された道があるところだけを指すのかは不明。しかも
書かれてる内容も不明だ。「シェンマン文化村」と言われてもよくわからないし、一番下にある
「シェンマン完全初等レベル」に至ってはマッタクわからない。何なんスか?
渡し船で対岸の村に行ってみる その3_f0189467_00062516.jpg
 
しかし何度も言うがあまりゆっくりしてられない。
名残惜しいがシェンマン完全初等レベルを後にして船着き場への坂を下る。
渡し船で対岸の村に行ってみる その3_f0189467_00062459.jpg
 
向こう岸に戻れるかなぁ・・という一抹の不安はあったけど、幸いすぐに渡し船が来てくれた。
来る時に乗った船とは船員の顔ぶれが違うから、やっぱ2艘で行ったり来たりしてるんだな。
はーい出航でーす。
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いやーー・・・早朝の短い探検だったけど、向こう岸を見に行って良かったーーー。
「素のラオス」を見るか見ないかで、ラオスに対する印象もだいぶ違ったと思うよ。
 
向こう岸の村はヴエンチャンやルアンパバーンに比べたら月とスッポンの差で何もなく、貧しい。
でも、あの村を見たことでイ課長はラオスという国が一層好きになったよ。観光客が行くような
エリアを見ただけだったら、こんな気分にはならなかったんじゃないかと思う。
渡し船で対岸の村に行ってみる その3_f0189467_00064816.jpg
 
再びメコン川を渡るオンボロ渡し船の上で、やや大げさに言えばイ課長は幸福だった。
ラオスってイイなー。ルアンパバーンまた来たいなーー。
昨日の夕方、メコン川の夕暮れでボンヤリと渡し船の出航風景を見てて、トツゼンあれに乗って
向こう岸に行きたい衝動にかられた自分を再び褒めてやった(笑)。
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ルアンパバーン側の岸に戻ってきた。こうして見ると向こう岸の風景と大差ないようだが(笑)。
それでも川面まで降りる下り坂は土ではなくコンクリート。ここにも格差があるねぇ。
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いずれ定年退職してゆっくり旅行できるようになったら、ビザなし滞在可能期間(15日)を使って
もう一度ラオスにゆっくり来たいなぁという思いはある。そうなったら当然ルアンパバーンにも
また来て、何日もダラダラとネコ生活したい。

もちろん、その時にはまたこの渡し船に乗って「普通のラオスの村」をもっとゆっくり
歩いてみたいと思うのである。
 

 


by tohoiwanya | 2017-02-14 00:35 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
Commented by Bきゅう at 2017-02-14 21:54 x
無事帰れてよかったです。野犬、街中のこういうのは人慣れしているのでしょうが、やはり噛まれたり、ノミがついたりとか考えると、怖いっすね。
Commented by kenwan56 at 2017-02-15 08:21
メコン川、いいですね〜
土ぼこりが上がっていそうな道の両側に立ち並ぶ
バラックのお店、、、ここまでじゃなかったけれど
昭和30年代東京都下じゃ、似たような風景があったような気がします。近所の八百屋と駄菓子屋と魚屋のある通りは、舗装されていなかったと思うし、映画館が土間だった。
Commented by tohoiwanya at 2017-02-16 01:18
>野犬、街中のこういうのは人慣れしているのでしょうが

Bきゅうさん:
おイヌさんたちはちょっとわかんないですねぇ。東南アジアじゃ
クサリにつながれたイヌなんてまず見かけないから、写真に写ってるのも
純粋な野犬というより準飼い犬っぽいイヌだったって気もする。
ラオスのイヌはごく少数の例外を除けばみんなおとなしかったですけどね。
でもなでなではしなかった。
Commented by tohoiwanya at 2017-02-16 01:23
>八百屋と駄菓子屋と魚屋のある通りは、舗装されていなかったと思う

マダムKenwanさん:
私が昭和30年代を過ごしたのは東京の板橋区でしたけど、表通りは舗装されてて
路地に入ると土の道っていうところが多かったですね。ただ、土のままだと
雨で滑りやすいから、砂利を敷いた路地が多かったような気がする。
東南アジア行くと、時々自分のガキ時代の記憶をすごく喚起するものがある。
やっぱトシとってから行くのがいいんですよ、東南アジアは(笑)。


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