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2017年 03月 19日
年度末の地獄・在宅仕事の合間を縫って深夜に更新するイ課長でございます。 しかしオペラネタも久しぶりだよなぁ。 こればかりは東南アジア旅行じゃ書けないネタだからね。 ロイヤル・オペラ、通称コヴェントガーデン・オペラには新婚旅行ン時のホロ苦い思い出がある。 当時はネットもなかったから事前に演目スケジュールなんて確認できない。そこで、ロンドン到着後に とにかくブッツケで行ってみたわけだ。何かいい演目があれば切符を買うつもりだった。 ![]() すると滞在中に「サムソンとデリラ」をアグネス・バルツァとホセ・カレーラスという当時の 二大スター歌手で見られる日があった。ただ、すごく高い席しか残ってなかったんだよね。 で、結局あきらめたんだよ。今にして思えばあの時ムリしてでも・・と思うが。 何せ貧乏新婚旅行だったからねぇ。その後2度ロンドン出張するたびにコヴェントガーデンの 演目はチェックしたんだけど、なぜかいつもいい演目と日程が合わず、ナショナル・オペラや ロイヤル・アルバートホールには行ったけどコヴェントガーデンだけは縁がなかった。 だからイ課長とトホ妻にとっては今回のコヴェントガーデンでのオペラ初鑑賞は25年の時を経た リベンジだったといえる。新婚旅行のアダを銀婚旅行で討つんだから執念深い夫婦だ(笑)。 演目はヴェルディの「ナブッコ」。もちろん今回は日本にいるうちにチケットをネット予約し、 事前にDVD借りて予習もして準備万端で臨んだのである。 行ったのは例のナショナル・ポートレート・ギャラリーの後。コヴェントガーデンまでは歩いていける。 これがロイヤルオペラハウス。一応ギリシャ神殿みたいなネオ・クラシック様式の建物だけど、 外観的にはウィーンやミュンヘンやブリュッセルの方が風格あるんじゃないか? ![]() 中はこんな。一応廊下のジュウタンは赤いけど天井も低いし大したことないねぇ。 欧州の歴史あるオペラハウスならもうちょっとゴージャスな内装を期待したいんですが・・ そりゃ確かに廊下を見に来たわけじゃないけどさ・・。 ![]() まぁいい。客席に入ってみよう。中はこんな感じ。 ふむ、やっと「歴史あるヨーロッパの歌劇場」って感じになってくるね。バルコニー席がぐるーっと 馬蹄形に取り囲む伝統的スタイル。照明も昔のロウソクっぽさを出してムードある。 ![]() 天井はこんな感じ。 一応「ソレらしく」作ってはいるけど、印象としては「そんなに古くない建物」って感じがするなぁ。 以前みたロンドン・ナショナルオペラの建物の方がよっぽど歴史と伝統を感じさせた。もしかすると コヴェント・ガーデンは第二次大戦の空襲で壊れて建て直したのかも。その可能性は十分ある。 ![]() 休憩時間にロビーをぶらついたら、昔の舞台の写真が展示されていた。女性歌手のこの衣装を見れば 演目は蝶々夫人だと一目でわかる。過去の有名な蝶々さんソプラノ歌手4人の写真ってことだろうが 欧米人が演じた蝶々夫人の姿って、悪いけど日本人にはコッケイにしか見えない。 ![]() その中で下の写真の左側の歌手、キモノ姿は変だけどちょっと昔の白黒映画のスチール写真風だ。 誰かと思って写真の下の名前を見てトホ妻とイ課長はビックリしたよ。ドイツの大ソプラノ歌手 エリザベート・シュヴァルツコップじゃん。彼女はロンドンで喋々さんを演じたことがあるんだ。 へー・・彼女がムリヤリ日本人に扮するとこういう感じになるのか。 ![]() で、「ナブッコ」はどうだったかっていうと、なかなか良かったよ。 さっき言ったように渡英前にDVDも見て予習もしたしね。しかし知れば知るほど内容はトンデモない。 バビロン捕囚の時代が舞台で、ナブッコって実はネブカドネザルのこと。そのネブカドネザルが 最後は「ユダヤの神様ばんざーい」でハッピーエンドって、めちゃくちゃすぎる。そんなのアリか。 しかしそれまで売れないオペラ作曲家だったヴェルディはこれでアテて、後に大作曲家になった。 そんなオペラもはねてホテルへの帰路。 毎度思うけど、ヨーロッパの大都市でオペラ劇場に行って過ごす夜って、それだけで何となく うきうきする。オペラがはねた後、駅まで夜の町を歩くのもまた楽しからずやってやつだ。 ![]() ちなみに、この夜のオペラチケットは1枚148ポンド。当時のレートなら2万円を越えてる。 ビンボイ新婚旅行当時はいきなり現地に行ってわずかに残った高額チケットに手が出なかったが 日本にいるうちに演目を確認して切符も予約しておけるなんて隔世の感があるよ。 あれから25年。銀婚夫婦のロンドンオペラ・リベンジはこうして果たされたのでありました。
by tohoiwanya
| 2017-03-19 00:53
| 2016.06 英国銀婚旅行
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Comments(6)
ネットがなかった時代の旅先イベントは、観光局頼みでしたね。
あとは行き当たりばったり、何かやってるだろうって。。。 プログラムも事前に分かり、チケット手配が自力で出来るようになって、いい時代になったもんだと、つくづく思います。 当日券のいいところは、キャンセルチケットの放出を割安でゲットできる場合があること。 それでもいい席のは高いですが、日本で引っ越し公演を観ることを考えれば安いもんだと思います。 あああ~、現地でオペラ観たい。 演目だけじゃなく、会場への道中、ホールの雰囲気、全てがオペラ鑑賞の醍醐味ですよね。
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ナブッコってそういう話があったのかー。昔は歴史教育も行き届いてないし、豪華絢爛な舞台ものオペラは、客には受けたのではないかと思います。蝶々夫人もしかり。アップで写すものではないですよね。
>あとは行き当たりばったり、何かやってるだろうって
カプメイさん: ほんと、日本でチケット予約できるなんて昔から考えたら夢のような話。 私は現地に着くとすぐに売店スタンドで現地の「ぴあ」みたいな雑誌を捜して 滞在中にいい演目がないか探したもんでした。不便ではあるけど、 今思えばあれはあれで楽しかったですけどね(笑)。NY行った時はそうやって レイ・チャールズを生で聞いて感激したもんでした。
>ナブッコってそういう話があったのかー
Bきゅうさん: そういう話だったんですよ。私も予習するまでネブカドネザルのこととは知らなかった。 あの中ではユダヤ人たちが歌う合唱曲がものすごく有名で、イタリア第二の国歌と 言われるくらいの名曲と言われてるんだけど、私はなぜかそれほど 名曲だと思わないんですよねー。
シュヴァルツコップが、プッチーニを(しかも蝶々さんを)歌ったとは!? ものすごい美人でしたけど、珍妙なカツラ被らされてお気の毒です。まあ、欧米人の蝶々さんは、どなたも変ですけれど。
>ものすごい美人でしたけど、珍妙なカツラ被らされてお気の毒です
マダムKenwanさん: 返信遅くなってすみません。 シュヴァルツコップというと、私も元帥夫人とかハンナ・グラヴァリとか ドイツオペラ&オペレッタしか思い浮かばないんですけど、やっぱり イタリア語で歌ったんですよねぇ、きっと・・。 しかしさすがはシュヴァルツコップ、こんな珍妙な扮装させられても 他の三人に比べたらやっぱりダントツで美人ですよ。 |
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