2017年 05月 29日
世界をマタに髪を刈りまくる男、その名はイ課長。英国で髪を刈るのは二度目だ。 前回は英国出張最後の半日観光の時、ハンプトン・コートの近くの床屋行ったんだよな。 あの時のおばさん、ロシアか東欧か、とにかくスラブ系言語を話してたっけ。 今回はトホ妻と二人だから、一人でフラッと床屋に行く機会って作りづらいわけだけど もちろん、そんな障害をモノともせず行くのである。ヤツもバカ亭主の変態趣味は 重々わかってるので、今さら驚かない(笑)。 プールという町での大廃墟観光からロンドンに戻ってきた日、時刻はまだ夕方。よし散髪だ。 さっそくトホ妻をホテルにほっぽらかして、一人でパディントン駅の方に床屋探しに出撃。 ホテル周辺じゃ床屋を見かけなかったけど、以前、パディントン駅近くに泊った時、駅の近くに インド系の床屋を見た記憶があったんだよ。 ・・・と思ったけど、ないねぇ・・。駅からそんなに遠くなかった気がするけどなぁ? しょうがないから近くの店に入ってキャンディを買い、そこの店員に聞いてみることにした。 「この辺にあるバーバーショップを貴殿、ご存知か?」 すると「向こうにあるよ」と、さらに先を指さすから、そっちに行ってみた。 おお、あるある。むかし見た店と同じかどうかはわからんが、ここで問題ない。 さっそく中に入る。最近は海外床屋に対する躊躇とか不安を感じるより前に、とにかく 店に入ってしまうことにしてるのだ。何とかなるって。 店はすいてて、入るとすぐに座れと指示された。 その後カットの値段を確認したんだけど、いくらだったかメモを残しておかなかった。スマヌ。 英国だから安くはなかった。けどボッタクリという金額でもなくて、大体10ポンドくらいじゃ なかったかと思う。当時なら約1600円ってとこか。 どのくらいに切るのだ?って聞かれるから、毎度おなじみの返答をする。 「ごく短髪を所望いたす。機械にてウィーーーンもOKでござる」 するとニイちゃんが「オレくらい?」と自分の頭を指して確認してきた。なるほど、確かに このニイちゃん、スソの方は完全刈り上げだ。「貴殿のように?うむ、結構でござる」 さっそく始まるバリカンタイム。 このニイちゃんナニ人だろ?この辺はインド系が多いはずだけど、アラブ系にも見える。 他の店員を見ても、全員アングロ・サクソン系じゃないのは確かなようだ。 バリカンでザリザリと刈り、ハサミでチョキチョキと整え、最後に「この辺とこの辺、もそっと 短くしてほしゅうござる」と希望を出して、散髪は順調に終了。散髪中は特段ネタにするような こともなく、ごくごく手慣れて安定した仕事ぶりでござった。 一応“成果”の写真も残しておこうと思って、帰りがけに窓ガラスでセルフィー。 例によって「ほぼ坊主」。結構でござる。 散髪に要したのはせいぜい30分もかからなかったと思う。ホテルへの帰り道でも まだ外は夕方のままだ。ま、ちょうど6月下旬で、一番日の長い時期だったからね。 (反対側からの写真だからゆるい下り坂になってる) こうしてイ課長の人生における・・・何回目なのか勘定するのも面倒になった海外散髪は、 ここ英国においてもつつがなく終了したのでありました。
by tohoiwanya
| 2017-05-29 00:48
| 2016.06 英国銀婚旅行
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Comments(2)
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Bきゅう
at 2017-05-29 20:56
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貴殿、達者なようで何より。貴殿、倫敦にては、町家で散髪をいたしたとござり、赴き深く拝読候成。拙者らは、江戸では、髪結いは家の小者にまかせ、または、時に髪結いを家に呼び候成て、このような町家の床に参上したことは無に候。貴殿の見聞、至極、感動いたし候。
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tohoiwanya at 2017-05-31 10:43
>このような町家の床に参上したことは無に候
Bきゅうさん: 拙者、三十俵二人扶持という禄の軽きものゆえ、家に髪結いを頼める下男などもおらず、 こうして毎回町の床屋を訪ねるのでござる。えげれすのように物価の高い国にて 床屋に参るとなると、それなりの出費になり申すが、それもこれも 修行と思うておりまする。剣の道と同じくらい、床屋の道もまた深そうでござる。 |
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