2018年 03月 03日

ポッパ山の神々しい神々たち

ナッ神って37人(37神というべきか)いるらしい。
昔の伝説の登場人物で、大体は悲惨な死に方をした人が多いらしい。男もいれば女もいる。
一番有名なのは大昔のある鍛冶屋で、その力量・人望あまりに高く、王様は彼の妹と結婚。
しかし王は義兄が自分の王位を奪うのでは、と心配になって、ある日鍛冶屋を火あぶりで
殺してしまった。それを見て王妃(つまり鍛冶屋の妹)も火に飛び込んで自殺。めちゃくちゃ。

こういう約1000年も前の伝説のヒトが、信仰対象の神々になってるわけ。
神話上の神様っていうんじゃなく、実在の(伝説だけどさ)人間が神格化されたわけで、
日本で言えば菅原道真=天神様信仰なんかと近いものがあるのかもしれない。そう考えると
ナッ信仰も何となく多少はわかった気になる。

ただ、そのイメージというか、造形というか、ルックスに日本人はかなり戸惑う。
ナッ神って、大体こんな感じに具象化されてるようなのだ。
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どっかの田舎寺院にある、へなちょこレプリカではない。ナッ信仰の総本山・ポッパ山に
置かれたナッ神像である以上、たぶんこのお姿が“正式”のものなんだろう。

もうちょっと上手に作った方が有り難みあるんじゃないの?と思っちゃうけど、
この素朴さが土着信仰ならでは、ということなのかもしれぬ。こういうの見てると、
どうしてもイ課長はワット・ムアンの地獄にいた人形を思い出してしまうのだが・・。
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この女性の人形はそれでもかなりリアルに出来てると思うが、こういうのは例外的。
みなさんそれぞれ名札があって、ミャンマー人であれば「ああこれがあの神様だ」って
すぐわかるんだろうな。
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しかしここポッパ山には、これらナッの神々たち(なんだろうと思う)を上回るような
ミャンマー中で大人気のキャラクターがもう一人いらっしゃる。それこそがボーミンガウンという
実在の大僧正なのである。

このボーミンガウン氏、20世紀にポッパ山で修業を積み(写真も残ってる)、数々の奇跡を
なしとげた人で、上でご紹介したのが神様だとすれば、こちらは“聖人”と言えるだろうな。
とにかく人気あるんだよ。ミャンマーじゃ。どんな人かというと、たぶんこれがその人。
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・・・これえ?・・・などと思ってはいけない。ミャンマー最高の人気を誇る聖人だぞ。

この手前ガワの人もボーミンガウンさんだと思われる。眉根にシワを寄せたしかめっ面が
彼のトレードマークなのだ。しかし上の写真とはだいぶ顔が違う気もするが・・。
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土産物屋でも大量のボーミンガウン人形を売ってる。
白のシャツに黒い半纏(?)、ドッカと座ったそのお姿はまるっきりヤクザの親分。
ここでも人形ごとの、顔の個体差が激しすぎだ。
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黄金のボーミンガウン像まである。とにかくポッパ山を歩けばあちこちで彼と出会う。
よほど人気あるんだな。だが相変わらず同一人物とは思えぬくらい、すべて顔が違う(笑)。
下の写真、右に写ってる頬のコケた謎のお坊さんもかなりキテるねぇ~・・。
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このボーミンガウンの人気はポッパ山だけでなく、全ミャンマー的なものなのだ。
その証拠に、ヤンゴンで見かけた彼の像の写真も載せておこう。顔だけじゃなく
髪型も違うように見えるけど、それでもこれは彼だよ、たぶん。花の首飾りつき。
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ボーミンガウン氏の現存する写真を最後に載せておこう。本物はこういう人らしい。
これまでに見た人形のドレとも似てない気がするが(笑)。
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なかなかユニークというか素朴というかトホホというか、とにかくポッパ山の
神さまや聖人はこういう方々なのである。どうだ参ったか。

 

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by tohoiwanya | 2018-03-03 00:02 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)


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