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2018年 03月 12日

イ課長・尼僧からコナの運び屋を頼まれる

ミャンマーネタはまだ無尽蔵と言っていいくらい残ってるわけだが、
まぁちょいと気分を変えて、移動のフライトのことを書こう。

マンダレーからバンコクまでは飛行機で1.5時間くらい。こんな短いフライトでも
ブログネタが二つも出来ちゃうっていうんだから、世の中は不思議だ。マンダレー空港と
ドンムアン空港で面白い出会いがそれぞれあったんだよ。
イ課長・尼僧からコナの運び屋を頼まれる_f0189467_02134650.jpg
 
マンダレー空港での出会いは、バンコク行きの飛行機を待つ搭乗ロビーでのこと。
ミャンマー人の尼僧から話しかけられたのだ。メガネかけた、そこそこご年配の、小柄な方だ。
向こうから話しかけてきて、飛行機を待つ間あれこれ話をした。

話によると、彼女はメディテーション(瞑想)のためにバンコクに行くんだと。へぇ〜。
バンコクのお寺でそういう瞑想の会合?があるみたいで、そこには日本人も参加してるなんて
話をしてくれた。ほぉ〜・・世の中にはいろんなイトナミがあるんやねぇ。ミャンマーじゃ
旅の初日に女子出家者と写真撮ったけど、最後の空港でも尼僧と写真を撮ることになった。
イ課長・尼僧からコナの運び屋を頼まれる_f0189467_02115456.jpg
 
そのうち、彼女が「アナタ悪いけど飛行機乗る時にこのカバンを持って、機内で私に
渡してくれない?」と言ってきた。そのカバンを持ってみると確かにズシリと重い。
イ課長に顔を寄せてヒソッと「実は荷物がオーバーウェイトなのよ」なんて言う。
機内持ち込み荷物の重量オーバーだから、イ課長の荷物のフリさせようってわけか。
この尼僧、けっこうちゃっかりしたオバさんでもあるようだ(笑)。

するとこの尼僧、あろうことか「中身はイエローパウダーなのよ」などと言う。
きっ、黄色いコナ?わざわざカバンのジッパーを開けて中をチラッと見せてくれる。
確かに透明ビニール袋に入った黄色い粉がドッサリ。おおおお。つ、ついにイ課長も
海外の空港で怪しいコナの運び屋を頼まれるまでに出世?したか(笑)。

もちろん彼女はすぐ中身を説明してくれて「これはジンジャーパウダーで、瞑想の時に
使うのである」と教えてくれた。へぇ〜・・ショウガの粉。調べてみると日本でも
ジンジャーパウダーって調味料として普通に売ってるんだね。瞑想の前に飲むのかな?

東南アジアでは僧侶が交通機関で優遇されることがママあって、彼女は優先搭乗の対象
だったようだ。自分が先に乗れるのはわかってるけど、万一重量オーバーがバレると
マズイから、誰かに頼みたかったと思われる。イ課長はそのターゲットにされたんだな。
身体デカくて目立つしね。はいはい、運ぶくらいはいいッスよ。

しかしまぁ、たとえそれがジンジャーパウダーとはいえ、空港で知らない人から
「コナの運び屋」を頼まれるなんて初めてだ。感慨深いものがある。記念?に
頼まれたバッグの写真を撮った(笑)。こんなの。
イ課長・尼僧からコナの運び屋を頼まれる_f0189467_02115483.jpg
 
念のためにいうけど、これはちゃんと手荷物検査を通過した後の荷物ですからね?
しかも運び屋を頼まれたのは搭乗ロビーから飛行機の機内までだけの話ですからね?

運搬を頼まれたバッグを持って機内に入ると、さっきのオバサン僧侶がもう座ってる。
例のバッグを彼女の上の荷物スペースに入れ、自分が座る後方の席に移動した。
コナの運び屋業務はそれでオシマイ。

もっとも同じ飛行機で同じ目的地に行くわけだから、バンコクのドンムアン空港でも
またこのオバサン僧侶とは出会った。しかしさっきも言ったように東南アジアでは僧侶は
何かと優遇されるから、イミグレの長〜〜〜い列に並んでる時、係員が彼女だけは優先して
手続きさせてた。だからこのオバサン僧侶とはその時がお別れ。
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当然、彼女はあの黄色いコナを持ってイミグレを通り、税関検査も(あんまりないけど)
通ったはずだ。あのコナ、覚せい剤と間違われたりしかなったかなぁ?(笑)

しかしこのオバさん僧侶と別れたあと、イミグレの長い長い行列でまた新しい出会いが
あるから旅というのは面白い。その出会いPart2については次回。

 


by tohoiwanya | 2018-03-12 00:04 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)


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