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2018年 03月 14日

イ課長・中国ギャルズとタクシーをシェアする

この日、ドンムアン空港のイミグレの行列はとにかく長かった。
50分くらい並んだはずで、行列の圧倒的多数は中国人団体観光客。ここはLCC専用空港だから
エアアジアなんかの中国路線で来た人が多いんだろうな。
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オバさん僧侶が行列から抜けたために、その後ろにいた若い女子2人がイ課長の直後になった。
大学生くらいか・・ヘタしたら高校生くらいに見える。おそらく中国人だろうけど、
団体ツアーの一員じゃなく、二人だけのようだ。退屈しのぎに英語で話しかけてみた。

「中国からですか?」
「イエス あなたはどこから?」
「日本です。私はまずミャンマーを旅行して、今日タイに来たのです」

中国のどこの町?と聞いたら「チャオシェ」。ちゃおしぇ?・・・どこ?・・長春?
あとで字を書いてくれてわかった。長沙という町から来たお嬢さんたちらしい。

何せ列は長いから話す時間はたっぷりある。
タイは初めてで、バンコクに友達が住んでるそうで、バンコクに数日滞在したあと
その友達とプーケットに行くんだって。そりゃ楽しみだ。

ようやく入国審査が済み、タクシー乗り場に向かう。彼女たちも歩いて来た。
「どこのホテル?」って聞いてくるから「スクンビット」と答えると「アー」って嘆息して
ガッカリした顔してる。近ければイ課長とタクシーをシェアしたかったんだろうな。

「あなたたちはどこのホテル?」と聞いたらスマホを見せてくれた。
イ課長は何でも紙で出力するけど、今どきギャルは中国に限らず何でもスマホなのだ。
画面の字が小さくてよく読めなかったけど、最初がSで始まる地名だ・・・んんん~??
でもスクンビットって聞いてガッカリしてたわけだから、彼女らはスクンビットじゃないはず・・。

で、一度は別れたんだけど、どうしてもさっきの「Sで始まる地名」が気になる。
もう一度彼女たちんトコ行って「さっきの住所もう一回見せてくれる?」と再確認してみた。
スマホの画面をよ〜く見ると・・・Sukhumvit・・え?やっぱスクンビットじゃん?!

よく見ると彼女たちの行き先、イ課長と同じスクンビットの、同じソイ33。何つう偶然。
「すごく近い!!」とお互いに気付いた瞬間に、すでに彼女たちはイ課長とタクシーを
シェアしようと決めていたようだ(笑)。

初めてのタイに来て気分が高揚してたところに、やさしそうな(ここ重要)日本人のオジさんと
偶然タクシーをシェアすることになってますます高揚したのか、二人は車中でもはしゃいでた。
小柄なメガネの子の方はアニメファンのようで、スマホの翻訳アプリを駆使して
「私は宮崎駿のアニメが好きです」なんて日本語を見せてくれたりして、楽しかったよ。 
イ課長・中国ギャルズとタクシーをシェアする_f0189467_02084933.jpg
 
タクシーを降りる時がまたヒト騒動。イ課長と彼女たちのホテルはおそらく住所的には
同じ通りに面してるはずだけど、位置的にイ課長投宿ホテルの方に先に着いたので、
イ課長が先に降りることになった。

年長者だし、最低半分、場合によってはタクシー代はおごってあげようかと思ったんだけど、
この中国ギャルズ、ガンとして1/3以上の支払いを拒む。イ課長が一度ドライバーに渡したお札を
ひったくって返してきたりするもんだから、タイ人のドライバーの方が面食らってたよ(笑)。

同じ通りのホテルだから、近くのコンビニあたりでバッタリ遭遇するかな?と思ったけど、
残念ながらそういう偶然はなかった。しかし空港からスクンビットまでのタクシーが
彼女たちのおかげで安くなり、しかも楽しい道中になった。ありがとうね。

もう会うことはないだろうけど、彼女たちも「あの時バンコクで一緒のタクシーに乗った
日本人のオジサン」のことは覚えてるだろう。長沙のお嬢さん二人には、これからも楽しい
海外旅行生活を送ってほしいもんだ。中国ギャルズ、元気でね!謝々!

 


by tohoiwanya | 2018-03-14 00:03 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2018-03-15 21:50 x
期待できる若い子たちですね。どうしても、中国というと、輸出入の関連などのニュースが多いので、こういうまじめな子の話ってあまり聞かない。がんばれ若い世代。
Commented by tohoiwanya at 2018-03-16 02:45
>期待できる若い子たちですね

Bきゅうさん:
あの時、入国審査に並んでた大量の中国人のおそらく9割くらいは
旗持った添乗員に連れられた団体客。はっきり言って騒々しい(笑)。
その中で、若いのに自分たち二人だけで旅行する姿というのが大変好感が持てた。
明るくてハキハキした、いい子たちでした。


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