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2018年 03月 16日

ミングォンへの道 その1

マンダレーってヤンゴンに次ぐミャンマー第2の都市なんだけど、英国植民地になるまでは
ミャンマーの首都でもあった。植民地になる前の最後の王朝・コンバウン王朝の都が
マンダレーにあったのだ。

だもんで、「日本でいうならヤンゴンが東京、マンダレーは京都」なんて言われ方をする。
ってことはポーランドに当てはめりゃ、ヤンゴンがワルシャワ、マンダレーはクラクフか。
タイ風にいうならヤンゴンがバンコク、マンダレーはさしずめチェンマイあたりかな。
ラオスだったらヤンゴンがヴィエンチャン、マンダレーが・・・・ルアンパバーン?
念のためにいうが、ルアンパバーンより圧倒的に都会です、マンダレーの方が。
ミングォンへの道 その1_f0189467_15440888.jpg
 
このマンダレーを観光しようとすると、市内観光に加えて郊外観光という楽しみがある。
ミングォンとかインワとかザガインとか、近郊観光スポットがいろいろあるんだよ。
イ課長が前日、ピックアップに乗って行ったアマラプラもそんな近郊観光スポットの一つ。
なんでマンダレー郊外には、いくつも見どころがあるのか?

要するに、マンダレーを都にしたコンバウン王朝の王様ってのが、あっちこっちに
王都を移動したり「ここにも超巨大パゴダを作ろう」とか言ったりした結果らしい。
アマラプラは旧王都。そして、これから行こうとしているミングォンは超巨大パゴダの
建設地だった。もっとも、その建設計画は頓挫するわけだが。

シャー・ジャハーンもそうだけど、王様ってイキモノは基本的に建築道楽なんだね。
我が治世のアカシを巨大なナニカを作ることで後世に残したいと思うんだろうな。

イ課長はマンダレー滞在中、アマラプラとミングォンに行ってみたかった。
アマラプラはすでに昨日行った(まだ書いてないが)。今日はミングォン観光だぜ。
マンダレーからミングォンまで行こうとすると、その道程はラクではない。

まずエヤワディ川の船着き場まで行き、そこから外国人専用船で川をのぼり、
現地を観光し、同じ船で戻って来る。専用船ってのは一日1往復だけしかない。
何としてもその外国人専用船というのに乗船しないといかんわけだが、その前にまず
船着き場まで辿り着かないといかん。

地図を見ると、ホテルから船着き場までは推定約1.5kmの距離。歩いても行ける・・が、
暑いからなぁ・・ミングォン行くまでは体力を温存したい。この際バイクタクシーか。
できれば乗りたくないが、この際仕方あんめぇ。

バイタク、どこで捕まえようか・・と思ってホテルを出ると、さっそくオッチャンが
「モーターバイク?」と聞いてきた。後で知ったけどこのオッチャン、このホテルの
準専属?のようで、最後に撮った記念写真を前に載せたよね。
ミングォンへの道 その1_f0189467_15364837.jpg
 
ここでもまず料金に関する事前交渉がある。1,500チャット(=140円くらい)で妥結。
イ課長にはちと小さいヘルメットを渡され、5〜6分で船着き場に到着。船着き場といっても
桟橋すらない、船がぎっしり停船した川岸っつうだけの場所だが。

さて、ここまでは何とかなった。次は外国人専用船のチケット確保だ。
事前調査では、この船着き場のどこかにオンボロ受付があるはずなんだが・・。
おお、これがソレっぽい。この看板からも想像つくように、ほんとにオンボロ小屋。
ミングォンへの道 その1_f0189467_15365467.jpg
 
外国人専用っつうくらいだから、おっさんがパスポートを見ながら受付してる。
イ課長もパスポートを見せ、9時出発だぞと言われ、お金を払い(往復で5,000チャット)
すごい達筆の英語で記入されたチケット確保。よしよし、これで船に乗れそうだ。
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ここから先はいよいよエヤワディ川をのぼる船の旅になる。
バイクに乗ったり船に乗ったり、いろんな現地交通機関を使うのって楽しいねぇ。
ということで、船の様子は次回。

 


by tohoiwanya | 2018-03-16 00:22 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)


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