2018年 05月 18日

国王逝去から10ヶ月後のバンコク

本日は数少ないバンコクネタ。

タイのプミポン国王が亡くなったのが一昨年、2016年10月13日。
公務員や公共機関は死後1年間喪に服することになった。だからイ課長がミャンマーから
タイに移動した2017年8月12日、タイはまだ服喪期間だったわけだ。ちなみに8月12日って、
今や未亡人となったシリキット王妃の誕生日で、タイでは「母の日」とされるらしい。
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とにかく国王逝去から10ヶ月だ。率直に言って興味あったよ。どんな感じなのか。
あれだけ敬愛されてた国王だからねぇ。逝去から10ヶ月経ってもバンコクは
しんみりムードが漂ってるのか?それとも「いつものバンコク」に戻ってるのか?

結論から言うと、おおむねいつものバンコクだったと思うよ。
お役所なんかだと多少事情が違うのかもしれないけど、普通に町中を歩いている分には
何かが違うと感じることはなかった。黒ずくめの服着た人もいなかったし。
(2ヶ月後、10月終わりの国王火葬の時はまた黒い服を着た人が増えたようだが)
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国王逝去直後は「営業してる店ゼロ」「黒いコスチュームで踊ってる」とか言われた
ソイカウボーイのゴーゴーバー街にも行ってみたけど、中は完全にふだん通り(笑)。
ま、10ヶ月も経ちゃ、そうだよな。
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でもねー、プミポン国王逝去がすっかり過去の話になってるかというと、そうでもない。
町中で見かける「王室関連看板」のほとんどはプミポン国王を追悼するもので(読めんが)、
新しい国王の看板なんて、タクシーから1回見ただけ。
 
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要するに「王様は死んだ、新しい王様ばんざい」っていう感じが全然なかったんだよ。
逝去から10ヶ月たっても前半の「王様は死んだ」の部分だけがずーっと継続してて、
「新しい王様ばんざい」気分は皆無。ま、去年8月時点ではまだ皇太子は正式に王位については
いなかったはずだから、当然といえば当然なのだが。
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まぁね・・前にもチラッと書いたけど、次の国王、皇太子は元々評判があまりよろしくない。
お父さんがあまりに立派な人格者だっただけに、その“落差”が大きすぎて、どうしても
前の王様を慕う気持ちばかりが募る・・という感じじゃないのかなぁ。
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去年の終わり頃だったかな?イ課長が時々行く会社近くのタイマッサージ屋さんで、
なじみの店長さん(タイ人のおばさん)と国王逝去の話になったら、彼女もやはり
プミポン国王の息子には全く期待してなさそう・・というか、もっとハッキリ言うと
皇太子を王様扱いする様子は全くなかった(笑)。ほとんど全てのタイ国民にとって
「私たちの王様はプミポン国王をおいて他にない」ってのが正直なとこじゃないのかなぁ?
 
しかし、今やその皇太子が正式にラーマ10世として王位についている。お札の肖像も
お父ちゃんからセガレに変わったらしい。大多数のタイ国民にとって、初体験となる
「プミポン国王以外の王様がいるタイ」がすでに稼働してるわけだ。

しかしねぇ・・結局、あれだけ国民から広く敬愛されるタイの王様はもう現れない。
新しい王様は、前の王様と“階位”は同じでもコンポン的に別のモノ。

・・・っていう感じじゃないかと思うんだよ。タイ人の心情としては。

 

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by tohoiwanya | 2018-05-18 00:04 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2018-05-20 21:26 x
Bきゅうは昭和生まれなので、天皇と言うと、どうしても昭和の天皇しか思い浮かびません。タイの王様もそんな感じなのかな。
Commented by tohoiwanya at 2018-05-21 01:23
>どうしても昭和の天皇しか思い浮かびません

Bきゅうさん:
多少それに近いところはあるでしょうな。大多数のタイ人は
「国王といったらプミポン国王しか知らない」わけだから。
しかし、それに加えてやっぱ人格の差もかなりありそうな気が・・。
日本の天皇の場合、昭和も平成もマジメな人ってイメージあるけど・・。


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