2019年 06月 07日
さて、スコータイに戻ろう。 ワット・シー・チュムを後にし、イ課長は再び青い稲妻号にまたがった。 一番の人気スポットは見たわけだが、北遺跡群はワット・シー・チュムだけじゃない。人もいないし、静かだし、もう少しこぎ回ろう。 この辺は自転車で走ってるとホントに気持ちがいい。 数少ない道路はほとんど車もバイクも走ってなくて、お?あれは?という遺跡を見かけたら 芝生の上を自転車を押して(自転車用の細い道がある場合もある)入っていくわけ。 ![]() お?あれは?という遺跡があった。 特徴的なトウモロコシ型はクメール様式だ。この記事を書くので調べたら、この遺跡は ワット・プラパーイ・ルアンって名前らしくて、クメール王国盛んなりし頃にカンボジアの 王様が建てたらしい。こんな北部までクメール王国の勢力は及んでたのかよ!! ![]() ってことはスコータイ空港にアンコール・ワットのミニチュアがあったのは全然関係ないって わけでもなかったのか?・・とも考えられるわけだが、今は遺跡の話を続けよう(笑)。 おおお何てことだ、ここには首のない仏像がいっぱいある。 かつて見たアユタヤの遺跡を思い出させる光景だ。これもビルマのへいたいさんが 持ってっちゃったんだろうか?しかしアユタヤとスコータイじゃ時代が違うが・・ ![]() あっちにある、アレは何だろ?・・と思って行ってみると・・あ・・あッ、あッ!! ![]() な、な、なんて素敵。原型を全くとどめてないが、巨大な遊行仏ではないか。 破損が進み、胴体がほとんど消滅しちゃった遊行仏ってカンペーンペッでも見たけど、スコータイにもあるんだ。これ個人的にすげーー好き。 この「向こうが透けて見える」的なところが何ともいえない雰囲気を出してる。 透明化した遊行仏。もはや実態を失ってカゲロウみたいになっても、そこにはちゃんと 仏の慈悲が残っているって感じで・・いやぁ・・これいいなぁ。 巨大仏があったワット・シー・チュムは観光バスが乗り付けるくらいの人気スポット。 一方こちらのワット・プラパーイ・ルアンはだれ一人見る人もいない静かな遺跡だけど ここは良かったなぁ・・。 ![]() ついでだ。遺跡をバックに、たった一人の同行者・青い稲妻号も撮ってやろう(笑)。 ![]() さて、北遺跡群を堪能したところで、今度は南を攻めるか。 そのためにはこの四角い中央遺跡群を突っ切って、南まで行かなければならない。 ![]() レンタル自転車屋がくれた上の地図だと、北や南の遺跡群はお堀のすぐキワみたいに 描いてあるけど、実際にはずーーっと離れてる。これにダマされてこのあとイ課長は ちょっと道に迷ったりもするんだが、そのあたりは次回に。
by tohoiwanya
| 2019-06-07 00:10
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