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2019年 07月 24日

タイ人の親切に触れる

話はまたタイに戻る。
例の「SNS映え寺」であるワット・パクナムに行く途中で経験した、
忘れ難い出来事のことを書いておきたい。

ガイドブックがないから、このお寺に行く時の唯一の頼りはGoogle Mapの画面を
手描きで書き写した超イイカゲンな地図。スカイトレインのタラート・プルー駅を降り、
この地図を見て歩き出したイ課長だが、案の定道を間違えた。
タイ人の親切に触れる_f0189467_15321672.jpg
 
入り組んだ住宅街の中に入り込んでしまったぞ・・こんな道のはずはない。
一度戻るか・・でも、方向としてはアッチ方向のはずだから、あっちに
ムリヤリ歩き続ければ、どこかに通じる道があるのかも・・。
タイ人の親切に触れる_f0189467_13252726.jpg
 
・・てな感じでオタオタしていたら、向こうから地元のオバさんが歩いてきた。
オバさんはイ課長を一目見るや「ガイジンさん道に迷ったの?アタシはこの辺詳しいわよ。
アタシに聞きなさい」という、すごく強力な親切オーラを放射しながら近づいてくる。

よし、このオバさんに聞こう。「私はワット・パクナムに行きたいのですが・・」と英語で
聞いてみた。ところがこのオバさん、困ってるガイジンを助けてあげたいという情熱は
満ちあふれてるんだが、英語が苦手っぽいようだった。すると・・

突然「ナントカー!!」とデカい声で叫んだ。
するとメガネをかけた、いかにも人の好さそうなニイちゃん登場。近所の人なんだろう。
英語ならこのニイちゃんに対応させようということのようだ。迷子ガイジン一人のために
地元民二人が出動とはかたじけない。汗顔の至りでござる。

イ課長はそのニイちゃんに「ワット・パクナムに行きたい」と再び英語で説明する。
オバさんとニイちゃんはしばらく二人で相談していたが、やがて話がまとまったようで、
再び「ナントカー!!」とデカい声で呼ぶ。こ、今度は誰が出てくるの??

「ワット・パクナムまでバイクタクシーを呼んだ」とニイちゃんが英語で言う。
バババイクタクシー?!わざわざ?いや何もそんな・・歩いて行く方向を教えて
もらいたかっただけで・・まぁ呼んでくれたならしょうがない。

「ワット・パクナムまでバイクタクシーはいくらですか?」と聞くと、
「お金はいいです」とニイちゃんが言う。ええ??だってバイクタクシーでしょ?

やがて第三の「近所の人」、おっちゃん登場。このおっちゃんがバイクタクシーの運転手
・・・には見えないなー。たまたまこの二人に呼ばれて「この迷子のガイジンさんをワット・
パクナムまで乗せてって」と頼まれた、ただの近所のおっちゃんだよ、明らかに。

おっちゃんがバイクを出してきた。
とりあえずオバちゃんとニイちゃんに御礼を言って写真を撮らせてもらった。
どうもありがとう。ゆっくりお礼を言うヒマがなくて申し訳ない。
タイ人の親切に触れる_f0189467_13252702.jpg
 
おっちゃんバイクの後部座席に乗ってワット・パクナムにはほどなく着いた。
ああ、やっぱ方向的にそう見当は違ってなかった。これなら帰りは歩いて帰れる。
しかし当面の問題はこのおっちゃんにバイクタクシー代を払わねば・・。

「お金を・・」って言うんだけど「いい、いい」って手を振って走っていこうとする。
でもそれじゃ・・え?いらない?・・どしても?・・じゃ、せめて記念に写真だけ。
タイ人の親切に触れる_f0189467_13252760.jpg
 
大都会バンコクには観光客に親切ごかしに近づいてくるサギやタカリもいる。
どのガイドブックにも「気をつけましょう」って書いてあるはずで、それはその通り。
しかし裏通りの住宅街に住む、フツーの庶民はかくのごとく親切な人も多い。
嬉しいっていうより、申し訳ないくらいだよ。

スカイトレインのタラート・プルー駅近くの住宅街でイ課長を助けてくれた
オバさん、ニイちゃん、おっちゃんのご近所3人トリオ。彼らの名前は当然わからないし、
連絡先も聴いてない。せめてこの場を借りて、親切な3人の姿をご紹介するとともに、
改めてこの3人に深く感謝したいのである。ขอบคุณมากครับ!

 

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by tohoiwanya | 2019-07-24 00:11 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)


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