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2019年 11月 07日

“ヒンズー的東南アジア” を考える

話は再び欧州から東南アジアに戻る。しかも2012年にさかのぼる。

2012年といやぁ忘れがたいインド出張があった年。
あの時はとにかく現地で体を壊すこと、特にゲーリーが恐ろしかった。

しかし現地食生活でリスクは常についてまわる。いくら「火の通ったもの」と思ってても
仕事上の会食で生フルーツなんかを現地のエラい人から勧められれば断れない。

それでもゲーリーにならずに済んだのはヴィシュヌ神のおかげだと勝手に思うことにした。
シヴァ神と並ぶヒンズー教の最高神。海外出張中の守護神を現地調達したわけだな。

あれ以来、イ課長はヴィシュヌ神を旅の守護神として“継続雇用”している(笑)。
せっかくご縁ができたんだから、ここは引き続き守って頂こうではないか。
何せヒンズー教じゃエラい神様なんだから、守護力も強いに違いないはずだけど
特に東南アジアではその威力は絶大なはずなのだ。なぜかというと・・
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東南アジアってインド文化の影響が大きい、言い換えると「ヒンズー色」が濃厚な国が
多いんだよね。ある本によると東南アジアで「ヒンズー化」されてない国はベトナムと
フィリピンくらいって書かれてたけど、そう言われると確かにそう思う。

ガネーシャなんてモロにヒンズーの神様のはずだけど、タイでけっこうよく目にする。
ホイクワンにある廟にはこんな立派な金のガネーシャ様。これ、去年も見た。
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その奥にあるのもヒンズーの神様だ。ガネーシャを抱いてるから、これはおそらく
父親であるシヴァ神と、その奥さんのパールヴァティだろうと推測される。もっとも
この3人の親子関係は激しくギモンだらけで(笑)、ここを参照されたい。いずれにしても
仏教国タイなのにヒンズーの神サマが信仰対象として人気を集めてるわけだ。
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今回の旅行で何カ所も見てきたクメール遺跡なんて、その多くは元々ヒンズー教寺院。
これはパノムルン遺跡で見たレリーフだけど、下の方に猿がいる。これはサル将軍の
ハヌマーンじゃないか?大叙事詩ラーマーヤナに出て来る人気キャラクター。
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どのクメール遺跡もシヴァ神だ、ヴィシュヌ神だ、クリシュナ神だとヒンズーの神様の
オンパレード。アンコールワットにあった乳海撹拌だって、完全にヒンズー神話じゃん?
私見では、タイ、カンボジア、インドネシア、ミャンマーあたりは特にヒンズー文化の
影響が大きいんじゃないかなぁ?バリ島なんて今でもヒンズー教エリアだしね。

ことほどさように東南アジアはヒンズー教の影響が強い。そういう東南アジアでだよ?
ヒンズー教最高神・ヴィシュヌ神を旅の守護神としていればだよ?これはもうアナタ、
かなり強力に守ってもらえると期待できる。

東南アジア旅行でよく利用するバンコク・スワンナプーム空港には前にも書いた立体版の
デッカい乳海撹拌像がある。ヒンズー教の天地創造神話が仏教国タイの空港にあるのだ。
タイにおける仏教とヒンズー教って、日本における仏教と神道みたいな感じで、
な〜んとなく自然に同居・併存してるっぽい。
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乳海撹拌だから当然中央にはヴィシュヌ神がいる。旅の初めにこの空港で乗り換える時は、
ここでヴィシュヌさんに旅の無事をお願いするのが慣例で、今回もした。

そして旅の終わり。ヴィシュヌ神のおかげで、無事にラオス~イーサーン~バンコクという
長旅を経て、最後に早朝のスワンナプーム空港でヴィシュヌさんとまた再会だ。となれば、
無事に旅を終わらせてくれた「御礼参り」だよな。お賽銭はあげなかったが(笑)。
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東南アジアにおける仏教とヒンズー教の同居っぷりって、なかなか興味深いと思うんだよ。
今後も東南アジア仏教国における「ヒンズー的なるもの」を検証してみたいけど、
そういう時もイ課長の旅の守護神は当然ヴィシュヌさんだわな。
今後もよろしくお願いいたしますです。

 


by tohoiwanya | 2019-11-07 00:22 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2019-11-09 22:40 x
まあ、インドでは、仏教もヒンドゥー教の一部と考えられるくらいだから、区別は薄いのかも。
Commented by tohoiwanya at 2019-11-10 23:57
>仏教もヒンドゥー教の一部と考えられるくらいだから

Bきゅうさん:
ブッダもヴィシュヌ神の生まれ変わりとされてるだかナンだか・・。
まぁおっしゃるように、考えてみればどっちもインド発の宗教なんだから
伝わる段階で混在するようになっても不思議はないか。


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