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2019年 11月 25日

コーン島サイクリングで地獄に落ちる

昼下がりのスコールがやんだから、貸し自転車で島内探検だぜ。
まずソムパミットの滝(別名リーピーの滝)まで行ってみよう。また雨が降ってきても
カッパがあるから大丈夫だろ。このあと地獄のフチまで行くとも知らず、お気楽な
イ課長。ちなみに自転車借り賃は1万キープ(120円くらい)。

コギだしてすぐ、コーン島サイクリングが容易ならざるものであることに気づいた。
自転車はどれも貧弱なもので、ハンドルが手前に曲がったタイプ。イ課長には小さい。
しかし自転車はこの際いいのだ。

とにかく島内の道路状況が自転車走行に全く適さない。雨でドロドロ&水たまりだらけの
未舗装デコボコ道を走るわけだからね。ぬかるみ通過中にうっかり足を地面につくと、
すべって自転車ごと泥道で転倒しかねん。しかし通過しないと向こうに行けん・・・。
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自転車や悪路よりさらに問題だったのは「地球の歩き方」に載ってたこの地図だ。
出発地点がドーンコーン船着き場。左下がイ課長の行きたいソムパミットの滝。
途中緑の仏塔の印がお寺で、このお寺のところが分かれ道になってる。
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分かれ道のところでこの地図を見たイ課長は川べりの道を選択した。内陸の道は途中に
曲がるところがあって迷うかもしれん。川沿いの道なら迷う心配なさそうだからね。
川沿いの道は下の写真のコドモのように、寺の中を突っ切っていくようだ。
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しかしこの地図は決して信じてはいけない。川べりの道を選んだ人間は全員地獄に落ちる。
実際に落ちかかったイ課長が言うんだから間違いない。

この川べりの道、地図では滝まで続いているように描かれてるけど、実際にはどんどん
道が細くなり、木の枝や茂みに覆われ、さらに泥の悪路になる。マトモな人ならすぐに
「こりゃダメだ」と思って引き返しただろう。
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しかし愚かなるイ課長は「もうちょっと進めば景色が開けて滝が見えるのでは?」という
はかない希望で自転車ごとムリして先に進んでしまった。これは完全な地獄落ち行為。
道はどんどん細くなり、茂みに覆われていく。しかも泥道。木の枝で足は傷つき、
枝に引っかかった雨ガッパには穴があき、靴は泥だらけになっていく。

でもね、向こうから滝の水音が聞こえるんだよ。「もうちょっとがんばれば滝では?」と
はかない希望を捨てきれず、さらに進んでますます事態は悪化する。密集したトゲのある枝で
帽子やカッパをもぎとられ、マトモに自転車なんてコゲん。跳ね返った枝で目を突かれるんじゃ
ないかとコワくなる。その間にも足の引っかき傷はさらに増え、足は靴下までドロドロだぜ。
え?写真?写真なんて撮ってる余裕ないの、この時は。
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足傷だらけ、カッパ穴だらけになってさらにしばらく進み、もはや道と呼べるような道が
この先にないのを見て、さすがに愚かなるイ課長も撤退を決意した。自転車でさらに進むのは
もはや危険だ。これは還暦ジジイのする旅ではない(笑)。万一こんなトコでケガしても
助けも呼べぬ。だが撤退するにはあのひどい悪路と茂みをまた突っ切らなきゃ・・・。

ホウホウの態で撤退する途中、またまたスコール。どこまでヒドい目に遭うのだ。
高床式の家の下で雨宿り。この時は雨だけでなく風も急に強くなってきて、
スコールっていうのはマイクロ低気圧によるマイクロ台風なんだなぁと思ったよ。
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珍しいニンゲンが来たと思ったのか、この家の子供が雨の中、ご自慢のオモチャを出して
イ課長の前で大デモンストレーションを披露してくれた(笑)。こんなすごい雨の中、
たった一人でモクモクと遊ぶラオスの子供・・。
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雨が多少弱まったところで再度コギだし、さっきのお寺まで戻ってきた。
あ~あ・・・足は枝にひっかけた傷だらけ。あんな危ない道を短パン姿で奥まで進んだのは
まったくもってバカとしか言いようがない。
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靴や靴下はこの状態。あ~あ・・ホテル帰って靴洗わなきゃ。ひどい目に遭ったぜ。
良い子は決してマネしないように。
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弱まったとはいえ、雨はまだシッカリ降ってる。体も靴もドロドロ。正気の旅行者なら
とりあえずいったんホテルに戻って仕切り直し、と考えるだろう。明日もあるんだしね。
イ課長も自転車コイで例の分かれ道にたどり着くまではそのつもりだった。

だがここで再びイ課長のバカさがよみがえる(笑)。
どうせドロドロ、びしょ濡れ、ボロボロになったワタス。もはや失うものはない。
さっき選ばなかった内陸の道を行ってみっかという気に、フとなってしまったのだ。
イ課長還暦60歳。バカは死ななきゃ治らない。

 


by tohoiwanya | 2019-11-25 00:36 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)


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