2019年 12月 06日
本日はちょっとヘンな企画。欧州出張の写真を見てて、こんなまとめ方で 書いてみっかという気になったのだ。 欧州の街を歩いてると、おカタい人たちをよく見かけるでしょ? 屋外で同じ姿勢でジッと立ってたり、ポーズをとってたり、時には頭で建物を 支えてたりもする、たいへん忍耐強い人たち。まぁ要するに銅像とか石像とか、 そういう人物像のことなんだけどさ。 こういうおカタい人たちを見かけると、大して考えもせず、つい写真を撮ってしまう。 今回の出張でもけっこう撮ったんだけど、本日はそれを素材別にご紹介しようという ヘンな企画なのだ(笑)。素材別にとなりゃ、やっぱり最初は・・ 【メタル編】 金属。銅像っつうくらいだから、銅が多いんだろう。これは銅製のビスマルク様。 デュッセルドルフでジッと立っておられた。ビスマルクって軍服着て、こういう ヘルメット?かぶったイメージしかないね。だからすぐわかる。 世界三大がっかりの一つであるコイツだって一応金属製の「おカタいガキ」だ。 でも上のビスマルクみたいにロクショウで緑色になってないってことは鉄製なのか? 衣装持ちで、世界中から送られたいろんな服を取っ替えひっ替え着てるらしいけど、 イ課長が見る時はいつも大体ハダカ。 こちらはブリュッセルの路上で歌う金属製歌手。ロクショウないからやっぱ鉄かな。 ところでこの人、誰?たぶん有名な人なんだろうが・・・。 金属製の方々はおおむね作る対象が誰というのが明確だからわかりやすい。 上の歌手だって見る人が見りゃすぐわかるはずで、著名人が多い素材といえそうだ。 【ストーン編】 それに比べると石で出来た方々は建物装飾の一部ってことが多くて、特定の誰という 明確なモデルはないケースが目立つ。その分、顔でもポーズでも作り手の裁量が大きいから、 何だこりゃ?と思うものもある。これは古い建物のヒサシの上でソッポ向き合ってる男女。 このタグイのおカタい方々は欧州の古い建物にたーくさんいらっしゃる。 これはデュッセルドルフでの光景。天使さんがすごく心配そうに車を覗き込んでて、 何となくおかしくて写真撮っちまった。停車してるのが救急車なら最高なんだが(笑)。 実はこの天使さん、お顔が一部破損してて鼻がない。かわいそうに。ひょっとすると 第二次大戦で破損したのをそのまま残してるのかもしれない。 おっと!むかし記事ネタにしたことがあるカリアティード(女人柱)があるぞ。 ギリシャ建築以来の伝統を誇る、異様な、しかしヨーロッパではよく見る建築装飾。 建物重量を頭で支える悲惨な業務の割にスマした顔してるのは前回書いた通りだ。 げ。こっちの二人は顔がススで黒ずんで、炭鉱で働かされてる女奴隷みたい。 彼女たちの顔の汚れくらい洗ってやれ。かわいそうに。 上二つはブリュッセルで見たヤツだけど、ミュンヘンにも建物を頭で支えている 悲惨な方々がいる。こっちは男と女が一つおきという、ちょっと珍しいパターン。 しかしこの連中・・女性はいいとして、オッサンの卑屈なツラは何なのだ。 「げへへ・・なぁ、重いからちょっと代わってくれよ、100円やるからさ、げへへ」とでも言ってるような、卑屈オヤジの下卑た笑い。イ課長がこのビルの施主だったら、 もう少しチャンとした顔の石像にしろと言うだろう。 う・・なにコレ・・酔っ払ってんの?ミュンヘン中心部の、ビルとビルの間の ちょっとした通路のワキにうずくまるナゾの酩酊オヤジ。何だって、こんなモノを こんなところに・・・設置意図不明。 【プラスチック?編】 これ、実は何でできているのかわからない。石や金属ならこんなきちんとした着色は できないはずだから、樹脂で形作って後で色塗ったんじゃないのかなぁ? デュッセルドルフ駅の近くにいた、カメラに夢中のおじさん。一瞬ホンモノかと思う。 円筒の広告塔の上に立ってるから、このカメラおじさんも広告なのかなと思ったけど、 商品名も企業名も書いてない・・ってことは、これもパブリックアートなのか? 石の酩酊オヤジとともに、この(たぶん)樹脂製のカメラおじさんも、その設置意図は まったく不明なのである。 というわけで本日は欧州出張で撮りためた「おカタい人たち」特集でした。 まことにもってヘンな企画だったのう(笑)。
by tohoiwanya
| 2019-12-06 00:06
| 2019.02 欧州出張
|
Comments(8)
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みゅげ
at 2019-12-06 18:05
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この歌う人、すごく気になって調べたけど、見つけられませんでした(-_-;)
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tohoiwanya at 2019-12-07 21:20
>すごく気になって調べたけど、見つけられませんでした
みゅげさん: 大きい写真で見ると、歌手の横には女性用ハイヒールが1足ころがってて、 歌手の足の向こうに見えるのは携帯用レコードプレーヤーみたいなんですよ。 そういう小道具が似合う人ってことなんでしょうけど、わかんないですよねぇ。誰なんだろ?
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May
at 2019-12-09 21:34
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tohoiwanya at 2019-12-10 01:15
>歌う人ってこれかな?
Mayさん: ひえええッ!!こらたまげた。見つけてるよ。これに間違いない。 ジャック・プレル。シャンソンの歌手&作詞・作曲家だったんだなぁ。 いやぁ知らんかった。しかしまぁ遠くアフリカの(今は日本か?)から こんなことアッサリ調べちゃうとはすげぇな、めぇ。
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May
at 2019-12-11 01:05
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tohoiwanya at 2019-12-11 13:11
>今もアフリカですわ・・・
Mayさん: いまアフリカか。もうずいぶん会ってないよなー。 以前にめぇのFacebook経由でずりあとぞうじの写真みたけど、立派になったなー。 ・・と思って今日久しぶりに二人の写真をチェックしてみたら、ぞうじの頭がすごいことに(笑)
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May
at 2019-12-11 18:33
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ずりあは今 東京大学の修士学生っすよ。医科学研究所んとこにいるはず。
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tohoiwanya at 2019-12-12 10:39
>医科学研究所んとこにいるはず
Mayさん: おお、ずりあは医学の道に進んでいたのか、それはすごい。 さすが母親の遺伝子を受け継いだだけあって優秀やのう。うむうむ。 「逢びき」っていうものすごく古い白黒映画で、フとしたきっかけで会った 既婚者同志が恋に落ちるんだけど、そのきっかけはトレバー・ハワードが 「ぼくの専門は予防医学だ。一つの予防法の発見は100の治療法の発見に匹敵する」って 熱っぽく語ってるのを聞いて、セリア・ジョンソンが一瞬で恋してしまう。 ずりあも将来男をトリコにしまくるかもよ(笑)。 |
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