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2020年 04月 11日

若かりしイ課長の黒歴史

コラートの旅行記に戻るべきところだけど、今は世界中が「第二次大戦以来最大の危機」という
グローバル・クライシス状態。

こういう時こそ楽しかった過去の旅行記を書こう、とも思うけど、こう見えたってイ課長も多少は
意気消沈してるのだ。退職したらパーッと海外旅行どころか、この調子じゃ5月になってもドコにも
行けないに決まってる。あ~・・・もっとも、こんな理由で意気消沈だなんて言ってられるのは
今のご時世では夢のように恵まれた境遇なんだけどね。

せっかく退職直前だから、ちょっと回想記事でも書いてみっか。「この人に黒歴史あり」(笑)。
イ課長は大学入る時1年浪人してるから、23で就職した。今からちょうど38年前の春だ。
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入った会社は今の基準で考えればご立派なブラック企業。その後つぶれて現在はない。
「将来こういう職につこう」とか「そのためにこういう資格をとろう」とか、そういう目的性が
皆無の大学4年生だったから「入れてくれる会社」に入った結果がブラック企業。まぁあの当時は
同程度に「黒い」会社は中小企業にはヤマほどあったと思うけどね。

営業担当として最初に担当した仕事は上司から引き継いだものだ。
彼は「イカチョウ君、キミに売上をあげよう」なんて恩着せがましく言ってたけど、今にして思えば
ヤバい仕事を新入りに押し付けただけだった。製造委託メーカーが「作れない」と言い出し、大変な
納期遅れのうえに当初仕様とは異なる商品になるというメチャクチャな事態に。

入社して最初に引き継いだ仕事がいきなり破綻。いきなり修羅場。
入社1か月もせずして会社泊まり込み、徹夜という経験を強制させられることになる。もっとも、
そういう経験はその後何度も起きるということを後に知ることになるのだが(笑)。

あまりにヒドい納期遅れなので、先方担当者と打ち合わせのあと「このままウチの会社に来て
この事態を説明してくれ」と言われた。ちなみに、その先方担当者もイ課長ほどじゃないにしても
入社年月の浅い女性担当者。彼女としても「アタシのせいじゃない」というコトを会社の上司に
説明したかったに違いないが、そのためには「委託先の担当者」に説明させるのがいい。

行きましたよ。入社1カ月にも満たず右も左もわからない新入りがクライアントへの釈明に。
あの時の若きイ課長にはそれなりのクソ度胸があったとも言えるけど、それ以上に明白だったのは
開き直り精神だよな。「どうなったって知るもんか。オレにさせる方が悪い」っていう(笑)。

会社で徹夜して納品ブツを作る内職、日曜日にネボケまなこでひとり車を運転して納品に行き、
ねぼけマナコで会社に戻ってくる途中十字路でトラックと衝突(笑)。イ課長は何ともなかったけど
会社のリース車はイッパツで廃車。

「始末書を書け」って言われて「こんなんでイイのかなぁ?」と思いながら書き、ハンコ押して
提出したけど、その後38年間のサラリーマン生活で始末書なんて書いたことがない。
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かくのごとくシャカイに出ていきなり、ブラック企業で黒歴史の数々を積み重ねてきたイ課長が
わりと若くして到達した真理がある。それは

この世に人類が現れて以来、終わらなかった仕事はひとつもない というものだ。

どんなにツラい、苦しい、メチャクチャな仕事も最後には終わる。
たとえそれがほとんど破綻した仕事であったとしても最後には結局終わる。しかもだよ?
さらに不思議なことに、人は次の新たな仕事を担当しなければならなくなるんだよ。
入社最初の仕事に失敗したからって、その仕事を定年まで続けるなんてことはゼッタイないの。
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今年の3月に大学を卒業し、4月から会社勤めを始めた諸君は今不安の只中にいるはずだ。
感染症の緊急事態宣言下での新入社員経験なんて、イ課長だって想像できない。
「出だしがこんな調子で、オレ(アタシ)は実際に仕事を担当できるのかな?」と
不安を感じる人もいるかもしれない。

そういう若者たちにとって、この恥多き回想が少しでも励ましになれば幸いです。
大丈夫。何とかなるよ。イ課長だって何とかはなったんだから(笑)。
(本日使用の写真はイミもなく大昔の葛西水族館の写真を使っておりますです)
 
 


by tohoiwanya | 2020-04-11 00:38 | 日本でのオシゴト | Comments(0)


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