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2020年 04月 27日
久しぶりに海外旅行に関係ある話をしたい。つい先日イ課長がハネられた献血の話を書くと どうしてもそっち方向に話が進まざるを得ないからだ。少し長い話になるがご容赦いただきたい。 海外渡航がらみで献血できない理由としては「狂牛病の頃の英国」っていう除外条件が有名で、 これに引っかかる人は多い。でもこの除外条件はよく知られてるから、該当する人はわざわざ 電車乗って献血ルームに行くムダは犯さない。だがイ課長は結局ムダ足を踏んだ。どうしてか? まぁ順を追って話そう。 ![]() 行ったのは新宿東口の献血ルーム。外出自粛のせいで血が足りないってニュースで見て 「久しぶりに献血するか」という気になったのだ。イ課長、若い頃はバカスカ献血した人間で カラダでしか社会のお役に立てないことを自覚してるの(笑)。 最初にお決まりのチェックをうける。「朝メシ何時に食ったか」とか「最近薬飲んだか」とか、 この辺は昔からあるヤツだ。これが「ふるい①」で、ここで早くも海外渡航歴について聞かれる。 「中南米に行ったことは?」 「いいえ」 「最近1年間で海外に行かれましたか?」 最近1年っつうたら昨年2月の欧州出張は範囲外だから・・・「ラオスとタイ、ですね」 「行ったのはいつ?」「去年の8月です」「どのくらい?」「えーと・・2週間くらいかな」 「お仕事で?ああ、観光ですか」 てな感じで「ふるい①」でかなり詳しく聞かれる。 これが済むと血圧を測り、待ってると番号を呼ばれて第二のチェック。これが「ふるい②」。 オデコで熱を測られ、手を肩に置くポーズを30秒保てるか調べられ(今やこんなのがあるんだ!) さらにペンタブレットでたくさんある質問に回答しなければならない。 ここでも海外渡航に関する質問を聞かれる。「中南米行ったか」とかドコソコに行ったかとか 「ふるい①」との重複質問も含めて質問数が多いから答えるのに時間がかかる。当然ここでも 「ラオスとタイ」って入力するわけだけど、入力方法がわかりづらくてマゴついちまったぜ。 献血ルームに来てからすでにけっこうな時間が経過してる。 ![]() ようやく入力し終えて「ではこちらに」と案内されたから、やっと採血かと思うとさらに 「ふるい③」。また問診かよ~・・。今度は女性の先生からまたまた最近1年の海外渡航に 関して聞かれる。もう何度も同じこと答えてるのに。「去年8月、ラオスとタイ行きました」と 3回めの回答。しかしこの先生はさらに突っ込んで聞いてきた。 「タイのどこへ行きました?」 「・・??町の名前を言うんですか?えー・・ウボンラチャタニとか、スリンとか・・」 「バンコクにも行きましたか?」 「ええ、最後はバンコクから帰国しましたから」 すると彼女は何やら本をめくり、タイのページを開く。 「タイの地図の黄色くなってるところはマラリアの報告があります。バンコクも含まれます。 この黄色い地域に1年以内に行かれた方には献血をご遠慮いただいております」 その地図を見ると、バンコク、さらにラオス・カンボジア国境に面した県はぜんぶ黄色。 ラオスから国境越えて入ったイ課長は確実にウボンで、おそらくスリンでも引っかかるはずだ。 コラートあたりは「白」だった気もするけど、最後のバンコクが黄色じゃどうしようもない。 (下は単なる参考用白地図。マラリアとは無関係ですから) ![]() さらに聞かれる。「ラオスはどこに行かれました?」 「えー・・ヴィエンチャンと、あとパクセー・・」またまた彼女はその本のラオスの箇所を開く。 げげげ。見るとラオスは全土がほとんど真っ黄色ではないか。 「ラオスはヴィエンチャン以外全部マラリアの報告がありますので、1年以内に行かれた方は やはり献血はご遠慮いただいております」 ![]() ゴネてもしょうがないことはすぐわかった。しかしすんなり納得し難いのも事実だ。 大体「一度行ったが最後、1年間は献血ダメ」って、それ、長過ぎないか? 「行ったのは去年の8月、今は4月。それでもダメなんですか?」 「ええ、非常に潜伏期間の長いマラリアの例が報告されてますので」 ・・ということらしい。イ課長は今もマラリア潜伏期間中の可能性ありってことですよ。 しかしさらに納得いかないのは「ふるい」のかけ方だよな。 イ課長は「ラオスとタイに去年の8月に行った」って「ふるい①」でも「ふるい②」でも答えた。 でもそこはなぜかパスし、「ふるい③」で初めてハネられたことになる。これってどうなのさ? 一番いいのはこういう問診をネット形式で、事前にセルフチェックでやってもらうことだろう。 「行った国=タイ」って回答した人にだけ限定質問で「バンコクに滞在しましたか?」と聞けば すぐ結果判明。該当する人がわざわざ献血ルームまでムダ足踏まずに済む。 仮に世界中の国の献血可否条件をデータ化し、質問として設定するのが難しいとしてもだよ? 最初の「ふるい①」でハネることは出来たはずだ。そうすればイ課長は「ふるい②」以降の 手間と時間をかけずに済んだし、献血センター職員だってその分ムダな作業が減った。 安全な血液を確保したい、少しでもリスクのある人は除外したいのは当然のことだ。しかしだよ? 献血できるかできないか、細かい条件がたくさんあるからとりあえず献血ルームまで来て下さい、 そこで何度も同じ質問に答え、3回目でようやくダメと判明したらムダ足で帰って下さいって・・ それが善意の献血希望者に対する適切なシステムだと思いますか?日本赤十字さん。 まぁね、あるいは日赤にとっては献血ルームに来た上で、すべての献血条件をクリアした 人たちだけが「善意の献血希望者」であり、途中でハネられる人間のことなんていちいち 考慮していられないのかもしれないが・・・ ![]() とりあえずイ課長としてはこのことは書いておく必要がある。 ①最近1年間にタイのバンコク、およびラオス・カンボジアと国境を接したイーサーンを訪問した人 (正確にナニ県とナニ県がダメだったかはチラッと地図を見ただけなのでわからない。イーサーン 以外にも黄色い県はタイのあちこちにあって、白かったのはバンコクを除く中央部あたり) ②最近1年間にヴィエンチャン以外のラオスを訪問した人(ほぼ全土真っ黄色だったから、世界遺産のルアンパバーンもたぶんダメなはず) このどちらかの条件に合致する人は献血でハネられます。理由はマラリアのリスクがあるから。 ミャンマーやカンボジア、ベトナム等、他の近隣国については地図を見てないのでわかりません。 なんだかなー・・外出自粛の中、新宿まで行ったのに・・大ガッカリもいいところだ。 とりあえずイ課長は今年8月までは献血できない。その頃までコロナ騒ぎが続けば、8月にまた 献血ルームに足を運ぶつもりではいる。しかしその間「輸血用の血が足りない」という報道を 目にしたり、町で「献血にご協力くださーい!血が足りませーん!」と呼びかけてる人を 見るたびにいささかイヤな気分になるのは、残念ながら止めようがないのである。 【追記】 日赤の献血ページにこういうところがある。 http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/ その中にマラリアに関するこういうPDFがある。 http://www.jrc.or.jp/donation/pdf/R1_mararia.pdf イ課長が見た地図というのは間違いなくこのPDFだと思われます。 要するに「献血ルーム行く前にこれでチェックできるようになってるじゃないか」という ことなんでしょうな。従って、今回はこれでチェックしてから行かなかったイ課長が悪いと、 そういうことになる・・が・・こんな片隅に置かれたって気が付かないって。 太字巨大ポイントで「献血ルームに来る前に必ずご覧下さい」くらい書いて欲しい・・・。
by tohoiwanya
| 2020-04-27 00:12
| 2019.08 ラオス・タイ旅行
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Comments(2)
まあ、日赤のページには、「海外旅行した人」って書いてあるから、ちゃんと説明してあると思いますよお。でも、ギリギリまで調べるのは、出来るだけ献血が欲しいと言う気持ちの表れなのかも。イ課長さんが来てくれて、きっと献血の人もありがたいと思っているに違いない。献血はできなかったけど、良いことをなされたと思いました。
0
>献血はできなかったけど、良いことをなされたと思いました
Bきゅうさん: せっかく高いココロザシを持って電車乗って都会に行ったのに、 アッという間に挫折してスゴスゴ故郷に戻る田舎者ってとこですかね(笑)。 献血は69歳までできるみたいなんだけど、65〜69歳の献血条件って 「60〜64歳の間に1度でも献血したことがある」なんですよね。だからその間に 1度やっておきたいんだけど・・。 |
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