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2008年 11月 09日

便利なことば

ドイツ語やフランス語に堪能なヒトにしてみりゃ「何を今更」と言われるだろうけど、
どっちの言語に対してもパプーなイ課長にとっては現地語でしゃべるのは無理にしても
ある単純な言葉を便利に使えるんだ、ということに感心したケースは少なくない。

【ドイツ語編-しゅりご-】
ドイツにいる時、通訳さんがよく「しゅりご」ないし「ちゅりご」って言ってた。
人を呼び止めるときとかによく使う。たぶん「ちょっとすいません」ってな意味なんだろうが
なんて言ってんだろう?と思ってた。
イタリア語では「ちゅりご」ってスイスの「チューリッヒ」っていう地名を指すということを
たまたま知ってただけに、よけいに疑問だったのだ。

通訳さんに聞いてやっとわかった。
ドイツ語の「ごめんなさい」は「Entschuldigen Sie-エントシュルディゲン ズィー」。
これは「トラベル独語」には必ず載ってるけど、この「ごめんなさい」からSieを省略し、
さらにEnも省略して「tschuldigen」(最初のtの発音は微妙)って言ってるんだな。
これで英語の「エクスキューズ・ミー」、日本語だとまさに「ちょっとすいません」になる。
シュルディゲン→シュディゲン→しゅ(ちゅ)りご …と、こう聞こえるわけだ。

これは便利な言葉だよ。
人ごみで前の人にどいてもらいたい時、「しゅりご」って言うとサッとどいてくれる。
店員やウェイターを呼び止めたいときも「しゅりご」、誰かに道を聞きたいとして、
最初に話しかけるときも「しゅりご」。非常に使用頻度は高い。
だからミュンヘンでインタビューされた時も、最初の部分だけは理解できたのだ(笑)

地下鉄が来たけど、この電車は自分の目的地に行くんだろうか?
誰かに尋ねて確認したい…なんて時、さぁ近くの人に話しかけてみよう「しゅりご」。
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【フランス語編-ゔぉあら-】
フランス語圏には1日しかいなかったけど、voilaっていう言葉の汎用性の高さには感心した。

ヴォアラって、たとえば手品師がボウシから鳩を出したなんて時の、日本語でいうと
「さぁご覧あれ!」っぽい使い方をする言葉っていうイメージがあったんだけど、
もっと軽い意味で極めて頻繁に使う。特にブリュッセルの床屋でそれを強く感じた。

イ課長と床屋の店員がお互いに下手な英語で仕上がりの髪型を事前に確認し、
いざ刈り終わって後頭部を鏡を見せて「はい、どう?」って時に「ヴォアラ」。

この辺とこの辺だけもうちょっと短く…って頼んで、「オゥケーィ」と答えた店員が
さらにちょっと切って、もう一度鏡を見せて「ヴォアラ」。
肩をブラシでササッと掃いて白いカバーをとって「ヴォアラ」。
預けてたコートを店のオヤジが持ってきてくれて「ヴォアラ」。
ホテルに預けた荷物を取りに行く。持ってきてくれたおじさんは当然「ヴォアラ」。

日本語の「はいどうぞ」くらいの意味で非常に頻繁に使うんだね。「ヴォアラ」。
これは便利そうだから、あちこちで使ってみよう…と思った頃にはすでにイ課長は
ブリュッセル南駅から空港に向かわねばならなかったから、残念ながら使う機会は
あまりなかったのでありました(笑)。

ブリュッセルでイ課長の髪を刈ってくれた床屋。
コートを持ってきて「ヴォアラ」って言ったオヤジの横顔が見えるね(笑)。
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by tohoiwanya | 2008-11-09 13:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)


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