2008年 11月 25日

出張最後のエピソード

いきなりワシントン出張の最後の最後の話から始めよう。

イ課長は海外出張先ではメッタにタクシーを使わない(日本でも使わないのだが)。
出張だから自分で払うわけじゃないのに使わない。特に空港からホテルの移動とかは
荷物があるからタクシーの方が圧倒的にラクなのに使わない。
ワシントンでは結局1度もタクシーに乗らなかった。

去年、プラハに行ったときは現地のJETRO事務所が「空港からはバス・地下鉄を乗り継ぐ
安い方法もあるがスリなども散見されるため、出張者には勧められない」と注意書きしてた
その「安い方法」を敢えて使った。しょうがないのだ。イ課長は貧乏性だから(笑)。
それに公共交通機関に現地人に混じって乗る方が何となく楽しいじゃん。

というわけで、ワシントンの空港移動も最も安い「地下鉄+バス」を行きも帰りも使った。
ホテル最寄り駅から2つ目のRosslynっていう駅まで地下鉄で行ってバスに乗り換え。
そこから空港まで40分くらい乗ってバス代は3ドル10セントだから、これは安い。

土曜は1時間に1本しか空港行きバスがないんだけど、7時43分発ってのがあるから
それに乗れば8時半頃、離陸2時間半前に空港に着く。アメリカの厳しいセキュリティで
時間を食うことを考えてもこれなら十分だろ。これで行くことにした。

Rosslyn駅から重い荷物をゴロゴロ転がしてバス停へ。とにかく外は寒い。
大荷物を持った人がすでに何人か待ってるから間違いないだろうとは思ったけど
念のため、そこにいたカップルに確認することにした。
あまりの寒さに、彼氏の方は犯罪者のごとく毛糸の目だし帽をかぶってるよ(笑)。
「ダレス エアポート?」
「あー、僕たちも初めてなんだけど、でもWe think so」 と笑いながら教えてくれた。


震えながらバスを待つ間、そのカップルが何かしゃべってる。
「JR East とJR West は別の会社なんだよ」とか彼氏の方が言ってるから
あれー?ひょっとして…とちょっと思った。

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ダイダイ色の朝日を横から浴びながらバスでワシントンDCダレス空港へ。
入り口ワキの灰皿で1本タバコ吸ってから中に入って全日空のカウンターを探す。
土曜の朝だからか、空港は閑散として空いてたね。

 
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ANAのカウンターに並んだら、イ課長の前にさっきのバス停カップルが。やっぱそうか。
「ハロー」
「オゥ、アナタたちも日本に行くのであるか?」
「そう、僕たちレイルパスを持ってて、あちこち回るのさ」
「何日くらい日本に滞在するのであるか?」
「10日間」
「日本も寒いけど、DCに比べりゃはるかに暖かいと私は考える」
「あはは、それはすごく嬉しいワ」 とか何とか、並んでる間にちょっと立ち話。
同じバス停から乗って同じヒコーキで日本に帰る(彼らは行く)わけだ。

ヒコーキでは席が離れてたけど、たぶん成田のバゲッジクレームで会うだろうから
東京への移動とか、わからないことがあったら教えてあげよう。
DCじゃ彼らに教えてもらったんだから、日本に着いたら恩返ししようではないか。

13時間のフライトでクタクタになって、成田のバゲッジクレームで待ってたら
案の定、彼らがいたからイ課長の方から近づいてって挨拶した。
「アナタたちは今日は東京のホテルに泊まりマスか?」
「ノー、私たちはワキに行く」
「ワキ?」  「イエス、ワキ」  「…わき??」    ワキってどこだ?

行き先を書いたものを見せてくれた。
Fukushima-ken Iwaki-si… えええ?これから福島のいわき市まで行くの?
成田からいわきまでの行き方なんて、イ課長だってトッサには出てこないよ。

「そうすると、アナタたちはさらに数時間電車に乗ることになるであろう」
「イエス」 たぶん、いわき市に友達でもいるんだろうな。

「Have a nice trip」
「Thank you」
二人と握手して成田で別れた。

イ課長はこれで、少なくとも今年はもう海外に行くことは絶対にない。
入れ違いに、彼らは今頃いわき市かどこかでジャパン旅行を楽しんでるわけだ。

ぜひ楽しんで、そして無事に帰ってもらいたいもんだ。
 
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by tohoiwanya | 2008-11-25 01:59 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)


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