2008年 11月 30日

ポートレイト・ギャラリー

ワシントンDCでは木曜の午前中だけ時間があった。

観たかったところを何カ所か駆け足で回ったんだけど、あと少し時間があるから
美術館にでも行くか…と思ってナショナル・ポートレイト・ギャラリーに行った。
つまり肖像画美術館だな。ダ・ビンチや印象派もいいけど、「ワシントンならでは」って
いうならココだよなぁ、やっぱ。

ここの最大のウリは歴代大統領全員の肖像画コレクション。これはちょっと見たかった。
他にも軍人や政治家、芸能人からスポーツ選手までいっぱい肖像画があるけど、
時間もないからとにかく大統領コーナーだけ見ることにした。

ココは予想以上に面白かったから、イ課長は思わずデジカメを使わせていただいたよ。
何が面白いって、近年の大統領はオレも顔をよく知ってるっていうのもあるけど、
それ以上に「自分の絵をどういう風に描かせるか」っていうところにそれぞれの大統領の
絵画的センスが現れてるような気がするんだよね。総じてセンスは悪い(笑)。

たとえばこれ。一番新しいクリントン夫の肖像画。
ブルーのシャツに赤ネクタイというのもいただけないが(笑)、絵としてもまったくつまらん。
上手に丁寧に、モデルを実物より少し良く描いてあるっていう、ただそれだけ。 
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他の連中も大体そんな感じなんだよね。これはパパブッシュ。
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これはカーターだ。何だかなぁ…どうってことない肖像画だよなー。
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その中で異彩を放つのがケネディの肖像画だ。野獣派っぽいガシガシしたタッチで
見る者を「おっ?」と思わせるものがある。
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そういや、歴代大統領の中でも悪人面No.1のニクソンの肖像画は?…と探したら
あったあった。…えええ?なんだかやけにイイじゃんこの絵。
本人がニヤケて立ち、バックに高級な室内風景が丁寧に描かれてるという他のツマラナい
肖像画に比べたらニクソンのこのポートレートはグッとイイよ。
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悪人面のわりにはナイスな肖像画だなーと思ってフと絵の右下を見たイ課長は
驚きのあまり1mほど飛び上がった(気分の上では)。
なんとノーマン・ロックウェルが描いてるじゃないかよ!!イイ絵なわけだよ。

ええ〜?しかし何だってノーマン・ロックウェルがニクソンなんか描いたんだろうなぁ?
個人的な知り合いだったのか?あるいはノーマン・ロックウェルが実は熱心な
共和党支持者だったとか…いずれにしても「ノーマン・ロックウェルに描かせた」
という時点で、ニクソンは肖像画注文者としては歴代大統領の中で最も成功した
一人になったと思うよ、イ課長は。
 
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by tohoiwanya | 2008-11-30 02:10 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)


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