2011年 02月 16日 ( 1 )


2011年 02月 16日

ロンドンのヘボ地下鉄 -その1-

以前に「ロンドンでダメダメなもの3つなら、その一つは地下鉄の運行」って書いた。

ロンドンの地下鉄運行に関しては、20年前に訪れたときは全然問題だと思わなかった。
他の都市と同様、地下鉄は当たり前に動き、イ課長たちは当たり前にそれを利用した。

ところがだよ…

去年行った時はヒドかったねー、ロンドンの地下鉄。
「ロンドンの地下鉄は運行中断だの、駅の臨時閉鎖だの、いろいろあるぞ」と
事前に聞かされてはいたが、実際利用してみてつくづくヒドいと実感した(笑)。

一つにはオリンピックを控えてるっていうことが影響してるんだろう。
とにかくロンドン地下鉄網いたるところが工事中で、工事による駅の一時閉鎖だの
路線の部分運休なんていう変更が多いみたいだ。

しかしオリンピックがあろうがなかろうが、だ。
とにかくロンドンの地下鉄は施設の老朽化や不十分な保守管理といった根本的問題を
抱えてるって気がするんだよなー。まるでモグラたたきのように次々見つかるダメ部分を
次々と補修工事してると、そんな印象をうける。

まぁいい。とりあえず本日は皆様をロンドン地下鉄体験ツアーにご案内とまいりましょうか。
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地下に行くのにはこんな感じの長〜いエスカレーターに乗っていくことが多い。
エスカレーター横には大体映画とか舞台の広告なんかが並んでたね。
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ホームはこんな感じ。トンネルはすべて円筒形にクリ抜かれてて、車両もぜんぶ上部が
ラウンドシェイプ。だから通称「チューブ」。パリはメトロ、ロンドンはチューブと。

トンネルと地下鉄車体のサイズの差ってのがまた驚くほど少なくて、下の写真をみると
トンネルのサイズが、電車がギリギリ通れる直径だっていうのがわかるよね。
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問題はこの「上部が内側に曲がったドア」だ。これがイカン、実にイカン。
普通の人には問題なくても、イ課長のように身長の不自由なヒトには大変な苦労を強いる
とんでもないドアなんだコレが。

ロンドンの地下鉄ってけっこう混んでるから、最後に必死に乗り込んで、自分の背中で
プシュッとドアが閉まるなんてこともママある。まぁそんなことは日本でもママあるが。

しかし、ドアぎわに背のデカい人間が立つと、とんでもないことになる。
この曲がったドアが閉まるんだよ?当然、頭はそのドアより低い位置にする必要がある。
必然的に、長身者はドアの湾曲に合わせてずーーっと首をかしげてなきゃイカン。
次の駅に着くまでずーーーーーっとだ。何せ車内はすし詰めなんだから。

混んだ車両だから目の前にも乗客はいる。その乗客に、まるでキスを求めるように(笑)
首をかしげ、顔を寄せ続けていなければならないというこの運命。
背高ノッポだけが味わう、ロンドン地下鉄の隠された地獄と言っていい。

ドアぎわに乗ったノッポに不自然なヨガのごときポーズを強いるロンドン地下鉄。
長身者たちがロンドン市交通局に集団訴訟が起こさないのが不思議だ。
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ちなみに車内はこんな感じで、これはもちろん写真を撮れる程度に空いてた時に撮った。
混んでる時は押し合いヘシ合い、その上首ネジ曲げたりして、写真どころじゃないのだ。

ん?ある駅に停車したと思ったら地下鉄がいつまでたっても発車しないぞ。
5分…10分…発車しない。一体どうしたんだ?何かあったのか?

車内アナウンスがある…もちろんナニを言ってるのかイ課長にはよくわからない。
するとドウよ。乗客たちは何やら口々に唸りながら、続々と降りていくではないか。
イ課長、思わず隣にいたオバサンに「ホ、What?!」って聞いちゃったぜ。
しかしこのオバサン、苦笑いして力なく首をヨコに振ってみせるだけ…

「この電車ココで運行ヤメ。死んだ。みんな降りて」というわけだ(たぶん)。
ついさっきまで元気に走っていた地下鉄の“突然死”。実に悲惨な話ではある。
しかしもっと悲惨なのは乗客だよクヌヤロウ。
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列車から降ろされた乗客で狭いホームはあふれんばかり。この次に来た電車に乗るしか
ないわけだが、それがどんなに混んでいるか、考えただけでもウンザリだ。

乗客たちは口々にロンドン市交通局に対する呪いの言葉を叫び…と言いたいとこだが、
実はロンドンの紳士淑女、地下鉄のこんなヘボっぷりには慣れっこなんですねー。
辺りには従順なあきらめムードだけが漂っているのである。

…と、こんな調子で、まったくどうしようもねぇヘボなんだよ、ロンドン地下鉄はよゥ。
もうちょいと身を入れてマジメにキチンと走ったらドウなんだ?ばっきゃろう。
特にあのヒン曲がったドアだ。アレが長身者をいかに苦しめてるか、少しは考えろ。
東京の大江戸線だってもう少し長身者にやさしいぞ。ロンドン地下鉄のバカ!!

最初に書いたように、ロンドンの地下鉄はヘボであるって話は行く前から聞いてはいた。
現地の通訳さんも、翌日の地下鉄運行が大丈夫か調べてくれたりしたもんだ。
しかし東京の地下鉄に慣れたイ課長としては、実際に体験するまでは実感としては
わからなかったね、このダメさ加減。

上に書いた「地下鉄の突然死」に遭遇したのは金曜の夜のことで、前に書いた
バークレー・スクエアを見に行く途中のことだ。仕事が終わった夜だったからまだイイけど
こんな状況が朝だの昼だのにアチコチの路線で頻発してたらたまったもんじゃないぜ。
…でもまぁ、たぶん頻発してるんだろうなぁ、あの調子じゃ。

ロンドン地下鉄体験ツアー、いかがでしたか?
世界を代表する大都市の、地下鉄のダメさ加減をご堪能いただけましたでしょうか?
それではまた長〜いエスカレーターに乗って地上に戻りましょう。やれやれ。
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だがしかし、ロンドン地下鉄のダメっぷりはこれだけじゃ済まないのだ。
翌日、土曜日の半日観光のときもイ課長はロンドン地下鉄のおかげで迷惑を蒙った。
ロンドン地下鉄告発記事にはちゃんと「その2」があるのである(笑)。




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by tohoiwanya | 2011-02-16 00:15 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)