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2019年 02月 04日 ( 1 )


2019年 02月 04日

映画ヲタクの旅 その2【東京物語編】

今日は映画ネタだけでいく。「東京物語」について書きたいのだ。

尾道は大林監督のいろんな作品の舞台になったところで、すでに「転校生」の
ロケスポットについては書いたけど、尾道といやぁイ課長が思い出す映画がもう一つある。
小津安二郎監督の名作「東京物語」なのである。

あの映画では笠智衆と東山千栄子の老夫婦が尾道在住という設定になってて、
映画の最初の方と終わりの方で尾道の風景がいっぱい出てくる。

その前に「東京物語」について説明しておきたいのだ。
「東京物語」は1953年の松竹映画。還暦イ課長だってまだ生まれる前、イ課長両親ですら
まだ結婚してない頃の、チョー古い映画だ。おそらくこのブログの読者でも「題名は
聞いたことあるけど、観たことないなぁ」って人が多いと思うんだよね。
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66年前の映画だ。そりゃーもう古い。もちろんモノクロ。しかしとにかく名作なんだよ。
何がスゴいってわけじゃないんだけど、しみじみと染みる映画なんだよねぇ。
封切り当時より、むしろ後年になって急激に評価が高まった映画でもある。
2009年に実施したキネマ旬報の「日本映画オールタイムベスト」で第1位だった。
(ちなみに、イ課長がキネ旬買ってた頃の邦画オールタイム1位は七人の侍だった)。
 
それだけじゃない。
2012年だかに英国映画協会が世界の映画監督358人に投票させたオールタイムベストが
あるんだけど、そこでも「東京物語」が第1位。「2001年宇宙の旅」や「市民ケーン」を
差し置いて、ですよ。「TOKYO STORY」への評価は完全に世界的なんですよ。
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映画の最後、笠智衆から形見の時計をもらった原節子がこらえきれずに泣くシーンは
何度見ても、こっちまで泣ける。世界映画史上の「もらい泣きシーン」ベスト3には
入るだろうとイ課長は個人的に思っているのである。

そんな「東京物語」の舞台の町・尾道に初めて来たわけだ。
ここでロケした66年前と今とじゃ、尾道も相当変わっているだろうけど
映画に出てきた場所がわかれば、そりゃ見たい。「東京物語の、あの場面は尾道の
ドコだったのか」を確認するための事前調査が仕事をサボッて行われた(笑)。

今日は順不同で、投宿ホテルの真ん前にあった住吉神社について触れておきたい。
別にそれを狙ったわけじゃなく、たまたま予約したホテルだったんだけど、ホテルの
正面にある神社の燈篭が「東京物語」の冒頭に出てくることを後で知った。
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これが現在の燈篭。これだよ。間違いない。
いくつかある尾道風景ショットの一つだけど、形状が印象的だから記憶に残る。
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尾道水道に面して建つ、この住吉神社、実はびっくりするほど小さい。
ホテルの窓からはこんな感じで見えた。これが全景なのだ。小さいでしょ。
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しかし神社の規模など問題ではない。「東京物語」に写ってたあの灯籠というだけで
イ課長とトホ妻は深く満足したのである。そして次回はいよいよ、妻に死なれた
笠智衆が夜明けを見ていた、あの浄土寺いくぞ、浄土寺。

 


by tohoiwanya | 2019-02-04 00:03 | 国内出張・旅行 | Comments(4)