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2019年 05月 31日 ( 1 )


2019年 05月 31日

ワット・シー・チュムのアチャナ仏

スコータイを紹介した記事にはワット・シー・チュムの、この仏サマの写真が
必ずと言っていいくらい使われる。何しろ大きいし、天井のないお堂に座ってる
その姿も非常に印象的だ。いわばスコータイのシンボル。スコータイ遺跡に来た観光客は
ここは絶対ハズさない。
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有名なだけあって、この仏像にはちゃんと名前がついてる。アチャナ仏っていうんだって。
高さは14.7mらしい。調べてみたら、奈良の大仏は座ってる蓮華を除いた仏像だけの高さで
14.98m。ほぼ等しいということだ。うーーむ。実に重量感たっぷり、写真で散々見た仏像の
ジツブツをついにこの目で眺められて、イ課長の満足感もたっぷりだ。
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スコータイ様式って、仏像の顔つきとかだけじゃなく、左肩からかかってる長い布?の
長さがドウコウとか、細かいところにも違いがあるらしいんだけど、このアチャナ仏だけは
他のスコータイの仏像ともだいぶ違う気がする。最大のポイントはやはりこの目だよな。

ここまで黒目がハッキリある仏像って珍しいと思う。日本ではもちろん、タイでも、
他の東南アジアでもあんまり見たことない。
 
この屋根のないお堂。大半は大仏像で占められるから参拝スペースはけっこう狭い。
必然的に仏像を見上げるアングルが限られる。これが非常にうまく出来てると思った点で、
そういう限られた角度で仏像を見ると、うまい具合にこの仏サマと視線が合うんだよ。
これだけはっきり黒目があるから、見つめ合ってるっていう感覚になる。
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右手をヒザの前に出して、指がぐっと反ってるっていうのはタイで時々見かける形だ。
以前見た「すごすぎるワット・ムアン」の巨大すぎる大仏もこんな指だった。これも
スコータイ様式に含まれるのかな。
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このアチャナ仏、おそらく1990年代終わり頃に白く塗り直されてる。
現在の姿はそれから約20年経過して、表面の漆喰が少しハゲた状態なのだ。
修復直後の写真を見ると、今よりやけに白くてギョッとするし、2001年に
出版された本で見る写真は塗り直し前だからギョッとするほど黒い。

貴重な昔の仏像の色がコロコロ変わるってどうなのよ、と日本人は思うけど、
そこはホレ、何せ金ピカ仏像好みのタイ人。現在のアチャナ仏を見ても「そろそろ
塗り直したい」と思うのかも。
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うーーむ・・・アチャナ仏を囲む、この狭いお堂も興味深いねぇ。
最初から仏像を雨ざらしにしたとは思えないから、当初は木造の屋根があったんだろう。
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お堂を外から見るとこんな感じ。ほとんど装飾がなくて真四角。外から見るとあんまり
巨大な建物って感じがしないけど、中に入るとアチャナ仏がすごくデカく見える。
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四角いお堂の横に、さらに遺跡がある。あっちは建物がほとんど廃墟化した中に
仏像だけがあるというスコータイの典型的なタイプの仏教遺跡だ。
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そうそう。日本でもタイでも、普通に見慣れた仏像ってやっぱこういう感じの目だよな。
黒目も白目もなく、半ば閉じたような感じの目。
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それがアチャナ仏になると、この黒々した黒目。これはやっぱすごい。
さすがはスコータイのシンボル。見応え十分だぜ。
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ついでだからセルフ写真を1枚。例によって適当に見当つけて片手で撮ったんだけど、
この時はバックの仏像とイ課長のバランスが非常によろしい具合に撮れた。
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そこで、2019年の年賀状には上の写真を使ったんだけど、「同じ顔が二つ」とか
「ダブルでご利益」とか、いろいろ言われました、はい(笑)。

 


by tohoiwanya | 2019-05-31 13:06 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(2)