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2011年 05月 11日

英国で髪を刈る

ワシントンベルリンドゥーヴィルプラハ
これは何かというと、これまでイ課長ブログでご紹介した海外散髪の話。
まごうかたなき「海外床屋フェチ」として、その異常な嗜好を自らカミングアウトし続けるイ課長。
…って、そんなに異常かなぁ?(周囲からはモノすごく珍しがられ、異常といわれる)

今日はロンドン出張のついでに行った英国の床屋のハナシ。
おそらくこれがイ課長の17回目の海外散髪体験になるはずで、もうベテランなのだ(笑)。

しかし、英国はイ課長の海外床屋人生で“未征服”の国だった。だから今回の出張ではぜひ
ロンドンで床屋に行こうと思い、その前に日本で散髪する時も11月の出張の頃に髪が伸びてるように
時期を調整し(普通やるか?そこまで)、英国床屋を征服すべく、満を持してロンドンに乗り込んだ。

木曜の夜、オペラを観に行った夜は床屋らしき店を発見できなかった。
金曜はリーズから戻ってきたあと、バークレー・スクエアからニュー・ボンドストリートと
歩いて、この時初めて一軒の床屋を発見はした。したのだが…。

何せ高級ブランドショップひしめくニュー・ボンドストリートの床屋だ。
「床屋」なんて言葉で呼ぶのもはばかられるような、やたら高級そうなヘアサロンで、
間違いなく予約が必要なんだろうと思えるような店だったから、そこはスルーした。

そして土曜。ハンプトン・コート観光を終わって、ロンドン滞在の残された時間も
あとせいぜい5~6時間。床屋探しの時間もだんだん少なくなってきたぞ。さぁどうする。
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ハンプトン・コート駅で列車を待ちながら、いっそこの街で床屋を探してみようかという気になった。
過去の経験から考えて、床屋ってロンドンのピカデリー・サーカスみたいな繁華街じゃなく、
こういう小さな街の方が、意外と発見しやすかったりするんだよね。
そう思って、ダメもとでハンプトン・コート駅前の小さな商店街を歩いてみたら…

すばらしい。たちまち発見できたではないか。
こういうのを海外床屋フェチのカン、もしくは嗅覚というのであろう(笑)。
小さな、庶民的な、いかにも床屋って感じの店だ。ここなら飛び込みで入っても問題あるまい。
というわけで、さっそく飛び込んだ。
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この店、理髪師はオバサン一人で、イ課長の前に一人男性客が散髪中だった。
その他に、理髪師オバサンの友人とおぼしき女性が一人奥の椅子に座ってオバサンとおしゃべりしてる。
まぁいい。とりあえず自分の番がくるまで後ろで待つとしよう。
待ち時間って、実は床屋店内写真を撮るチャンスなのだ。そっとカメラを出してパチリ。
こんな感じの、2席だけしかない小さな床屋。鏡が何となく古風だよね。
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写真左に見えているのが理髪師オバサンの背中で、話し相手の友達は写ってない。
髪を刈られる客、待ってる客(これはイ課長ね)という2人の男性客の存在を意に介さず、
理髪師オバサンとこの友達とはずっとおしゃべりしてる。わかりづらい英語だなぁ。

前の客が終わり、イ課長の番になった。
「1cmくらい切って」とか何とか、適当に伝えて散髪開始。
元々が短髪のイ課長だから、この辺のオーダーは極めてアバウトなのである(笑)。
相変わらずオバサンと友達は、ずーーーーっとおしゃべりを続けてる。

さっきからどうもヘンだと思ったが、この二人が話してるのは英語じゃないな。別の言語だ。
二人はひたすらおしゃべりを続けるから、イ課長の方は髪を刈られながら
「この二人が喋ってるのはナニ語だろうか?」とひたすら考え続けた。
明らかにフランス語やドイツ語ではない。スペイン語・イタリア語っぽくもない。
顔は白人系西洋人だけど、ドコの人なんだ?こりゃ難しいクイズだ(笑)。

散髪の最後の頃に、ようやく彼女たちの話してる言葉がある程度推測できた。
おそらくロシア語、ないしそれに近い東欧スラブ系言語だろうと思われる。
へぇ~、こうして英国で開業しているけど、オバサンの出身はロシアあたりなんだぁ。

最後に鏡を見せて出来上がりを確認。この辺は日本と同じだね。
「この辺、もうちょっと短く」って言ったら「オウケーイ」と気軽に刈り込んでくれる。
洗髪はナシで、作業は20分くらいで終わったかな。
欧州の床屋って、大体こんな感じのところが多いよね

ちなみに料金は…よく覚えてないけど確か10ポンドとか12ポンドとか、そんなモンだった。
日本円なら1300~1500円ってとこで、妥当な料金だ。
イ課長の前の客も同額を払ってたから、ボラれたという可能性は全くない。

お金を渡し、「Thank You」と笑顔でオバサンと挨拶を交わし、店を出た。
英国の床屋で、日本人客が、(たぶん)ロシア人理髪師によって髪を刈られるという
なかなか錯綜した組み合わせの英国散髪体験でありました。
さぁ、これでイギリスも征服したぞ(笑)。
 


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by tohoiwanya | 2011-05-11 00:09 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2011年 05月 08日

リーズという街

まず先にお詫びしておかなければならない。
もしこのブログをリーズの関係者の方、もしくはリーズという街の好きな方等々が
お読みになってたらごめんなさい。なぜお詫びしなければならないかは、
読めばお分かりになると思います。

2010年11月19日、キングス・クロス駅から朝の7:35というバカ早い電車に乗って
出かけた街、リーズ。

今回の出張では仕事上、ヨークシャーの…まぁ何と言うか一種の地方行政機関みたいなところを
訪問する必要があって、その所在地がリーズだったというわけ。

しかし、リーズっていう街、知ってる?
実際のところ、イ課長も「地名くらいは聞いたことがあるような…」っていう程度で、
どんなところなのか、全く知らなかった。

ロンドンの北方、ヨークシャー地方の中核都市、それがリーズなのだ。
英国出張前までは、新婚旅行でロンドンに3泊したのがイ課長の「全英国体験」だったわけで、
首都ロンドン以外の街、ましてや地方都市なんかに行くのはもちろん生まれて初めてだ。
ロンドンから2時間11分だから、日本だったら東京から新幹線で名古屋に行くイメージか。
イギリスで初めて行く「その国の首都以外の街」だ。どんなトコなんだろうなぁ?という
期待は当然あった。

もっとも、訪問先のアポ(午前と午後に1件ずつ)から考えて、リーズの街を観光するなんてことは
ハナから無理とあきらめてはいた。それでも「リーズ行って、アレを見ることができたよ」と
ブログで言えるネタの一つくらいは…と期待していたのだが…。

リーズに向かう車窓の景色を見ているうちに、リーズで「何かを見る」期待は急速にシボンでいった。
なぜかっていうと、この日はすごい霧だったんだよ。ためしに車窓風景を撮ってみたけど、
線路沿いの木が見える程度で、その先は真っ白。下の写真は失敗したわけではないのだ。
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まぁ考えてみればロンドンじゃ霧が一種の“名物”なわけだし、11月下旬ともなれば
イギリスで濃い霧に遭遇するなんてことは全然珍しいことではないんだろう。
しかし、せっかく初めてリーズに行くのにさぁ、この霧かよ~。

リーズ駅に着いた。相変わらず霧は濃く、どんな街なんだかさっぱりわからない(笑)。
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この日のリーズ、特に午前中はかなりの霧だったんだよ実際。
通訳さんと地図を見ながら目的地を捜して歩いたんだけど、「あのビルがそうじゃない?」
みたいな感じで遠方から見当をつけながら探すってことが出来ないからちょっと迷った。
モダンな高層ビルもある立派な都会なんだろうけど、そのビルもよく見えましぇん…。
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まぁそれでも午後には霧もかなり晴れて、それなりに見通しも良くなったんだけど、
さっきも言ったように、リーズでのフリータイムはほとんどない。しかも2件目の訪問先に
なぜか1件目訪問先の関係者が同行するもんだから、ますます行動の自由がなくなる(笑)。
とてもじゃないけど、街を少し見物するどころの騒ぎじゃなかったのだ。

リーズで撮った写真といえば、あとはサンドイッチ屋で食ったランチとか、前に載せた
底の抜けた灰皿とか、その程度。ああひどい。
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リーズ。素敵な街のはずなんだよなぁ、それなりに。
市庁舎の壮麗な建築が有名らしいんだけど、それも駅に戻るタクシーの窓からチラリと見ただけ。
(下の写真はWikipediaからもらったものなのである)
仕事と霧以外の記憶は何も残ってないんだよ、リーズに関しては。
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これを読んで「リーズって、つまんない街なんだな」と思っちゃう人もいるかもしれない。
だから最初にお詫びしたのだ。リーズの関係者がコレを読んだら怒るよね、そりゃ。
本来はいくら何でももうちょっと見るべきもののある街のはずなんだよ。
しかし、イ課長はこの街で何も見ることが出来なかったのである。

思い出されるのは2009年の欧州出張で行ったオーステンデだな。
あれも考えてみりゃ、ベルギーで初めて首都ブリュッセル以外の街に行く機会だったんだけど、
雨が降ってた上にイ課長は風邪で体調ワルワル、とても街歩きどころじゃなくて、
あの街については結局なーーーんにも紹介できなかったのだ。

今回のリーズも全く同じ。体調は悪くなかったけど、仕事のスケジュール+霧のせいで
この街では何も見てくることはできなかった。ブログで紹介できるネタの一つもないのだ。
こんなことしか書けずにごめんよリーズ。でも、一応キミのための記事を一つ書いたからね(笑)。

まぁ仕方ない。
旅行じゃないんだから。仕事なんだから。海外出張ではこういうこともあるのだ。


「海外出張でアチコチ見られて、いいなー」なんて言ってるのは誰だ?



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by tohoiwanya | 2011-05-08 00:18 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)
2011年 05月 02日

パディントン駅 【ロンドンの駅シリーズ:4】

♪ いま 列車はすべりこみ
♪ 胸 ときめかせ 降り立つ駅 パディントン


ロンドンの駅シリーズ、最後を飾るのは、大貫妙子さんの名曲「果てなき旅情」にも出てきた
パディントン駅なのである。え?そんな曲知らない?30年くらい前の曲だからなぁ…。
ここはアガサ・クリスティーの「パディントン発4時50分」でも有名で(読んでないが)、
熊のパディントンの出身地?としても有名らしいが、それは帰国後に知った(笑)。

泊まったホテルがパディントン駅の近く、徒歩5〜6分くらいだったから、ドコ行くにも
必ずここを利用した。もっとも、パディントンで乗り降りしたっていう経験の大半は
地下鉄の方のパディントン駅だったんだけどね。
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ロンドンでの仕事の初日もそんな感じで地下鉄のパディントン駅から仕事に行き、
仕事が終わればまた地下鉄のパディントン駅に戻ってきて…あれれ?

朝乗った駅とは違う地上駅だ。地下鉄のパディントン駅には地上駅もあるの??
上が朝乗った時の、地下のパディントン駅(ベイカールー線)、
下の暗いのは翌朝早朝に撮った地上のパディントン駅(ハマースミス線&サークルライン線)。
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地上の地下鉄駅を降り、そこからわかりづらい通路やら階段やらをウネウネ通って
一体ココはどこなんだ?って感じの気分になりかけた時、急に視界が広がった。
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うおおおーーーー、デカいーーーー広いーーーー。
なーるほど。さっき降りた地上駅は位置的にパディントン駅の一番奥にあったわけか。
必然的に、駅の外に出ようとするとパディントン駅を縦断するような形になる。
歩く距離は長くなるけど、その分駅構内をたっぷりと見られるからちょっと嬉しい。

ここが大貫妙子さんの歌に出てきたあの駅なんだーーー。もちろん見るのは初めてだ。
こんなに立派な駅だったんだなー、パディントン。

リベット打ちされた鉄骨の柱がズラリと並び、その柱が全て上部はアーチになって
天井を支える構造になってる。巨大な体育館みたいに柱のない構造になってた
セント・パンクラス駅と違って、ここは鉄骨の柱がズラーーッと並ぶスタイルが印象深い。

天井アーチを支える柱がこうやってズラリと並んだホームを歩きながら、
イ課長はあるものを思い出した。天井のアーチにつながる柱の列といえば…
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そう。ゴシック教会を思い出したんだよ。
まるで大聖堂のリブ・ヴォールト天井の下を歩いてるみたいでさぁ、なんとなく
神秘的な雰囲気すら感じて、すっかりパディントン駅が気に入っちゃったよ。
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実は今回の出張でパディントン駅近くのホテルに投宿したのには理由があった。
この駅がヒースロー空港までの直行列車、ヒースロー・エクスプレスの発着駅だったからだ。
最後に空港に行く時、ヒースロー・エクスプレスを利用するなら(実は乗ってみたかった)
パディントン駅に近いホテルにして、荷物を抱えての移動が少ない方がいい。
(それに、キングス・クロス駅周辺は治安がわりぃからやめとけ、とも言われたし)

2010年11月20日土曜日の夕方、ホテルをチェックアウトしたイ課長は、パディントン駅まで
ゴロゴロスーツケースを引きずって歩いた。
ここからヒースロー・エクスプレスに乗れば空港まで15分強っていうんだから早い。
ちなみに、大人片道で料金は18ユーロね。

おお、これか、ヒースロー・エクスプレス。
ちょっと宇宙船っぽい、メタリックな車体にパディントン駅のドーム天井が映ってて、
なかなかカッコいいぞ。
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中はこんな感じ。落ち着いたインテリアだね。
発車前、早めに乗り込んだせいで空いてるけど(これは荷物置き場を早めに確保するため)
いざ発車っていう頃にはけっこうギッシリと人が座って混んでた。
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これに乗ってヒースロー空港まで約15分。暮れなずむパディントン駅をあとにして
「出張終わったなぁ…」と虚脱状態になりながら乗ってたことが今となっては懐かしいよ。

というわけで4回にわたった「ロンドンの駅シリーズ」はパディントン駅でお開き。
このシリーズでご紹介した4つの駅以外の大きな駅(たとえばビクトリア駅とか)は
残念ながら出張中、一度も利用することがなかったイ課長なのでした。



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by tohoiwanya | 2011-05-02 00:12 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2011年 04月 25日

ウォータールー駅 【ロンドンの駅シリーズ:3】

イ課長ブログ、鉄道関連ネタが続きます。今日はロンドン、ウォータールー駅のご紹介。

昨年のロンドン出張でイ課長が利用した主な駅の中で、ウォータールー駅だけは
テムズ川の…何と言えばいいのか…パリのセーヌ川風に言えば“左岸”にある。
国会議事堂とかバッキンガム宮殿とかのあるコッチ側とは川を挟んでムコウ側。

今回のロンドン出張、仕事も移動も宿泊もぜんぶ「コッチ側」に集中していたから、
「ムコウ側」に行くのはウォータールー駅が初めてだったんだよね。もっとも、
コッチ側とムコウ側で何か違いがあるのかと言われると、わかんないんだけどさ(笑)。

夕方には帰国する土曜日の朝、ハンプトン・コートに行くために初めてこの駅に行った。
ここも大きな駅だったよ。ヨーロッパによくある行き止まり式の駅なんだけど、
線路とホームの数が多いから、駅の端から端までが非常に長く感じられる。
下の写真じゃわからないかもしれないけど、長いコンコース全体がユルく湾曲してるから、
ますますもって「扇形に広がったデカい駅」って印象が強くなる。
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上の写真だと左側にホームがズラリと並んでる。右側はショップがズラリと並んでる。
ホーム側を見ると、こんな風に改札機らしきものがズラリと並んでて、その向こうに電車どもが
ズラリと並んでいる。ウォータールー駅は大きいから、いろんなものがズラリと並んでいるのだ。
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その中で問題になるのが、かくのごとくズラリと並んだ発車予定の掲示板。
これって、最も発車が近い電車の案内が一番左側に表示されるシステムみたいなんだよ。
つまり、一つ列車が出るごとに、掲示板は一斉にイッコずつ左にずれることになる。
大きな駅でけっこうひっきりなしに列車は出るわけだから、左にずれる頻度も高くて、
自分の乗る列車の案内がどれなのか、何度も探さなきゃならん。
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一度確認すりゃ、何度も見なくたって済むだろうって?
だってホラ、何せ英国の列車は「直前になるまで何番線から出るかわかんないヨ」方式だから
発車ホームがどこなのかを時々チェックしないといけないのだ。
ほら、イ課長が乗る9時12分発の列車、Platformのあとは--表示になってるでしょ?
だから、それが何番線から出るのかを確認しないと…しないと……

待てヲイ
9時12分発の列車が二つあるではないか。どっちに乗ればいいのだ?
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ハンプトン・コートに行くにはSurbitonって駅で乗り換えるはずだった。
左側、Basingstoke行きの電光掲示にSurbitonって文字がある。だから左側のはず…
だがしかし、右側の電光掲示にはHamptonという文字があるではないか。
ってことは右側のShepperton行きに乗るべきなのか?どっちなのだッ?!

このブログの読者がウォータールー駅で将来同じ事態に遭遇するかもしれないから(するかなぁ?)
お教えしておくが、ハンプトン・コート観光に行くなら左側のBasingstoke行きが正解。
Surbitonで乗り換えて、Hampton Courtで降りるのである。Hampton とHampton Court は
別の駅だからお間違えないように。
(ま、仮に間違えてHampton駅の方に行ったとしても、そうバカ遠くはないけどね)

しかし、勘違いしやすい行き先の列車を、同時刻に同時発車させるなんて、
サウス・ウエスト鉄道もまぎらわしいことしてくれるぜ。ドッチに乗るべきか、
土曜の朝のウォータールー駅で、一人でアセっちまったじゃねぇか。

ちなみにこの日、イ課長はハンプトン・コート駅のエリアまで含む一日フリー切符を
地下鉄乗車時に買ってたから、ウォータールー駅では何も切符を買う必要がなかった。
発車ホームが表示されたら自動改札機を通ってスイスイとホームに向かう。
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これがサウス・ウエスト鉄道の近郊列車。格調高い見た目とは言いがたい。
しかし、中はけっこうモダンでキレイだ。発車まで多少時間があるからまだ空いてる。
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外は寒いから、発車まで電車の中で待つことにした。
こうして、物語はイ課長のハンプトン・コート観光へとつながっていくわけである(笑)。



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by tohoiwanya | 2011-04-25 00:25 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2011年 04月 20日

セント・パンクラス駅 【ロンドンの駅シリーズ:2】

セント・パンクラス駅は1日3カ国の旅で、ブリュッセルから乗ったユーロスターの到着駅だ。
大陸から鉄道でイギリスに入るなんてもちろん初めてだったから、到着した時は
「ロンドン到着が空港でも港でもなく、駅である」こと自体にすでに感動していた(笑)。
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ここは前回取り上げたキングス・クロス駅と違って、ガタガタ工事してることもなくて、
立派で、大きくて、キレイな駅だった。

列車が到着するフロアの下に大きなショッピングモールのフロアがあって、それが
ところどころ吹き抜けになってる。だから下のモールを歩いててもこんな風に、
駅のドーム構造がわかるようになっているというわけだ。こういう構造も非常に近代的で、
連想されるのは出来立てピカピカだったベルリンの新しい中央駅かな。率直に言って、
隣にあるキングス・クロス駅とは雲泥の差がある。
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このセント・パンクラス駅にはロンドン出張中2度行った。
一度は上にも書いたように、ロンドン到着の夜。この日は純粋な「駅利用者」として。
二度目は出張最後の日の夜、キングス・クロス駅で通訳さんと別れた後だ。

何せ、キングス・クロス駅は工事ばっかりでロクに見るところもないから、
隣接するこの駅でもブラブラ見学するか、っていうんで来たわけだ。
(要するに、イ課長は外国の大きな駅を見るのが好きらしい)

おお、到着した日は気がつかなかったけど、こんな巨大男女ラブシーンの銅像があるんだ。
下の、生身の男女と比べればわかるだろうけどこれはデカい。ものすごくデカい(笑)。
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女性像のスカートがやけにキツめで、ヒップラインがセクシーに強調されているあたり
この銅像を作ったアーティストの好みが感じられる(笑)。
まぁとりあえず目立つのは間違いないから、待ち合わせスポットとしてはわかりやすいわな。

てな感じでブラブラと駅構内を歩いてた。
仕事が終わった金曜の夜、バークレー・スクエアを見に行く前のことだったわけで、
イ課長としては出張プレッシャーから解放された、イイ気分の時だった。

ギョッ?!な、何だ今のは?黄色い着ぐるみの動物が駅ン中を歩き回ってたよな?
少し戻って、望遠ズームで写真を1枚撮ってみた。
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ははははは!何だアレわ!熊のプーさん-Winnie the Pooh-なのか?アレ。
人間が中に入って、タテ長のスマートになっちゃってるけど、たぶんプーだ。
何だってまた熊のプーさんがセント・パンクラス駅の中を練り歩いてるんだ?
しかも眼帯?なんかしてるし。

もう1枚プーさんの写真を撮ろうと思ってカメラを向けると、こっちに気付いたようだ。
イ課長に手ぇ振って愛嬌ふりまいてるよ。隣のバケツを持ったスキンヘッド職員も
こっち見て笑ってるから、何かのオフザケ趣向らしいんだが、それが何のかよくわからない。
プーさんの右目の眼帯?の意味も結局わからない。
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わからないことだらけだけど、とりあえずこの出来事によってロンドンのセント・パンクラス駅は
「眼帯をした熊のプーさんがいる駅」という記憶がイ課長の中で岩よりも固く形成されたのは
当然の成り行きなのである(笑)。
さぁ、アナタも「眼帯プー」に会いたければ、今すぐセント・パンクラス駅にGoだ。
(まだいるかどうか、わらかないけどさ)



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by tohoiwanya | 2011-04-20 00:04 | 2010.11 欧州出張 | Comments(8)
2011年 04月 18日

キングス・クロス駅 【ロンドンの駅シリーズ:1】

ロンドンの駅シリーズ。まず最初はキングス・クロス駅から。

キングス・クロス駅といえば「ハリー・ポッター」シリーズの愛読者にはおなじみのはずで、
主人公ハリー君が魔法学校にいく列車がこの駅の何番線だかから出発した(らしい)。
キングス・クロス駅にはそれを記念したプレートがどこかに貼ってあるっていう話だから、
ハリー・ポッターファンには「聖地」と言っても過言ではない(…んだろう、たぶん)。

だがしかし、ここまでの書きっぷりでもお気づきのように、イ課長はハリー・ポッターには
マッタク興味がなく、本を読んだことも映画を観たこともマッタクないというヤカラ。
従って、キングス・クロス駅でも「ハリー・ポッターに出てきたアソコを見て…」なんて
殊勝な気持はマッタクなかったのである。ハリー・ポッターファンには先に謝っておこう。
ハリポタ関連スポットの紹介は何もありません(笑)。ごめんなさい。

でもね、キングス・クロス駅はロンドン出張中にけっこう利用した駅なんだよ。
リーズに行き、戻ってきたのがこの駅だったし、前日に切符を買いに行ったりもした。
そういう意味ではなかなか思い出深い駅なんだけど…。
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外観的にはこんな感じであまり大したことはない(笑)。
内部はどうかっていうと、これがまたそこらじゅうで工事してて全くダメダメ。
一応キングス・クロス駅って19世紀中ごろ建てられた、歴史と伝統ある駅のはずだけど、
どこ見ても工事中っていうんじゃ歴史もヘチマもない。
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こういうレンガのアーチと球形の照明なんかも、ひょっとすると19世紀に作られたものかもしれない。
興味はひかれるけど、どんなアングルで撮っても「工事中」ということしか伝わらない(笑)。
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ヨーロッパの駅によくあるような、カマボコアーチ状の天井も工事用の覆いがしてある。
とにかく「工事中の埃っぽい駅」って印象ばかりが強いよ、キングス・クロス駅は。

歴史と伝統を感じさせる重厚な英国の駅を期待するなら、キングス・クロスに隣接する
セント・パンクラス駅の、高い時計台のついた建物の方がはるかにソレらしい感じがする。
実際、ハリー・ポッターの映画では、キングス・クロス駅の外観ショットとしては
実はセント・パンクラス駅の方が使われた…とWikipedia書いてあった(笑)。
下の写真がキングス・クロス駅から見たセント・パンクラス駅。格調高い建物じゃん。
それに引き換え、キングス・クロス駅はダメやのう…。
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そんなダメなキングス・クロス駅からリーズ行きの列車に乗ったのは2010年11月19日の金曜。
列車が出るのは朝の7時35分だから、早めに行って駅でパンを食い、コーヒーを飲む。
(ロンドンのホテルはフランクフルトと違って、朝食は7時からだから、ホテル朝食はヌキ)
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7時35分リーズ行きが何番線から出るかは7時近くなっても決まってない。
パリでもおなじみ「何番線から発車するか直前になるまでわからないよ方式」を採用しているわけだ。
もっとも、イギリスの鉄道がそういう高度なシステムだって話は以前に聞いたことがあったから、
イ課長も驚きません。パンをかじり、コーヒーを飲みつつ駅の中をブラブラ散歩する。
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空は7時頃からようやく明るくなりはじめた。隣のセント・パンクラス駅の時計台を見ると
7時10分。あと25分かぁ…そろそろ何番線か表示されたかな?また電光掲示板の前に行ってみる。
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しばらく待ったらやっと表示された。35分のリーズ行きは2番線だ…と、上の写真を撮ったところで、
待ち合わせてた通訳さん登場。この電光掲示板の前が待ち合わせ場所だったのだ。

観光客気分で駅の写真撮るのもここまで。さぁ仕事だシゴト。リーズ行くぞ!!



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by tohoiwanya | 2011-04-18 00:01 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2011年 04月 13日

ハンプトン・コートに行く-その4-

もう1回、ハンプトン・コートについて書かせてくれ。これで終わりにするから(笑)。

前にも書いたけど、ハンプトン・コートはヘンリー8世によって斬首刑に処せられた
人格高潔な大法官トマス・モアを描いた映画「わが命つきるとも」の中にたくさん出てくる。
フレッド・ジンネマンが監督した映画なんだけど、とにかく冒頭タイトルバックが
非常に印象的なんだよね。石で作った怪物たちの顔がアップでいくつも出てくるんだよ。
それがハンプトン・コートにあるモノなのかどうか、映画ではわからなかったんだが…
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実際に行って「ああ、これだコレ。ココにあったんだ!」とすぐわかった。
正面入口の通路の両脇にある…これは何て言えばいいのか…欄干の上に置かれた装飾と
いえばいいのかな。ガーゴイルみたく怪物ヅラばかりで、マトモなツラのヤツはいない(笑)。
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うーん…自分がフレッド・ジンネマン監督になった気になって
じっくりと撮らせていただきました。ヘンなツラのヤロウどもを。

あの映画ではトマス・モアがチェルシーにある自宅とハンプトン・コートの往復に
必ず船を使っていたことが描かれている。船が通るのはテムズ川だ。
ハンプトン・コートのすぐ裏にはテムズ川(の支流か?)が流れてる。
(奥に写ってる橋が、駅から降りてすぐに渡ってきた橋ね)
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ロンドン中心部を流れるテムズ川は川幅も広くて、ご立派な川っていう感じだけど、
この辺になるとホントにのどかな田舎の川っていう風景が広がってて驚いちまった。
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ちょいとばかり、コンスタブルの風景画を思わせるじゃないか。
ロンドンから30分電車に乗っただけでこんな田園風景が見られるんだねぇ…。

ロンドン郊外ハンプトン・コート、初冬の土曜の静かな午前中。
たまに「ハンプトン・コート1周」のジョギングやサイクリングする人たちと
すれ違うくらいで、川沿いの道はホントに静かなところだった。
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さてと、ハンプトン・コートもたっぷり観たことだし、
そろそろロンドン市街に戻るとしましょうかね。

というわけで、ハンプトン・コートの連載?はとりあえずこれで終了。
実はこの後、ハンプトン・コート駅近くの小さな商店街にあった床屋に入って
髪を刈るんだけど、その話はまた後日に。



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by tohoiwanya | 2011-04-13 00:18 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)
2011年 04月 11日

ハンプトン・コートに行く-その3-

さて、中休みをはさんだところで、ハンプトン・コートに話を戻そう。

ホーンテッド・ギャラリーを堪能したら、すっかり気が楽になって(というのもヘンだが)
のんびり城内をまわってみた。11月下旬、寒〜い土曜の午前中。観光客が少ないのが嬉しい。

入口の近くには「チューダー・キッチン」っていうのがある。
要するに、チューダー王朝時代の台所を復元した、ヘンリー8世の時代の厨房だな。
壁にくっついた肉の血のりが、不気味な演出効果を狙っているようにもみえる。
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ここが面白いのは、展示だけじゃなく「音」でも当時の台所を再現してるってことだ。
だから上の写真の部屋に入ると、どこかにあるスピーカーから「ドン!」「バン!」って
肉をブッた切る音が聞こえるし、下の写真の汁モノづくりの場所に行くと「グツグツグツ…」って
モノを煮る音が流れてくる。子供っぽいっちゃ、子供っぽい演出だけど、こういうの好きだ。
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ここは大きな時計があることからクロック・コートという名前がついた中庭。
ってことは、お妃3号であるジェーン・シーモアのゴーストが徘徊する場所のはずだが…
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で、出たッ!!!
 
 
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…いや、もちろん人形だが(笑)。
何でこんなトコにこんな人形を置いたのか、その理由は英国人でなければわからない。

建物の一番奥の方にいくとこんな感じの広ーーーーい庭園が広がっている。
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この庭園を見たとき、イ課長はハタと気付いた。
これって、ベルサイユ宮殿の有名なグラン・カナルと同じ設計コンセプトじゃないか?

イ課長はパリ旅行のとき、ベルサイユ宮殿には行かなかった。
でも、あそこのグラン・カナルは写真で見たことがある。こんな感じ。
(写真はもちろん、ネットからの拾い物)
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広大な水路と芝生と木々、これら全てが一つの消失点に向かう遠近法で構成されてる。
これって、あたかも「世界はアソコまでしかない」的な視覚効果を生み出す。
ベルサイユのは知ってたけど、まさかハンプトン・コートに同じようなものがあろうとは。
しかし、この両者が同じ造園コンセプトで作られているのは明らかだ。

時代的にはルイ14世よりヘンリー8世の方がずっと前のはず。
単純に考えれば「ベルサイユがハンプトン・コートを真似た」と言いたくなるけど、
この庭園がヘンリー8世の治世当時に作られたかどうかはわからないし、ハンプトン・コートが
ベルサイユ宮殿を真似て、後にこの庭園を整備したという可能性も十分ある。
ドッチがドッチを真似たのかわからないけど、少なくとも「偶然似た」とは考えられん。
この辺の事情をご存知の方がいたらぜひ教えていただきたいのである。

この庭園には実際に降りてみた。
妙チキリンな円錐状に刈り込まれた巨大な木々がずーーーーっと並んでる。
ベンチと比べるとこの木のデカさがわかるだろうけど、こんな大きな木の上の方まで
こんな妙チキリンに刈り込むのはドえらい手間だと思うよ。
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まぁ王様なんだから、お金と職人の手間はかけ放題ってことだったんだろうけど、
日本庭園のワビサビ美学に慣れた目にはこういう西洋造園術って何だかなーーー。
植木職人の苦労ばかり考えてしまうイ課長なのであった(笑)。

さて室内に戻ろう。
中にはこんな風に、シカのツノばっかりをずらーーーっと飾った部屋なんかもある。
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こうなると、今度は王侯貴族に弓か鉄砲で殺された鹿の無念ばかり考えてしまう。
「ボク、こんなにシカ殺したんだよ」って言いたげな、幼稚な誇示の仕方もまた何だかなーー。
いっそ鹿のゴーストでも出ないかと思っちゃったぜ(笑)。

ホーンテッド・ギャラリーだけじゃなく、ハンプトン・コートは全体的に室内は暗い。
昔の建物だと開口部(つまり採光のための窓)をそんなに大きくとれなかったから、
結局全体として「昼間でも照明がないと暗い」建物になっちゃうんだろうな。


で、出たッ!!!

…わけはない。2階のベランダにいる二人の人影は実際の人間だよ。
いや、キチンと覚えてるわけじゃないけど、実際の人間のはずだよ…たぶん(笑)。
 
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by tohoiwanya | 2011-04-11 00:04 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)
2011年 04月 07日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 No.11

ハンプトン・コートが続いたから、中休みってことで久しぶりにホテル評価。
フランクフルトにしようか、ロンドンにしようか、福井にしようか迷った結果、
本日は昨年11月出張の前半に3泊したフランクフルトのホテルを取り上げる。

InterCityHotel Frankfurt

3泊で272.7ユーロだから、1泊約90ユーロ。当時のレートで1.1万円/泊くらいかな。
そう高くはない。★★★三ツ星ホテルとして標準的な宿泊料金だと思う。

ズバリ言う。ココはいい。
ココはお勧めするよ。特にフランクフルト中央駅から朝早い移動が多い人には大お勧め。
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利便性:バツグン
とにかく駅からバカ近い。駅の北出口を出てから徒歩1〜2分ってとこか。
雨が降っても、傘ないけど駅まで走っちゃえという気に十分なれる近さだよ。
列車移動の利便性、缶ビールやメシの調達という面での利便性、まずは文句なし。
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居住性:マァマァ
まぁ特にゴージャスでも広くもないけど、出張で泊まるホテルとして問題はない。
強いていえばバスタブがないのが残念だったってことくらいかな。
ちなみに、ドイツのホテルではなぜか必ずベッドメイクされたシーツの上にお菓子が置かれてる。
ここのホテルの場合、おなじみハリボの熊グミの小さい袋でした。
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ネット接続:マァマァ
ここはフロントに申し込んで、接続用のユーザーネームとパスワードを発行してもらうという
システム。こうやってレシートにして出力して渡してくれる。
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これは当初問題なく接続できた。しかし次に接続しようとするとなぜかダメで、再発行してもらった。
さらに次に接続しようと思ったら、今度はパソコン側に問題が生じてダメになった(笑)。
だから非常に困ったんだけど、これはこのホテルのせいじゃないから仕方ない。


朝食:バツグン
このホテルで一番ナニが良かったかといわれれば、イ課長は「朝食」と答えるだろう。
温かいオカズもいっぱい、チーズやハム類も種類豊富。実に充実している。
そして、さらに素晴らしいのは、このホテルは朝食が朝6時から食えるということだ。
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これまで出張先で泊まったホテルで「6時から朝食」出してくれたトコなんて記憶にない。
大体どこも7時から。6時開始って、中央駅の朝早い列車に乗らなきゃいけない客には福音だよ。
実際、イ課長はこのホテル滞在中に2度、7時前にホテルを出発しなければならなかった。
普通だったら当然朝食はアキラメるけど、ここでは腹いっぱい食えた。これは嬉しかった。
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11月のドイツの朝6時なんて、まだ真っ暗だよ。
こんな時間、誰もいないだろうと思いつつ食堂に行くと、すでにけっこうな数の宿泊客が
「朝食開始」を待ち構えてるんだから驚く。6時になると彼らは次々と、照明もロクについてない
薄暗い食堂に入り込んで行って朝メシを食い始める。
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こんなに早起きして食いに来る方もすごいが、すでに準備をすませてる方はさらにすごい。
さすが早起きドイツ人。7時過ぎンなっても「これからパン買いに行く」なんてスッとぼけたこと言ってた
ブリュッセルのホテルと比べてなんという違い(笑)。ホントに助かったよ。


欠点:
そんなにない。非常にコストパフォーマンスの高い、いいホテルだったと思うよ。
駅から近いけど、別にうるさいわけじゃないし、安眠にも問題はない。
強いて言えば、枕が平べったすぎることくらいか(笑)。イ課長は二つ折りにして使ったが。
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あと、朝夕の混むときにフロントに客の行列ができることがある…ってくらいかな。
まぁそんなに長時間待たされるわけじゃないけど。欠点なんて、ほんと、それくらい。

インターシティホテル・フランクフルト。
何度も言うけど、中央駅からの朝早い列車に乗らなきゃいけないなんていう人には
特におあつらえ向きにホテルだと思うよ。イ課長お勧めッス。



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by tohoiwanya | 2011-04-07 23:04 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2011年 04月 04日

ハンプトン・コートに行く -その2 幽霊回廊-

いよいよ始まりましたハンプトン・コート探検。
開館早々で観光客の少ないうちにホーンテッド・ギャラリーを見ておきたいから、
とりあえず途中をトバし、“幽霊回廊”をめざして歩く。

ところが、これが意外にわかりづらいんだ。
ブラブラ歩いてりゃいずれ見つかるんだろうけど、ソコだけ目指して行こうとすると
けっこう難しい。複数ある棟が複雑につながってて、部屋や廊下もいっぱいある。
案内図を確認しながら歩くんだけど、なかなか辿り着けない。
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ほー…ここは何の部屋だ?公開されてる部屋は大体「当時の様子」が再現されてる。
昼間なのに薄暗くて、ゴーストさんたちにとっては居心地が良さそうだ。

いかんいかん。寄り道しては。
とにかく観光客で混まないうちに、ホーンテッド・ギャラリーをじっくり見ておかねば。

お、ここか?絵が展示されてる長い廊下…案内図を確認…うん、たぶんここだ。
だーーーーーーーれもいないよ。
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一応、近くにいた係員の女性に小さい声で聞いてみた。
「あの、ここが有名なホーンテッド・ギャラリーですか?」
「イエス、ここが有名なホーンテッド・ギャラリーです」
イ課長が「Oh…」と怖がるマネをしたら、彼女は嬉しそうに笑ってた(笑)。

ここを髪振り乱したキャサリン・ハワードの幽霊が「ヘンリー!」と叫びながら走ってくるはずで…
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…残念ながら、彼女の出番はやはり“夜の部”のようだった(笑)。
あの薄暗い感じを出すのはヘボデジカメではなかなか難しいね。上の写真は暗すぎだと
思うかもしれないけど、実際はけっこうこれに近い感じなんだよ。

ココがゴースト・スポットとしてあまりにも有名なもんだから、実はエジンバラ大学の
ワイズマン博士っていう御仁が2001年にこういう実験をした。
被験者に一人ずつこの廊下を歩かせ、後でその様子を聞くという、内容としては単純な実験だ。
ただ、その被験者の数が延べ430人っていうんだから、すごい人数だ。
イ課長が英国にいたら、喜んでボランティアの被験者に志願しちゃうけどなぁ(笑)。

驚くべきことに、約半数の被験者から「急に寒々した」とか「何かの存在を感じた」と報告があり、
「ソレらしき人影を見た」という人たちも2割にのぼったらしい。ある被験者に至っては
「もうごめんだ、こんな所に来たくない!」と泣きだしたっていうんだからスゴすぎる。

改築・増築を重ねたハンプトン・コートだから、この廊下にも構造上「隠れ扉」みたいになって
向こうが通路になってるような場所が2ヶ所ほどあるらしい。そういうトコからスキマ風が入り、
そのせいで人々は「寒々とした空気」を感じるのではないか…と、まぁそんなような説を
このワイズマン博士は後にチャンとした学会誌に発表したんだって。
こんなことを真面目に研究する学者がいるあたり、ゴースト大好き・英国人の面目躍如だね。

この辺の記述、実は全部「ゴーストのいる英国史」って本(石原孝哉著:集英社新書)のウケウリで、
以前にこの本を読んでなければ、イ課長はハンプトン・コートなんて行かなかっただろう。

イ課長の見解としては、ココが不気味なのはやっぱ絵の存在が大きいって気がするなぁ。
ぜんぶ実在の王族の人物画。描かれた人物は当然コッチを向いてる。しかも廊下は暗いときた。
歩いてるガワにすれば、相手が絵と知ってても「誰かに見られてる」的な気分になって
不気味な印象を持ち、それが発展してゴースト伝説につながったんじゃなかろうか。
例によって、これが「イ課長の仮説」。大体アテにならないが(笑)。
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本でのみしか知らなかった有名なホーンテッド・ギャラリー。
実際にタップリ見学できてイ課長は嬉しかった(ちなみに、絵自体の観賞価値はチョー低い)。
しかし、ハンプトン・コートは広く、まだ見るべきところはいっぱいある。
ホーンテッド・ギャラリーを堪能した後はゆっくり順グリに回ってみよう。

ということで、お長くなりましたので、例によって続きはまた次回ということで。
本日はハンプトン・コート観光の白眉、「幽霊回廊」の一席でございました(←落語風)。



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by tohoiwanya | 2011-04-04 00:05 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)