カテゴリ:2013.06 ベトナム・タイ旅行( 95 )


2015年 03月 06日

メークロン市場に行く その3

タイの、のどかでオンボロな鉄道の旅。

列車はいわゆる「電車」ではない。電化されてないからディーゼル車。けっこう頻繁に停車するんだけど、
その駅がまた超トホホなたたずまいの駅ばっかり。これなんかはまだそれでも駅らしい駅といえる。
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これもたぶん駅だと思うんだけど、民家の軒先に停車してるようにしか見えない。
しかも床は木を並べただけ。なんというショボさ加減。東南アジアローカル線の旅はこうでなくちゃ。
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こんなおんぼろローカル線でも検札はある。車掌に切符を出すと真ん中で折って、折り目のところに
チョキンとハサミを入れる。だから広げるとこんな感じで真ん中に左右対称の穴があくことになる。
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元々そんなに混んでなかったけど、バンコクから遠ざかるにつれて乗客はどんどん減っていく。
みんな大体こんな感じのリラックスポーズになってガタガタ揺れるオンボロ列車に乗ってる。
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まぁ郷に入れば郷に従えという。イ課長も現地の人に混じって裸足の足を投げ出そうか。
終点近くになると車内はガラ空きで、人気観光スポット・メークロン市場に行く外人観光客の姿も全くない。
前にも書いたように大体の観光客はこんなオンボロ列車じゃなく、早くてラクな車かバスで行くんだと思う。
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しかし海外鉄道ファン、旅のプロセス重視の人、さらにイ課長みたいに物好きな人には断然鉄道がお勧め。
何せ「波打つ線路」を走るわけだから、列車はそんなにスピード出せない。いかにも東南アジアらしい
水上家屋なんかの車窓風景を見ながらガタピシ・のんびり走るオンボロ列車の旅。いやもう最高です。
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考えてみたら、1996年に出張で東南アジア数カ国(インドネシア・タイ・フィリピン)をまわった時は
マニラのMRT、つまり都市交通をちょっと利用したくらいで、こういう純粋鉄道は1回も乗らなかった。
17年ぶりに東南アジアに来た今回の旅行でもベトナムじゃ乗らなかった。つまりこのオンボロ鉄道の旅は
イ課長が生まれて初めて東南アジアの鉄道に乗った機会と言っていいわけだ。
雑然としたボロい駅、ボロい列車、そして車窓風景。そりゃ最高だと言いたくもなるわな。

だんだん風景が田舎臭くなってきたかと思うと、時々こんな金ぴかのワット(お寺)がある。
土地代が安い郊外に新しい宗教施設を作るというのはどこの国でもよくある話だ。
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そんな車窓風景に見とれてるうちに、列車はようやく終点・マハーチャイの駅に着いた。
これで鉄道の旅はいったん終了して、次はターチーン川をわたる“船の旅”になるわけだ。

しっかしまぁ、このマハーチャイの駅も相当スゴいよこれ。
駅が市場、もしくは市場が駅。「線路市場」という領域に十分片足くらいは突っ込んでる。
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駅を出るとあたりは「東南アジアの雑踏」を絵に描いたようなワヤワヤした光景が広がっている。
東南アジアの雑踏を行く孤独な旅行者であるオレ・・というとカッコよさげだけど、実はこの時
イ課長は渡し舟乗り場までの道がわかってなくて、心は不安に閉ざされていたんだよ。
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しかしこのマハーチャイって町、川っぺりにあるだけあって魚介系の店が多いね。これはカニ屋か。
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こっちは干物屋さんかな?東南アジアに来て、イ課長は自分の「市場好き」を再認識したんだけど、
そう考えると「市場好き」とか「線路長屋好き」とか、この旅行は自己再発見の多い旅だったぜ(笑)。
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例によって後で調べたところによると、このマハーチャイという街、別名サムットサーコーンともいって
ターチーン川の河口にある漁港の街なんだってね。だから魚屋さんが多いのも当然なのだ。
昔は中国人が多く住んでたらしいけど、最近は水産加工に出稼ぎに来てるミャンマー人が多いらしい。

しかしそんな街の知識はいいのだ。当面は渡し船乗り場を発見することの方が重要だ。
たぶんコッチじゃないかなぁ?という根拠のない根拠を頼りに、町の写真を撮りながらフラフラと
東南アジアの雑踏に飲み込まれていくイ課長なのでありました(つづく)。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-06 00:08 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 04日

メークロン市場に行く その2

車でパーッと行ってしまえばメークロン市場観光は「珍しい線路市場を見た」で終わる。しかし
鉄道ルートだと、心細さと不安と面白さとオドロキに満ちたその行程自体が忘れ難いものになる。
あの時のことならイ課長はいくらでも思い出せるし、いくらでも書けるよ。面白かったなぁ~。

さて、スカイトレインのウォンウィエンヤイ駅からタイ国鉄ウォンウィエンヤイ駅までの徒歩移動。一応地図はある。
途中大きな通りを渡ったりして「こっちの方にあるはず」という方向に進む。方向を間違えてはいないはずだ。

しかしわからない。まだなのか、もう通り過ぎたのかもわからない。発見しづらい駅と覚悟はしていたが・・
朝早くて人通りも少ないけど、誰かに聞こう。歩道に立ってたお兄さんに「鉄道の駅はドコデスカ?」って
聞くと指さして教えてくれた。ははぁ・・もうちょっと先なの?もうすぐ近くまで来てるはずなんだが・・・

うーーわッ!!これ?これかい?!発音しづらい上に発見しづらいウィンウィエンヤイ駅、きっとこれだよ。
確かにこれは駅の入口には見えないべさーー。小屋だべさーー。いやもう呆れるやら感動するやら・・。
さっそく駅のホームに向かうべく、この怪しげな小屋の中に入る。
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おおお、中には人がいっぱいいる。駅だよ、間違いない。
タイ国鉄のウォンウィエンヤイ駅に着きました。まず最初の関門を突破できたぞ。
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さっそくキップを買おう。ホーム中ほどにソレらしき窓口がある。次の列車が出る7:40って表示もある。
「マハーチャイ、ワン」と言うと切符はすんなり買えた。料金は10バーツ=30円。ひぃーー安すぎる。
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この国鉄ウォンウィエンヤイ駅ってのがまた・・・駅そのものが半分市場みたいで、いろんな露店がホームの上で
いろんな食い物を売ってる。朝だから、お坊さんたちの托鉢の光景もあちこちで見られる。
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こないだ紹介した、あのフワランポーン駅と比べて何という違い。異次元的な落差。
とても同じ国の、同じ鉄道会社の駅とは思えない。しかしこの圧倒的にボロくて猥雑な感じが
逆にこたえられません。東南アジア鉄道の旅、サイコウですね。
 
駅は線路が1本だけの単線ホーム。しかも行き止まり式。
今、ホームに列車がないということは、もうすぐ反対側から列車がやってくるんだろう。それ以外あり得ない。
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ってことはつまりその・・こっ・・・この線路を走ってくるわけ・・だよな?
これは廃線の跡ではない。現役の線路なのである。しかしこの線路・・・波打ってないか?(笑)
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発車時刻の7:40になった。しかしまだ列車は現れない。
まぁここはタイだ。5分や10分の遅れは珍しくないんだろうし、こっちもその辺はある程度織り込んで
時間に余裕を持たせてる。気長に待つとしましょうかね。

うおっと来た!列車が来ました。おお、おおおなんということだ。
イ課長もこれまで海外でいろいろ鉄道を利用してきたけど、列車が出現しただけでこんなに感動したことはない。
とにかく線路が波打ってるくらいだから、遠くから見てても列車が左右にユラユラ揺れてるのがわかる(笑)。
この写真だと少し左にカシイでるよね。なんたるボロさ。コレに乗るのか、うひゃひゃ・・・。
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これに乗ればとりあえずマハーチャイまでは行ける。よしよし。旅程は順調に進んでおるぞ。
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列車の内部はこんな感じ。これ・・・もしかすると日本で使われた車両の中古品じゃないかな?
ほら、つり革とか扇風機の感じなんかが何となく日本製っぽいでしょ?どこで使われてたんだろうか?
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あとで調べたら、この路線を走ってる車両はNKF型っていうらしい。このNKFっていうのは
「日本車輌+近畿車両+富士重工」の頭文字を合わせたものなんだとか。やっぱ日本製だったんだ。
 
しかし車体は手ひどくボロい。いよいよ発車すると例の波打つ線路をヨロヨロと走るから車両は上下左右に
かなり揺れるんだけど、このドア上の板なんてネジが抜けてるせいか固定されてない。車体が揺れるたびに
バッタンバッタンと騒々しい音をたてやがる。
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さて、これから約1時間、タイのおんぼろローカル線でマハーチャイまでの旅を楽しもうじゃないの。
いよいよ面白くなってきたぞ〜(つづく)。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-04 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 03月 02日

メークロン市場に行く その1

さぁ~て、それではいよいよ2013年6月のベトナム・タイ旅行における超大ネタ、
メークロン市場訪問記に着手しようじゃねぇか。

これは確実に続きものになる。メークロン市場そのものも面白いんだけど、そこに行くまでの
道のりがまさに東南アジアの旅の醍醐味って感じで面白くてしょうがなかったんだよ。

まずメークロン市場について簡単に説明しておきたい。
その信じ難い立地条件のためにタイの衝撃的観光スポットとしてすっかり有名になったメークロン市場。
いわく「線路市場」「傘閉じ市場」「世界で最も危険な市場」・・キャッチフレーズも多い。
下の市場の写真、線路が写ってるけど、わかる?
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これは線路の遺構なのではない。現役の線路なのだ。この線路を実際に列車が通るのだ。それによって
冗談としか思えないような、あり得べからざる光景が現出するわけで、まぁこの動画でもご覧頂きたい。
メークロン市場に関しちゃたくさんの動画がアップされている。
 

イ課長がメークロン市場の存在を初めて知ったのは、たぶん2010年だったと思う。
ちょうど台湾の十分で線路長屋を堪能したあとで、世界にはもっとスサマジい場所があるんだってのを
たまたま知ったのだ。初めて動画でそのサマを見たときはそりゃーイ課長もブッたまげたさ。

すでにカミングアウト?したように、イ課長は線路長屋というのが本能的に好きらしい。
17年ぶりにタイに行くことになり、メークロン市場がバンコクから日帰り圏にあることを知ってからは、
仕事も忘れてここに行くための情報収集に没頭した(笑)。

オプショナルツアーも多いから、メークロン市場に行く観光客の大半は車かバスで行くはずだ。
その方が早いし確実なのは間違いない。しかしイ課長は少なくとも行きだけは何が何でも鉄道で行きたかった。
なぜなら車より鉄道で行く方が圧倒的に面白そうだったからだ。その旅程をザッと整理すると・・・

①まずホテル近くの駅からスカイトレインに乗ってバンコクの西の方まで行く。ここまでは簡単。
②そこから歩いて、超発音しづらい&超発見しづらいタイ国鉄のオンボロ駅をなんとか発見する。
③そのオンボロ駅からオンボロ鉄道に乗ってターチーン川手前の終点まで行く。この先はない。なぜなら
 鉄橋がないからで、鉄橋がなければ鉄道は川の向こうには行けない。
④じゃ、どうするのか?ターチーン川を渡し船で渡河するのである。
⑤対岸に着いたら超オンボロ始発駅に行き、超オンボロ鉄道でメークロンまで行く。

この最後の「超オンボロ鉄道」こそ市場の真ん中を突っ切るあの列車に他ならないのだ。

旅程はやたら面倒で難しそうだけど、めちゃくちゃ面白そうではないか!渡し舟だよ?渡し舟。
そして最後はモーゼの海割れのように市場に突入・・なななな何て面白そうなんだ!!
往路は何としても鉄道+渡し舟で行く。こんな面白そうなルートを捨てて車でパーッと行っちゃうなんてつまらぬ!

苦労してタイ国鉄の鉄道ダイヤをネットで調べた。まず発音&発見しづらいウォンウィエンヤイ駅(言えた?)から
川の手前のマハーチャイ駅までの路線だ。ふむ、大体1時間に1本ってところか。所要時間もほぼ1時間だ。
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対岸のバーンレム駅からメークロンまでのダイヤはこう。1日に4本っつうんだから恐るべき本数の少なさだ。
ともに2013年6月のダイヤである(まぁこの本数だし、現在も大して変わってるとは思えないが)。
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これだけ本数が少ないとバーンレム駅10:10発、メークロン着11:10の列車以外に選択肢はない。
問題はマハーチャイからバーンレムまでの渡河+乗り換えだ。どのくらいかかるんだ?安全策をとって1時間の余裕を
もたせるとすると、マハーチャイに9時頃には着いていたい。ってことはウォンウィエンヤイ駅7:40発の電車に乗らにゃ。

さらにホテル最寄駅からのスカイトレイン乗車時間、発見しづらいウォンウィエンヤイ駅が見つからないリスク等々を
慎重に検討し、イ課長は6時半にホテルを出ることにした。当然朝メシ抜きである。
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2013年6月28日。メークロンまでの長く険しい旅の始まりは早朝のスカイトレイン・アソーク駅から始まった。
平日だけど、朝早いせいか乗客もマバラ。
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アソーク駅からウォンウィエンヤイ駅まで乗り換え含めて11駅。20分くらいだったかなぁ。ま、ここまでは何の心配も
リスクもない都市交通による移動。ここまではいい。ここからが徐々に難しくなってくる。

国鉄のウォンウィエンヤイ駅まで歩いて移動しないといけない。地図だと徒歩10~15分くらいと推定された。
問題は歩く距離ではない。この駅を発見できるかどうかだ。事前に調べた感じじゃとにかく「駅に見えない駅」で
すんなり見つけられる自信が全くなかった。しかし最初っからつまづくようじゃ先が思いやられる。
発見しづらい駅を発見すべく、決然と歩き始めるイ課長なのであった(当然つづく)。


 

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by tohoiwanya | 2015-03-02 00:09 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 27日

バンコク・フワランポーン駅

さて秋葉原から東南アジアに話を戻そう。

外国で大きな駅を見るのって楽しいから、イ課長は機会があると見に行く。
このブログでもフランクフルト中央駅を筆頭にパリの駅シリーズロンドンの駅シリーズ等々、
ヨーロッパの駅についてはけっこう書いてきた。

2013年の東南アジア旅行でも「駅好き趣味」は発揮された。で、ベトナムではハノイ駅を見に行き、
バンコクではフワンポーン駅を覗いてみたのである。

この駅、発音がビミョーみたいなんだよね。日本語表記もモノによっていろいろある。
  ホアランポーン駅  
   ファランポーン駅
    フワランポーン駅
     ファラムポーン駅・・・・
ちなみに、英語表記だと Hua Lamphong。まぁこの中のどれでもいいんだろうけど、この記事では
とりあえず「フワランポーン」を採用するか。地元タイ語ではクルンテープ駅とも言うらしいんだけど、
各種ガイドブックをはじめとして、日本ではフワランポーン駅という呼称以外はまず使われない。
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ミャンマーやラオス、カンボジア、ベトナム等々の近隣の国々に比べると、タイって実はなかなかの
鉄道大国だそうで、タイ国鉄の路線網総延長kmって上記近隣国のソレと比べるとかなり長いらしい。
主要都市なら大体鉄道駅があるっていう感じはかなり日本に近い。ま、もっとも鉄道大国っつうても
あくまでも「東南アジアん中じゃ」という注釈が必要だと思うが・・(笑)。

フワランポーン駅はそのタイ鉄道網の中心。まぎれもなくタイの首都の、そのまた中央駅といえる駅で
ここからタイ東北部、北部山岳地帯、東部といった国内主要路線、さらに南部を通ってマレーシアから
シンガポールへと続く国際列車まで、ぜーーんぶフワランポーン駅が始発(もしくは終点)になる。
フワランポーン駅こそがタイで最も重要で、由緒ある、立派な駅であることは疑問の余地がない。

外観はこんな。大きなカマボコ型ドームがどんと置かれたあたりはちょっとフランクフルト中央駅を
思い出させるよねぇ。白を基調としながら、ふんだんに金も使われてて、ちょっと寺院建築っぽい。
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駅の構内はこんな感じ。いやーーなかなかどうして立派じゃないか。
カマボコドームが形成した柱のない広い空間を贅沢に使ってコンコースにしてる。
この写真で言うと一番奥の部分が切符売り場だ。
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切符売場はこんな感じ。ブースの上に案内モニターが置かれてて、これまたやけにモダン。
イ課長がフワランポーン駅に行ったのは旅行最終日、夜には飛行機に乗るって日だったんだけど、
この切符売場でドコでもいいから切符買って、タイの田舎に行ってみたいなぁと強く思った。
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乗れなくて悔しいから、せめてホームに停車した列車の様子でも見よう。
うーむ、こうやってカマボコドーム天井&行き止まり式の駅っていうと、ますますフランクフルト中央駅を
思い出す。ホームの幅は広くてキチンと清掃もされてる。さすがはタイの首都の中央駅。
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タイ国鉄って未電化路線が多くて、ディーゼル車が客車を引っ張るという形式が多い。
こういう行き止まり式の駅だと機関車付け替えが頻繁に行われるみたいで、下の写真もたぶんそうだ。
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広々とした駅コンコースの中央じゃバンコクの女子中学生たちが集まって何かやってた。
フワランポーン駅をテーマにしたグループ自由研究の取材とか、そんな感じじゃないのかなぁ?
社会科の授業で発表するために、一生懸命カメラ(あるいはスマホ?)をいじってる。かわいいね。
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彼女たち、白いブラウスに濃紺のスカートっていう制服着てるけど、実はバンコクでは大学生でも女子は
白ブラウス+濃色スカートという制服が一般的らしい。ただし女子大生ともなるとミニのタイトスカート姿で
ウッフン光線を発射してるらしいけど、この(たぶん)中学生たちはまだまだ純真そうだ。

本日、フワランポーン駅をご紹介したのは実は理由がある。
次回更新から続き物でバンコク大ネタを書く予定なのだ。その記事にもタイ国鉄の駅がいくつか登場する。
これがもうね、フワランポーン駅とは落差ありすぎの、とんでもなくオンボロな駅ばっかし(笑)。
読み手に少しでもその落差を実感してもらうため、いわば伏線として先に「立派な方」をご紹介したのである。

次回からタイおんぼろ鉄道の旅だ。さぁ書くぞ。
  
 
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by tohoiwanya | 2015-02-27 00:27 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2015年 02月 20日

ハノイ・ノイバイ空港というところ

観光したあとホテルで荷物をピックアップし、空港に行き、飛行機に乗る。よくあることだ。

普通の気温であれば服に関して特に考える必要はない。観光が終って、そのままの服装で
空港に行き、そのままの服装で飛行機に乗る。ただ、これが暑い国だとちょっと事情が違ってくる。

ベトナムみたいな暑い国を徒歩で観光となると、涼しい格好でいたい。だから短パン姿になる。
しかしそのままの格好で冷房の効いた飛行機に乗ると風邪ひきかねん。どこかで着替えなきゃ・・。
ノイバイ空港に行く車の中でそう考えた。

長ズボンはスーツケースの中に入ってるから、荷物を預けちゃったら着替えられん。ってことは
チェックインして荷物を預ける前に、空港のドコカで、スーツケースを開いて長ズボンを取り出し、
着替えないといけないわけだ。面倒くさいけどしょうがない。

しかしどこで着替えようか?靴脱いで短パン脱いで長ズボンにはき替える以上、不可避的に
途中で一度は下着パンツ姿になる。となればトイレで着替えるしかないよなぁ。
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一人旅はこういう時、決定的に不便だ。
誰かが一緒であれば、「荷物見ててね」と頼んでズボンだけ持ってトイレに行けばいい。
しかし一人なのだ。荷物を外に置きっぱなしにしとくわけにはいかないのだ。必然的に
スーツケースごとトイレの個室に入り、そこで着替えることになる。

もうこれが大変でタイヘンで・・・(笑)。
トイレの個室なんてごく狭い。そこにムリヤリ自分とスーツケースを押し込む。デカい荷物を
床に置くなんて不可能で、トイレのフタの上によいしょと乗っけてフタをあけ、着替えを取り出す。

スーツケースがあることで一段と狭くなった個室で靴を脱ぎ、短パンを脱ぎ、ズボンのはきかえ。
イ課長は身体がデカいから、作業の最中にヒジやら足やらを個室の扉や壁に何度もゴツゴツぶつける。
トイレのフタ上に置いたスーツケースが不安定だから、それも押さえないといかん。ぜいぜい。
何とか長ズボンに履き替え、荷物と一緒に個室から出てきた時には汗びっしょりになってた。
トイレの個室でこっそり爆弾を組み立てるテロリストでもここまで大変な思いはしないだろう。
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ノイバイ空港っていうと、トイレで必死に着替えた記憶だけがやたらに強いんだけど(笑)
空港自体はモダン。ただ、ものすごく混んでたねー。ダナン空港とは大違い。
 
イ課長が行ったとき、何かの工事してたんだけど、あれは実は新しい国際線ターミナルで、
つい最近、2015年の1月にオープンしたらしい。イ課長が「すげー混んでる」と思ったターミナルは
今は国内線専用になったみたいだから、混雑もずいぶん緩和されただろう。
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このノイバイ空港、新しい国際線ターミナルは円借款で作られたらしい。つまり日本の援助。
経済発展著しいベトナムで航空インフラを整備し、航空輸送能力を向上させるというのは
援助の使い道としてはたいへん有効だとイ課長は思う。

ノイバイ空港の場合、円借款は空港の新ターミナルビルだけじゃなかったらしい。
空港からハノイ市内までの新しい高速道路を作り、その道路が紅河(ソンホン川)をわたるための
橋も一緒に作った。ニャッタン橋、またの名を日越友好橋というらしい(写真は日経新聞から拝借)。
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この橋、空港に行く車の中から作りかけのを見た。「大きな橋だなぁ〜」と思ったけど、あれが空港と
市街を結ぶ新しい道路のための橋とは知らなかったし、ましてや円借款で作ってるなんて知らなかった。

いまやノイバイ空港には国際線用の新ターミナルができ、ニャッタン橋も開通した。
つまり、ノイバイ空港からハノイに向かう(あるいはその逆)時はこの橋を通るケースが多いはずだ。

上の写真見ると、夜はえらくキレイにライトアップされてるよねぇ。
ノイバイ空港に夜到着した人は、この5色のライトアップに照らされた日越友好橋を通って
市街に向かうわけだ。きれいだろうなぁ・・・イ課長も見たいぞ、くそ。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-20 00:59 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2015年 02月 18日

ハノイを去る日

すっかり気に入った街・ハノイを離れる日はちょいとばかり悲しかった。

「もっとこの街にいたいなぁ・・」っていう気分はホイアンを離れる朝も感じたことで、あの時は
「ハノイなんか行く予定にしなきゃ良かったかも」なんて思ったもんだったけど、いざそのハノイを
離れる段になると、やっぱり同じように「もっとハノイにいたいなぁ・・」と思っちまうんだから
人間とは何と勝手なイキモノであろうか(笑)。

ハノイを去るということは、同時にベトナムも去ることになる。
5泊しただけだったけど、もうこの時には完全に「オレはベトナムを気に入ったぜ」って気分だったから
そのベトナムから離れるということも加わって、ハノイを去る日は二重に残念だった。

とはいえ、感傷にばかりに浸っちゃおれん。
バンコク移動の飛行機は夕方で、午後まで自由時間があったから、この日も線路長屋を見たり
女性博物館を見たり、ナンさんに別れの挨拶に行ったり、コーカソイドの温度感覚に驚いたり、
それなりにあちこち歩き回っていたわけだけどさ。
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クソ暑い中を散々歩き回ってさすがに疲れたし、何か冷たいものでも飲んで休もう。
ホアンキエム湖北のゴチャゴチャした一角を歩いてて、すいたカフェレストランがあったから入った。

「ドリンクだけでもいい?」って聞いたらいいよっていうから、マンゴージュースを頼んだ。
39,000ドン。約200円ってところか。ハノイ旧市街のこじゃれたカフェレストランだけあって、
ホイアンの川っぺりで飲んださとうきびジュースと比べるとぐっと高い(あっちは50円)。

ホイアンでさとうきびジュースを飲んだ時もしみじみとベトナム旅情に浸ったもんだったけど、
いまこうしてハノイでマンゴージュースを飲みながら、同じような気分になってきた。
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初めて来たベトナム。
サイゴンから始まってホイアン、ハノイ・・・良かったなぁ。特にホイアンとハノイは居心地よかった。

何でなんだろうなぁ?いろいろ考えてみた。
この前書いたみたいに街の様子はサイゴンとハノイじゃけっこう違うと思うし、街の真ん中に
小さな湖があって、そこからすぐ路地だらけの旧市街がつづくっていう感じがイ課長の嗜好に
合致したっていうのは確かだ。
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「自分がガキの頃の、昭和の時代の東京にいるような・・」的な懐かしさもかなり影響してると思う。
他の国でそんなこと考えたことないし、サイゴンにいる時はそんなこと考えなかったけど、
ホイアンがあまりにレトロでノスタルジックで良かったもんだから、あの気分を引きずったまま
ハノイでも同じような懐かしさを感じたんだろうな、きっと。
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しかし結局のところは、ベトナムで、特にハノイで何人も顔見知りが出来たこと、コレだろうな。
サイゴンに着いた時はまだ「初ベトナム」で多少緊張してたけど、ホイアンから調子が出始めて
ハノイでは街を見るのと同じくらい、人と接し、人と知り合うのが楽しかった。

初めてFacebook友達になったナンさんとか、正直堂のおっちゃんとか、COM食堂のおばちゃんとか、
風俗マッサージの店だと最初は思ったフォーさんとか、チャーミングなフォンさんとか、
たった2泊で、こんなに具体的に何人もの顔見知りを思い出せる旅ってのもあまり記憶にない。
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しかしそんなハノイともお別れなのだ。ちょっとしんみり。
濃密で楽しかったベトナムの旅を思い出してるうちに、冷たいマンゴージュースのグラスは
すっかり汗をかいて濡れきた。
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店内に流れる単調なベトナムポップス(かなぁ?)を聞きながら、定年後にこの街に長期滞在して
顔見知りの人たちと挨拶を交わしながらのんびり過ごすのもいいなぁ、なんてちょっと考えちゃったよ。

さて、もうそろそろ時間もなくなってきた。行かなきゃ。
荷物を預けたホテルに戻ってノイバイ空港まで送ってもらって17年ぶりのバンコクに移動だ。
残ったマンゴージュースを飲み干し、ハノイに、そしてベトナムに別れを告げるイ課長なのであった。
(結局、ガマンできずに翌年またサイゴンを再訪するわけだが・・・)
 
 
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by tohoiwanya | 2015-02-18 00:05 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 15日

ハノイ旧市街を歩く

またハノイ?と思うかもしれないけど、気に入っちゃったんだから仕方がない。
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同じ旧フランス植民地とはいえ、サイゴンとハノイじゃ街の感じが多少異なる。
サイゴンは植民地時代からベトナムの中心だし、街も東洋のパリと言われただけあって、
中心地は道路が直角に交わっておおむね碁盤の目状に都市整備されている。
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それに比べるとハノイの旧市街、ホアンキエム湖の北あたりは縦横ナナメに細い道が入り組んで
地図見てるとヨーロッパの中世都市みたい。欧米人観光客には自転車で観光してる人もいたけど、
イ課長はこういう入り組んだ細い道をひたすら歩きまわり続けたわけだ。
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道を歩いてると、ある路地の両側に食材を売る店が固まった場所に出くわす。いわばミニ市場とでもいうか。
こういう場所では例によって売る方も買う方も活躍してるのは女性で、男なんてイ課長以外ほとんどいない。
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冷蔵ショーケースなんてもちろんない、肉も魚も商品むき出し。
南の暑い国のわりになぜかハエが全然いないから、バッチいという感じは全然ないけど
この暑さじゃ肉は長時間陳列させておけないんじゃないか?おばさん、大丈夫?
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そのままテキトウに歩いてると、またちょっと感じの違う一角に入った。
ここは・・人形や飾りがあるから、ひょっとすると一種の仏具屋通りみたいな感じなんだろうか。
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モロ中国風な人形。たぶん仏具屋なんだろうな。
そういえば、同じベトナム人でも、南はカンボジアなんかに近い、いわゆる「東南アジア的」な
顔立ちの人が多いのに対し、北は中国的な顔の人が多いっていう話をどこかで読んだ。
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フと上を見上げると、うわぁ何だこりゃ。
この一番上の部屋には厚みというものがなくて、舞台の書き割りみたいに見える。
どうなってんだ?
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ヨコから見るとこんな感じ。なんつー薄っぺらい部屋だ。こんな部屋にヒトが住めるのか?
なんでこんな薄っぺらい部屋をムリヤリ作ったのか、その理由はさっぱりわからない。
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目を下に転じると、うぉっと、路上床屋がある。
いやー残念だなー。海外床屋フェチのイ課長だが、まだ路上床屋っていうのは経験がない。
しかし二日前にホイアンで切ったばかりじゃしょうがない。あきらめた。路上営業とはいえ、
ちゃんとドッカからコンセントを伸ばしてるから電気バリカンとかも使えるに違いない。
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こんな風に行き当たりばったりハノイを歩き回った大きな理由の一つは、ハノイに
公共交通機関が少ないからだ。市電や地下鉄なんてもちろんなくて、せいぜいバス。
しかし路線がさっぱりわからないし、大体こんなゴチャゴチャした路地はバスなんて
走ってない。そんなこともあって地元の人は移動にはもっぱらバイクを使うわけだ。

だからガイジン旅行者としては「アレに乗ってコレを見に行こう」っていう観光はしづらい。
どうしても行きたい場所があればバイクタクシーってことになるんだろうけど、イ課長は
このゴチャゴチャしたハノイの路地がたいそう気に入っちゃったから、もっぱら歩いた。

歩いて細かくあちこち見たことで、ハノイ旧市街の面白さを体感できたってところもあると思う。
今日ご紹介したような街のちょっとした風景も車で移動してたらまず気がつかないような
ある意味どうでもいいような場所ばっかりだけど、こういうのを眺めながら歩いてると、
自分の身体がこのゴチャゴチャした街に同化していくような気分になってくる。
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ホアンキエム湖の北にはバックパッカー向けの安宿がグチャッと固まった一角がある。
「ハノイが気に入っちゃって、この街にトグロ巻いてます」って感じの欧米人旅行者が
すいたカフェでのんびりしてたりする。

そういう彼らがちょっと羨ましかった、イ課長は。

 
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by tohoiwanya | 2015-02-15 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 02月 09日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 33

2013年の東南アジア旅行でイ課長は4つのホテルに投宿した。ベトナム3つ、タイ1つ。
まだ二つしかご紹介してないから本日は三つめのホテルについて書こう。ベトナムのホテルは
どれも安くて快適だったという印象が強い。本日ご紹介するハノイのこのホテルもまさにそうだった。

Hanoi Grand Hotel

ハノイグランドホテル。
名前だけだと、北京における北京飯店みたいに「その街一番の格式と伝統を誇る高級ホテル」ぽいけど
イ課長がプライベートで泊まるんだからもちろんそんなことはない。
ハノイ旧市街の一角にある小さな安ホテルなんだけど、ココがまた良くてさぁ・・・
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立地・利便性★★★★☆
ハノイ旧市街のゴチャゴチャした一角の、しかも大通りじゃなくそこから折れた細い道に面してるから
場所はわかりづらい。イ課長は到着してしばらくこのホテルと道路の位置関係が飲み込めなかった。

公共交通機関があんまりなくて(路線バスもサイゴンほどは見なかった。道が細いせいかな?)
観光は全て徒歩だったから交通利便性は評価しようがないけど、大まかに言えばホアンキエム湖と
ハノイ駅のほぼ真ん中。徒歩観光拠点としてはいい位置と言っていい。

ハノイの代表的繁華街だからメシ屋、土産物屋は周囲にいくらもある。缶ビールだって簡単に買える。
例のブン・チャー屋さんはホテルのすぐワキ。利便性に関して問題はない。


部屋★★★★☆
部屋は良かったねー。思った以上に広かったし、キレイだし、備品もいろいろあった。
これで値段が何と一泊22ドル、当時なら約2,200円だよ?2,200円で、ベトナムの首都で、
これだけの部屋に泊まれるのだ。
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東南アジアのホテルは全般的に安いけど(バンコクはそこそこ高いが)、ベトナムのホテルもまた
例外ではない。コストパフォーマンスは非常に高いと思うのだ。
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この、壁が丸くなってる小部屋が実はバスルーム。やけにモダンな設計。
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強いて難点を挙げるとすれば、朝食を食い終わって部屋に戻るとなぜか冷房が止まってたことくらいか。
どうも朝のある時間で館内の冷房の“元栓”を一斉に切るんじゃないかと思われる。だからエアコンを
つけようと思ってもつかない。もっとも、フロントに頼みに行くと動かしてくれたけどね。


バスルーム★★★★☆
丸い壁のバスルームの中はこんな感じ。
バスタブはなくてシャワーのみだけど、暑いベトナムじゃあんまり風呂入ろうって気にもならない。
外出から戻ってくるたびに何度もシャワーを浴びるわけで、バスタブの必要度は高くない。
冬の欧州じゃないんだし。
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朝食★★★★☆
ホイアンのホテルと同様に、ここもビュッフェ形式じゃなく、何種類かあるメニューからの選択方式。
イ課長はベーコンと卵、あとコーヒーという感じのセットにした。

まずコーヒー。ベトナムコーヒーじゃなくて普通のコーヒー。
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そして南国らしくフルーツが出る。写真撮る前にバナナ食うなっていうの。
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メインはこんな感じ。このベーコンはナイフで切るのも、噛み切るのもけっこう大変なものだった(笑)。
さらに目玉焼きと、例によって旧フランス植民地らしい美味しいフランスパンが1本。
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豪華というわけでもないし、選択肢豊富というわけでもないけど、いかにもベトナムの
(おそらく)親族経営の小さなホテルの朝食っていう感じだった。なにも不満はございません。


従業員サービス★★★★★
イ課長をして、このホテルを好きだと言わせしむる最大の要因は従業員、特にこのコの存在だ。
明るくて、気が利いて、ハキハキしてて、もうとにかくいいコなんだよ。フォンさん(仮名)という。
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初日にチェックインして部屋に荷物を置き、さて「初ハノイ」を散策してみっかっていうんでフロントに
カギを預けて外出しようとした。ただ、さっき言ったようにホテルと道路の位置関係をまだ飲み込んで
なかったから、この辺りの地図が欲しいと思って「地図はありますか?」って言いかけた。

ところが彼女はちーゃんと地図を用意してて、ホテルの位置をグリグリとボールペンで印をつけたくれる。
なんて気が利くんだ。それを見てイ課長が「ホテルがここ・・・ってことは、この道路があの道?」みたいに
位置を確認すると「イエス、あの道が地図のコレ、コレをこっち行くとレイクよ」と一生懸命教えてくれる。

よし何とかなるだろと思ってイ課長が「オーケイ、サンキュウ」って礼を言って出かけようとすると、
彼女はまるで出来の悪い弟を諭す賢いお姉さんのように、心配そうに眉を八の字にしてこう言った。

バット、ビーケアフル、ビーケアフル(でも気をつけてね、気をつけてね)、何かトラブルにあったら
 すぐホテルに電話くださいね


うわーなんていいコなんだろう。
これまで海外のホテルにあちこち泊まった。「初めてこの町に来た、何もわかってない外人です」って立場で
チェックインしたこともたくさんあるけど、そんな外人客をこんなに心配してくれる従業員に会ったことない。

ハノイがベトナムのほかの街に比べて特に治安が悪いはずはないし、道路を横断する時の危険度に関しても
道路幅の広いサイゴンに比べりゃ、むしろ少しはマシじゃないかと思う。それでも彼女にしてみりゃ、
「ハノイ素人」丸出しの間抜けヅラした外人(つまりイ課長)が到着早々トラブルに遭遇したら・・って
心配だったんだろうな。実際、そんな目にあった外人客が過去にいたのかもしれない。

とにかくすごく親身で、フレンドリーで、笑顔を絶やさずチャーミング。
フォンさんの多大な貢献によって、ハノイグランドホテルはイ課長にとってハノイ最高の宿なのである。

  

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by tohoiwanya | 2015-02-09 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 04日

タイで食ったあれやこれや

あの旅行でベトナムで食ったものに関してはけっこう丁寧にご紹介したけど、タイで食ったものは
写真をちょこっと載せたくらいだから、ここでまとめてご紹介しておこう。

トムヤムクンとか、日本人が一般にイメージしやすい「辛すっぱいタイ料理」って実は食わなかった。
ごく普通の炒め物とか麺とか食ってたんだけど(安いし)、辛くなくてどれも美味しかったよ。

最初はアユタヤ観光の後、バンコクに戻ってきてから食ったチャーハン。
17年ぶりに来たバンコクだけど、きのう到着したのが夜で、ビール飲んだだけでまともなメシなし。
今日は朝飯ヌキで早起きしてアユタヤ観光して、昼過ぎにバンコクに戻って来た。つまりだよ・・・
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このランチはイ課長が「17年ぶりにバンコクで一人で注文するメシ」だったわけだ。
バカだと思われるだろうけど、何だかすごく感慨深いメシだったなぁ。17年ぶりに食うバンコクめしかぁ・・・。
ごく普通の鶏肉チャーハンだけど最高に美味しかった。お値段50バーツ(約150円、以下、円換算は全部3倍)。
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タニヤのカラオケに行く前にちょっと腹ごしらえっていうんで食ったのは名称不明の麺。
いわゆる汁そばじゃなく、強いて言うなら「汁かけそうめん」とでもいうか・・。
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頭にバンダナを巻いたイケメンの兄ちゃんが「辛くするか?」とか聞きながら作ってくれた。
出来上がりはこんな感じ。おそらく米粉を使った麺と、野菜と、ちょっと肉。名称は不明。
冷麺っていうほど冷たくはないけど、熱くもない。ピリ辛風味で美味しかった。ただし値段は忘れた。
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これもそこらの食堂で食った焼きそば。これがまた美味かったんだよ!
この程度の焼きそば一品とビール1本くらいでけっこう満腹になれるから嬉しい。
ビールとあわせて150バーツくらいだったと思う。
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バンコクの地元の人でにぎわってる道ばたの屋台なんて美味しいんだろうけどメニューが読めない。
安食堂ってフゼイの店で、しかも外人旅行者が入ってると英語メニューがあるはずだから入りやすい。
ホテル近くにもそういう食堂があって、滞在最後の晩飯を食った。つまりゴーゴーバーに行く直前だ(笑)。
その時食ったのは平麺焼きそば。これがまた美味。焼きそば50バーツ、ビールが80バーツ。
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ヌードルではこんなものも食った。
メークロン駅構内にあった汁そば屋の看板を見て、Yong tau fuってのを注文してみた。
なんだかわかんないけど、写真を見ると生揚げの切れっ端みたいなものが入ってるから
tau fuって「豆腐」のことなんじゃないのかな?
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出て来たのはこれ。確かに生揚げの薄切りが入ってるけど、そんなことよりイ課長はとにかくこの
血のように赤いスープの色にたまげた。スープ組成の詳細は不明である。でもなかなか美味しかったよ。
っていうか、この時も早起き&朝飯ヌキでとにかく空腹だったから何食っても美味いのは当然。
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こちらはチャトゥチャクパークのワキの露店で食ったソムタム。パパイヤのサラダ。
これは辛くてすっぱい。日本人がイメージするタイ料理の味に近いかもしれない。たしか40バーツ。
イ課長が帰りの飛行機で大ゲーリーになった最大の容疑者と目される食い物なのである(笑)。
(ソムタムって小さいカニとかも入ってるようで、これがどうもヤバいらしい)
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ついでだから冷菓も。これはメークロンに行く途中、バーンレムのコンビニで買ったライム味アイス。
美味しいとか何とかいう以前に、とにかく身体を冷やしたくて食ったのだ。お値段15バーツ。
普通のカップ入りアイスで、ことさら珍しいというほどのものでもない。
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珍しいアイスだったらコレだ。同じくバーンレム駅の構内で、行商のおばちゃんから買った
ナゾのタイアイス。これ、パッと見は普通のバニラアイスの上にトウモロコシ?を載せたように見える。
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しかし食い進んでいくと、なんと!!下には炊いたお米、つまりゴハンが敷いてあるんだよ!
アイスの下にゴハン。強いて言えば「ライスパフェ」ということか。もちろん初めて食うものだ。
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アイスとゴハン?と思うかもしれないけど、オハギなんかでもわかるようにゴハンと甘味のマッチングって
相性よくて、美味しくパクパク頂きました。何ていう名称なんだろ?ちなみにお値段はたった10バーツ。

駆け足でご紹介したけど、タイに限らず東南アジアって日本人にとっちゃ基本的に食い物面での不満が
ない地域だよね。アジアンめしなら多少は馴染みがあるし、とにかく安いし。一人でブラリと入りやすい
安食堂が多いっていうのも一人旅にはありがたい。

ところで、今回はやけにイ課長がモノの値段をよく覚えてると思わない?
実はこの時から食ったものの値段とか交通費とかをメモしておくようにしたのだ。
そのことを自慢するより、それ以前のズボラさ加減をザンゲしろと言いたいが。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-04 00:07 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2015年 02月 02日

ベトナムのバイク文化考察

こないだシゴトでちょっと調べたんだけど、アジアの主な国の人口1000人あたりのバイク保有数を見ると、
台湾って何と600台を越えてて、ほぼ「国民1.5人に1台」という信じ難いバイク保有率なのだ。

一人当たりのGDPじゃ台湾よりグッと下がるベトナムだけど、バイク保有率はやはりスゴい。
1000人あたり保有台数が400台をはるかに超えてる。もちろん台湾やベトナムのバイク保有率は
日本なんかより遥かに遥かに多いのだ(日本は1000人あたり100台いかない)。

こういうバイクだらけの国って、独特のライディングスタイルやライディンググッズがある。
台湾ライダーズスタイルもなかなか面白かったけど、ベトナムもまた面白かった。加えて、たぶん
その国独特のバイク規制もあるはずで、結果とし日本じゃ見られないバイク文化が生まれる。
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たとえばマスク。この独特のライディンググッズは台湾で見て「こんなのするんだ」と思ったけど
ベトナムでも多い。おそらく排気ガス防止ってことなんだろうけど効果あるのかなぁ?
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ベトナムじゃヘルメットもちょっと変わってる。
日本みたいにフルフェイス型をかぶってる人は皆無で、みーーんなハーフタイプ(帽子型とでもいうか)
なんだけど、これは乗ってるバイクの多くが125ccクラスの小型自動二輪であることを考えれば
まぁある意味妥当とも言える(日本ではハーフタイプは小型のみかぶっていいことになってる)。
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ただ、イ課長はベトナム人がかぶるヘルメットを見て時々「ん?」と思うことがあった。
後頭部がグリッと上にエグれた、ヘンな形のヘルメットをかぶってる人が散見されたからだ。
 
なんであんな形してるんだろう?・・・しばらくわからなかった。
しかし下の写真を見ればイ課長の疑問(真ん中の人)と、その答え(右の人)がイッキにわかるはずだ。
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これ、後ろに結んだ髪を出すためのエグれなんだ!つまりこれは女性専用ヘルメットってことだ。
これは驚いたねぇ。こういうのは初めて見た。

しかし女性が髪を結ぶ位置はマチマチだ。首の後ろで結んで背中にたらす人もいれば、後頭部の
高い位置でポニーテールにする人もいる。もっと驚いたのはそういう「ポニーテール用」のヘルメットも
あるんだよ。ほら、ヘルメットの後頭部の上の方に穴が開いてるでしょ?これには感心した。
女性のヘアスタイルに応じてヘルメットの形状がいろいろあるなんて、日本じゃありえないよ。
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ことほどさようにライディンググッズに関してもいろいろ面白い発見があるけど、「乗り方」という点じゃ
日本人がまず驚くのはやっぱり3人乗りだ。これは台湾にもなかった。聞いた話だとベトナムではバイクに
「3人まで乗っていい」みたいで、別に法律違反というわけではないんだと思う。

だから3人乗りは当たり前のように見かけるし、当事者たちにも罪の意識は感じられない(笑)。
ただ3人乗りの場合の「3人め」はほとんどの場合コドモで、ひょっとすると「3人乗りの場合
最低一人は○歳未満でなければならない」なんていう規定があるのかもしれない。
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しかも社会主義国的厳格さというべきか、4人乗りっていうのは全く見かけなかった。
え?そんなの当たり前だろうって?なんのなんの、いずれご紹介するけど、去年プノンペンでは
5人乗りを見かけたからね(笑)。その点、ベトナムでは「3人まで」っていう規定がそれなりに
ちゃんと遵守されてることが伺える。

ただ、二人・三人乗りの乗り方を見てるとイ課長としてはちょっと不安になる。
後ろの人が前の人にあんまりシッカリつかまってないんだもん。下の写真なんて、後ろの人は
両手で看板持ってるはずだから運転手に全然つかまってない。大丈夫かぁ?
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これもそう。後ろの子供は二人とも運転してるお母さんにつかまってる様子があまりない。
基本的に後部座席に乗ってる人は「座ってるだけ」っていうことが多くて、バイクの姿勢が不安定に
なった時は危ないような気がするんだけどなぁ・・後ろが子供だと余計にそう思う。
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「危ないなぁ」と思うことも多々あったけど、さっきも言ったように走ってるバイクは圧倒的多数が
125cc前後の小型バイクだから、50~60kmなんてスピード出すことは車格からも考えても道路事情から考えても
不可能。仮に3人乗り状態で転倒したとしても、死亡事故は意外に少ないのかもしれないんだけどね。

まぁそうは言ってもケガだってしないにこしたことはない。
ベトナムライダーズのみなさん、くれぐれも安全運転してね。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-02 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)