カテゴリ:2013.06 ベトナム・タイ旅行( 95 )


2014年 11月 25日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 30

とうとうこの定番ネタも30まで来たか。

ロンドンのホテルがまだ残ってるんだけど、先にベトナムのホテルのことを書いてしまおう。
2013年のサイゴンネタは大体主なものは書いたと思うので、最後に恒例のホテル評価。


Tan Hai Long Hotel & Spa

タンハイロンホテル&スパ・・・と読むんだと思う。他に読めないもんねぇ。
2泊94ドル。当時のレート1$=100円とすれば1泊4700円。ベトナムのホテルは総じて安かった。


立地・利便性★★★★★
サイゴンでは市内観光の移動に鉄道という選択肢はほぼないから駅近かどうかは問題にならない。
でもこのホテルは何しろベンタイン市場前のロータリーに面してるから、市場に行くのは近いし
ロータリーの向こうのバスターミナルに行くのも近いし、その他主要なサイゴン市内の見所は
(暑いのさえガマンすれば)大体歩いて行ける。利便性はまず文句ナッシングだろう。
ホテル壁面に巨大なキャノンの看板がついてるから遠くからでも大変わかりやすい(笑)。
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何しろベンタイン市場の近くだから夜遅くまで賑やかだし、周囲にはメシ屋はたくさんあるし
路上で缶ビールを売ってる露店もたくさんあるし、まぁ何をするにも困らない。
立地に関しちゃ星5つあげていいんじゃないかと思うよ。

部屋★★★★☆
そんなに広くはなかったけど、決して狭くもなくて、部屋も良かった。わりと新しくて清潔だし。
ちなみに、ベトナムではこうやって枕の前にクッションをヒシ型?に置いてるホテルが多かった。
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バスルームもキレイだったねぇ。そのうえバスタブまでついてる。
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一つだけ不思議だったのは部屋に体重計がついていたことだ。
客が体重を計りたがるというニーズに応えたものなんだろう・・なんだろうが、そもそも
そんなニーズがあるのか?(笑)
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イ課長はこれまで海外のホテルに泊まって体重を計りたいと思ったことはない。
しかしベトナムに来る旅行者の間にはそういうニーズがけっこうあるんだろうか?
この後泊まったホイアンやハノイのホテルには体重計はなかったから、もしかすると
このホテル独自の「キメ細かいサービス」ということなのかなぁ?

朝食★★★★☆
朝メシはグッドでした。
パンやジャム、ジュースみたいな洋食が基本になってるけど、オカズはベトナム・中華系。
こんな感じで揚げ春巻き、生春巻き、蒸し餃子、シュウマイその他モロモロ・・・
アジアンおかずがふんだんに用意されているのである。まずは文句ございません。
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よく見なかったけど、ドンブリで麺を食ってた人もいたから、もしかすると朝飯にフォーを
食うことも出来たのかもしれない。ベトナムのホテルらしい、ナイス朝食だと思う。

従業員★★★★★
従業員の感じもすごく良かったし、サービスもいい。
アオザイの似合うこのメガネ美人、すでにこのブログで何度か載せた写真だけど、このメガネ美人は
このホテルの人だったのである。
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2度めの(つまりチェックアウトの日の)朝食を食ってたらフロア主任みたいな、ちょっとエラそうな人が
「いつまでご滞在ですか?おお、本日お発ちで・・それは残念です」みたいな感じで上品に話しかけてきた。
連れもなく一人で朝メシを食うイ課長に気を使ってくれたのかもしれない。

チェックアウトすれば「空港ですか?タクシーをお使いで?」と聞いてきて、タクシーを呼んでくれた。
こういうところのサービスは非常にキッチリしてて安宿的なダラシなさは全くない。


というわけで、とにかくすごくいいホテルだったんだよ。
1泊4700円なわけだから、ベトナムでは首都サイゴンの中心地でも5000円出せばこのくらいのレベルの
ホテルには泊まれるってことだよな(注:去年6月の話ではあるが)。

ベンタイン市場近く、サイゴンのいわばど真ん中。
超ゴージャスというわけでは全然ないけど、イ課長みたいな貧乏性旅行者には十分なグレード。
サイゴンで便利なところに泊まりたいという旅行者には自信をもってお勧めできるホテルなのである。
 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-25 00:04 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 11月 21日

モンゴロイドとコーカソイドの温度感覚の差異

またまた論文じみた標題だな(笑)。
別に大した話ではないけど、どなたも一度くらいは同じことを考えたことがあるんじゃないかなぁ?

たとえばちょうど今頃の季節。
すっかり寒くなった東京で、欧米人旅行者が半袖Tシャツ1枚で平気な顔して歩いてるの見て
見てるだけで寒くなったって経験、ない?そういうテアイは必ず欧米系で、アジア系旅行者にはいない。
これは以前からよく指摘されてて、すでにいろんな回答がある。ネットでザッと見ただけでも・・

①基礎体温が違うから説(アメリカ人の平均体温、37度くらいあるとか)
②白人は皮膚構造が東洋人と違うから説(毛穴や汗腺の数、冷たさを感じる点の数なんかが違うとか)
③上記①②のような肉体的差異に加え、居住地域という点で欧米人の方が“寒さ慣れ”してるから説

イ課長個人は何となく③が大きいんだろうなぁと思ってた。
コーカソイド=白人が居住する北米や欧州はおおむねアジアより寒冷な国が多い。
アジアにも寒い地域はあるけど、全体的に比較すりゃ圧倒的に欧米の方が寒いのは確かだ。
従って欧米人は寒さ慣れしており、アジアの寒さでも薄着でいられる・・・

・・・と、そういうもんだと思ってた。

逆もまた真なりで、高温湿潤な東南アジアの暑さに対しては、日本人はある程度慣れてるけど、
“寒さ慣れ”した欧米人には耐え難いはず。理屈で考えれば当然そうであるはずだ。

だが事実はどうも逆みたいなのである。

ハノイの、蒸し暑~~~い日の、午後1時か2時くらい。日がカンカン・暑さ真っ盛りの時間帯だ。
もうこの時はホンっトに暑くてさ、いつもなら車やバイクが行きかって横断するのもタイヘンな
ハノイ旧市街のロータリーもこの有様。「今は何かするのやめて、この暑さをやり過ごしてからにしましょうよ」って
町中の人が思ってるような感じ。それはイ課長も同じ気持ちだった。
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だもんで、イ課長もホアンキエム湖畔の木陰のベンチで少し休んだ。
だがそこで衝撃的な光景を見たのだ。衝撃のあまり、カメラを出して写真を撮った。 
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欧米人旅行者が帽子もかぶらず日向ではしゃいでる。それがポイント1。もう一つ重要なポイントは
十分“暑さ慣れ”してるはずの地元ベトナム人たちがイ課長同様、ちゃんと日陰に避難してるってことだ。
すごく暑くて日差しも強い。だから日陰に入って少し休む。アジア的には自然な行動だ。

しかるにこのコーカソイドたちはナンなのだ?
この暑さの中、よくまぁ〜お日様ギラギラの日向にいられるな・・・紫外線だって浴びまくりだぞ?
温度感覚器官のネジが2〜3本はずれてんのか?

これには驚いたというか、呆れたというか、生物学的ショックを受けたと言ってもいい。
暑さを避けて日陰にたたずむ地元のベトナム人(とイ課長)、日なたで平気にしてる欧米人旅行者。
この事実から導き出されるのは唯一つ、「寒さ慣れしてる欧米人の方が、実は暑さ耐性も強い」という結論だ。

そういうもんだったの?でも実際そうなんだからそう結論するしかないよな。
暑いから陽射しを避けよう、日陰に入ろうとするアジアの民=モンゴロイド(黄色人種)。
暑くても日差しカンカンでも、何も感じてなさそうな欧米人旅行者=コーカソイド(白人)。
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こうなると、「なぜ欧米人は冬でも薄着なのか?」という疑問に対する答えはすべて矛盾してくる。
欧米人が全体的に寒さ慣れしてるなら、逆に彼らはベトナムの暑さに体がついていかないはずだ。
もし彼らの平均体温が高いんだったら、彼らはベトナムでバタバタと熱中症でブッ倒れてていいはずだ。
しかし実際にはモンゴロイドよりコーカソイドの方が暑くても平気っぽい。

要するにコーカソイドは温度を感じる機能の幅が広いというか、タフというか、鈍感というか・・
もしかするとそんな機能、最初から備わってないのかもしれない(笑)。

これについてご存知の方、識者の方がいたらぜひ知見を賜りたいと思うのである。
今回はコーカソイドとモンゴロイドの比較だったけど、ネグロイド(黒人)だとどうなのかというのも気になる。

南にあるサイゴンと違って、ハノイは東京ほどじゃないにしても、冬はそれなりに寒いらしい。
もしかすると、冬のハノイを旅する欧米人観光客もやっぱり異様に薄着で、それを見た地元民たちを
視覚的に震え上がらせてるのかもしれないなぁ。

 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-21 00:00 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(14)
2014年 11月 19日

ブン・チャーをハノイで食う

ハノイに関して情報収集してると、ハノイ名物としてブン・チャーという麺料理が必ず紹介されてる。
ブン・チャー食いに行くならココ!みたいなブン・チャーの有名店の紹介もけっこうある。
ブン・チャー・・・知ってる?イ課長は全然知らなかった。

写真を見るとソウメンと付け汁、それになぜか焼き肉みたいなのがついてる。
美味しいらしいし、珍しいし、ハノイ名物だっつうし、イ課長は基本的に麺類が好きだし、
ハノイに行ったらぜひ食おうと思っていた。サイゴンでフォー、ホイアンでカオラウ、そしてハノイで
ブン・チャーを食えば、ちょっとした「ベトナム麺紀行」の気分だ。

ハノイに到着した日の午後、さっそく街を散歩がてらブン・チャーで遅い昼飯を、と思って店を探した。

しかしよくわかんないんだよ。ベトナム語は基本はアルファベットを使ってるけど特殊記号も多くて
さっぱりわからない上に、ブン・チャーのスペルも知らない。「Bun Cha」なのかもしれないけど、
そんな文字が書かれた看板ちーとも見つからない。食い物屋自体はすごくたくさんあるんだけどね。

こういう時はしょうがない。ガイドブックに書かれてるブン・チャーの有名店とやらに行くか。
ガイドブックの地図を見て、この辺かな?・・って場所に行ったら、何やら麺を食わせる店がある。
しかしこれ、ブン・チャー屋なのかなぁ??

「ブン・チャー?」
店の入り口にエンマ様みたいにどっしり座ったオバサンに聞いた。
オバサン、ムスッとしながらうなづいてテーブルに座れって指さすから、言われるままに座った。
前に書いた、低〜い風呂イスでM字開脚したっていうのがこの店なのだ。
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しばらくするとイ課長の前に何やら麺料理が運ばれてきた。
オイこりゃブン・チャーじゃねぇだろ?ブン・チャーっつうたらソウメンみたいにつけ汁につけて食うはず。
これは普通のドンブリに入ったアツアツ系の汁ソバじゃん。イ課長が見たって違うとわかる。
まぁいいや、腹減ってるし、このナゾのヌードルを食うか。
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憎たらしいことに、食ってみるとこれがまたウマいんだ。
中華料理に酸辣麺っていう酸味の効いた麺がある。あれほどじゃないけど、ほのかに酸っぱい。
たぶんその酸っぱさは見ての通りトマトがもたらしてるみたいで、マイルドな酸っぱさ。ウマい。
薬味の葉っぱ?を乗せると、ホノカに青苦い風味が加わってこれがまたウマい。
食いたかったものとは全然違うのにウマいじゃねぇか。ちくしょう。
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結局ガツガツと食ってしまった。
エンマおばさんに値段を聞いたら5万ドンだと。それを聞いた店員が動揺して思わずイ課長の顔を見たくらいで(笑)
これはほぼ確実にボッタクリ。おそらく正価は3〜3.5万ドンくらいじゃないかなぁ?しかしイ課長も事前に
値段を確認もせず、ムサボリ食っちゃったんだからしょうがないよな。抵抗せず払った。

結局、本当のブン・チャーにありついたのは翌日の昼だった。泊まったホテルのすぐ近くにごく小さい、
露店みたいなブン・チャー屋があったんだよ。昼間しか営業しない店みたいで、昨日は気が付かなかった。
みんなが食ってるのは間違いなくブン・チャーっぽい。よしここで食おう。

今回は事前に値段を確認したら、他の客が英語で教えてくれた。3万ドン(150円)。やっすー。
席に座って待ってると、まず超山盛りのソウメンと薬味?の野菜が運ばれてくる。ソウメンすごい量だ。
薬味野菜はモヤシと・・なんだろう?昨日の酸っぱい麺といいカオラウといい、ベトナムの麺に薬味野菜は
不可欠なんだと思われる。地元の人は「これ抜きで食えっかよ」って感じんなんだろうな。
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そしていよいよ焼き肉がたっぷり入ったつけ汁がドン。つけ汁自体はアッサリ系なんだけど、そこに
焼き肉のこってりダシが適度に溶け込んで、これがまたやけに美味しい。そこにモヤシやら葉っぱやら
野菜を加えると歯ごたえも味もまたちょっと変わって美味しい。ああやばい、美味しい。
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最初の写真にある通り、ソウメンは皿からあふれんばかりに盛られてた。年老いてメッキリ食も細くなった
イ課長としては「食いきれるかな?」と思ったけど、美味しいんでツルツルと完食。ごちそうさま。
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ベトナムという国は女が支えるという哲理に従い、この店もお母さん一人で切り盛りしてる。この女の子も
もうちょっと大きくなったら「遊んでないでお母さんのコト手伝いなさい!」って言われるんだろうな(笑)。
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ブン・チャー。ハノイ名物というだけあって、ベトナムの中部や南部じゃあまり食えないものなのかもしれない。
日本のソウメンやざるそばと違って、焼き肉で豊富な動物性タンパク質を摂取できるし、野菜も摂取できる。
栄養バランスという点じゃ優れてるし、ボリュームも満点。しかも美味しくて安いときやがった。

アナタがハノイに行く機会があれば、ブン・チャー、ぜひお試しあれ。


  
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by tohoiwanya | 2014-11-19 00:00 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2014年 11月 17日

ハノイ旧市街の魅惑のチキルーム

まずご報告したい。
先日書いたナンさんがめでたくご結婚されたようです。Facebookに二人の結婚写真が載ってた。
旅先での友達の作り方を啓蒙してくれたハノイの友人の結婚をこうして日本で知ることができて嬉しい。
もちろん、相手はあの記事の中でも触れた彼氏です。ナンさん、どうぞお幸せに。

さてだ。そのハノイ、昨年始めて行った時は2泊3日するという予定を組んでた。
その3日間、結局イ課長はほぼ一貫してハノイ旧市街をうろつきまわるガイジン旅行者として過ごした。

ハノイ旧市街の感じがすごくイイもんで、当初想定していた世界遺産・ハロン湾一日観光は早々に放擲し、
ホーチミン廟みたいなハノイ定番観光スポットめぐりもサッサと放擲。ひたすら旧市街を散策してた。
そのおかげでナンさんとも知り合うことが出来たわけだけど、とにかくハノイ旧市街って独特の雰囲気があって、
イ課長はその雰囲気が好きになった。
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前回も書いたように大通りといい、狭い路地といい、その緑の多さと濃さは本当に印象深かったよ。
ちょっと大げさにいうと旧市街全体がちょっとしたジャングルのような感じ。サイゴンも緑が少ないとは
全然思わなかったけど、ハノイ旧市街の緑の多さはことのほか印象深かったねぇ。
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下の写真の道なんてびっくりしたよ。
写真だとわかりづらいけど、路地の上が天井のごとく何かの木の枝で覆われて、そこからものすごい数の
ツルみたいなものがぶら下がってる。最初見たときはX'masの電飾用ヒモでもブラ下がってるのかと
思っちまった。不思議な光景だ。まさに町全体がちょっとしたジャングル。
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ベトナムの首都ハノイ。サイゴンと並ぶ大都市なんだけど、旧市街にはそういう「新興国の首都」的な、
ガンガン再開発を進めてますっていう雰囲気が皆無で、昔のままのベトナムが真空保存されてるような感じ。
ハノイがベトナム戦争当時の北爆でどの程度ダメージがあったのかよく知らないけど、この様子から見る限り、
少なくとも旧市街は「戦災で焼ける」っていうことがあまりなかったんじゃないかなぁ?

旧市街を路地から路地へと歩き回ってたら、とつぜん頭上から小鳥の鳴き声が降ってきた。
ん?と思って見回すと、あらら、街路樹の枝に鳥カゴがかかってる。
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この鳥カゴっていうのが一つや二つじゃない。やたらにたくさんかかってる。
たぶん自分チの前の道(の木の枝)に、自分チの鳥カゴをぶら下げてるんだと思われる。
周囲の家がみんな同じことやってるから、公道のこのあたりだけが魅惑のチキルーム化してる(笑)。
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鳥カゴの上に布があるから、夜はこの布をかぶせて、外に吊るしっぱなしなのかもしれん。
雨が降ったら家の中に入れるのかな?この路地に面した家々にとって、この路地は一種の
「共同庭」みたいな感覚で使われていることがうかがえる。

イ課長がガキだった頃、家の近所の狭~い路地を入ると、そこがちょっとした“広場”になってて、
真ん中に井戸、その周りを木造のシモタヤが囲んでる、みたいな一角があった。あれを思い出すなぁ。
あの井戸のあった広場(広くないが)も周囲の家の共有スペース・共同庭だったんだろう。
ハノイのこの一角では共同庭を兼ねた路地に周囲の家がこぞって鳥カゴをかけているというわけか・・・
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ベトナムにいると「子供の頃の昭和の記憶」が自分でも不思議なくらい喚起される。
トシとってから新興国を旅するとこういうものなのかもしれない。でも、特にベトナムでその傾向が
強かったと思うんだよなぁ。タイではそれほどでもなかった。なぜだろう?
(まぁ確かにサイゴンやハノイに較べりゃ、バンコクは遥かに大都会ではあるが)

生まれて初めて行く外国の街に入れば最初は緊張してて、だんだんリラックスする。それは普通のことだ。
でもハノイに関しては、そのリラックスの仕方が何かこう・・・単に「なじむ」っていうだけじゃなく、
ガキの頃の追体験みたいな感じを帯びてる。これはホイアンでも感じたけど、ハノイでも感じた。

緑濃い、路地の入り組んだハノイ旧市街。
そんな中を歩いてて「チチチチチ・・・」「ピピピ・・・」なんて小鳥のさえずりが頭上から聞こえてくると
ホントに不思議な気分になる。自分がいまベトナムの首都ハノイにいるのではなく、路地を入った拍子に
ガキの頃にタイムスリップしたような・・・。

日陰の涼しさと小鳥のさえずりにしばし時を忘れてたたずんだ。
「何だかハノイ・・すげーいいじゃん・・」という気分になってきたイ課長なのである。

  

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by tohoiwanya | 2014-11-17 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 11月 14日

ハノイ・ノイバイ空港から市内へ

語学ネタだの、政治的安定性ネタだの、ちょっと毛色が変わった記事が連続したが
今日はごく普通の旅行記っぽく、ハノイ到着の話。

サイゴンのタンソニャット空港から市内までは車で15分くらいの距離なのに対し、
ハノイのノイバイ空港から市内までは車で50分~1時間くらいはかかる。遠いのだ。
もちろん鉄道なんてないからほとんどの旅行者はタクシーということになる。

しかし初めて行く地理不案内の町で長距離タクシー移動っていうのもいささか不安。
そこでイ課長はハノイの宿泊予定ホテルに空港ピックアップを頼んだ。料金17ドル。
こんどはトシヴドゥキと書かれることもなく迎えの人とすんなり合流できて、すんなり車へ。
雨上がりのノイバイ空港前ロータリー、大きな荷物を持った人と車でごった返してた。
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タクシー乗り場の看板が見える。ホテル送迎を頼んでない人はあそこから乗るわけか。
これ、「5人乗りタクシーは市内まで一律35万ドン、8人乗り38万ドン」って書いてあるっぽいよね。
35万ドンっつうたら17.5ドルだ。ははぁ~・・ってことは、イ課長が泊まるホテルは空港送迎料金を
タクシーの一律料金に合わせてるんだ。実際には50セントほど安い。これは非常に良心的というべきで、
ホテルの空港送迎っつうたら普通はタクシーより高いんじゃないの?
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ホテル送迎でもタクシーでも料金が同じなら、ホテルの送迎を頼んだ方がラクだよね。
イ課長が予約してるのはどうせ小さな安ホテル。タクシー運転手が知らない可能性は高いけど
初めてのガイジンが「どこそこの近くのホテルで・・あ、そこ左に曲がって」なんて指示できっこない。
ホテル送迎ならその点安心だ。

ノイバイ空港はハノイ市街から遠いだけあって、空港からしばらくの間、道の両側は何もない田園地帯。
しかし退屈はしない。ベトナム人たちのバイクの乗りザマを見てると面白い・・というか、けっこう驚く。
でもこれ、自動車専用道路じゃないのかなぁ?雨だからカッパを着たライダーが多かった。
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日本でバイクに乗るときはなるべく肌を露出を少なくすべしと言われる。寒いとか濡れるとかって理由ではなく
万一転倒した際の身体的ダメージを少なくするためで、だから革のツナギが有効なのだ。
しかし暑いベトナムでは誰もそんなことは考えない。半ズボン・スネ丸出しで乗るのは当たり前。
あんな足ムキダシでもし転倒したら・・う・う・・(←痛い想像が苦手のオトコ)

こちらもカッパ・・・って、こいつ足を車体の前に乗っけて、いわばしゃがんで運転してるでわないか!
よくそんな姿勢でスロットル握っていられるな。普通にまたいで乗るよりよっぽど難しい、っていうか危ない。
トッサの時に片足つけないから、もし転倒したら・・う、うああ・・(←苦手)
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東南アジアの交通常識、日本人的には「ひーッ!」と言いたくなるような光景も少なくない
一番恐ろしかったのは、左手に赤ん坊を抱え、右手だけでバイクを片手運転していたお母さんを見たときだ。
お母さんはヘルメットしてたけど赤ん坊は当然ノーヘル。もし転倒したら・・う・・ううう・・(←苦手)

雨が上がって時間がたつにつれ、路面は乾いてきて、カッパ姿のライダーは少なくなってきた。
道の両側には建物が増え始め、だんだんハノイ市街に入ってきたことがわかる。ハノイだハノイ・・
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初めて見るハノイの街。まず何に驚いたって、その緑の多さ・濃さだ。
大通りの両側には異様に立派な街路樹が連なる。しかも道路はサイゴンに比べると全体的に幅が狭い。
だから結果的に道が緑のトンネルみたいになってて、ハノイ独特の景観を作る。これ、美しかったよ。
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ノイバイ空港に着いた頃は雨だったし、朝までいたのが良すぎる町・ホイアンだったから、
なんとなくホイアンに「気が残る」って感じだったけど、いざ来てみると、ハノイ、なんだか良さそうじゃん。

結果的にハノイはイ課長にとって「すげぇ気に入った町」になるわけだけど、
気に入るプロセスはこれからオイオイ書いていこうと思うのである。

 
 
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by tohoiwanya | 2014-11-14 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 10月 31日

バンコク、タニヤ、カラオケ その3

さかなちゃん(仮名)とイ課長は店の一番奥のソファー席に移動した。
テーブルにはビールがつがれたコップが置かれ、おつまみのカッパえびせんの小皿が置かれる。
イ課長が不得意とする接客ご婦人との一対一の1時間が始まるのである。
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「さかなちゃん」っていうのはあだ名だろうから、とりあえずまず名前を聞くか。

さかなちゃんっていうのはアダ名でしょ?お名前はなんていうの?
ぷらー
え?・・ぷらぁ?
そう、ぷらー。さかなちゃん

ふーむ、「プラー」というのがタイ語の源氏名で、「さかな」が日本語の源氏名ってことか?
ってことは、このコのことは「プラーさん」と呼べばいいのか?
・・・あ!!そうか!頭の中でヒラメキ電球が光った。

もしかしてさかなちゃん・・プラーさんのプラーって・・・ナンプラー(魚醤)のプラー?!
そぉ〜、プラー、さかなちゃん、よろしく

実際、彼女の源氏名はある水棲生物のタイ語で、上の会話と全く同じようなやりとりがあった。
だが、この記事では仮名のプラーさんで通させていただく。

「ビジネスか?ホリデイか?」「何日滞在する?」「バンコクのどこを観光した?」みたいな
おきまりの会話が進んで多少打ち解けたところでイ課長はさっそく肝心な質問をしてみた。

ところでプラーさんって、お年はいくつ?
さんじゅう

これはその後の経験でも思ったことなんだけど、タイの女性って自分の年齢とかをあまり隠さない。
こういう商売だとサバを読むこともありがちって気がするけど、あっけらかんと本当の年齢を言う。
「いくつに見える?うふ」とかモッタイぶらないところは非常に好感が持てると思うんだよ。
30とすると10年前はハタチ・・・もう絵本読む年齢じゃないか・・と思いつつ、なおも質問を続けた。

プラーさん、生まれたのはどこ?
わたし? 

ギクッ!!まさか「パヤオ」?!ついにあり得ないような偶然が起きるのか?

・・タヤ

あーーびっくりした・・・パタヤね(ぜいぜい)。パタヤといえばバンコクから近い海浜リゾート地。
そこの出身なんだ。ガッカリしたようなホッとしたような気分でさらに重要な質問を続ける。

プラーさん、すごく日本語上手だけど、学校で習ったの?
ううん、ほんとは えいごのほうが とくい
じゃ、日本語はどうやって・・・本で勉強したとか?
ううん、しーでぃーでべんきょうした

おおおおなるほどCDとな。タイ人向けの日本語学習用CDなんかがあるわけだ。
子供が日本語に接するキッカケは絵本ってこともアリだろうけど、大人がちゃんと覚えようと思えば
CDを使って一人で練習する時代なわけだ。なーるほど、勉強になるなぁ。

彼女にとっては面白い話題じゃないと知りつつ、イ課長が昔タイのパヤオに絵本を送ったって話をした。
プラーさんが特に感銘をうけた様子はなかった(笑)。ヘンな話するつまらない客と思ったはずだ。
この辺、1996年からぜんぜん進歩がみられない。
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もしかすると「ウチの店の○○ちゃんパヤオ出身よ、会ってみる?」なんて偶然があるかな?と思ったけど、
実際にはそんなこともなかった。ま、世の中こんなもんヨ。

ビールを何杯かお代わりしつつ、この後もプラーさんとの会話は続く。
いろいろ考えさせられる話も多かったから、もう1回だけこのネタで続けさせちくり。


 
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by tohoiwanya | 2014-10-31 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 10月 29日

バンコク、タニヤ、カラオケ その2

今回、タニヤのカラオケに一人で行った理由として、前回書いた悪しき記憶の存在はもちろん大きい。
タイ美人と楽しい会話に花を咲かせ、「オレもちったぁコナレた男になった」と思いたかったのは確かだ。

もう一つの理由はやっぱりあの絵本プロジェクトだな。
あれから10年。あの絵本を読んだ子供が大人になって、バンコクにいるかもしれない・・といっても
「あなたはいくつ?どこの出身?」なんてことを見ず知らずのタイの若者に聞くわけにもいかない。
少しは落ち着いた状況で、少しは会話の通じる相手と話をしないといかん。

タニヤのカラオケで働く女性たちは業務上の必要もあって、必ず日本語を少し話せる。
何らかの方法で日本語を勉強した経験があるはずだ。そのきっかけが子供の頃読んだ絵本・・・
なーんて偶然はあり得ないだろうけど、日本語学習のきっかけやどんな本で勉強したか、なんて話は
ぜひ聞いてみたかった。タニヤならそういう話を日本語でできるのだ。そんな場所、たぶん他にない。

そこでバンコク滞在二日目の夜、懐かしいタニヤ通りに行ってみましたですよ。
昔に比べると斜陽ぎみらしいけど、それでも相変わらず日本語の看板だらけの、実に不思議な通りだ。
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さてタニヤに来たはいいが、どこの店がいいのか悪いのかトンと見当がつかない。
日本のカラオケボックスみたいに「1時間いくら方式」なのかどうかすらさっぱりわからない。
まぁこんな風に歩いてれば声かけられるだろうと思っていたら、たちまち声をかけられた。

あなたカラオケどうぞカラオケ。いちじかん600バーツ、ビールのみほうだい
「1時間600バーツで飲み放題?600バーツだけ?」

ふーむ、600バーツっつうたら約1800円。
日本のカラオケボックスの1時間料金よりはずっと高いが、ビール飲み放題+お姉さま接客付きだからね。
二人くらいから声をかけられたけど「1時間600バーツ&ビールのみ放題」というのは共通してたから
どうやらこれが「タニヤ相場」らしい。そうと分かれば、ドコの店でもいいわけだが・・

ある店の前ですごく熱心に呼び止められた。ママさんと小柄な若い女性の二人がかり。
600バーツ、のみほうだい、はいどうぞ、いらっしゃいどうぞ
「う・・・あ・・・(まぁこの店でいいか思ったから、あまり抵抗しない)」
エレベーターで上の階に連れて行かれると、店内にお客さんは全然いなくて店はガラすき。
これじゃ呼び込みにも熱がはいるわなぁ。

入り口近くのソファー席にお姉さまたちがズラーっと座ってる。10人くらいいたかな?
ママさんが彼女たちを指して「はーい、だれがいいですかー?」と聞いてきた。え?
この中から誰かひとり選べってことですか?!ぎええーーーこういう状況、苦手っす。

17年前は選ぶもナニもないままブンさんが隣に来たけど、今はそういう選択方式なの?
しかし誰を選ぶにせよ、それ以外の女性は全員落選させるってことだろ?すげー選びづらい。
まぁとりあえずこっちは歌を唄いたいわけではない。話をしたいのだ。そこで聞いてみた。
「えーと・・あの・・この中で日本語を話せる人は?」

ママさんが「はいにほんごしゃべれるひとーーー」と聞くと
と全員が元気よく手をあげる。
そ、そうだよな。ここはタニヤだもんな。我ながら愚問の至りであった。

しょうがない。とにかく誰か一人チョイスせねば。
お姉さまたちは揃いの制服を着てたんだけど、中で一人だけ私服のコがいた。
さっきママさんと一緒に下でイ課長を呼び込んだ小柄な女性だ。このコにするか。
「さっき下で会ったから」というのは他の女性全員を落選させる理由として穏当なものだろうし。

「じゃ、あの・・さっき下で会った彼女を・・」と言った。
ママさんが「はーーい。さかなちゃん(仮名)でーーす」と宣言すると残ったお姉さまがたが一斉に拍手。
あの・・ですから・・・こういう状況、苦手なんスが・・。

ここからイ課長とさかなちゃん(仮名)との1時間が始まるわけだが、
お長くなったので続きはまた次回・・すまぬ。


 

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by tohoiwanya | 2014-10-29 00:13 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 10月 27日

バンコク、タニヤ、カラオケ その1

さて、昨年の東南アジア旅行におけるバンコク「大ネタ」のひとつに着手しよう。
大ネタといっても観光系の話ではない。でも1回じゃ絶対終わらない。だから「その1」(笑)。

仕事でバンコク出張したサラリーマンのかなりの割合、推定7割くらいの方は今日の標題を見て
「ああ、オレもバンコク出張ン時に連れて行かれたよ」と思うんじゃなかろうか。

仕事でバンコクに駐在したサラリーマンの、推定9割くらいの方は今日の標題を見て
「ああ、出張者が来るたびに連れてって、何度行ったか数えきれないよ」と思うんじゃなかろうか。

バンコクにはタニヤ通りという場所があり、そこには局所的に日本人向けカラオケバーが密集してる。
タニヤって事実上「日本人専用カラオケ通り」と化してるんだよ。現地駐在サラリーマンにとって
「日本から客(特に男性)が来たらタニヤに連れて行く」というのはバンコク接待シーンにおける
鉄板パターンだと思われるのである。
 
タニヤのカラオケとイ課長の間には長い物語があって、話は1996年にさかのぼる。
イ課長が生まれて初めて、出張でバンコクを訪れたときのことだ。

当時、関係会社のオジサンがバンコクに駐在していた。よく知ってる人だ。
イ課長はバンコクの素人、駐在オジサンは当然ながらバンコクのクロウト。最初の夜の晩メシは
このオジサンに連れられてタイスキを食った。そして翌日の夜、何の情報も与えられぬまま、
トゥクトゥクで連れて行かれたのがタニヤ通りのカラオケだったのである。
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駐在オジサンはそのカラオケ店ではすっかり馴染みのようだった。
タイ人のお姉さまたちから「アラ、イラシャーイ」「●●サーーン」と声がかかる。
駐在オジサンも「よぉよぉ~○○ちゃ~ん」てな感じで慣れたもんだ。

店内は奥にスクリーン(歌詞を映すアレね)があり、L字型の大きなソファー席が並ぶ。
そこに駐在オジサンとイ課長が座ると、やがてタイ人のお姉さまが3人来た。そう、タニヤのカラオケは
単に「飲んで唄う」だけではない。お姉さまによる接客が必ず付くのである。
まぁ今だから「付くのである」なんて言えるけど、あの時は何も知らなかったから、お姉さま方が
「コンバンワ~」とか言いながら三人来た時には内心「わわわッ・・」と思ったよイ課長は。

タニヤ通りが事実上「日本人専用カラオケ通り」である以上、ここで働くお姉さまがたは全員
「日本語が少しできる」というスキルを有している。これはタニヤで働く上での、いわば業務上必要条件で、
日本人はここにくればソコソコ日本語のできるタイのご婦人に接客してもらえるわけだ。

3人のお姉さまのうち二人は駐在オジサンの両側に、一人がイ課長の横に座った。
その人の名前を仮にブンさんとしよう。アジアンビューティーらしく黒いストレートロングヘアの美人。
片やイ課長はといえば、今でもそうだけど当時はさらに「ご婦人接客つきバー」なんてモノに慣れてなかった。

すぐワキじゃ早くも駐在オジサンがお姉さま二人を両腕に抱えて「だーっはっははは!」と、まるで
漫画のようにわかりやすく盛り上がってる(笑)。イ課長としても隣のご婦人を退屈させてはいかん。
だーっははは!」はムリでも、なんとか楽しい歓談につとめようではないか。
(以下、青文字=イ課長、赤文字=ブンさん、黒太文字=駐在オジサン)

あなた、タイは、はじめてですか?
ええ、初めてです
バンコク、どうですか?
(よし、まずバンコクをホメて親近感を高める作戦でいくか)バンコクすごく楽しいです。暑いですけど
タイのごはん、なにたべましたか?
えーとぉー・・・タイスキ・・
オウ、タイスキ、おいしかったですか?
ええ、とても美味しかったです
「(両隣のお姉さまがたとますます盛り上がって)がーっはっはっは!わははは!
・・えと・・(よし、彼女の日本語をホメよう作戦に転換だ)しかしブンさん日本語お上手ですねー
いえ、うまくないです、ちょっとだけ
いやいやとんでもない、すっごくお上手ですよ
「(相変わらず盛り上がって)うわははは!そうかそうか!だはははは!
・・・えと・・ブンさんは日本に行ったことはあるんですか?
オウ、わたし、にほん、いったこと、ないです
え?行ったことないのにそんなに日本語上手なんですか?すごい
でもわたし、にほん、いきたいです。いきたいです、にほん
だっはっはっは!うわっははははは!!
・・・えと・・ブンさんは、日本のどこに行きたいですか?
オウ、わたし、きょうととならに、いきたいです、きょうととなら
ああ京都と奈良。京都と奈良には、古いお寺がたくさんあります
うははははは!!ナニするかコラ、どぅわははははは!

・・・とまぁ、こんな感じの宴が延々と続いたわけなんだけどさ・・・
 
その後長く、あのタニヤの夜のことを思い出すたびにイ課長は激しい自己嫌悪にさいなまれた。
初めて行ったバンコクの、タニヤの、カラオケバーでだよ?タイ美人相手の楽しかるべき会話でだよ?
こんなクソつまらねぇ、退屈な、日本語会話教室みたいな話しかできねぇのか?ああ?
「古いお寺がたくさんあります」だぁ?ヴァカじゃねぇのか?

ブンさんがケラケラ笑い転げるような、何か楽しい方向に話を持っていきたいな、と思うんだけど
当時のイ課長にはそういうテクニックがなかった・・というか、まぁ今でもないのだが(笑)。
自分がブンさんの立場でもイ課長を「話のつまらない客」と思うのは絶対に間違いない。ああああ・・・

タイ女性と日本語で楽しくお話できるチャンスにクソつまらない話しかできないクソつまらな野郎、それは自分。
そのコトをイヤッてほど痛感させられたのが1996年のタニヤのカラオケだったのである。
あの時イ課長の横に座るという貧乏クジをひいたブンさん(仮名)には悪いことをしたと思う。

あの晩、唯一楽しかった思い出といやぁ、イ課長が唄った「そして神戸」(古い曲しかないんだよ)が
異常なほど好評でママさんから1バーツ、チップをもらったことか。96年当時のレートで約4.5円(笑)。
しかしこの際金額は問題ではない。あの1バーツ硬貨はイ課長がこれまでの人生で唯一「歌で金を稼いだ」記念として
今も保存されている(下の写真が当該1バーツ硬貨。おそらくデザインは現在のものと変わってない)。
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・・とまぁ、そんなタニヤ初訪問から幾星霜の年月が流れ2013年。イ課長はふたたびバンコクの地を踏んだ。

で、結論からいうとイ課長は17年ぶりにタニヤのカラオケに、しかも一人でノコノコ行ったわけだが、
お長くなったから続きは次回(今日は思い出話だけでオワリかよヲイ!!)


 
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by tohoiwanya | 2014-10-27 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2014年 10月 22日

旅先での友達のつくりかた

ハノイのホアンキエム湖周辺、旧市街には観光客向けの土産物屋がたくさんある。
どこの店も小物とかバッグとかのベトナム雑貨、シルク製品なんかを扱ってる。
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ある店の店頭にあった手提げがフと目に付いた。店には若い女性が二人いる。どっちかが店主か?
イ課長が品物を見てると「日本から来たの?あたし日本が好きー」なんて話かけてくる。
どうやらこの話好きな、活発なお嬢さんが店主のようだ。
もう一人のコを「あたしのイトコなの」と紹介してくれる。一種の親族経営ってわけか。
結局彼女の店で手提げを二つ買い、二つ買ったからっていうんでほんの少し値引きしてもらった(笑)。

買物が終った。相手はかわいいお嬢さん二人。となれば次にやることはもう決まってる。
「写真撮ってもいい?」と聞くと、大喜びでポーズをとってくれる。
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この後がすごかった。
「○○ちゃん、このガイジンさんと一緒に撮ってあげるよ!ほらほら!」てな感じで、
イ課長の手からカメラをサッと取って、イ課長とイトコにポーズとれと要求してくる。
ベトナム美人とツーショットでニヤける見苦しいオッサンの顔は半分カット。しかしすごい身長差。
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「ねぇ次はこのヒトとアタシ、一緒に撮って撮って!」と、今度はイトコにカメラを渡す。
あの・・それ・・イ課長のカメラなんですけど(笑)。もう大変なはしゃぎっぷりなんだよ。
こちらも同様に見苦しすぎる物体は極力カット。
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この若き土産物屋店主、ナンさん(仮名)っていう名前らしい。
店のカードもくれた。そこには店の名前と住所とメールアドレスが書かれてる。あ、これは助かる。
あとでここに写真を送るよ、と約束し、ホテルに戻ったらさっそく送った。

翌日の夕方、例の限りなく不健全そうなマッサージ屋に行くとき、再度この店の前を通った。
実はこの時イ課長は全然気づかず、彼女たちの方が気づいて声をかけてきた。そうか、昨日もここ通ったんだ。
「写真送ったよ、見た?」って聞くと、「イエス、見た、サンキュウ!」とまたまた大コキゲン。
現地で撮った写真をすぐモデルさんに送ってあげるとすごく喜んでくれるね。こっちも嬉しくなる。

こうしてナンさんとはすっかり顔見知りになった。そこでハノイを発つ日にもう一度彼女の店に行った。
ハノイの顔見知りに別れの挨拶をしようと思ったわけだ。「私は今日の夕方ハノイを発つ。もしアナタが
日本に来るときは連絡くださいね」とか何とか言っておきたいじゃん。

店であれこれ話をしてたら「あなたFacebookやってる?」と聞かれた。
う?一応やってるよ?・・するとナンさん、サッとノートパソコンを出し、キーボード設定をベトナム語から
アルファベットにサッと変え、パソコンをイ課長にサッと持たせてFacebookの人名検索欄を指さす。

ああ、そういうことか。自分のHNを入力すると検索結果でイ課長のアカウントが小さく表示された。
「イッツミー」って言うと、ナンさん、間髪をいれず友達申請。これでめでたくイ課長とナンさんは
Facebook上でつながったわけだ。なんて手際がいいんだ。
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そうか、いまやFacebookが世界中に普及してるんだから、これを使えるわけか。
日本に戻った後もネット友達としてつながっていられるし、メッセージを送るのも簡単。なーるほど。

そんなこと今頃知ったのか?と言われそうだけど、はい、イ課長は去年の6月に初めて知りました(笑)。
こんな使い方があるなんて考えたこともなかった。ナンさんはイ課長がFacebookでつながった、初めての
「海外の旅先でできた友達」であり、同時にイ課長の蒙を啓いてくれたと言っていい。

日本にあこがれるナンさん、以前に日本人旅行者からもらったっていう日本語の名刺も見せてくれた。
「日本はホテルが高くて・・この人のウチにステイできればいいんだけど・・」なんて言う。
しかし名刺に書かれているのは男性の名前だぞ。オジサンとしてはちょっと心配になって
「このジャパニーズ・ガイは独身ですか?」と聞いてみたら「イエス、この人独身」という。

ってことは、この人は一人暮らしか?それならステイなんてケチなこといわず、イッキにこの人と
国際結婚でもして・・と、ついそう勧誘?したくなる。するとナンさんは冗談めかしてボソッと言った。

いまの彼氏を殺さなきゃ・・

あはははは、これには笑った。すでにベトナム人の彼氏がいるわけね。ま、そりゃそうだよな。
ナンさんと彼氏の写真はその後もFacebookに時々載ってたから、まだ彼氏は殺されてないようだ(笑)。

かくのごとく、ナンさんは「旅先で友達をつくる」ということに関してイ課長をまさに啓蒙してくれた。
すっかり味をしめたイ課長、その後タイやベトナムやカンボジアで機会があるとFacebook友達を増やした。
(何せお互いの英語レベルが近いからね。これはけっこう重要で、欧米だとちょっと難しい)
いまや東南アジアには「旅先でつくった友達」が何人もいる。

海外で友人に再会できると楽しいよね。だから東南アジアまた行こうっと。

 
 

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by tohoiwanya | 2014-10-22 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 10月 15日

ホイアンの朝

ホイアンには一泊しかしなかった。
従って夢のように美しいホイアンの夜も、陽光燦々たるホイアンの朝も一度しか見てない。

「今日チェックアウトするんだ」って言ったら、泊まったホテルのお姉さんからも
「Too short・・(短すぎる)」って怒られ?たけど、イ課長自身、ホイアンがあまりにもイイから
「ああもっとこの町にいたいな」という気分になったのは事実だ。
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しかし一泊だけで良かったのかもしれないと今となっては思う。
神がセットしてくれたかのごとく美しかった昨夜の満月祭りの記憶は「あれは夢だったんじゃないか?」と
思えるくらいの方がいいのかもしれない。

朝食前にまた市場に行ってみることにした。
市場は早朝の方が活気があるはずだし、例の豆売りのおばちゃんがいるかな・・と思ったからね。

ランタンに彩られた夜のホイアンも美しかったけど、抜けるような青空の下、ヤシの木が立ち並ぶ
ホイアンの町もまた東南アジア旅情にあふれてる。ああもうベトナム最高じゃん。
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うっひゃーー。朝の市場は予想通り活気にあふれてる。たちまち嬉しくなってしまうイ課長。
市場の向こうはすぐ川だから、おそらく今朝とれた魚を船から仕入れて並べてるんだろうな。
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肉屋ゾーンも活気に満ちてて、カメラを持ってウロウロしてるガイジンなんてイ課長しかいない。
こういう店で働いてるのはほぼ全員が女性。こういう風景をみてると、前にも書いたように
ベトナムという国は女が支えるということを実感する。
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この朝の市場で豆を買ってボラれ、そのショックをひきづりながら昨日仲良しになったカオラウ屋の
おばちゃんと挨拶を交わしたわけだ。前にも書いたけど、イ課長はホイアンに昨日到着したばかり。
その町にもう知り合いのおばちゃんがいて挨拶を交わせる。そういうことがムショウに嬉しいし、
あのおばちゃんともう会えないかと思うとすごく悲しい。

朝のホイアン散策を終え、ホテルに戻ってちょっと遅めの朝メシを食った。
ダナン空港に11時頃行くと考えると、ホテルを出るまでに残された時間はそんなにない。

名残惜しいから、残った時間はホテルの近くをぶらぶら散歩。
すばらしい快晴。暑かったけど、いい気分だった。
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昨日の昼過ぎに着いて、昼下がり、夕方、夜、そしていま朝のホイアン。
しかしそこを流れるゆったりと静かな時間は変わらないね。

良すぎる町・ホイアン。
もう一度行きたいという気持はもちろんある。しかし、もし死ぬまで行く機会がなくても
ホイアンにおける夢のごとき記憶は消えない。再度確認しなくても大丈夫なのだ(笑)。

・・・と、これまで数回にわたってホイアンの良さをホメちぎってきた。
もしこの記事を読んで「自分もホイアンに行きたい」と思った方がいたら、もちろん大お勧めだ。
ただイ課長の場合、すでに書いたようにホイアンではやたらと幸運に恵まれていたことも事実なのだ。

①たまたま一番月がデカく見えるスーパームーンの満月祭りの夜にあたり、天気もよかった。
②たまたまナントカフェスティバル期間中だったので、あらゆる入場料がタダだった。


という二つの幸運があったことはすでに書いた。しかしもっと重要な問題があって、

③たまたま行ったのが6月で、1~8月はホイアンは乾季にあたる  ということだ。

9月から12月くらいにかけてはホイアンは雨季に入る。特に今頃、10・11月は雨季マッサカリ。
雨季で雨がザバザバ降るとなると時期的に観光には向かない。しかし事態はそれをはるかに越えている。

ホイアンは雨季になると、毎年のように洪水になるらしいんだよ。いったん洪水となると町はこんな具合で
世界遺産の町は完全に「世界遺産の川」と化す。移動手段は舟だけ。もはや観光に適するとか適さないとかの
問題ではないのだ(写真はロイターのサイトから拝借)。
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まぁホイアンの人にとっちゃ洪水なんて毎年のこと。商魂たくましく観光客を船に乗せて「洪水クルーズ」で
稼いでるらしいんだけどね(笑)。しかし初めてホイアンに行こうっていう方は雨季、特に10~11月は
避けた方が良さそうだ。ナンも知らず、たまたま乾季に行ったイ課長は幸運だったのだ。

ホイアンの売りは世界遺産にもなっている歴史保存地区の木造古民家。しかし、その木造家屋も毎年のように
洪水でビシャビシャにされてるわけだから、傷みも進んでいるらしい。このままじゃホイアンという町が
いずれなくなってしまう、なんて心配する声まであるらしい。


美しき、そして忘れがたき、ベトナム中部の世界遺産の町ホイアン。


なくなる前に見ておくべきだと思いますよ~~~? ふふふ。


 
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by tohoiwanya | 2014-10-15 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)