カテゴリ:2014.09 ベト・カン・タイ旅行( 109 )


2016年 04月 15日

フワランポーン駅からタイ国鉄に乗る①

この旅行でバンコク滞在は3泊4日の予定。つまり到着日と出発日を除けばフルに使えるのは
中二日だけ。そのうちの一日は「落とした金の捜索+炎天下徒歩行軍」という自虐的な内容で
ほとんど終わっちまったわけだ。

だがな、イ課長だっていつまでも縮み志向ってわけじゃねぇぜ。
落とした金はスッパリあきらめたし、バンコク活動資金だってちゃんとATMから引きづり出した。
フルに使える日としては最後になる明日、明日はガッチリ観光活動してやるぜくぬやろう。

というわけで、翌日朝、イ課長はマナジリを決してメトロに乗り、フワランポーン駅に向かった。
この駅は前年にも来た。フランクフルト駅をモデルにしたと言われる立派なドームのある駅は
前にもこのブログでもご紹介したよね。
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だが今日はただ駅を見に来たんじゃねぇんだ。この駅からタイ国鉄乗っちゃうぞくぬやろう。
切符だってガンガン買ってくれようじゃねぇかくぬやろう。前日の自虐&縮み志向の反動で、
この日は何をするにも必要以上に挑戦的だったのである。
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切符売場は上の写真みたいな感じで、やけにすいてた。
行きたかったのはチャチュンサオというところだ。電光掲示板で電車を確認・・・と思ったが
おお何てこった。タイ語の電光掲示板じゃさっぱりわからんではないか。
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・・と慌てることはない。ちゃんと英語と交互に表示される。
10時10分発、6番線のチャチュンサオ・ジャンクション行きに乗ればよいのである。どの電車も
遅延なしで“実際の出発”も同時刻、つまり定刻通りってことか。なかなか優秀ではないか、タイ国鉄。
・・と言いたいところだが、この「遅延なし・定刻どおり出発」はマタークあてにならんことを
イ課長はほどなく知ることになる(笑)。
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ちなみに切符はこんな感じ。3等車という最下級車両で、バンコクから1時間35分。
それで運賃は13バーツ、せいぜい45円くらいだっつうんだから、安いにもホドがある。
庶民の足・タイ国鉄、えらいぞ。
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切符はゲットしたから大いばりでホームの方に行ってみよう。
前回ここに来たとき、この駅からオンボロ列車に乗ってタイの田舎に行ってみたいなぁと強く思った。
今回はそれを実行するために来たのだ。何となくウキウキしてくる。やっとタイに来た観光客らしい
気分になってきたぜ。
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6番線っていうとここだ。ちゃんとチャチュンサオ行き10:10と書いてある。わかりやすい。
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乗るのはこの列車らしい。フワランポーン駅はヨーロッパの駅によくある行き止まり式の構造で
チャチュンサオに行く時はこの機関車は一番ケツに付くことになるわけだ。戻る時のために
連結してるのか?と思ったけど、後で切り離したようだった。そりゃそうだよな、機関車は重いし。
タイ国鉄は電化区間が少ない(つうか、たぶんほとんどない)から当然ディーゼル機関車なのである。
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それよりも、上の写真の天井ドームにご注目いただきたい。
白い霧みたいなのが吹き出してるのがわかるでしょ?気付いた時は「何だこりゃ?」と思ったけど、
たぶんこれって一種の“冷房”だと思う。密閉空間じゃないから普通のエアコンじゃ涼しくないけど
こうやって霧を吹き出すと、その下は多少涼しくなるんだろうな。さすが、バンコクで一番立派な
駅だけのことはある。オープンエアでも冷房付きとは。
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6番線をテクテク歩いて自分の乗る3等車を探す。ふむ、これらしい。
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タイ国鉄に乗ること自体はこれが初めてじゃない。前年にメークロン市場に行く時に乗ってる。
しかし「タイの東京駅」とでも言うべきフワランポーン駅から列車に乗るのは初めてなわけで、
ちょっと不安もあったんだけど、切符を買って発車ホームで行き先を確認し、自分の乗るクラスの
客車を発見し、自由席で座席を確保するところまでは非常に順調じゃん。

そして定刻通りに列車は動き始め・・・てくれるほどタイ国鉄は甘くない。
このあとしばーーーらくの間、イ課長はこの席からフワランポーン駅の風景を眺め続けることになる。
まぁそれはそれで、のどかで楽しかったから、その辺の話は次回だ。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-15 00:04 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 04月 13日

暑くてどうでもよくなるイ課長

去年の夏、あまりにも暑くてこんなバカ記事を書いた。

この「暑かった大賞」候補の⑦に2014年のバンコク徒歩観光を挙げている。
その徒歩観光というのは、北バスターミナルから乗った路線バスをプラスメーンで降り、
鯉が泳ぐ廃墟」を見た後から実質的にスタートしたといえる。

あの辺って、スカイトレインからもメトロからもすげー離れた場所で、不便なトコなんだよねぇ。
カンカン照りのバンコク、さてこの後どうしようか?こういう暑さの中を無計画に歩き回ればどうなるか
何度も経験してるのに、未だに学習してない。それに、この時は落とした金は見つからないってことが
はっきりした後だったから、何となく節約気分でタクシーを使おうって気にならなかったんだよね。

地図を見るとカオサン通りというところがわりと近い。行ってみっか。
バックパッカーの聖地として有名な場所で、たしかに夜はネオン街になって面白いのかもしれないけど、
昼間来ても特に面白くねぇなぁ。暑いもんだから、早くも気分はどうでもいいモードに入りつつある。
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カオサン通りのあとはいよいよ目的地なし。「コッチの方向に歩けばいつかは中華街に出て、いずれ
フワランポーン駅の方に出るはず」というバクゼンとした方向性だけで歩いた。その方向感覚自体は
それほど狂ってないけど、どのくらいの距離かを確認しないで歩くイ課長は狂っている。
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あ・・・あちぃ・・暑すぎる。節約でタクシーはダメとしても、せめてバスに乗ろう。
バス停でみんな日陰に入ってバス待ってる。コーカソイドと違うアジア人らしい姿に好感が持てる(笑)。
だが乗ったと思ったら、乗り間違いと言われ、たちまち降ろされのは前回書いた通り。
ってこたぁつまりナニか?結局歩けってことかよ?・・ハァハァ・・。

しょうがないからさらに歩く。あ・・・あぢぃ。だんだん頭もボンヤリしてきた。
ナントカ運河の橋を渡る。いま地図で確認すると、鯉の廃墟からカオサン通りを抜けてこの運河まで
約2kmってとこかなぁ(途中200mくらいバス乗ったが)。大した距離じゃないけど、何せ暑くて・・・
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するとだ。
何やら巨大なヤマの上に金色のお寺らしきものが見える場所に来た。あ、これ、見たことある。
白い岩山の上に建てられた金色のお寺だろ?ガイドブックに載ってた。
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その時は名称を思い出せなかったけど、ここ、ワット・サケットっていうお寺で、別名「黄金の丘」。
(おそらく人工の)山の上に建てられた寺で、さしたる標高じゃないんだけど、平坦なバンコク市街だと
図抜けて高く見える(下の写真はタイスマイル www.thaismile.jp/から拝借)。
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愚かなるイ課長はさらにムボウにもこの山に登ろうという気になった。
炎天下・死の行軍に続く灼熱の山登り。完全に狂っておる。正気に戻れイ課長。
ちなみに頂上までの階段は344段あるらしい。
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それをひたすら登る。
暑くなければ344段くらい大したことはない。もっと高い大聖堂の塔だって金毘羅様だって登ったお兄ぃさんだ。
しかし何しろクソ暑く、登る前から半脱水症状気味だからね。あーだんだんモウロウとしてきた。

やっと頂上到着。ぜぇはぁ。
周りに高い場所がないから眺めはすごくいいんだけど、暑くて汗ダラダラでクタクタで
それどころじゃない。目の中に汗は入ってきても景色は入ってこないのである(笑)。
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一応寺の中にも入ってみる。この緑のガラスで出来たみたいな仏像はエメラルド仏ってヤツだな。
バンコクの王宮(ワット・プラケオ)にあるヤツが一番有名なはずだが、ここにも三つあるんだ。
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たしかワット・サケットのどこかには有名な地獄絵図の壁画があるんじゃなかったかな?以前に
ガイドブックで読んで、ちょっと見てみたいなと思った記憶があるのだが、・・・しかし、あまりの暑さに
イ課長は完全にドウでもよくなってきた。地獄絵図?いま自分がリアル灼熱地獄にいるんだから、いいよ、もう・・

フラフラとワット・サケットを下り、自分の体力の限界を悟ったイ課長は素直に四輪タクシーをつかまえ、
フワランポーン駅まで連れてってもらったのである。もっと早くそうすりゃ良かったのに。

フワランポーン駅からは冷房の効いたメトロでスクンビットまで戻り、ヨロヨロとホテルに戻った。
とりあえず汗でびしょ濡れになったTシャツを脱いで干したわけだけど、ご覧の通り、
シャツが乾くと塩がたくさん採れた。今日も東南アジアで製塩業に励んじまったぜ(笑)。
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というわけで、またまたバンコクの暑さに完膚なきまでにやられたイ課長なのでありました。
東南アジア観光ではこんな具合に汗ダクダクになるのは当たり前っちゃー当たり前ではあるけど、
賢明なるみなさんは暑い国でこんな愚かな徒歩観光はやめましょうね。

そういや、タイは確か今日からソンクラーン(旧正月)のはずだ。
4月というのはタイやカンボジア、ラオスあたりが一番暑い時期。
タイでソンクラーン見物してるみなさん、くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-13 00:12 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 04月 11日

バンコクの路線バスに乗ってみる

さてだ。
なくした金は予想通り発見されなかったが、とりあえずヤレることはヤった。
タイ人の親切に触れて多少心も軽くなった。モーチット・バスターミナルを後にするわけだが、
前にも書いたようにここはド不便な場所。もう昼を回ったし、今からどこか観光ってわけにもいかん。

しかしイ課長だってバカではない(バカだが)。
せっかく不便なバスターミナルまで行くついで、どこか寄り道できる場所はないか事前に調べた。
その場所というのが、例の廃墟の池を鯉が泳ぐあそこだ。あの廃墟、調べたところでは市内の
プラスメーンという場所にあるようで、市の中心部からは遠いがバスターミナルはそれほど遠くない。
たぶんプラスメーンまで行く路線バスがあるはずだ。

落としたお金の捜索が終わったあと、例の親切かつ太ったオバちゃん職員に聞いてみた。

「私はこの後プラスメーンに行きたい。私は何番のバスに乗るべきであるか?」
「どこ?」
プラスメーン
「は?」
ぷらすめーーん
「・・・??・・・あーー!プラスメーン!!それなら●番のバスに乗りなさい。あっちから出てるわ」

例によって地名すら通じない「イ課長タイ語」をわかってもらい、乗るべきバスを教えてもらえた。
あのおばちゃん職員には何から何まで世話になった。

路線バスだまりの方に行ってみたら、おばちゃんが教えてくれた番号のバスが確かにある。
よし乗っちゃえ。ほどなくバスはたった一人の乗客・イ課長を乗せて走り始めたわけだけど、
たちまち渋滞にハマッてノロノロ運転。
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実はイ課長はバンコクの路線バス乗るのは、この時が初めてだったんだよ。
スカイトレインやメトロと違ってバスは路線がやたら多くて、サッパリわかんないんだよね。
下はあるバス停の写真だけど、ここに停まる路線がいま数えたら24もある。わかるわけねぇだろ!
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世界の大都市は大体どこも地下鉄<路面電車<バスの順で乗りこなす難易度は高くなる。
バンコクの場合、渋滞も激しいし車内に冷房もない(空調つきバスもあるらしいが)。車体は古くて
エンジン音はゼーゼーうるさい。快適な乗り心地とは言い難いが初めてだから面白くてあちこち観察したくなる。
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まず目につくのは車掌が持ってる筒だ。これで乗車券発券と金銭を管理するわけだな。
この方式はチャオプラヤ・エクスプレスと全く同じで、筒の大きさや形状も完全に同じじゃないかな?
バスでも船でもこういうところは一緒なんだねぇ。
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少しずつ乗客が増えると、この車掌さんが筒を振ってガチャガチャ音をたてながら乗車賃を集め始める。
(このガチャガチャ音が「はい乗車券買ってない人はー?」という合図代わりなのも船と同じ)
イ課長は当然「プラスメーン」と言って乗車券を買ったわけだ(こんどは通じた)。
写真を見るとバス代は6.5バーツって書いてあるけど、0.5バーツなんてお釣りもらったっけかなぁ?
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相変わらず道路は渋滞しててバスはノロノロとしか進まない。
まぁしゃあない。どうせ今日はもう寄り道しながらチンタラとホテルに戻るしかないわけだから
のんびりとバンコクの渋滞に身をゆだねましょうかね。
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・・と、こう書くと、意外とスンナリ乗りこなしたみたいで、バンコク路線バス、何ほどのことやあらんって
感じにみえるけど、やはり甘くはないのである。プラスメーンまでのバス乗車に成功したのは
あの太ったおばさん職員の手厚いサポートのおかげだったことをほどなくイ課長は知る。

この寄り道の途中、イ課長はあまりの暑さで歩くのがイヤになり、スクンビットまでバスで帰ろうとした。
今度は誰のサポートもうけず、自力で乗る路線バス。ま、路線番号さえわかりゃ何とかなるだろ。
ガイドブックを確認し、ナントカ大通りのバス停から正しい番号のバスに乗った・・つもりだった。

ところが車内で例の筒を持った女性の車掌さんからキップを買おうとしたら、何と降りろと言われた。
 
「あーらやだ、あなた違うバス乗ったわ。同じ番号でもこの色で番号が書かれたバス乗っちゃだめ。
 スクンビット行かないのよ。いいの、大丈夫。お金いらないから次で降りなさーい」

・・は?マジですか?番号が何色で書かれてるかでいろいろ違うワケ?そんなヴァカな。
そんな複雑な事情、ガイジンにわかりっこねぇじゃん。

というわけで、自らの力で正しいバスを選んだと思ったけど、ものの1分くらいで玉砕(笑)。
バンコクの路線バスはガイジンには難しいのである。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-11 00:07 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 04月 08日

愚かなるドジの後始末 その2

警官詰め所をあきらめたイ課長は仕方なくインフォメーションカウンターの方に行って、
そこにいた若い男性係員にイ課長が何を探しているのか、ヘボ英語で説明し始めた。
彼もイ課長と同程度の英語レベルだったようで、そのおかげでコミュニケーションは
意外に良好で(笑)、イ課長の言いたい主旨は伝わった。
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もう一つ幸いだったのは、この時イ課長がシェムリアップで予約した時のバスのチケットを
まだ持ってたことだ。ここに書かれてることの多くがタイ語みたいで、これを見せながら
シェムリアップからバンコクに昨日着いたと言えば、対象となる国境越えバスは一つしかないから
相手も状況を把握しやすかったんだと思う。
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若い男性係員はかなり長い時間をかけてどこかに電話をしていた。
そこからかなり長い時間待たされると、今度はすごく太ったオバさん職員が現れた。
体格からして明らかにエラい責任者っぽい(笑)。再び彼女に状況を説明したわけだけど、
すでに状況を飲み込んだ若い男性係員がタイ語で補足してくれるし(意味はわからんが)、
さっきも言ったようにチケットの現物があるから、彼女も意外にスムーズに状況を理解してくれた。

ここから彼女はそこにあった電話で、さらに自分の携帯も使ってあちこちに電話し始めた。
どうやら国境越えバスの運行会社、さらにイ課長が予約したシェムリアップのナタカン旅行社にも
電話していたと思われる。いやーこんなに一生懸命捜索してくれるとは思わなかったなー。
携帯電話代だってかかるだろうに・・いろいろご面倒をおかけしてしまいまして・・・。
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この太ったオバさん責任者、あまり英語が得意でないようで、電話の途中で時々イ課長に
質問するんだけど、タイ語で聞いてくる。そうなるとこんどはイ課長がわからない。

すると何と、そばの窓口でたまたまバスのチケットを買おうとしていた見知らぬタイのご婦人が
見かねて通訳してくれた。英語の上手な人のようだ。太った女性責任者、たまたま通訳になったご婦人、
そしてイ課長による3人のやり取りはこんな感じ。

責「(携帯で話しながらイ課長に)กระเป๋าที่คุณจะต้องนำเงินคือสิ่งที่ไม่มีรูปแบบ?」
婦「(英語で)あなたがお金を入れていた財布はどのようなものでしたか?」
イ「(英語で)あー財布ではありません。エンヴェロープ(封筒)です」
婦「おー...ในขณะที่เขาได้นำเงินในซองจดหมายมากกว่ากระเป๋าสตางค์」
責「(携帯で話してる相手に)และฉันซองมากกว่ากระเป๋าสตางค์」

こんな調子だから一つの質問&確認にも時間がかかる。
太った女性責任者は粘り強くあちこちに携帯で問い合わせてくれるし、たまたま居合わせたために
通訳を強いられたご婦人も「あんまり時間がないんだけど・・」と言いながらもギリギリまで
イ課長をなんとか助けようとしてくれた。あーなんてイイ人たちなんだろう。

ここに来たときは自己処罰、ヤルだけのことはヤレ、という半分ヤケクソ的な気分だったけど、
こうやって何人ものタイ人の善意に接して、スサんでいたイ課長の心がだんだん軽くなっていく。

この太った女性責任者は結局バス会社だのシェムリアップだの、あちこちに長電話してくれて、
ナンだカンだで軽く1時間くらいイ課長のために尽力してくれた。
そして最後にとうとう彼女は首を振って言った。

「見つからないわ」

オーケー。わかった。ありがとう。
インフォメーションにいた若い男性係員に話をしてから、すでに2時間くらい経過したはずだ。
イ課長としてヤルだけのことはやったし、アナタがたはそれ以上にやってくれた。落し物をした
バカな外人・イ課長のためにだ。本当にありがとう。サンキュー。コープクンカッ(プ)。

万一お金が出てきた場合に備えてイ課長の携帯番号を教えたけど、もう金は完全に諦めがついた。
でも記念?のために、最初イ課長に対応してくれたインフォメーションの若い男性係員と、あちこちに
問い合わせてくれた女性責任者の写真は欲しい(残念ながら通訳をしてくれたご婦人はすでに
バスに乗るために去ってしまっていたのだ)。そこで頼んでみたらニッコリOKしてくれた。
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イ課長はこの二人の名前を知らない。メールアドレスとかも聞かなかったから、残念ながら
写真を送ることもできない。この場を借りて深い感謝とともに掲載させていただきます。
สองพนักงานของสถานีขนส่งสายเหนือขอขอบคุณเป็นอย่างมาก

前にも書いたけど、この後、複雑な通路を通って最初に来た市バス乗り場に戻ったら、さっき
警察の前まで案内してくれたオッサンに再会したわけだ。手を上げて彼と挨拶を交わしたときは
イ課長のスサンでた気分もだいぶ回復したよ。お金は見つからないけど、タイ人の善意には
たっぷり接することができた。何度も言うけど、どうもありがとうタイのみなさん。
最初は自己処罰のつもりだったけど、あのバスターミナルに行って良かったなぁと今でも思っている
イ課長なのである。ขอบคุณมาก!

 
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by tohoiwanya | 2016-04-08 00:08 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 04月 05日

愚かなるドジの後始末 その1

これは前回記事の後日談にあたる話なんだけど、この後始末はバンコクにおいて特に忘れがたい
出来事でもあるので、ぜひ書いておきたい。

金をなくしたとわかった時は ⇒慌てふためいてひたすら探す ⇒見つからずボーゼンとメシ食い
⇒海外キャッシングによるリカバリー という展開で終わった。

それでも翌朝目覚めた時のイ課長の気分はスガスガしいものとはいえなかった。
そりゃまぁ一応バンコクであれこれ観光活動できる程度のバーツ現金は確保した。
しかしあの落し物をどうするのだ?ほっとくのか?10万円分くらいの外貨が入ってんだぞ?

国境越えバスの車内でなくしたことは確実なんだから、バスを降りた北バスターミナルまで行って、
警察に届けるなりナンなりしろよ。ひょっとすると誰か拾って落し物として届けてくれてるかもしれんだろ。
その時、落とし主がいなきゃ逆に問題だ。とりあえず行くだけは行って、警察に届けろ。


正義の声がそう言った。言ってることは正しい。外国でそんなことするのって、むかぁ~し台湾で
定期入れを落として以来だけど、やっぱやらないわけにはいかないよな。しかし一方で悪の声も聞こえた。
しかもこの時の悪の言い分にはけっこう説得力があったんだよ。

誰かが拾って届けてくれるぅ?出てくるわけねぇじゃん!ここは日本じゃない、東南アジアだぜ?
大体北バスターミナルって、昨日バス降りた時もタクシー使ったくらい、ドえらく不便な場所だろ?
あんな不便なとこに行って貴重な一日をムダにするより、落とした金のことはスッパリ忘れて遊ぼうぜ?
とりあえずタイバーツの現金は確保できたんだからさぁ。


うーむ、なんという強烈な誘惑。「もういいや」と思ってバンコク観光するかって気になってくる。
貧しいカンボジア人(もしくはタイ人)がアレを拾って警察に届ける可能性なんて、おそらく
ニュートリノより小さいはずだ。行くだけ無駄だろうなぁ・・・さてどうすっかなぁ・・?

結論から言うと、イ課長はやはり北バスターミナルに行くことにした。
「落し物として届けられてる」という可能性に期待したわけではない。大枚入った現金封筒をなくすという
大失態を犯した自分を罰するために行ったという方が近い。セルフ・パニッシュメント。自虐の詩。
ダメでもナンでもとにかくやるだけのことはやってからあきらめろ。バカモノめが。

自己処罰である以上、メトロを降りたあとは不便なバスターミナルまでひたすら歩いた。
処罰なんだから歩くのが当然だろ!タクシーだぁ?ゼイタク言うんじゃねぇ!(ピシーッ!!)
セルフ灼熱地獄の刑。逆八甲田山。いやーーーホント暑かったんだよ、この時は。
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休むべき日陰もあんまりない道をひたすら歩く。ホコリっぽい道を大型ダンプやバスが行きかう。
汗でびっしょり濡れたところにホコリをたっぷり浴びるから、落語の「船徳」に出てくるセリフじゃないけど
ほとんど「人間の安倍川モチ」状態。ヲラ文句言ってねぇで歩けイ課長!
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この道路ってのがさぁ、まるっきり人間フレンドリーじゃなくて、そこらじゅう工事やってる上に
向こう側に渡る信号とか横断歩道みたいなものもないときた。大型車の間をぬって必死になって
アッチに渡らなきゃならん。ああ・・せっかくバンコク来たのに何の観光もせず、こんな所で
安倍川モチになってるワタシ・・ええ、自分が悪いんですよ、誰のせいにもできませんよ。
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ようやくバスターミナルに着いた時はすでにクタクタ。
しかし大変なのはこれからだ。スジからいえば落し物相談窓口みたいなところをまず探すべきだろう。
でも、ここはてっとり早く警察を探した方がいいよな。ここはバンコクでも指折りの
巨大バスターミナルだから、中に警官詰め所みたいなのがあるだろ、きっと。
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ここから警官詰め所までどうやって行ったかについては、実は以前に書いてる
「ポリスオフィス」と言ってそこらにいたオッサンに連れてってもらい、案内料としてチップを払った。
彼が連れてきてくれた警官詰め所がコレ。しかしご覧のように無人である。
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しばらく待てば警官が来るのかと思って待ってたんだけど、警官が現れる様子はまったくない。
ったくもう〜、何のための詰め所なんだよ。ホンモノの警官がいなくて看板だけなんて、文字通り
看板倒れってヤツじゃねぇか。

どうしようか・・・?フと目を転じると、そこにインフォメーションのカウンターがあった。
もうしょうがねぇ。ここまで来たら金が見つかるかどうかより「とにかくヤルだけのことはヤッタ」と
言えるまでヤルのだ。それが自己処罰なのだ。さぁトットと行けイ課長!(ピシーッ!)
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ここからイ課長の現金紛失に関する長~い捜索活動が始まることになるわけだが、
すでにここまでで充分長くなってるから、続きは次回だ。

  
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by tohoiwanya | 2016-04-05 14:59 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 04月 03日

愚かなるイ課長のドジ 東南アジア編③

ずいぶん前に書いた記事で言及した話をいよいよ書こう。

一人で海外旅行や海外出張してると「モノをなくす恐怖」が通奏低音のようにずっとつきまとう。
バカ丸出しのイ課長、実は心配性の小心者でもあるから、そういう恐怖は旅行終了まで去らない。

最も恐ろしいのは「パスポートをなくす(落とす、盗まれる)恐怖」だよな。これが現実になったら
もうその瞬間にオワリ。その後の予定はすべてご破算で現地日本大使館なり領事館なりに駆け込む
ことになるはずだが、幸いにしてイ課長はこの経験は今のところない。

次なる恐怖は?
昔だったら「航空券をなくす恐怖」あたりだろうけど、最近はEチケットが当たり前になってるから
パスポートNoとか予約番号とかが分かればこれはたぶん何とかなるだろう。昨今であればむしろ
「クレジットカードをなくす恐怖」の方が海外じゃ深刻。

あと、古典的なものとしてやっぱ「現金をなくす恐怖」っていうのもある。
D.C.出張の時、最後に通訳さんに払うための3,000$キャッシュをなくしちゃイカンというプレッシャーは
大変なもんだった。あの時は仕事のストレスより金をなくせないというストレスでシラガが増えた(笑)。

東南アジアで愚かなるイ課長が犯した大ドジその③.その大失態とは、まさに
現金をなくす」ことだったのである。ああなんてこと・・・
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コトの始まりはバンコクのホテルに着き、手持ちの現金をタイバーツに両替しようとした時だ。
この時イ課長は過去の海外出張以来死蔵し続けているドルやポンドやユーロ等の欧米系外貨を
かなり持参していた。それを使って東南アジアでの現地活動費にあてようと思ってたわけ。

その外貨を入れといた封筒がソックリなくなっている。がぁーーーん!
しかも封筒を入れておいたカバンのポケットのジッパーが開けっ放し・・・あ・・ということは・・。

シェムリアップからバンコクへの国境越えバスの中のシーンが思い出された。
バンコクに着いたらタクシー乗ったりしてすぐバーツを使うから、イ課長はあらかじめ日本で少しだけ
タイバーツ現金を作っておいた。バスがタイ領内に入ったところで、しまっておいたそのバーツを
サイフの中に移そうと思って、狭いバスの座席でカバンからゴソゴソ現金を取り出し、財布に移した。

カバンのジッパーを閉め忘れたのがこの時であるのは間違いない。バスの中で長々と現金をイジクるのも
ナンだから、ついそそくさとバッグを床に置いたんだよ。その時にジッパーを閉め忘れたに違いない。
床の上のバッグが倒れ、バスの振動につれて金を入れた封筒がポケットからすべり落ちて・・・
ああ、ああ・・・ソレに違いないワ。

かすかな救いだったのは、盗まれた可能性がまずないということだ。
国境越えバスの座席の隣りは日本人の若者で、前後もその友達グループ。イ課長がボンヤリしてる間に
彼らがイ課長の足元にあるカバンに手を伸ばしてスリ取るなんて不可能で、イ課長がジッパー閉め忘れた
バッグのポケットから封筒が滑り落ちた・・という以外には考えられないのだ。

この時の被害金額、正確にはわかんないけどドル少量とポンドがけっこうたくさん、さらに
メッタに使わない200ユーロ札が2枚(今のレートならこれだけで4.5万円以上)あったはずで、
おそらく総額は10万円を超えていたと思われる。

誰も責められない。自分の愚かさを呪うしかない。
落とした金はそりゃ惜しい。しかしどうせ日本で死蔵していた外貨を失ったと考えればこっちの方は
まだあきらめもつく。ニンゲン、他人のミスを許すのは難しいが自分のミスを許すのは簡単なのだ。
むしろ問題は、今いるこのバンコクであと三日間どうやって過ごすか、だよ。

ホテル代は最初からカード払いのつもりだったから、まぁこれはいい。
しかしバンコクで飲み食いしたり、買い物したり、マッサージしたり、スカイトレイン乗ったり、
女を買ったり男を買ったり、土地やビルを買ったりするには(やや誇大な表現があります)
現金がないと困る。それを自分の不注意で落としてしまったのである。イ課長の心境としては
「お金をなくしたショック」より、「ここで旅は一巻の終わりかも」ということの方がショックだった。

さっきも言ったように日本で作っておいたわずかな(日本円で1万円分の)タイバーツがあるにはある。
バスターミナルからホテルに来るまでの交通費で少し使った、その残りの金で3泊4日乗り切って、
最後に空港までタクシーで行くのは、そりゃさすがにムリだろー。

3泊4日間ホテルに閉じこもってドコにもいかず、マッサージも買い物せず、カップヌードルだけ食って
過ごせば、あるいは可能かもしれないけど、そんなの哀しすぎる・・・。

ボーゼンとした心を抱えたまま、バンコクで何度か行ったことある食堂で鶏肉バジル炒めゴハンと
シンハービールを飲みながらこれからの身のふり方を考えた。わずかにあるタイバーツで帰国日まで
生き延びようと思ったら「食堂でメシとビール」なんてゼイタクもできなくなるわけだが、
それはあまりにも情けない。何とかならんか?
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その時、シェムリアップの遺跡見学ツアーのランチで日本人男性旅行者と交わした会話が電光のごとく
イ課長の頭の中にひらめいた(ピカーーン!!)


  キャッシング!


     金借り!


そうだよ!その手があるじゃん。
実はイ課長はこれまでのジンセイで海外キャッシングって一度もやったことがなかったんだよ。
たまたま数日前にカンボジアでキャッシングの話を聞いたから、それを思い出したわけだけど、
そうでなきゃまず絶対思いつかなかったよ。何しろ生まれてから一度もやったことないんだから。
あの時たまたまキャッシングの話をしてくれた彼には(お名前を存じ上げないが)深く感謝したいのである。

バジル炒めご飯を食い終わったイ課長はさっそく持ってたクレジットカードをアソーク駅のATMに突っ込み、
タイバーツ現金を引き出す(=借りる)ことに成功した。
これで残りのバンコク滞在中、とりあえずフツーに飲んだり食ったり、スカイトレインや国鉄乗ったり、
マッサージ屋行ったり、女を買ったり男を買ったり、土地やビルを買ったりできるぜ。
(誇大な表現があります。ちなみに下の写真がイ課長を救ったアソーク駅のATM)
f0189467_23351610.jpg
 
タイのATM(バンコクじゃ街中にある)なんて初めて操作したわけだけど、何とかなった。
現金引き出せた時は心底ホッとしたよ。はぁはぁ・・。
 
というわけで、最後の大失態は経済的には大損失をこうむったけど、結果的には何とかリカバーできた。
しかし、何度も言うけどあのツアーのランチタイムでキャッシングの話題が出たのはまったく僥倖以外の
何物でもない。あの話を聞いてなかったら、すなわちキャッシングという方法を思い出さずにいたらと思うとゾッとする。

イ課長がなくした欧米系外貨がはいった封筒、間違いなく国境越えバスの床に落ちたはずだ。
車内清掃の担当者とか、バス会社の職員あたりが見つけた可能性が高い。

カンボジアのマッサージ屋のお姉さん、自分のサラリーは月80$、約1万円弱と言っていた。
あの封筒に入ってた金を10万円とすると、拾ったカンボジア人(あるいはタイ人?)は、おそらく
自分の年収近い金額がつまった封筒を拾ったことになる。それもまたスゴすぎる話だ。

その拾い主のジンセイがその後どうなったか?家でも建てたか?土地でも買ったか?(無理ムリ)
はたまた酒色放蕩三昧にふけったか?ヤクに溺れて破滅したか?手堅く貯金したか?

・・・イ課長には想像するしかないのである。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-03 00:18 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 03月 30日

イ課長ミシュラン・ホテル評価37

2014年東南アジア旅行のホテル評価の続き。
カンボジア遺跡観光誘惑の話に続ける記事としてはいいタイミングでプノンペンのホテルだ。
このホテルには一泊しかしてないから、エラそうに評価するのもナンなのだが・・。

Silver River Hotel 

立地・利便性★★★★☆
実は立地はちょっと評価が難しいんだよね。一泊しかしてないホテル、しかもその一泊は
疲労のあまり晩飯も食わず爆睡しちまったっていうわけだから、たとえば近くで晩メシを食おうって時に
便利なのか不便なのか、よくわからないのだ。
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でもホテルのすぐ近くに立派な寺もあったし、メコン川とトンレサップ川の広大な合流地点までも
歩いて行けたし、散歩するにはなかなか良かった。市場もあったし、露店で缶ビールも入手できたし、
それなりに賑わいのある街という感じで、旅行者には便利な場所だったと思うよ。


部屋★★★★☆
部屋は事前の予想より広くて良かった。まぁ部屋にいた時間の大半は寝ていたわけだが(笑)。
ドアをあけて直感的に「おお、広くてけっこういいじゃん」と思ったのを覚えてる。
もちろんwifiも通じたし、部屋に問題はなかった。
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バスルームだってチャンとしてるもんね。バスタブはないけど、東南アジアじゃバスタブより
一日に何度もシャワー浴びるってことが多いから、これまた問題ない。
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下の写真をみるとスリッパも2足あるからダブルの部屋ってことだ。
このダブルの部屋のシングルユースで30ドル。今のレートなら3400円くらいか。
これだけ広くてシッカリした部屋で、この値段なら文句ござんせん。十分★4つ。
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朝食★★★★☆
このホテル、朝食付きだったのだ。そう考えると30ドルはますますお値打ち価格に思える。
前夜は夕食も食わずに爆睡したから、目が覚めたときは異常に空腹で、さっそく朝飯を食いに行った。

朝食は自分で好きなものをとるビュッフェ形式。空腹で早くメシ食いたいもんだからビュッフェの
写真を撮る余裕がなかったけど、自分の皿に盛ったものだけは記録に残した。
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普通の欧米風朝食に加えてアジアらしく焼きそばがあるのが目を引く。
前日はサイゴンから早朝バス乗ったから移動朝飯ヌキ、そのままトゥール・スレン見たから昼飯ヌキ、
そのままアンコール・ビア飲んで爆睡したから晩飯ヌキと、ほぼ絶食状態で一日過ごしちまったから
やけにたくさん食ったもんだ。味も美味しかったけど、前に書いたサイゴンのホテルと同じように
オレンジジュースだけはやけに薄そうだね(笑)。


余談
このホテル、1階のロビーもこんな感じで天井が高くてなかなか立派だったんだけど、
下の写真のやや左寄りに誰かの肖像写真がかかってるのが見えるでしょ?
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これ、現在のカンボジアの王様、シハモニ殿下の肖像写真なのである。つまり以前にご紹介した
シアヌーク殿下のセガレということになる。
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この写真を見た時、イ課長は何となく「この人がヒゲを生やせばオレに似るかも」と思った(笑)。
特に顔の上部、濃いマユゲ、広いオデコ、ほぼ坊主刈りというヘアスタイルは似てる。
 
この人、カンボジアがポルポトだ内戦だでゴタゴタして、父親がプノンペンに軟禁されてた頃は
パリで暮らしてたらしいんだけど、そのパリ時代は驚くなかれ、バレエ教師(!)をしてたらしい。
同性愛のウワサもある人みたいで、もう60過ぎだけどずっと独身。後継者どうするんだろうなぁ?

以上、ちょっと余談でした(笑)。
とにかくここはいいホテルだったと思う。イ課長がもし再度プノンペンに行く機会があれば、またココに
泊まってもいいなと思うくらいで、問題なくお勧めできるのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-03-30 00:04 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 03月 28日

アンコール遺跡群を見たくなったアナタに

さて、2014年の東南アジア旅行の話に戻ろう。。
これまで、このブログでアンコール遺跡の数々をたくさんご紹介してきたけど、
ベンメリア遺跡でイ課長が見たところに関しては書き終わったことになる。
(なお、本日掲載の写真もぜんぶベンメリア遺跡で撮ったものざます)
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お読みの方の中には「オレも(アタシも)カンボジアの遺跡、見てみたいなぁ」と思った人も
いるかもしれない。そこで、本日はそんな気が芽生えたアナタをますますソノ気にさせるために(笑)、
アンコール遺跡を見に行くために現実的に考えなきゃいけないポイントをいくつか整理しておきたい。
カンボジアっつうてもオイソレと行けるトコじゃないし、考えておくべきことは多いわけヨ。
たとえば・・・


①遺跡がたくさんあって、全部見るのは難しいってことはわかったけど、ドコが必見なの?
・・という質問をしたい方もいるだろう。
しかしこれは回答不可能の質問と言っていい。イ課長が見た遺跡に限ったって、どれも素晴らしくて、
「アソコは大したことない、アッチの方が良かった」なんて言えない。

でも、こういうことは言える。アナタがカンボジアに行き、やがて無事帰国したとしよう。
カンボジアに行ってきたと言えば、周囲の人は絶対確実鉄板で「アンコール・ワット行った?」と聞いてくる。
そのくらいアンコール・ワットは有名なわけで、見てきませんでしたなんて言うと驚かれるかもしれん。
とりあえずアンコール・ワットを押さえておくと、帰国後の話の展開がスムーズになるという
副次的な効果は期待できると思う(笑)。
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②当日の服装とかは?カンボジアって暑いんでしょ?
暑い。雨季の9月も暑かったけど、何月に行っても暑いんだと思う。水は必携。
石造りの通路や階段を歩くことが多くなるからスニーカーもまた必須。ハイヒールは絶対やめるべき。
それと、移動の車が冷房効いてるケースがあるから長時間移動を伴う時はパーカーでもあるといいかも。
いろいろ大変なのである。

雨季と乾季のどっちがいいかというのは、雨季しか知らないイ課長には十分お答えできない。
まぁ雨が降らない方がいいんだろうけど、前にもちょっと書いたように巨石が緑のコケに覆われて
抹茶チョコレートになる雨季の遺跡観光ってのがイイんだコレが。イ課長としては「雨季だからダメ」
ということは全然ないですよ、ということは強調しておきたい。
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③見るのは現地ツアーがいいの?個人で遺跡めぐりって大変?
これは極めて重要なポイントだが、やはりイ課長には十分にお答えできない部分がある。

イ課長は二日とも現地オプショナルツアーを使った。聞いた話では、アンコール遺跡観光は原則として
政府公認ガイドを同行しないといけないようで、個人で入場券だけ買ってブラッと入って自由に見るという
わけにはいかないみたいなんだよね(ガイドは重要な雇用創出になってるはずだし)。

ただ、この規程がどのくらい厳しく適用されてるのかとなると、よくわからない。
個人で入場券買って、どこかのツアーの一員みたいなフリして、集団にまぎれ込んで入る・・なんてことも
その気になれば可能だと思うんだよなぁ。
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ただ、イ課長みたいにアンコール遺跡行くのが初めてで、ナニも知りませんなんていう人はとりあえず
ガイド付きツアーで行くのが安全確実だと思う。遺跡の見どころはちゃんと押さえて回ってくれるし、
複数の遺跡を回るに際しての移動のアシの心配をしなくて済むというのも大きい。

それにベンメリア遺跡みたいに、場所によっては地雷リスクが残る、なんて場所も中にはあるから
そういう場所に行くときは安全上からもガイドさんは必要になる。
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アナタがアンコール遺跡が二度目で、今回は見たいトコを自由にジックリ見たい。しかしガイドは
やっぱり同行しないといけないようだ、となれば個人で公認ガイドを雇うしかない。これは現地の
旅行会社に頼めば手配してくれるはず(日本人向けの旅行会社もある)。高いだろうけどね。
イ課長が次回また行って、前回見た遺跡を団体行動に拘束されず、じっくり見たいと思えば
この方法を使うしかないんだろうなぁ(さもなければ、上に書いた“まぎれ込み方式”か・・)。
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④ところで、カンボジアってそもそも危なくないの?一人旅でも大丈夫?

ポル・ポトとかカンボジア内戦みたいな、戦争・紛争という意味での危険はもうない。
アンコール・ワットを見たくてシェムリアップで殺された一ノ瀬泰三さんの頃とは隔世の感があるよ。
シェムリアップなんて外人観光客だらけで、バリ島並みに観光の町だもん。

一般的な意味での治安という点でも、東南アジアの他の国と同じような感じだと思うよ。
他の国に比べてカンボジアにスリやカッパライが特に多いとは思えない。ただ、逆に言えば
「いないわけではない」ともいえるわけで、イ課長は何事もなかったけど、話には聞く。プノンペンの
トゥクトゥクでiPhoneいじってたら横からサッと手が伸びて持って行かれたとかね。当たり前だけど
「東南アジア旅行におけるフツー程度の注意」は必要なのである。
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⑤でもカンボジアって、直行便がないんでしょ?面倒だなぁー。
今後変わるかも知れないけど、現在のところ日本からの直行便はない。
日本人旅行者の場合、ベトナム経由かタイ経由って人が圧倒的に多いはずで、イ課長は
バスでベトナムから入国し、帰りはまたバスでタイに出国したわけだけど、飛行機便もいっぱいある。
プノンペンなら近隣国の首都とはほぼ全部直行便があると思って大丈夫だと思う。

プノンペンはいいから、いきなりシェムリアップ入りして遺跡をたっぷり見たいという人でも大丈夫。
調べてみたらバンコクからでもハノイからでもサイゴンからでもシェムリアップ直行便がある。
(興味があってさらに調べてみたら、ヴィエンチャンからはないようだ。ラオスがんばれ)。
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いかが?さらにその気になってきた?(笑)

イ課長自身、アンコール遺跡はいつかまた見に行きたいと思ってる。
今回見たところももう一度見たいし、まだ見てない遺跡だっていっぱいある。
もっとも、イ課長はプノンペンに義兄弟トゥクトゥクドライバーがいるから、プノンペン素通りして
いきなりシェムリアップ行ったりしたら、あとで恨まれそうだが(笑)。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-03-28 00:02 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(6)
2016年 03月 21日

イ課長ミシュラン・ホテル評価36

さて、2014年東南アジア旅行の話に戻る。
この旅行ではサイゴン、プノンペン、シェムリアップ、バンコクと計4つのホテルを渡り歩いたけど
まだホテル評価を全然やってなかったから、ホテルの話を混ぜながら書いていこう。
まずは最初に2泊したサイゴンのホテル。久しぶりだから評価基準をもう一度載せておこう。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ

 
Beautiful Saigon 3 Hotel

3って数字が入ってるだけあって、ビューティフルサイゴンの名称が入ったホテルが近くに
二つだか三つだかある。どれもサイゴンのカオサン通りとでも言うべき、外国人で賑わうデタム通りに
集まってて、イ課長が泊ったこの「美しきサイゴン第三ホテル」もデタム通りの近くにある。

立地・利便性★★★★★
このホテルを選んだ最大の理由はプノンペン行きバスが出るシンツーリストから近いこと。
シンツーリストまで徒歩で、ゴロゴロスーツケースをひきづって行ける距離であることが重要だった。
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この辺は小さいホテルが密集してるから、それでも選択肢はいっぱいあったんだけど、夜も賑わう
デタム通りに面してると夜に騒々しい可能性があったので、わざと少し入った路地に面したホテルを選んだ。
慎重なチョイスの結果だけあって、立地条件も夜の静けさもバッチリ。

賑やかなところだから近所にコンビニやファストフードもあるし、朝になるとバインミー(ベトナム風
サンヂドイッチ)の屋台も出るし、何するにも便利。しかもサイゴンの中心・ベンタイン市場前までは
徒歩で10分もかからないくらいで、立地的には文句なし。★5つあげていいと思うよ。


部屋★★★
部屋代は2泊で72ドルだから、1泊36ドル。今のレートなら4000円くらいってところか。
広い部屋じゃないし、新しい部屋というわけでもないけど、便利な立地で4000円、一人で泊るなら
十分で、問題なし。
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バスルームもこんな感じで、質素だけど十分マトモだ。
前の年、ホイアンで大実験をやったトイレ脇の強力シャワーがここにもついていた(笑)。
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朝食★★★★☆
朝食もなかなか良かった。二日目は早朝の出発だったから1度しか食えなかったのが残念だ。

まずドリンクとパンが出てくる。定評あるベトナムのフランスパンは美味しいんだよホント。
ただし、オレンジジュースは見た目の通り、果汁少なそうで大したことない(笑)。
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オカズは何種類かある中から選ぶ方式だったと思う。イ課長は卵とソーセージにした。
出たきたのはこんな感じで、ごくシンプルなものだけど、このくらいのホテルの朝食としては
十分満足できるレベルだと思う。卵二つフンパツしてくれたのに免じて★四つ。
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従業員★★★★
気さくで親切で感じよかったね。印象はたいへんよろしい。
下の八重歯のお姉さんはバイクツアーの迎えが遅れた時にイ課長が持ってた予約確認書類を見て
わざわざツアー会社に電話で問い合わせてくれた。たいへん助かりました。どうもありがとう。
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豪華さは全然ないけど、一泊4000円としてはいいホテルだったよ。
この辺はプノンペン行き以外にも早朝にいろんなバスが出るところで、サイゴンを早朝のバスで
発つ予定のある人にはお勧めできる。賑やかな場所だけど夜静かっていうのもポイント高い。
美しきサイゴン第三ホテル。グッドです。

 
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by tohoiwanya | 2016-03-21 22:40 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 03月 16日

ベンメリア遺跡に行く【その2】

ベンメリア遺跡を一言で言えば「わからないことだらけ」ということになるんだろうと思う。
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そもそも、誰がどういう目的で建てたのかがよくわからない。
一説では「アンコール・ワットを作る前の“予行演習”として作ってみた」とも言われてるようだけど、
巨大寺院を作るための練習に、巨大寺院を作るというのはイ課長には信じがたい。それじゃまるで
落語の「試し酒」じゃねぇか(笑)。
(五升の酒が飲めるか?と言われた男が、まず外の酒屋で五升飲んで試してきたっていう、あれね)
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ベンメリア遺跡って、四角い回廊がグルッと取り巻き、真ん中に高い建物があるという構造らしくて、
もしそうであればスタイルとしては確かにアンコール・ワットに似てる。規模的にも近いらしい。つまり
アンコール・ワット並みにデカい遺跡だったらしいのだ。
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ただ、こんな風に「らしい」を連発してるくらいで、遺跡の全体像はよくわかってない・・・らしい(笑)。
上の画像はWikipediaから拝借したもので、この赤線の範囲が見学可能範囲みたいなんだよね。
つまり赤線の範囲外は地雷除去もまだ完全じゃないって可能性は十分ある。考古学者のみなさんたちも
おいそれと気軽に調査できないんだろうなぁ。
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これだけわからないことだらけだから、見学者のココロモチもアンコール・ワットとは全然違ってくる。
アンコール・ワットだと、ここが西参道、一番外側のここが第一回廊・・みたいに、遺跡の中で自分のいる位置を
把握しながら見学できる。しかしそもそも全体構造がわかってないベンメリアじゃ、自分が今いる場所なんて
「広大な廃墟のどこかである」ってこと以外はわからない。要するにわからないことだらけなのだ。
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しかしタ・プロムでも書いたように、ベンメリア遺跡においても事前知識はあまり必要ないと思うよ。
その出自や由来は考古学者だって(たぶん)よくわかってないんだから、一般旅行者にわかるわけがない。
建築上の特性を考証しようにも、ほとんど崩れてるんだから、これまたわかりっこない。
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そんな具合にわからないことだらけにもかかわらず、ベンメリア遺跡は素晴らしい。
昼なお暗いジャングルに覆われた神秘の巨大廃墟、聞こえるのは風にゆれる木々のざわめきだけ・・
まるで子供の頃に読んだ冒険物語の舞台が現出したかのごとくだ。
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ここに来たら、ひたすらそういう神秘のムードを肺一杯吸い込みましょう。
森林浴ならぬ神秘浴。ベンメリア遺跡はそんな場所ではないかと思うのだ。

ちなみに、下の写真は石の建物の上を植物が這い登っていき、そのあげくに建物てっぺんから
巨大な木を繁らせているという場所で、ここが最も「ラピュタ的」とされる場所らしい。
天空都市ラピュタの廃墟を突き抜けた巨木を連想させるんだろうな、きっと。
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しかしだね。何度も言うけど「ラピュタのモデル説」はどう考えても間違った風説。
さらにこれも繰り返しになるけど、ラピュタのモデルであるかどうか、なんてことを超越して
ベンメリア遺跡は素晴らしい場所だと思うのだイ課長は。ツアーで一緒だったカップルの女性の方が
「なんか、ここ、一番良かったかも・・」と言ってたけど、そういう気持ちになるのもわかる。
特に廃墟系が好きな方にはたまらないと思う。

アナタがカンボジアに行って遺跡見学する機会があったら、ちょっと遠いけどぜひベンメリア遺跡も
候補に加えて旅程を検討することをお勧めしたい。イイよ~?ここは。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-03-16 00:03 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)