カテゴリ:2014.09 ベト・カン・タイ旅行( 109 )


2016年 02月 07日

サイゴン・コロニアル建築散歩【その1】

さて、髪をうんと短く刈り、サッパリしたイ課長。

頭も軽く、足取りも軽く、お気楽観光モードでレロイ通りを国立劇場の方に向かって歩いた。
イ課長が目指していたのはサイゴン大聖堂なのである。どのガイドブックにも必ず紹介されてる
サイゴン名所の一つなんだけど、イ課長は見たことがなかった。写真を見ると二つ尖塔があって
ゴシック聖堂っぽい。ごくマイルドな教会建築ヲタク・イ課長としては見てみたかったんだよね。

レロイ通りからドンコイ通りのあたりはコロニアル様式の代表的建物が多い。
この人民委員会庁舎も壮麗なコロニアル建築で有名だ。夜はライトアップされるらしいけど
さぞキレイだろうなー。ベトナム戦争終結まではサイゴン市庁舎として使われてた建物なんだと。
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それにしてもこの建物、戦争で壊されなくて良かったねぇ。
基本的にサイゴン陥落は無血開城だったから、古い建物も意外にキチンと残ってるって感じる。
建築遺産の破壊という点じゃ日本の戦災の方が深刻だったのかもしれん。

人民委員会庁舎を左に見て歩くと正面にはすぐ国立劇場が見えてくる。
以前にご紹介したように、ここもヨーロッパ的意匠が散りばめられた立派な建物だ。
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そして、これまた以前にご紹介したコンチネンタル・ホテル。
その向こうにはもうサイゴン大聖堂の高い尖塔が見える。ほらね。
庁舎、劇場、ホテル、教会とフランス植民地当時の支配者側にとって重要な建物がこの一角に
密集してるわけで、ちょいとばかりフレンチ・コロニアル建築博物館的なエリアといえる。
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さて、サイゴン大聖堂だ。
大理石でつくる本場フランスのゴシック教会と違ってレンガ造みたいだから外観が茶色だけど、
形としてはゴシックだろうなぁ。タテ長三角の屋根を持った尖塔二本。シャルトル大聖堂なんかと
近い外観だね。
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ガッカリしたことに、この時は中に入れなかった。
教会って、常に信者のために門は開かれてるんじゃないのぉ~??ちえーーッ。
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しょうがないから大聖堂のまわりを歩いて外観を眺める。
熱帯を象徴するヤシの葉っぱと高い尖塔をもつ大聖堂って、新鮮な組み合わせだよねぇ。
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サイドはこんな感じ。ちゃんと十字架型に交差廊があり、その先端にバラ窓らしきものがあるから、
やっぱりゴシック様式だよな、でもさすがにフライングバットレス(飛び梁)までは導入してない。
このくらいの高さだったら不要なのかも。
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これ、おそらくラテン語で何か有難い言葉が書かれてると思われる。
まぁキリスト教の大聖堂なんだから、サイゴンでもラテン語使ったってまぁいいよ。
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しかしこれには驚く。中国語だよな?これ。
ラテン語と中国語が併用されたゴシック教会なんて初めて見た。まぁ日本人にとっては
意味を推測するという点ではラテン語より好都合ではあるが。
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このあたりから少しずつ空が暗くなってきた。ひと雨くるかな?
どこかで雨宿りする必要が生じた時、教会に入れないのは困るけど、なーにご安心あれ。
サイゴン大聖堂のすぐワキには、これまたサイゴン・コロニアル建築を代表する
超有名な建物があるから、そろそろそっちに移ろうではないか(つづく)。

 
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by tohoiwanya | 2016-02-07 00:05 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 02月 04日

サイゴンで二番目にしたこと

久しぶりにサイゴンネタ。

前にも書いたようにサイゴン到着は夜で、到着当日はちょっと散歩して缶ビールを買った程度で終わった。
翌朝、ホテルで朝メシを食ってまず第一にしたことは翌日のプノンペンまでの国境越えバスの予約確認
最も重要なことだ。

だがその最重要事項も済んだ。さて二番目にすべきことは何か?
そりゃもうアータ、「床屋に行って髪をウンと短くする」ことに決まってるのである(笑)。

隠れなき海外床屋フェチのイ課長、海外に行く時は日程に合わせて散髪計画もちゃんと調整する。
要するに「旅行前には床屋行かず、伸ばした状態で行く」ようにするわけ。

しかしこの「伸ばした状態」というのは東南アジアではことのほか鬱陶しい。
近年、イ課長は日本でもどんどん短髪のドアイを強めてて、ちょっと伸びるとすぐ切りたくなるんだけど、
暑い東南アジアじゃなおさらだ。ああもう一秒でも早くザクッと短くしてサッパリしてぇ。

床屋探しを兼ねてデタム通りからファングーラオ通りをぶらぶら歩く。ところがこの大通りは、
片側は公園になってることもあって、沿道に床屋がないんだよ。世界の大体の国でそうなんだけど、
床屋っていざ髪切ろうとすると見つからないのに、髪を刈ったあとだと簡単に見かけるんだよねぇ。

結局、おなじみのベンタイン市場前のロータリーまで来てしまった。
よし、こうなったら市場の中を探してみようではないか。これだけ大きな市場の中なら、市場で働く
人たちのための床屋が一軒や二軒あってもおかしくない。

ところが、ない。うーむ・・「髪切りたい時に発見できない海外床屋の法則」は依然として強固だ。
しゃぁねぇ。誰かに聞くしかない。そこで、そこらにいたオバちゃんに「この辺に床屋はありますか?」と
英語で聞いた。もちろん指でチョキを作って頭上でチョキチョキするジェスチャー付きでね。

オバちゃん、市場の外を指さして「あっちにあるわよ」みたいなことを言う。
ははぁ、市場の中には床屋はないんだ。さっそく外に出て反対側の道路を探して歩いたら
オバちゃんの言った通り床屋発見。オバちゃんは正しかった。オバちゃん尊ぶべし。
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この店、ベトナム的にはちょっとシャレてハイセンスな、高級ヘアサロンって感じなんじゃないかと思う。
しかしイ課長を担当したのは色黒の、一見するとあまりハイセンスでもなさそうおっちゃん(笑)。
暑いし、イ課長としては坊主刈りになってもいいからバリカンでガリガリ短くしてほしいところだ。
「ベリーショートプリーズ、マシン、うぃ~~~ん オーケー!」(マシンって電気バリカンのことね)

イ課長の要望を聞いたからか、このおっちゃん、さっそく電気バリカンでイ課長の頭を刈り始めた。
ところが何と、おっちゃんはこの後最後までハサミを一切使わず細かい箇所もクシとバリカンだけで
上手に刈っていく。ほぉ~なかなかのテクニシャンじゃないの、おっちゃん。
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刈られながら、時々鏡に映る自分と店内の様子を写真に撮った。
上の写真右下に写ってるナヨッとしたお兄ちゃんも理容師なのかなぁ?この兄ちゃんに刈られるのは
気分的にちょっと避けたい(笑)。後ろじゃ女性が女性の頭をイジッてるから、やっぱ床屋というより
男女どっちでもOKの店なんだな。
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30分くらいクシとバリカンでガリガリやり、最後に「この辺もうちょっと短くして」という注文もつけて、はい終わり。
首に巻いてた布をはずし、おっちゃんとお姉ちゃんがちょうどいい具合に左右に立ったところで記念写真(笑)。
ちなみに、ヒゲそりはなしで(洗髪はあったような気がする)料金は15万ドン(約750円かな)。日本的に考えると
ちっとも高くないけど、サイゴンの一般的理髪代に比べれば高いんだと思うよ。
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いやーサッパリした。イ課長の希望にかなり近い、大胆な短さでたいへん気分がよろしい。
冬の欧州なんかだと床屋に行っても「短くし過ぎると寒いからなぁ・・」っていう、ある種の遠慮が出るけど
暑い東南アジアなら多少短く切られ過ぎても涼しいから問題ない。どうせ日本に帰る一週間後には
2mmくらいは伸びるわけだし。

こうしてイ課長は①国境越えバスの予約確認 ②散髪という、最初にすべき二大ミッションを済ませた。
これでようやく気楽なサイゴン観光に移行できるわけなのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-02-04 00:21 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 02月 02日

シェムリアップで食ったものたち

遺跡観光一日目の記事をぜんぶ書き終わったから、メシの話にしよう。
プノンペンじゃ昼間は観光&夕方からは爆睡で昼メシ+晩メシ抜きだったから、カンボジアの
メシの話をしようとすると、いきなりシェムリアップから、ということになってしまうのである。

多くの方がそうだろうと思うけど、「カンボジア料理」と言われても思い浮かぶものって、ない。
インドのカレーとか、タイのトムヤムクンみたいに、とりあえず「それだけは知ってるよ」っていう
そういう食い物すらない。少なくともイ課長は何も知らなかった。

だもんで、最初にパブストリートで食った昼メシは無難にアジア共通メニューのチャーハン。
出来上がりはやけに遅かったけど味は普通に美味しかった。
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しかし何せチャーハンだからねぇ。
アジアのどの国で食ってもまずハズレることはない鉄板の安全メニュー。従って、この時点ではまだ
カンボジアめしに対する特段の感想はなかった。

その翌日、こんどはパブ・ストリートで晩飯を食った。
パブ・ストリートはどの路地も外人向けのこぎれいなレストランがワンサとあるから、
店選びにはコト欠かないのである。

この時はちょっと“冒険”してみようと思って、「牛肉とパイナップルの炒め」というのを食ってみた。
これがカンボジア料理なのかどうかは知らないけど、とりあえずそれまでの人生で食ったことがない
モノであることは確かだ。出てきたのはこんな感じのモノ。
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これがねぇ、ギョッとするほど美味しかったんだよ。
しかもカンボジアではこういう一品料理を注文すると、黙っててもごはんがオマケにつくみたいなんだよね。
スペインのバルでタパス(小皿つまみ)とビールを頼むと、自動的にパンがついてくるような感じ。
オカズ一品とオマケのごはん、それにジョッキビール2杯飲めば腹も満足だし、全部合わせて4.5ドルという
値段もお安い。ビールが新品かどうか若干の不安はあるが(笑)。

「牛肉とパイナップルの炒め」がやけに美味かったから、翌日の夜も晩飯はパブ・ストリート。
昨日とは別の店に入った(メシ屋がたくさんありすぎて、昨日の店がドコだったかわからない)。
迷った末のオーダーは「クメール・カレー」。どうせまたごはんがオマケにつくはずだろうから
メシとカレーという美しい夕食を狙ったわけだ。
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これがまたやけに美味しい。煮込み料理とゴハンってアジアじゃ最強コンビだよなぁ。当然ライス代は
無料。ジョッキビール2杯とあわせて全部で4ドル。美味くて安い。なんて素晴らしい。
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シェムリアップ到着当日の晩メシは外人だらけのパブ・ストリートではなく、道路に面した食堂で食った。
木造テーブルに安っぽいビニール製テーブルクロスがかかってるような、なんとも素朴な店で、
もちろんガイジン観光客なんて一人も来てない。地元の人たち向けの店なんだろうな。

外国人旅行者でにぎわうパブ・ストリートのこぎれいなレストランもいいけど、こういう
ひなびた食堂に漂う地元の人たちの生活感みたいなのがまたイイ感じなんだよね~。
誰も話し相手がいない一人旅ならではの、静かな旅情を感じるひととき。

あっちじゃ子供たちが何か食ってる。この食堂を経営するご夫婦の子供だろうか。かわいいね。
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向かいの店(靴屋かな?)じゃ店じまいのしたくだ。
若者が楽しそうに話をしながら店の前を片付け、シャッターを閉じる準備。
こういうのどかな生活感あふれる情景はパブ・ストリートじゃ見られないものだ。
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この食堂で食ったのはシーフードやきそばみたいなもんだった。
やきそば2$、ビールの大瓶が2$で計4ドル。値段的にはパブ・ストリートのしゃれた店と
変わらないけど、ビールが間違いなく新品だという保証料込みと考えるべきかも(笑)。
ちなみに、やきそばは日本人が考えるやきそばよりちょっとチャンポンに近い。汁たっぷり。
もちろん美味しかったのである。
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おそらく「カンボジア料理ならでは」という点じゃオプショナルツアーのランチに出てきたものの方が
それを意識して作られてたはずで、牛肉パイナップルとかやきそばとか、クメール・カレーなんかは
どちらかというと「汎東南アジア的」といえるメニューなんだろうと思う。

でもとにかく何食っても美味くて、しかも安くて、十分満足したわけだから、イ課長としては自信を持って
「カンボジアは食い物がうまかった国」と言いたいのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-02-02 00:20 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(6)
2016年 01月 30日

アンコール・トムを見る【その3】

口元にクメール・スマイルをたたえた巨大観世音菩薩に見守られながら、バイヨンをグルグルと歩き回る・・
あれは素晴らしい体験だった。タ・プロムですでに十分度肝を抜かれてたけど、アンコール・トムに来て
ますます驚きは増した。アンコール遺跡ってこんなにスゴいものだったのか。ちょっとシャレた表現を使えば
イ課長は「アンコール遺跡という石の密林に初めて足を踏み入れ、そして酔いしれた」という感じか。

しかし巨大岩山のようなバイヨンから地上に降りると、そこにまた素晴らしい見ものがある。
それは何かっていうと、レリーフなんだよ。

すでにアンコール・ワット第一回廊の記事を読んだ方は「またレリーフぅ?」と思うだろう。
確かにあそこでもイ課長は大いに感動した。しかしバイヨンの近くのレリーフを見たときは
別の意味でまた深く感動したのだ。

位置的にどこ、と詳細に説明できなくて申し訳ないんだけど、とにかくバイヨンから降りてきた我々を
ガイド氏は華麗な浮彫りレリーフが彫られた大きな壁が連なる場所に案内してくれた。
アンコール・ワットの第一回廊みたいに屋根がある場所じゃなく、屋外にあるレリーフなのである。

屋外にあるせいか、こんな感じで(おそらく)水の浸み込みのせいで変色しちゃった箇所もあるけど、
保存状態はなかなか良くて、細かい部分の細工までよく見える。アンコール・ワット第一回廊と同様に
すごく稠密な構図のレリーフになってる。これは何かの出陣風景っぽい。
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こっちも左から右に行進する人や動物がミッシリと描かれてるけど、こんな風に二階建て構図に
なってるから、アンコール・ワット第一回廊と同様にすごいボリューム感。
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見学の順番は実際にはアンコール・トム⇒アンコール・ワットだったけど、実際に建設された順序でいうと
アンコール・ワット⇒アンコール・トムの順番になる。同じ12世紀で、時期的にさほど離れてないけど
様式としては先に作ったものより後に作ったものの方がより洗練されたものになるのが普通だ。

そう考えながら見ると、レリーフの動物、特にウシやゾウの描き方が力感あふれて見事だ。この辺から
例によってイ課長はまずレリーフの出来に感心し始めた。
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こういう壁が次から次と現れるんだからすごいボリューム感だ。この辺の感じはアンコール・ワットに
通じるものがあって、その迫力とボリューム感にイ課長はだんだん興奮し始めた。
 
しかし、イ課長が最終的に感動するに至ったのはガイドさんが説明してくれた小さな部分を見た時だ。
たとえばこれ。みんなが左から右に向かってゾロゾロ歩いている中で、二人の男が地面にしゃがみこんで
何かしてる。どうもこれって要するに「サボッてる」らしいんだな。酒だか何かを飲んでるトコらしい。
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アンコール・トムって、早い話がジャヤヴァルマン7世当時のクメール王国の首都の、その王宮なわけで
バイヨンっつうたら王宮の中心にある寺院だ。王様が建設を命じた、その国で一番立派な寺院の壁にだよ?
わざわざおサボリ野郎を彫るか?

下の写真のシーンにはさらに驚いた。
後ろにいる亀(スッポンみたいなもんかな?)が前にいる男の尻に噛みついてる図だもん(笑)。
噛まれた方は「痛ぇなヲイ!!」って思わずケツを手で押さえて後ろのオバさんに文句言ってる。
こういうおフザケというか、遊び心というか、「本来の趣旨と関係ないシーン」がいくつか
まぎれ込んでるんだよ。何度も言うが首都の中心にある最もエラい寺院の壁に、だよ。
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この説明をガイド氏から聞いてイ課長は感動した。
他の遺跡、たとえば古代エジプトでもギリシャでもローマでも何でもいいけど、首都中心の神殿の壁に
「男がスッポンに尻を噛まれてる図」なんておフザケを描く(もしくは彫る)ことがあり得るだろうか?
(どれも実際に見たことないから知らないけどさ)

アンコール・ワットの第一回廊にだって、乳海撹拌にしろラーマヤナにしろ全体が非常にドラマチックな
構図で統一されてて、こんな幕間茶番みたいなひとコマが入り込む余地はなかったと思う。そう考えると
アンコール・トムの「おサボリ飲酒」とか「スッポン尻噛み」のおフザケってスゴいことだと思うんだよ。
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とにかく、とても自由に楽しく作ってる感じなんだよね。このレリーフ。
ちょっとフザケたシーンを紛れ込ませた方が面白いじゃん。バレたって死刑やムチ打ちになるわけじゃ
ねぇんだし、彫っちゃえ彫っちゃえ!みたいな石工たちの楽しい作業ぶりを想像しちゃうんだよ。

もちろん、実際にはどういう経緯でこういうおアソビが彫られたのかはわからないんだけどさ。
しかし中央寺院の壁に彫られた壮大かつシリアスなレリーフの中に「バカバカしい日常」をちょびっと
だけ混ぜちゃうという、その“創作スタンス”にイ課長はひどく感心したのである。
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もちろんおフザケはごく一部まぎれ込んでるだけで、一見すればそれはもう壮麗なレリーフだよ。
こんなアプサラ(天女)も描かれてる。カンボジアの伝統舞踊を「アプサラ・ダンス」っていうけど、
あれはまさに天女の舞を地上で人間が再現してるってことなんだろうな。ただしレリーフに描かれた
アプサラたちの踊りっぷりは足をガバッと広げて、舞踊っつうより新体操の選手みたい(笑)。
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この後イ課長たちは車で昼食に向かった。だから広大なアンコール・トムの中にいくつもある
見どころのうち、バイヨンを含む一部しか見てこられなかったわけだ。しかし、それでも素晴らしかった。

こうして(書いた順序はバラバラだが)、タ・プロム⇒アンコール・トム⇒昼食⇒アンコール・ワット
⇒プノン・バケンで夕日 という一日ツアーは終わったことになる。
いやーー・・・ホントに、見れば見るほどもっと見たくなる、そんなトコだよ、アンコール遺跡群って。
こうやってあの時のことを思い返しながら書いてるだけで、もう一度行きたいという気分がモーレツに
強くなって、ちょっと困ってるんですが、イ課長は(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2016-01-30 00:27 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 01月 27日

アンコール・トムを見る【その2】

アンコール・トムの中心にあるバイヨンは仏教寺院として、須弥山を模して作られたといわれている。
須弥山(しゅみせん)についちゃイ課長もよく知らないけど、要するにここは物理的にアンコール・トムの
中心である同時に、哲学的には世界の中心ということになる(んだろうと思う)。
 
そのバイヨンに足を踏み入れる。須弥山に登るわけだ。中は例によって石を彫ったいろんなレリーフやら
装飾やらであふれてて素晴らしい。見てよこの細部の意匠。柱一本でもこんな感じなんだからスゴい。
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例によってデバターさんたちもたくさんいる。
こちらのデバターさん、冠の装飾も見事だけどちょっと伏し目がちに見える表情も美しい。
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こっちにもいる。このデバターさんも美しいのに、左の乳房が(もしかすると右もか?)欠けてるではないか。
可哀想に。修復できないのかなぁ?
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しかしだね、バイヨンにおいては柱の装飾やデバターはあくまで序奏。
バイヨン観光の主役といえる存在は、アナタがいよいよ岩山の上部に登ったところで対面することになる。
それは何かというと・・・

 

 
  どーーーーーーーん
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     どかーーーーーーーーん
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この巨大顔面。遺跡観光ツアーの案内でも散々見た。
アンコール・ワットと並んで、この巨大顔面はアンコール遺跡につきものなんだなぁと思ってたんだけど、
バイヨンにあるモノだったんだ、コレ。
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何がスゴいって、バイヨンの上部に登ると、そこらじゅうあらゆるデッパリの四方の面にこの巨大顔面が
ドスンと彫られてる。だからどの方向を眺めても必ずこの顔が目る入る。そりゃもう圧倒的迫力&重量感で、
自分はいまトンでもなくスゴい場所を歩いてるんだということを実感する。
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前に書いたようにバイヨンは仏教寺院である。ではこの巨大顔面は何なのか?
実はこれ、観世音菩薩らしいんだよね(違うという説もあるようだが)。
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そこらじゅうにいるから観世音菩薩の大顔面はものすごい数にのぼる。
デバターさんと同様、まったく同じ顔ってのはないそうで、そう言われると確かにちょっとずつ違う。
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ガイド氏が「これは、にほんの、ふうふでやってるまんざいしに にてるそうです」と紹介したこの菩薩。
見てすぐわかった。鳳啓介&京唄子の唄子に似てるんだな。ワシもそう思う(笑)。
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このバイヨン上部で観世音菩薩の巨大顔面に囲まれた時は興奮したねー。
結局、同じようなアングルの写真にしかならないとわかっていても、ソコに巨大菩薩顔面があると、
「うおお、ここにも、うわ、あそこにも」って感じで、つい写真を撮ってしまう。
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いやぁ、例によってロクに予習せずここに来たイ課長だが、バイヨンには興奮かつ感動しちまったぜ。
こんなに重厚かつ圧倒的な造形に出会えるトコだったんだなぁ。下の写真、イ課長と菩薩顔面の距離があるから
こういう比率で見えるけど、顔面の真ん前に立てば当然もっとずっとデカい(菩薩の方が、だぞ)。
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世界の中心・須弥山=バイヨンの通路でイ課長は熱にうかされたように写真を撮り続けた。
そのせいもあってアンコール・ワットでデジカメバッテリー切れという地獄に落ちるわけだ。くそ。
みなさん、アンコール遺跡観光の時はデジカメの予備バッテリーをお忘れなく。

アンコール・トム、次回もう一回続けさせちくり。
何せ素晴らしかったからね、ココは。

 
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by tohoiwanya | 2016-01-27 00:35 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 01月 25日

アンコール・トムを見る【その1】

アンコール・ワットで4、プノン・バケンで1、タ・プロムで3。
それぞれの場所に行った時のことを書き散らかした記事の数である。すでに8記事。

これから始まるアンコール・トムも続きものになるだろうから、1日の遺跡観光ツアーで周った
場所の話だけでフタケタの記事ってことだ。毎度遅い展開ですむまそん。

さて昼メシも済んだから(笑)、いよいよアンコール・トム遺跡。
アンコール・ワットほどじゃないけど、有名だから名前は聞いたことある人が多いと思う。イ課長も
名称は知ってたけど、逆に言えば名称以外に関しちゃヒトかけらも知らなかったと言っていい。

最初は遺跡っつう以上、前に見たタ・プロムみたいに石造りの建物がある場所なんだろうと
思ってたんだけど、車を降りて歩いてみると目につくのは広大な草原と密林ばっかりで、
それらの中に石の構築物がところどころ点在してるような感じに思える。
ほら、あっちには何やらイワクありげな廃墟が見えるじゃん。うーむ、廃墟っていいよなぁ。
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いや待て。向こうにもイワクありげな遺跡が見えるぞ。人も座ってる。あれがアンコール・トム?  
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いやいや待て。こっちには異様な巨大岩山があるぞ。こっちの方がスゴそうだぞ。これがアンコール・トム?
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目の前にあるものは象のテラスというところらしい。象のテラスってガイドブックに載ってたな。
うーん、象のテラスも見たいが、さっきの廃墟も近くで見たい。さっきの巨大岩山はもっと見たい。
こんなダダッ広いところに、こんなにいろいろあるなんて・・・。
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このあたりから愚鈍なイ課長もだんだん気づき始めた。どうやらアンコール・トムってところは前に見た
タ・プロムなんかよりずーっとずーーっと広大で、その中に見どころがいくつも存在してるようだ。

参考までに、アンコール・トムとアンコール・ワットの規模の違いを地図でご覧いただこう。
二つの遺跡は近接してるけど、敷地面積という点じゃアンコール・トムの方が圧倒的に広いのだ。
アンコール・ワットを「寺院の遺跡」とするなら、アンコール・トムは「寺院等々を含む都市の遺跡」と
言っていいんだと思う(下はGoogle mapの拡大図)。
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しかしこの時のイ課長はほとんど予習してないから、ナニがドコにあるのかもさっぱりわからない。
ここはガイドさんが頼りだ。彼はアンコール・トムを見学するにあたって、まず地面に図を書いて
全体の大まかな構造を我々に説明してくれた(下の写真はサカサマ側から見てる)。
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四角いアンコール・トムには東西南北それぞれに出入口と門がある。西大門、北大門、南大門と
名称がついてるんだけど東側だけは門が二つあって「勝利の門」と「死者の門」という名称になってる。
前者が凱旋帰還とかのお祝いゴト用、後者が戦死者搬入とかの忌みゴト用に使われたらしい。
祝儀・不祝儀で通る門が違うあたり、何となく深く納得できてしまう。

まずは目の前の象のテラスを詳細に眺めよう。ここは重要な見どころの一つだ
このテラス、自国の軍隊を王様が閲兵するときなんかに使った場所なんだって。今イ課長たちが
立ってるあたりに、当時のクメール王国の兵士たちがズラッと並んでたわけか。
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手前にびよーんと伸びたのが象の鼻を象徴してるってことなんだろうけど、イ課長としては
少し離れたところにある、横から見た象のレリーフの方にさらに感心した。見事なもんだ。
ところどころ小さな穴が開いてるけど、あれってカンボジア内戦の銃弾の痕なんだろうか?
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ガイドさんは象のテラスから歩いて、さっき書いた巨大な岩山の方に我々を引率する。
ふうむ、これに登るの?なんかスゴそう・・・てな感じで、この時のイ課長はあまりにも無知だった。
だがしかし今はこの巨大岩山が何か、十分知っている。
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この岩山こそ、アンコール・トムの中心にある巨大仏教寺院バイヨンであり、このバイヨンこそが
アンコール・トム観光の白眉に他ならないのだよ諸君。

写真もたっぷり撮ってるから次回の更新でご紹介しようではないか。みっっちりと(笑)。

  
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by tohoiwanya | 2016-01-25 00:20 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(6)
2016年 01月 23日

オールドマーケットというところ

遺跡観光以外のシェムリアップネタをもう一つ。

前回記事で書いたパブ・ストリートの近くにオールドマーケットっていうところがある。
直訳すると古い市場・・旧市場?しかしここはシェムリアップ中心部では屈指の大市場のはずで、
「歴史ある市場」的なニュアンスでこう呼ぶんじゃないかなぁ?名称の由来は不明。

ゴミゴミして猥雑な場所が好きなイ課長にとって、東南アジアの市場は法悦境に近い(笑)。
このオールドマーケットにも何度か足を運んだけど、何度行ってもこういう所は楽しい。

市場の中の様子は国による差なんてそんなにないよね。
ベトナムの市場でもタイの市場でもこんな感じでいきなりドサーッと食い物が山積み。
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肉屋だってこうやってフックにぶら下げたり板の上に直接置いて売るんだぜ。
この、良く言えばワイルド、悪く言えば不衛生なところがなきゃ東南アジアの市場じゃねぇぜ。
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うおお、米だ。こりゃ面白い。
普通の白米があるのはいいとして、奥の方には「ジャスミン米」だの「赤ジャスミン米」・・なにコレ?
あとで調べたら、いわゆる「香り米」っていうものらしい。けっこう高級米みたいだ。
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「野菜ゾーン」とか「鮮魚ゾーン」なんかに混じって市場の中「美容院ゾーン」エリアもあるってところが
いかにも「何でも揃ってんのよ」って感じだけど、店の前にミシンが並んでるのは変わってるねぇ。
美容院と服のリフォーム屋か何かを兼業してるトコが多いんだろうか?
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食堂ゾーンもある。ちょうどパブ・ストリートで遅いランチを食った後だったから、ここでは
何も食わなかったんだけど、ちょっと残念なことをした。汗ダクダクかきながら熱いヌードルとか
食ってみたかったなぁ。市場の中は冷房もなくて、けっこう暑いのである。
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地元の人向けの食料品や雑貨だけじゃなく土産物屋も多いから、ここに行って土産物を
ドサッと買うのはいいと思うよ。市場の外側の店には(おそらく)カンボジアシルクとかの
土産物系の店が多かったように思う。
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市場を歩いてるとこんなPOPにも出くわす。日本人観光客も相当多いとみえる。
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実はイ課長は「カンボジアバージョンのキティちゃんクッキー」というのがこの市場の店で
限定販売されてるというのを知った。クメールキティちゃんとは珍しいから、日本の土産用に
買おうと思って店の在処を聞いて買いに行った。

ところがキティちゃんクッキー、一箱10ドルもしやがんの。カンボジアじゃすげー高い。
しかしイ課長としては土産用にこれが二箱ほしい。ってことは20ドル?たっけーー。

店の女の子に「二つ買うからディスカウントしてくれない?」って聞いてみた。
彼女は困った顔をして「あたしの店だったら安くしてあげるんだけど、あたし従業員だから・・」
みたいなことを言う。素直で、気立てが良さそうな、いいコだった。

仕方なく20ドルで二箱買って、気立てのいいクメール・ギャルの写真をとらせてもらった。
ちょっと照れてたけど、ホントにかわいいコだったよ。
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以前に美女図鑑にも載せたこのお姉さんからはアンコール・ビア柄の自分用Tシャツを買った。
地元ビール柄のTシャツは欲しかったから、それにツケ込んで向こうがフッカケてくるのは承知の上。
でも、このお姉さんとの価格交渉はちょっと楽しかった。
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「このTシャツ、10ドルよ、オーケー?」
「(大げさに驚いて)ええ~?バンコクじゃTシャツ一枚160バーツですよ?!(これは本当)10ドルは高いです」

10ドルっつうたら今の相場で1200円、160バーツっつうたら今の相場で540円くらいかな?
一年前にバンコクの露店でTシャツ買った時の経験が生きた。バンコク相場で対抗されるとお姉さんも
ちょっとひるんだようで「これは・・クオリティがいいのよ!」なんて言い張ってる。おもしれー。
結局6ドルで決着。価格交渉としてはまだまだ甘いけど、このお姉さんの方はかなり不満そうだった(笑)。

イ課長も東南アジアあちこち行って多少“相場感”ができて、言い値に対抗できるようになったかな・・
・・てな感じで少しイイ気になったけど、二日後にオールドマーケットに行ったら、またこのお姉さんに
つかまった。で、トホ妻用のパンツを買ったんだけど、相場感がなかったために11ドルという法外な価格で
買わされちったぜ、ちくしょう。
(翌年、つまり昨年ラオスやタイで同じパンツを何枚も買って、相場はせいぜい3〜400円程度だと知った)

と、まぁ、こういう市場で買い物するといろんなことがあるんだよ(笑)。
値段交渉も慣れるとちょっと楽しくなる。高いものつかまされる可能性もあるけど、それを撮影料と思って
カンボジアのたくましいビジネスウーマン?たちの写真を撮るのもまた楽しいってもんだ。
東南アジアに行ったら、市場見物はやめられないのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-01-23 00:02 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 01月 20日

パブ・ストリートの昼と夜

遺跡観光以外のシェムリアップネタをもう一つ書こう。

「世界の観光地」アンコール・ワットを見るために世界中からウンカのように集まる観光客。
彼らがどこに宿をとるかといったら、間違いなくシェムリアップの町にあるホテルなわけで、
シェムリアップってところは、おそらく住人のカンボジア人より観光で来てる外国人の方が
数では圧倒的に多いんじゃないかと思う。

それだけ外国人観光客がグシャッと集まる町だから、それを目当てにした商売も当然増える。
その典型がパブ・ストリートと呼ばれる一帯で、ここはその名の通り外国人旅行者のためのパブや
レストランや土産物屋がどっさり集積してる一帯なのである。夜になると大変な賑わいで、
シェムリアップに来たガイジン観光客は必ず一度は行く。毎晩行く人も多いと思う。
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しかしイ課長がここに最初に行ったのは昼間。到着した日の午後の遅いランチだった。
ナタカン社でバンコクまでのバス予約という重要手続きを済ませ、ホッとして・・さてメシだ。
昼間のパブ・ストリートはそれなりに飾りつけはあるけど、わりとのんびりしてる。
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注文したチャーハンが出来るまでの時間も非常にのんびりしてた(笑)。
最も懸念された国境越えバスの予約は済ませたし、明日からの遺跡観光は申し込んであるから、
この時はイ課長の気分ものんびりしたもんだった。ゆっくりチャーハン待ちましょうかね。
途中ザーッと午後のスコールが降ってきたのも、東南アジア旅情をかきたててくれるぜ。
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しかしこのパブ・ストリート、夜になるとのんびり気分はフッ飛んでシェムリアップで一番の
歓楽街となる。こんなに賑やかで色鮮やかなネオン街、首都のプノンペンにもないんじゃないか?
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飲食店だけじゃなく、(おそらく)ライブハウスみたいな生演奏を聞かせる店もあって騒々しい。
路上でドクターフィッシュのマッサージ?をやってる店もあったりして、まさに歓楽街だ。
もちろん、客の99.9%は外国人であり、近くの道路はそういう外国人客をつかまえようと
トゥクトゥクがワンサと停まってる。昔(今でもそうなのか?)深夜の銀座の道路が
客待ちタクシーで埋め尽くされたような状態のカンボジア版といえるだろう。
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このあたりのレストランはドコもみんなコジャレててキレイ。
外国人向けに値段もバカ高なのかっていうと、意外にそうでもなくて、メシと中ジョッキ2杯で
4$くらい。ビールがジョッキ一杯50¢とミョーに安いのが影響してる。
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しかしこのジョッキ50¢のビールってどうよ?安すぎないか?
ジョッキってところにどうも疑惑を感じるんだよなー。シェムリアップの普通の食い物屋で
“新品”の大瓶ビール頼むと2$だもん。ジョッキで出てくるってのがどうも・・・

まさかとは思うが古いビールの再利用だったりしねぇだろうなヲイ?
タニヤのカラオケでもビール飲み放題の店で瓶ビールは決して出ず、ジョッキだったけど
どうも東南アジアの安いジョッキのビールには裏があるような気が・・まぁ余談だが。
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パブストリートの近くにはナイトマーケットもある。とにかくここは夜遊びに来るゾーンってことだ。
もっともナイトマーケットっつうても、イ課長にとっちゃ特に見るべきものはないけどね(笑)。
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ま、こんな感じの「夜の盛り場」がパブ・ストリート周辺というわけなのである。
カンボジア全土見渡しても、夜のパブ・ストリートくらい外国人密度が高い場所って他にないだろう。
イ課長もこういう猥雑で賑やかな場所ってキライじゃないから、二晩はここで晩メシを食った。

しかしここが完全に「ガイジンのためのエリア」である以上、行っても見かけるのは外人観光客オンリー。
ほとんど“観光客租界”みたいな感じだから、カンボジアのローカルムードは逆に希薄になる。
これが薄暗い路地のひなびた食堂なんかに行くと、カンボジアのしんみりした生活感みたいなものが
ぐっと感じられて、ああオレはいまカンボジアにいるんだなぁって気分にさせてくれるよね。
そんな非観光客向け食堂で新品?の瓶ビール飲みながらメシ食った晩もあったから、いずれ
機会があればご紹介しまっす。

 
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by tohoiwanya | 2016-01-20 00:03 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 01月 18日

オプショナルツアーのランチタイム

さて、タ・プロム遺跡が済んだところで昼飯にしようか。
実際のツアーではタ・プロムを見て、アンコール・トムを見てからランチで、その後アンコール・ワットと
プノン・バケンに行ったわけだけど、このブログでは順序を変えてご紹介したわけだ。

しかしブログの方でも遺跡見学はひと休みして、ここらで昼メシにしよう。
タ・プロムやアンコール・ワットといった遺跡群はシェムリアップの町から近いから、ツアー参加者は
車に乗っていったん町まで戻り、ツアー提携のレストランに行くことになる。

レストランはこんな感じのところ。日本人旅行者向けのゲストハウスを併設した店だった。
このツアー自体も日本人通訳をたくさん揃えて、日本人用のツアーをたくさん扱ってる旅行会社だから
こういう「日本人向けビジネス」のコネクションがちゃんとあるんだね。
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地元カンボジア料理ということで、みんな張り切って食い物の写真を撮ってた(笑)。
まず出てきたのはアスパラ肉巻きを思わせるもので、なかなか美味しい。これがまぁ前菜ってとこか。
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春巻きや野菜サラダも出て来たぞ。
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ある種の煮込み料理も出てきた。見た目は味噌汁みたいに見えるね。
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もう一品スープ。けっこう品数多いねー。
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これにご飯がたっぷり入ったオヒツが出る。それぞれ自分の皿にご飯をよそって、オカズを乗せて
ガツガツとむさぼり食うわけだ。料理の名前はどれ一つとしてわかんないけど、どれも美味しかった。
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カップルで参加とか、一人で参加とか、いろんな人たちが混じってたけど、午前中の見学で話を交わしたり、
シャッター押してあげたりして何となく親しくなってたから、メシ食いながらいつの間にか
旅の情報交換会って感じになる。こういうのもなかなか楽しい。

たとえば、あるカップルはサイゴン経由でシェムリアップに来たんだけど、サイゴンを歩いていたら
女性の方が首から下げたデジカメをバイク野郎にひったくられた、なんておっかない話をしてくれた。
しょうがないから新しい小型デジカメをサイゴンで買いなおしたんだって。危ないなぁ〜。
ストラップが切れたからむしろ良かったともいえるよねぇ。

ある男性参加者は一人旅でカンボジアに来たんだけど、トラベラーズ・チェックが使えないから
困ってるって言ってた。イ課長はトラベラーズ・チェックって最近は全然使わないけど、昔は使った。
先進国に行く時は安心だけど、カンボジアみたいなとこだとなかなか使える店がないんだねぇ。

「でも現金ないと困るでしょう。クレジットカード使えないところも多そうだし・・」
「いやぁ、もうキャッシングですよ。キャッシングで何とかしてるようなもんで」
「ははぁ~キャッシングですかぁ、大変ですねぇ」

旅の話に花を咲かせながらおいしいカンボジア料理に舌鼓。
午後のアンコール・ワット移動までの時間はまだたっぷりある。けだるい南国のランチタイム。
あちこちでのんびりとネコが昼寝してたよ。
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だーがしかし、実はこのランチタイムの時に参加者と交わした会話が、この数日後、
思ってもみなかった形で極めて重要な意味を持つことになる。しかしこの時点ではまさか自分が
あんなピンチに遭遇することになるたぁ、お釈迦様でも気がつくめぇってやつだ。

その話はまた後日ご紹介しようと思う。

  

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by tohoiwanya | 2016-01-18 00:45 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 01月 15日

タ・プロム遺跡を見る その3

初めて行ったカンボジアで最初に参加した遺跡見学ツアー。
その最初の訪問場所だったタ・プロム遺跡は、アンコール遺跡群の中でイ課長が生まれて初めて見た
遺跡だったことになる。事前に多少は予習したとはいえ、見るものすべて物珍しく、驚きに満ちてた。

本日はそんなタ・プロム遺跡を例にとって、アンコール遺跡全体に通じる小テーマについて書こう。
「アンコール遺跡といえばチョメチョメ」という、そのチョメチョメの部分がいろいろあるわけで、
たとえば・・・


【遺跡の崩壊】
アンコール遺跡といえば、その崩壊が常に問題になる。要するにどんどん崩れてるんだよ。
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アンコール・ワットやアンコール・トムはそれでもかなりチャンと残ってる方で、タ・プロムだと
かなりあちこち崩壊してる。傷んでるとかヒビ割れてるっていうレベルじゃなく、完全にガラガラと
建物自体が崩れちまってるところが少なくないのだ。
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いずれご紹介するベンメリア遺跡なんて、もう塀や建物がほとんど崩壊して崩れた石だらけ。
遺跡というより廃墟といった方がいい(それがまた素晴らしくイイんだが)。

崩壊の原因は材質上の劣化、外部要因、人為的なもの等々いろいろあるらしい。
たとえば昼間と夜の温度差のせいで石の強度が弱くなったり剥離したりもするみたいだし、
風雨の影響(特に水がしみ込むのは石にとってマズいらしい)も大きい。そうなると
根本的には防ぎようがないともいえる。
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動物の影響ってのも多いんだよね。コウモリのフンで石が劣化したとか、遺跡にサルが登って飾りを
落っことしたなんて例もある。実際、アンコール・ワットにけっこうサルいたもんね。
(下の写真がアンコール・ワットで見かけたサル氏)
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さらにタ・プロムで顕著なように「植物による破壊」というのも深刻。
ただ、イ課長個人としては前にも買いたようにタ・プロムだけはあの木の根っこのあり得べからざる奇観を
残してもらいたいという気がするのだが・・・。


【デバター】
アンコール遺跡といえばデバター、つまり女神像が必ずあちこちに彫られてる。
アンコール・ワットの時にもちょこっとご紹介したけど、タ・プロムにもデバターはたくさんいた。
どれも服装や装飾、表情やポーズが少しずつ違ってて、見てて飽きない。
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下の写真のデバターなんて保存状態もいいし、表情もいいし、ホントに見事だ。
マニアになると「私はあの遺跡のアソコにある、あのデバターが一番好き」なんてことにもなるようだ。
イ課長としてはこの写真のデバターさんは好みだけど、タ・プロムのどこにあったか全く覚えてない(笑)。
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前にも書いたけど、デバターさんはどなたもボン・キュッ・ボンのグラマーな肢体をお持ちで
たいへん肉感的でいらっしゃる。タ・プロム遺跡のデバターさんたちは片手で胸が隠れてるポーズが
多いようで、その分多少はセクシーさが緩和?されてるけどアンドレ・マルローがかつて盗掘したっていう
バンテアイ・スレイ遺跡のデバターなんて、写真で見るとすげー巨乳のグラマー美人なんだよね。
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バンテアイ・スレイ遺跡の有名なデバターは「東洋のモナリザ」という異名があるくらい美しい。
だがイ課長は写真でしか見たことはない。もしまたカンボジアに行く機会があればぜひ
バンテアイ・スレイに行きたいもんだぜ。


【苔】
アンコール遺跡群を観光する季節はいつ頃がいいのか?

いつ行ったって暑いという点では大した差がないから、気温的にはいつでもいいようなもんだろうけど
雨季か乾季かという点は重要だ。屋外観光だから雨が降らない方がいいのは確かで、そういう点じゃ
乾季の方がお勧めということになるんだろうと思う。
 
たまたまイ課長が行ったのは9月半ばの雨季まっさかり。しかし雨季の遺跡観光もまたイイんだよ。
雨季のメリットとしては湖や池の水位が上がるから、たとえばアンコール・ワット前の池も大きくなる。
「水面に映る逆さアンコール・ワット」を撮るなんて時には嬉しい(ああどうせオレは撮れなかったよクソ)。
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イ課長が雨季に遺跡観光して良かったなぁと強く思ったのは、むしろコケだな。
乾季だと苔もさほど目立たなくなるらしいんだけど、雨季に、鮮やかさを増したコケがびっしりと石に
くっついてると、それだけで廃墟っぽい神秘的ムードが高まって美しい。
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同じことはツアーに参加したほかのメンバーも思ったようで、「コケきれいねー」なんて言いながら
コケに覆われた巨石の写真を撮ったりしてたら、ある女性参加者がフと言った。

なんだか抹茶チョコレートみたいだわ

これは実に卓越したタトエというべきだ。崩壊した遺跡の残骸も緑のコケに覆われたせいで、グッと
ソフトでロマンチックな光景に見えてくる。コケなしだったらこんな雰囲気は生まれないだろう。
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雨季にアンコール遺跡群を観光すれば、そこココで緑鮮やかな抹茶チョコレートを見ることになる。
イ課長としては、アンコール遺跡群観光に適した季節として「乾季は知らない、でも雨季はいいぜ~」と
お勧めしたい気持ちがちょびっとあるんだよね、実は。

 
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by tohoiwanya | 2016-01-15 00:45 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)