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2012年 08月 30日

海外でのユウワクについて

なんとなくルーアン観光の続きを書く気になれない。

前回の記事でルーマニアでの女子大生殺人事件について書いた直後だしねぇ。
「さぁ気分をかえて、ルーアンの話に戻りましょう」という気にはなかなか…。

この際だ。ちょっと関連した思い出話を書いてみよう。

海外を旅行してて、ガイジン男からナンパされた経験。日本人女性だったら
1度や2度はあるんじゃないかと思う(まぁ、行き先にもよるが)。

逆に男の場合、現地のフツウの女性からナンパされるってことはあまりない。
しかしプロのご婦人、ないしそれをマネジメント?するポン引き氏の方々から
声をかけられることは多い(これも行き先によるが)。そのことについて書こう。

あ、本日の記事には「女性を買う」ことに関連した表現が多数出てくると思います。
女性の読者がご不快になられるかもしれません。先にお詫びしておきます。

そういうユウワクに関した話、実をいうと欧州出張ではほとんど経験がない。
イ課長の印象では、欧州は「そういうご商売が集まるエリア」がかなり限定されてて、
ソレ目的で行くならともかく、ガイジンが普通に観光したり散歩したりする範囲には
ほとんどいないんだと思う。だから遭遇しない。シンガポールなんかもそうだった。

その点、17年前に行ったジャカルタ、バンコク、マニラはそういう“エリア設定”が皆無で、
普通に道路を歩いてても遭遇した。もっとも、営業スタイルにはお国柄の差が大きかったが。

イスラム教国のインドネシアではさすがに少なかった。というより、むしろそういう商売が
存在していたことの方に驚くべきなのかもしれない(ちなみに、ジャカルタで遭遇した
直接営業のご婦人は明らかにインドネシア人ではなかった)。

1週間のジャカルタ滞在中、遭遇したのはポン引き、直接営業婦人、各1名ずつ。
これは東南アジアの他の都市での経験に比べればウソみたいに少ないといっていい。
ジャカルタで会った唯一のポン引き氏にしても、低い声で「Good evening sir…」てな具合に
驚くほど紳士的に英語で話しかけてきて、「え?いまオレのことナンか誘った?」って思うくらいの、
非常にマイルド?なポン引きだった。

しかしタイのバンコクはもうご存知の通り。
有名なパッポン通りは言うに及ばず、普通のナントカ通りを歩いてるだけでも
10mおきくらいに「へ~イ、シャチョサ~ン♪」という例のかけ声がかかる(笑)。

歌舞伎の助六風にいえば「ポン引きの雨が降るようだ」と…いやホント、冗談じゃなく、
大げさな表現が好きなイ課長としては「ポン引きの海を泳ぐ」という表現を使いたくなるくらい。
その数の多さと品のなさにはホトホトうんざりしたぜ。
紳士的?なポン引き1名としか遭遇しなかったジャカルタとの落差に目がくらんだ。

その後行ったフィリピンのマニラは一言でいうと「暗い営業スタイル」だったな。
数としてはバンコクより少なく、ジャカルタより多い。そして、やけに陰気(笑)。
エルミタ地区のホテルから晩飯を食いに行った帰り、夜道をブラブラ歩いてたら
暗闇から男が近寄ってきて「3 hundred piso…」と声をかけてきた。

その当時、タイバーツとフィリピンペソはほぼ同じレートで、確か4円くらいだった。
300ペソとすれば1200円 せっ、1200円ッ?!

あまりの価格に「ええ?」と思って、声をかけてきた男の方を見た。
フと気付くと、そのポン引きの足元の暗闇に女が一人しゃがんでジッとこっちを…ひーーーー。

これはもうコワかったよ。
何をされるかわからないから危険とか、病気がアブナいとか、それ以前の問題で
幽霊を見たとか、そういうのと同じレベルで純粋にコワかった(笑)。
まぁエルミタ地区って、マカティ地区なんかに比べると「治安イマイチ」であることは
承知してたんだけどね(マカティのホテルは高すぎてムリだった)。

昔「その国の商売女の価格はその国の高級紳士靴の価格と同レベルである」という話を
聞いたことがある。日本だったらイイ紳士靴なら1万2万は軽くする。ご婦人のお値段も
そのくらいはするんだろう、たぶん(詳しくは他のヒトに聞いてほしい)。

17年前のマニラでは高級紳士靴でも1200円…?そんなもんだったのかなぁ?
いや、あれは当時のマニラにしても相当の「放出価格」だったと思うのだが…。
(詳しくは他のヒトに聞いてほしい)

マニラでは現地の若い女のコを連れてる日本人のオヤジってのもよく見かけた。
どいつもコイツも、とても自力ではモテなさそうな、スケベ&下品そうな醜い中年オヤジ。
(いま『それってイ課長じゃん』と言ったヤツは廊下に立ってろ!!)
日本でモテなきゃ、カネの力でせめてフィリピンで…ってか?

まぁ17年前の東南アジア出張はいろんな意味で勉強させていただきましたよ。
これがヨーロッパとなると、さっき言ったように「そういうエリア」が明確だから、
逆にこっちから飾り窓を見学したりしたんだけどさ。
(下の写真は2008年にも載せた、ハンブルクの飾り窓横丁の“門”)
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それにしても、イ課長が10月に行くはずのインド。あそこはどうなのかねぇ?
「インドの風俗街」なんてついぞ聞いたことないし、少なくともご婦人関連ビジネスに
関しては、インドは東南アジアよりずっと“清浄”なはずなんだよね。

水や食い物も清浄であってくれりゃ、もっと助かるんだけどなぁ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2012-08-30 00:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(4)
2012年 08月 26日

大和撫子たちへ

イ課長が(たぶん)27歳の時、生まれて初めて海外に行った先はニューヨークだった。

生まれて初めて国際線に乗る、まぁ要するに「右も左もわからないワカモノ」だったわけだけど、
いっちょまえに一人旅。大変不安でドキドキしておりましたですよ、はい。

使ったのがソウル乗り換え、なおかつアンカレッジ経由の大韓航空(安かったからねぇ)。
JFK空港着が23時半だか23時45分だか、とにかくものすごく遅い到着だった。

その機内で、日本人の女性と知り合った。向こうからイ課長に声をかけてきてのだ。
乗り換えのソウルでも一緒にコーヒー飲んだりして過ごした。当時のイ課長より年上の、
30代半ばくらいの女性で、少なくともイ課長より旅慣れていたことは間違いない。
まぁ状況としては、若きイ課長が彼女に“ナンパ”されたと言えなくもない。

アラスカあたりを飛んでる時、彼女が「空港からマンハッタンまではタクシーですよね?
だったら一緒に行きません?二人なら安く済むし」と提案してきた。
何でそんなにイ課長に親しげなのかわかんなかったけど、ワリカンで安くなるならその方が
こちらも助かる。というわけで、一緒にタクシーで深夜のマンハッタンに向かったわけだ。

彼女の泊まるホテルに先に着いた。彼女の話だと、1泊目のホテルだけは安ホテルで、
予約がキチンとされてるかどうか不安なんだと言っていた
「部屋がチャンとあるか確認してくるから、悪いけど待っててくれます?」と言われ、
イ課長と運転手は真っ暗なホテル前でしばらくじーーっと待ってた。

やがて彼女が来て「ちゃんと部屋とれてました。ありがとう」と言ったので、
そこで別れ、タクシーはイ課長の泊まるホテルに向かって走っていったというわけだ。

あの時は何せ初めての海外渡航。
彼女が何を考えてイ課長を“ナンパ”してきたのかよくわからなかったけど、今では
彼女の気持ちは非常によくわかる。

深夜のニューヨーク着。女性ひとりでタクシーに乗るのはリスクもある。
用心のために、カカシ代わりでも「男性の連れ」を確保しておきたいと思ったはずだし、
ホテルの予約が不備で部屋がなく、夜中のマンハッタンに放り出されるなんてことのないように
イ課長(とタクシー)を待たせておいたという、その不安な気持ちもよくわかる。

なぜこんな昔の話を書いたかというと、もうおわかりの方もいるだろうけど、
ルーマニアで20歳の日本人女子大生が殺されるという悲惨な事件があったからだ。
深夜の空港到着。駅までタクシーに…と思っていたところに、地元の悪いヤツが
寄ってきて、親切ごかしにタクシー乗り場を教えて、同乗してきて、その挙げ句に…
ということらしい。

何しろハタチの小娘だ。
イ課長をカカシ代わりの「男の連れ」にした、上述の日本人女性ほどのテクニックもなく
心細いまま、深夜の空港に着いて、一人でタクシーを探したってことなんだろう。

イ課長が想像するに、被害者の女子大生は男がついてくるのを「いいです、いいです」って
断ったんだけど、その程度で相手が引き下がるはずもなく図々しく一緒にタクシーに乗り込まれ、
「困ったなぁ…悪いヒトだったらどうしよう…」と思ってたんじゃないかって気がするんだよなぁ。

「最初にもっとバシッと拒絶すれば…」と誰でも思う。イ課長も思う。
世界のチンピラに「強い拒絶のできないジャパニーズガール」とカモにされる日本人女子。
キャピキャピの若い彼女たちにとって外国の男に「バシッと拒絶する」ということが
難しいことであることはわかる。

しかし、自分が強姦された挙げ句に殺されるとなったらそうも言ってられないでしょ?
海外渡航を考えている若い女性がもしこのブログを読んでたら、イ課長はお願いしたい。
ヤバいと思ったら、まだ周囲に人がいる状況で大声でわめきたててほしい。
あたり一面に聞こえるような大声で、だ。

それだって日本人女子にとっては簡単じゃないだろう。
このヒト、単に好意でタクシー乗り場までつきあってくれてるだけかもしれないのに、
大声あげたら悪いんじゃないか…オオゴトになって警察なんか来たらコワイし…それに、
そんなトラブルになったら、予定の電車に乗れなくなるし…そう思う気持ちはわかる。

しかし、今回のルーマニアの女子大生がもしタクシー乗り場で大声で騒ぎたてていれば
電車に乗り遅れても警察沙汰になっても、殺されずに済んだことは確かだろう。

今回の事件で、ルーマニアでは「日本では英語は教えても“知らないヒトについていくな”
という常識は教えないのか?」「あまりに無防備すぎる」って声があるって聞いた。

日本人女子、そういう常識はちゃんと持っている(はずだ)。
しかしイザ海外でそういう状況になると、強い拒絶を実行するスキルがないこともまた事実だ。

イ課長としては日本の女子高の体育の授業あたりで「とにかく大声で騒ぎ立てる」という
カリキュラムを入れろといいたい。大声で悲鳴をあげる。全身でイヤがる。そういうことを
カラダに覚え込ませてほしい。一番声が小さかった者は校庭10周。冗談ではないのだ。
(関係ないけど、下の写真は『スリだらけ』と言われて用心しながら歩いたパリ・リヨン駅構内)
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ヒゲ生やしたオッサンのイ課長は、少なくとも海外でレイプ魔に目をつけられることはない。
若い日本人女子はイ課長よりはるかにリスクの高い旅行者だ。しかも相手は
「強い拒絶のできないジャパニーズガール」と知って迫ってくるヤツら。力も強い。どうする?

とりあえず大声で騒ぎたててくれ。それしか言えん。
相手が親切ごかしに「ボクが持ってあげるよ」なんてカバンを持とうとしたら、それを
モギとろうともがいて、大声をあげてくれ。ギャンギャン悲鳴をあげてくれ。
騒ぎを聞きつけて回りの人が集まってくれば、少なくともアナタが殺されることだけはない。
恥ずかしい?恥ずかしいからって殺される方を選ぶ人はいないでしょ?

飛行機事故なら諦めよう。電車や車の事故も本人にはどうにもできん。
しかし危ない状況に陥って「大声でわめく」ことで命が助かるなら、とりあえず
大声で騒ぎ立ててくれ、日本人女子。

「日本人の女はすぐ大声で騒ぎ立てるからイヤだぜ」っていう認識が世界中のチンピラに
広まれば、それはそれで大変結構な話だとイ課長は思うのだ。

今回の事件、そもそも深夜に女子ひとりで空港から単独長距離移動を強いること自体に
問題があったという話もある。それはイ課長もそう思う。しかし手配の問題は別として
日本人女子には「自分の身を守るスキル」を身につけてほしいと思うのだ。

ルーマニアで殺された女子大生の「この世の最後の記憶」を考えるのはツラすぎる。
彼女のご冥福をお祈りすることしかできないのである。




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by tohoiwanya | 2012-08-26 23:43 | 出張・旅行あれこれ | Comments(20)
2012年 08月 24日

ザピエカンカ

「インドへの道」を切り開く作業、有体に言えばインド出張準備に追われ、
ここんとこのイ課長はステキに鬱々とした日々を送っている。
インド出張準備だけでもいろいろ書くことはあるけど、まぁそれはもうちょっと
準備が進んでから書くとして、本日は機内食の話に続いて食い物ネタを書こう。

…え?ルーアンの話はどうしたのかって?
いいのいいの。書き手の気分次第で自由に時空をかけめぐるのが
イ課長ブログの特徴なのだ(言い訳になってない)。


さてだ。
ザピエカンカっていう食い物をご存知の方はいるだろうか?
たぶん非常に少ないはずだ。イ課長だってポーランドに行くまでは全然知らなかった。

ザピエカンカって、ポーランドではごくありふれた食い物らしい。
フランスパンをタテに半分に切ったみたいなものの上にチーズとかキノコとかの具を載せて焼く。
で、最後に味付けにケチャップをかける…というものらしい。細長くてシンプルなピザトースト
みたいな感じというのが近いかな。

まだいまいちイメージが湧かない?
それはイ課長も同様で、ザピエカンカってどんなモノなのか、ガイドブックの
紹介記事を読んだときは全然わからなかった。
ところが、旅の半ばにワルシャワの街を歩いてたらこんな看板が目にとびこんできた。
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ははぁ~なるほど。これか、ザピエカンカって。
この店、ピザやらアイスクリームやら売るファーストフード店だったんだけど
「ポーランドご当地メニュー」も置いているというわけだな。
よし、じゃ、この店でいっちょ食ってみようじゃないの、ザピエカンカとやらを。

さっきの看板にあった通り、ザピエカンカとペプシコーラのセットにしてみた。
このセットで9ズロチ。230円くらいってとこか。セットでこの値段。安いよね。
店のニイちゃんが間違えてイ課長の注文をトバしてしまったために、だいぶ待たされたが
やっと出来た。やれやれ…



   うっ・・・・・・?

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ちょっ・・これはナンだ?
さっきの看板で見たザピエカンカに比べて、全長で軽く2.5~3倍はあるぞ?
広告と全然違うじゃんよ。だまされた…というのもヘンだが、逆の意味での誇大広告というか、
あるいは“過少広告”と言うべきか。広告と実物の、この大きさの差にはブッたまげた。

さっきの広告と同じようなアングルで写真を撮ろうとするんだけど、
どうやっても端っこが画面からハミ出す。少しテーブルから離れて、かろうじて
上に載せた写真を撮ることが出来たのである。

ま、まぁいい。とにかく食ってみようではないか。
この長大なザピエカンカを食うのは片手では無理。もし真ん中あたりを片手で持ち上げたら
ザピエカンカは確実に真ん中で折れる。長すぎるんだよ。両手で2箇所持って支える必要がある。

さて味はどうか?
これがねーー、またちょっと問題なんだよねーーー。

ポーランドでザピエカンカを頼むと、おそらくどの店でも店員が最後に「ケチャップは?」って
聞くはずだ。広告の写真では波打つようにケチャップがかけてあったから、イ課長も
ああいう風に食うものと思ってウンとうなずいた。

しかしね、これは明らかにかけすぎ(笑)。ケチャップの味しかしない。
チーズやキノコといった具の味なんかわかんないよ。とにかく甘酸っぱいケチャップ味メイン、
かすかにチーズなんかの風味も残る長~~~~~いトーストを食ってるって感じ。
これじゃ、途中で味に飽きる。しかしまだ全長の半分くらいしか食っておらん。

ほとんどケチャップ味しかしないザピエカンカ、残りの半分も必死になって食いましたよ。
ポーランド滞在中、もう一度食いたいという気にはなりませんでしたよ(笑)。

これからポーランドでザピエカンカを食う人のために忠告したい。
店員は品物を渡す直前、アナタに「ケチャップは?」って必ず聞くはずだ。そう聞かれたら
思い切って「いらない」と答えるのがいいかもしれないよ?
ケチャップがなければ、チーズやキノコ等々、ザピエカンカ本来の「具の味」がするはずだよ。
もっともこの長さじゃ、ケチャップなしでも半分食えば飽きそうな気がするが(笑)。




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by tohoiwanya | 2012-08-24 11:35 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2012年 08月 21日

フィン・エアーの機内食

今日のところはインド出張の話はやめておこう。
いろいろ社内的なモンダイがあってね…まずそれをクリアにせんと。
イ課長もいろいろタイヘンなんスよ。

インドの話はナシといっても、ルーアン観光の話に戻るほどイイ気分でもないので(笑)、
本日は「Fではじまる航空会社」フィン・エアーの機内食の話でもしようか。

6月のポーランド・フィンランド旅行で乗ったフィン・エアー。
地の利を生かして東京→ヘルシンキの飛行時間が短いのは確かで、特に直行便のない
東欧諸国に行くならフランクフルトやロンドンまで行って逆戻りするよりずっとラクチン。
しかも料金は安い。素晴らしいエアラインではないか。

エコノミーの座席も他の航空会社に比べて特に遜色ないし、
前座席のモニターによる映画・ビデオサービスもちゃんとある。
「接続しなさい」なんて命令形に翻訳されてるところはご愛嬌で(笑)、
極めて充実しているというほどではないにせよ、「サービス悪い」ってことは全然ない。
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といった具合に、なかなかよろしいフィン・エアー。
しかし「長距離フライトの楽しみは機内食よね」っていう人には勧められない。
料理はシンプルで、品数も少なく、ガッカリすることは間違いない。
まぁイ課長なんかは「ビールさえ飲めりゃ基本的に何でもいい」ってアサマしい男だから
それはそれでイイんじゃないかとは思うけどね。

成田を出発して、最初のメシ。
体内時間的には「遅めのランチ」といったところだろう。
フィン・エアーのメシ、どんなんだろうと思ったら…

ははぁ〜、カレーライスと蕎麦とパンねぇ…。なかなか面白い組み合わせだ(笑)。
ちゃんと福神漬けまでついているところは評価すべきポイントだろう。
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だがANAとかルフトだったら必ずつく冷菜(スモークサーモンとかね)はなし。
そりゃね? 別にカレーと蕎麦とパンだけでもいいよ?とりあえずカレーと蕎麦は全部食ったし。
しかし、このメニューには一つ大きな欠点があって、アルミホイルのフタを取ろうとすると
指にカレーがくっつくということだ。加熱時にカレーがアルミホイルから噴き出して、
アルミホイルのフチのところまでカレーまみれ(笑)。これは困る。

おかげでこっちは指についたカレーをなめなめ、箸で蕎麦も食い、さらにスプーンで
カレーを食う。なかなか忙しかったよ。カレーがはみだしたフタはやめてくんない?

しかしこの最初の食事はそれでもまだマシな方だったというべきだろう。
もうすぐヘルシンキというところで、2回目の食事。
体内時計的にはもう晩飯の時間で、腹も減ってきた頃だが、出されたものはこれ。
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左のメインディッシュは見た目からも、味からも「焼うどん」だと推測される。
焼うどんとキットカットと、あとは水のみ。フルーツ?そんなものはないの。
焼うどん食ったら、あとはキットカット食って寝な。
このウムを言わせぬコストカット合理化姿勢、個人的には嫌いではない。
でも上述のように「ロングフライトの楽しみは機内食」という人は激しく失望するよな。

決定打はヘルシンキからの帰国便だ。
この時、最初のメシは写真を撮り忘れたが、まぁそこそこのモノだったはずだ。
問題は「もうすぐ成田」という時に配られた軽食。行きは焼うどんだったが…。

うお、帰りは加熱料理すらナシのチーズサンドとマフィンだけかい。往路を上回るシンプルさ。
この時はさすがのイ課長も「これ全部食ったら口ン中がぱさぱさしそう」と思って、
マフィンだけ食ってチーズサンドはスルーした。
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これほどシンプルな機内食はあまり記憶にないよ。
欧州〜日本便は必ず2食が供されるけど、過去に乗ったANAやJAL、あるいはルフトなんかと
比べても格段にシンプル&低コスト。なるほどねー。
フィン・エアーのコストカット精神は機内食に如実に反映されているというわけだ。

まぁさっきも言ったように、テレビモニターを初めとした機内サービス全般について言えば
他のエアラインと比べて「ええ?」っていうほどの格差はないと思う。
しかし機内食はかなりの差があると言わざるを得ん。

「エコノミー席の食事にまで前菜だフルーツだなんて必要はない」っていうのは
それはそれで一つの見識で、乗る方も「運賃安いんだから」と割り切ればいい。

しかし何度も言うように「ロングフライトの楽しみは機内食」っていうタイプの人には
お勧めできないかもね。



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by tohoiwanya | 2012-08-21 00:21 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(14)
2012年 08月 17日

判決くだる

いきなりズバリ言うがコンペは落ちたよ。ああ落ちましたよ。
従ってイ課長はほぼ避け難く激暑国への出張に行くハメになる。
コトここに至っては、もはや覚悟を決めるしかない。

行くんだよ。
汗っかきで暑がりのイ課長が行くのだ。







インドという名の暑い国に。


あああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


・・あ、いや、取り乱してしまった。許してほしい。
まだイ課長はこの厳しい現実を十分受け止めきれていないらしい(笑)。


インド…。
印度ねぇ…。


イ課長は2年前、このブログでこんな記事を書いている。
あの時もインド出張があり得たのだが、コンペに落ちてインド行きはなくなった。
インドという国に対する興味はあったから、インド行かずに済んでホッとしつつ
海外出張ブログ作者としてはちょっぴり残念でもあったのだが。
まさかその2年後にこんなことに…。


インドかぁ~…。


まぁ今回の問題はインドにあるというよりも、インドの仕事の責任者が
すでに仕事のスタート段階で責任能力を失っているということで(笑)、
彼は全力をあげてイ課長におぶさってくる。
それをいちいちひっぺがさなきゃならんと想像するだけでウンザリだ。


しかし、インドかよ~~

もちろん、これまでに行ったことなんて一度もない国だ。

なにしろ暑い。
用心深い人なら予防注射とかするんだろうけど、たぶんイ課長はしないだろう。
インドのイヌに噛まれたら狂犬病になるらしいけど、暑い国のイヌの常として
みんなグッタリしてて、人を噛もうなんて覇気のあるイヌは皆無らしいし(笑)。


ああーーああーあーーあ…インドかよぉ~。


ビジネスビザをとるのが面倒なんだよねぇ。
エアインディアの直行便はニューデリーしかないから、もしムンバイも回るとすると
かえって面倒になって、結局タイ航空でバンコク経由で往復することになるんだろうなぁ。
あるいはシンガポール航空とか…。


どっちもスターアライアンスか…。


来年の2月頃には欧州出張も待ってるわけだし…。


それはたぶんANAかルフトあたりで行くことになるんだろう…。


今年度もまたスタアラのマイルが貯まるんやな…。


貯まったマイルで来年、どっか行こうかな…。


どこがいいかなぁ…オランダとか…ポルトガルとか…




え?コンペ?インド?何の話だっけ?
(すでに現実逃避モードに入ったイ課長なのである)



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by tohoiwanya | 2012-08-17 12:10 | 2012.10 インド出張 | Comments(8)
2012年 08月 16日

判決前夜

ルーアンの続きを書きたいところだけど、イ課長はいまそういう気分ではない…。

明日なのだ。

前に書いた激暑国出張問題
その出張に行かずに済むか、行かざるを得ないかの決着が、明日くだる。
無罪か死刑かの判決を翌日に控えた容疑者のような、暗い気分なのである。

明日、イ課長が書いた企画書がコンペに勝てば行かずに済む。
しかし、先日判明したところでは、コンペの競争率は5倍だ。5社競合。
すなわち受かる確率は20%、残り80%は暑いあの国に行くということになる。

確率的には「ムリっぽいかも…」と思わざるを得ん。
これが判決前夜のイ課長の心をいやがうえにも暗くする。うううう・・・

いや、そりゃね?あの国に出張することになるとすれば、おそらく
新たな海外出張ネタをヤマのように仕入れることになるのは間違いない。
イ課長ブログが海外出張&海外旅行ネタを中心に存続していることを考えれば
新たなネタの宝庫を獲得することは喜ばしい。

しかしだよ。
イ課長も、ブログ作者である以前に一人の良識あるビジネスマンだ(ホントだってば)。
あの激暑国出張の仕事はヤバいよ。仕事内容も難しくてタイヘンだし、肝心の責任者は
「僕にはこの仕事のリーダーは無理です」なんてアラレもないことを口走って、とにかく
誰かに負ぶさりたい気マンマン(笑)。

そういう状態のところにイ課長が「しょうがない、手伝いますよ…」なんて言ってみ?
溺れる人間にしがみつかれてイ課長まで溺れちまいかねん。
こういう危ない仕事は巧みにスルーするのが良識あるビジネスマンというものなのだ。

しかしまぁ、とにかく明日の判決次第だよ。
明日の判決が凶と出れば、イ課長はすぐに激暑国に入国するためのビザの心配を
しなければならなくなる。ガッカリしてるヒマもないくらいなのだ。

来年欧州出張がある仕事の方だって秋はいろいろ忙しいのにさーー。
激暑国出張なんか重なったら、そっちにまでしわ寄せがイクじゃんよーー。
やだなーーー。
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…まぁ、そんな気分なわけですよ、今夜のイ課長は

読者のみなさんも祈っててほしい。
どっちの判決になることを祈るかはご自由だが(笑)。

本日もまた適当な写真がない。
たまたま終戦記念日でもあるから、昔みた「東京裁判」の写真でも貼っておこう。
極東軍事裁判で絞首刑を宣告された東条英機の写真。不吉だなーーーーーー。

 

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by tohoiwanya | 2012-08-16 00:03 | 日本でのオシゴト | Comments(6)
2012年 08月 12日

ルーアンの床屋で髪を刈る

イ課長ブログおなじみの「海外床屋フェチネタ」。
海外での散髪が通算で何回目とか書きたいところだけど、もう思い出して勘定するのが
面倒くさい(笑)。そろそろ20回めくらいになるのかなぁ?

2011年11月欧州出張でももちろん床屋に行った。場所はルーアン。
パリみたいな大都会だと手ごろな床屋を見つけるのが難しいから、ルーアン程度の地方都市で
床屋が見つかればいいなぁと思ってたら、ちょうど良さそうな店を発見した。

ふむ。いかにも「安床屋」という感じで良いではないか。
「男 10ユーロ」っていうと、ほぼ1000円だ。実際安い。
こういう風に値段が書かれてるとボラれる心配がなく、こっちも気がラクだ。
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しかしなんといってもイ課長が惹かれたのは、看板にあるアラビア語風の文字だ。
ナニ語だろう?いずれにしてもアラブ・中近東系の店であることは間違いよな。
面白そうだ。今回はこの店にしてみよう。

店に入る。他に客はいない。
見るからにフランス人ではなさそうな顔のニイちゃんとイ課長の目があう。
非フランス系の床屋と、非フランス系の客との間に走る一瞬の緊張(笑)。
とにかく自分が散髪客であることを手っ取り早く伝えよう。

「(指で髪をチョキチョキするジェスチャー)OK?」と聞くとニイちゃんは
床屋イスを指さして「座れ」と指示。簡潔で無駄のないコミュニケーションだなぁ。

首から下を白い布で覆われ、どの程度短くしてほしいかを英語で指示し(元々短いから
このあたりは極めて大まかな指示なのである)いよいよ調髪開始。

海外の床屋の場合、不思議と女性店員は沈黙を守って髪を刈るのに対し、男性理髪師だと
大抵イ課長に何か話しかけてくる。東洋人客って少ないだろうし、珍しいんだろうな。
このニイちゃんも話しかけてきた。しかもちゃんと英語を使ってくれるではないか。この客は
フランス語が全くダメだってことは店に入った直後の“無言劇”で理解していたようだ(笑)

まずはお約束の質問から。

床「オマエはどこから来たのだ?」
イ「日本からである」
床「日本?ニホン?オレは最初、オマエが店に入ってきたのを見て、てっきり
  アラブ系だと思った。たとえばオマーンとか…」

イ課長はよく「世界中の人から外国人と思われるニンゲン」とからかわれる(笑)。
要するにあまり日本人らしく見えない日本人なんだよ。背もやけにデカいし。
しかしオマーン人と言われたのは初めてだよなぁ。本物?のアラブ系の人から
そう言っていただけるとは光栄の至り。

この床屋ニイちゃんの出身がどこなのか、興味があったからイ課長も質問してみた。
「アラブ系の方とお見受けしますが、どちらのご出身ですか?」なんて如才ない英語は
話せないけど、適当に国名を挙げればこちらの質問意図は伝わるはずだ。

イ「アナタはどこから?モロッコとか?それとも…」
床「オレはアルジェリアから来たんだ」
イ「アルジェリア!ほぉ~」

アルジェリアと聞くと、2009年欧州出張でのブリュッセルの夜を思い出さずにはいられない。
大勢のアルジェリア人と一緒にあの狂喜の夜を経験したことは今でも忘れがたい思い出だ。
ひょっとして、彼もあの時ブリュッセルにいたりして…。せっかくだから
ヘタな英語であの時の話をしてみようという気になった。

イ「あー…2年前、11月、私はベルギーのブリュッセルにいた」
床「・・・・・」
イ「W杯予選の最後、アルジェリアとエジプトの試合があった。アルジェリアが勝った。  
  たーーっくさんのアルジェリア人が道路でお祝いしていた。私もあそこにいた」

この話をしたら床屋ニイちゃんの相好もくずれた。
床「ああ、あの時オレはパリにいた。パリでもアルジェリア人が集まってお祝いしたよ」

お互いにあまり上手じゃない英語でこんな話をしつつ、調髪はつつがなく終わった。
調髪に要した時間はせいぜい20分くらいじゃなかったかな。しかしその20分間は
なかなか友好的な雰囲気だった。

もちろん、料金は看板通り10ユーロ。
お金を払って、日本・アルジェリア草の根友好の握手をして店を出た。
2011年11月出張での海外散髪はフランスのルーアンで、こんな風に平和に終了したのでありました。 
 
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散髪した翌日の日曜、出張同行者であるエラい人とパリで合流し、晩メシを食いながら
ルーアンで床屋に行ったという話をした。
彼はこの話をいたく面白がり、面白がるあまり、その後しばらくイ課長のことを
謎のオマーン人・イ課長さん」と呼んで面白がっていた(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-08-12 00:03 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)
2012年 08月 09日

打ち棄てられた大聖堂

スタンダールっていうフランスの作家がいる。
「赤と黒」とか書いた大作家だけど、イ課長は一冊も読んだことはない。

そのスタンダールが、ゴシック建築がワサッと集まるルーアンの街を評して
「ルーアンはゴシック建築のアテネである」と言ったらしい。
すでに見た大聖堂や裁判所以外にもルーアンにはホントにゴシック建築が多いのだ。

たとえば大聖堂を出てちょっと東の方を見ると、もう一つ別の高い尖塔が見えた。
あれも大きそうな教会だよな。どれ、行ってみっか。

行ってみると、確かに立派な教会らしい。らしいが何も見えません。
建物から尖塔の根元まで、何から何まで修復工事の幕に覆われて、大聖堂っていうよりも
「工事中の大きな何か」にしか見えねぇぞ、おい。はるばる日本から来た人間にその態度か?
フ ・ ラ ・ ン ・ ス ・ 人~~~そんなにイ課長を怒らせたいかッ?!
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これ、たぶんサン・マクルー教会っていう教会なんだと思う。
やはりフランボワイヤン・ゴシックを代表する華麗な大聖堂らしいけど、ここまでロコツに
工事中じゃどうしようもない。入口も探すことなくサッサと見学はあきらめた。

実はルーアンにはもう一つあるんだよ。ゴシックの大きな聖堂が。
本日書きたかったのはむしろソッチの方なのだ。

名前はサン・トゥアン教会という。
遠くからでもよく見える、巨大ゴシック建築で、例のポトフ食った後に行ってみた。
(実はその前に一度入ろうとしたら、14時までは閉まってるってコトだったんだよね)

教会の中に入ったイ課長は二つのことにビックリした。
一つめは内部が予想以上に壮大だってことだ。こりゃすごい。見事なゴシック大聖堂だ。
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身廊と側廊を隔てるアーチがルーアン大聖堂だと二段の尖塔アーチになってたんだけど
ここは一段。その分、ひとつのアーチがものすごくデカくて立派で、壮大な印象が強まる。
見てよ下の写真。人間と比べてこんなにデカいアーチだもんね。すっげーー。
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だが驚いたことがもう一つある。それは中に人がいないってこと。ガラーン。
人影自体がマバラで、観光客なんて全然いないよ。こんな立派な大聖堂なのに?

このあたりからイ課長は妙な違和感を覚えはじめた。確かにこの教会、大きくて立派だ。
だがこの床ときたら・・・普通、立派な大聖堂の床ってタイル装飾がきれいに施されて
いるもんだけど、ココはまるでコンクリート打ちっぱなしみたいな、こんな床なの?
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ルーアン大聖堂は信者が座るイスが床たくさんあったし、小さな祭壇とか、壁の彫刻とか、
ロウソクの寄付台とか、とにかくいろいろあった。人が集まる教会ならそれが普通だろう。

しかしここは教会側面が「使わねぇんだからふさいどけ」と言わんばかりに、ベタッと
白い板でふさがれてて、何もない。見てるうちにだんだん薄気味悪くなってきた。
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この大聖堂・・・全然使われてないよな、どう見ても。
日常的に信者が集まったり、ミサが行われてるみたいな「人の温もり感」ゼロ。
壊れてるとか汚れてるっていうんじゃないけど、使用されないまま放置プレイって感じ。

見てよ下の写真。これ、内陣にあった祭壇の一つなんだけどさ。
普通だったらステンドグラスをバックにきれいに飾られた祭壇があるはずなのに、
ここは祭壇手前に箱みたいなものがガタンと倒れ、倒れっぱなしのままになってる。
建物管理されてるのか?これじゃまるで「打ち棄てられた大聖堂」ではないか。
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何でこんなことになったの?
管理費コスト負担に耐えられず、放置プレイすることにしたとか?それとも他に
何か特別の理由があるんだろうか?
人がほとんどいないんだから内部はもちろん静かだ。でも宗教的静寂ってのとは全然違う。
ただ巨大っていうだけのガランとした聖堂空間。ハッキリいって居心地はよくない。
バラ窓なんかも立派なんだけどなぁ…
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上にも書いたように、ルーアンはゴシックのアテネと称されたこともある街だ。
そのルーアンで、大聖堂と並んで巨大&立派なゴシック建築であるサン・トゥアン教会。
その立派な教会が、実は(おそらく)使われていない大聖堂であったとは…

いやぁ、びっくりしたよ。
びっくりさ加減では、ある意味ルーアン大聖堂よりこっちの方が大きかったともいえる。
これだけリッパな建物でありながら、訪れる人もほとんどない、打ち棄てられた大聖堂。
ルーアン大聖堂やサン・マクルー教会はあんなに手厚く修復してもらってるっていうのに…。
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可哀想・・というか、痛ましい気持ちになっちゃったよ。これが同情せずにいられるか。
おい、サン・トゥアン教会もほかの教会みたく、きちんと修復して内部もキレイにしてやれよ!
不公平だぞ!えこひいきすんな!フランス人!!



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by tohoiwanya | 2012-08-09 00:16 | 2011.11 欧州出張 | Comments(6)
2012年 08月 06日

パテとポトフ

激暑国出張するか、しないかの決着は再来週に決まる。
とりあえず、ルーアンの話を続けよう。またゴシック教会の話っていうのもナンだから
(要するに他にも教会を観にいったというわけだが)、今日はメシの話題。

ルーアンでメシを食ったのは13時を過ぎた頃。あちこち観光した後だった。
寒かったし、歩き疲れてもいたし、暖房の効いた着席できるレストランで落ち着いて
食うことにした。といっても、外のテラス席をビニールで覆って暖房してるってだけだが。
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さて注文だ。フランスのレストランでの注文なら、2009年に多少は経験してるから
イ課長はもう大丈夫だぜ。ふふん。いつものように前菜とメインっていう組合せにして、
ついでにビールでも頼んで、フランスの休日ランチをゆっくり楽しもうじゃねぇか。
ところで今日の前菜とメインは何だろう?
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・・・・・・ふーむ、ほほー、なるほど・・・ヒトッコトも読めねぇよ

フランスのレストランの手書きメニューってとにかくこの「グニュグニュ文字」がお約束。
もうちょっと読みやすく書いてくんねぇか?ただでさえフランス語パプーのところに
このグニュグニュ手書き文字が相手じゃお手上げだよ。
あああギャルソンが注文取りに来ちゃった。どうすりゃいいんだ。追い詰められるイ課長。

とりあえず前菜(entree)とメイン(plat)とビールだって言えば何とかなるだろ。
以下、あの時の注文に際してのイ課長とギャルソンの会話を忠実に再現するとこうなる。

「ボンジュールムッシュー」
「ボンジュール・・あー・・アントレ・・エ・・プラト(実際には最後のtは発音しないらしい)シルヴプレ」
「アントレ、ホニャホニャホニャパテホニャホニャホニャホニャ?」
「(あ、いま、パテって言った?)・・・あー・・パテ」
「プラ、ホニャホニャホニャホニャポトフーホニャホニャホニャ」
「(ポトフ言うたよな?いま)・・・・ぽ、ポトフ」

相手の言ったことの聞き取れた断片だけをオウム返ししてランチのオーダー無事終了。
なんと素晴らしいイ課長の語学力(笑)。

だが、この記事を書きながら写真を改めて見て初めて知ったよ。「ポトフ」って
フランス語ではPot ou fu(feuか?)って書くんだね。へええ~~~~。
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ビールをちびちび飲みながら、メシを待つ。
パテとポトフって言葉に聞き覚えがあったとはいえ、それがどういう料理かとなると
実はよくわからない。パテっていうのはたしか「練り物系」の食い物じゃなかったっけ?
出てくる料理がよくわからないというのも、フランスならではの食の楽しみ?だ。

お、きました前菜。パテね。
あーこれは…うん、まぁ、想像してたものとそう大幅な違いはないよ。
「ネトッとした練り物にネトッとしたソースをからめてネトッと食う」って感じのモノで
なかなか美味しい。パンにもビールにも合う。
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ネトッとしたパテを食いながら、「ポトフってのはどんな料理だっけ?」と考える。
こちらは「煮込み系」だったはずだけど、詳細はよくわからん。どんなんだっけ?

…と思ってるうちに、いよいよポトフ様の登場です。やっぱ煮込み料理っぽいね。
だが、イ課長はこのポトフを見て直感的に「大変なことになった」と思った。
料理がドウコウじゃなく、とにかく量が問題だ。写真じゃわかりづらいかもしれないけど
日本だったら軽く「お二人様分」になるくらいの、すごい量なんだよこのポトフ。
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寒いからこういう温かい料理は嬉しいんだけど、この量はさすがに…。
うう…イ課長もすっかりトシぢゃ。これを完食するのは無理というものぢゃよ…。

完食がムリとすると、どの辺から優先して食うか、だよな。
やっぱ貧乏性イ課長としては「肉を残す」っていうのは、とてももったいないことに思える。
作戦としては、まず上部に堆積したジャガイモやニンジン、キャベツ等々の野菜を食い、
「肉の層」を露出させたら肉中心の攻撃に切り替えるか…などと、考えながら
ルーアンのポトフとイ課長との戦いの幕は切っておとされた。

厳しい戦いだったよ。
結局、ビールをお代わりしつつ、何とか肉だけは完食したが、野菜は少し残した。
ルーアンのポトフに負けたぜ、くそ。

値段はよく覚えてないけど、ビールお代わりして25ユーロくらいじゃなかったかなぁ?
30ユーロいったかなぁ?まぁ相応の値段ってとこだろ。ごちそうさまでした。

ポトフとの戦いが終わった頃はもう2時を回ってたはずだ。
勘定を済ませて店を出たときのイ課長は満腹すぎて顔が赤黒くなってたはずだ(笑)。
パリ行きの列車が出るまであと1時間弱。
ルーアンの街を少し歩いて、腹ごなししなきゃ…




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by tohoiwanya | 2012-08-06 00:17 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)
2012年 08月 02日

イ課長の苦境 -その2-

以前に同じ標題で書いた記憶があるので、今日は「その2」。

せっかく去年11月出張でのルーアンネタ消化が順調に進み始めたところなんだけど、
別の話をさせてくれ。イ課長はいま仕事上、きわどい立場に立たされているのだ。

ミクシにも書いたけど、実は今年度も海外出張することが確実になった。
理由は単純。受注した仕事が「海外出張つき」だったってことなのである。

時期としては来年の2月頃。行き先の詳細はまだ未定だけど、いずれにしても欧州であることは
間違いない。また欧州出張ですよ。2月の欧州出張…クソ寒いだろうなぁ…ううう。

しかしこれはまぁ仕方ない。
イ課長だってこう見えて、一応は良識ある企業人なのだ(ホントだってば)。
「もしこの仕事が決まれば欧州出張だな」ってのは企画書を書いてる時からわかってたわけだし
受注が決まりゃサッサと腹をくくる。決まった以上は行くよ。行きゃいいんだろ。
来年2月、極寒の欧州に出張してきますよ。ふん。

ここまではいい。
イ課長が欧州出張付きの仕事を受注し、担当者イ課長が欧州出張に行く。
このブログの読者にすれば「いつものパターンね」ってなもんだ。これまでにも何度もあった欧州出張が
今年度も発生しちゃったよという話。
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しかし、ここに弊社の別の部署がからんできて事態が複雑になった。
便宜上、その部署を仮に「営業部」としよう。

営業部でも、今年度ある仕事を受注した。
その仕事にも海外出張がくっついてるんだよ。しかもその行き先っていうのがさぁ…
まぁ要するに暑い国なのだ。激暑国といっていい。現地の厳しい気候や衛生状態を心配し、
行く前に予防注射しないとマズいのかな?ビザ取るの面倒らしいな…とか、いろいろ
心配しないといけない国。その国に最低2回は出張しないといけないらしい。

営業部としてはその仕事をイ課長に手伝ってもらいたくてしょうがない(笑)。
どんな風に手伝うかっつうと「激暑国出張を1回はイ課長さんに行ってもらう」というもの。
だがご存知のようにイ課長はキョーイの暑がり&汗っかき。暑い国への海外出張では過去に
辛酸をなめた経験も多いだけに、腰が引ける。
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率直に言って、その激暑国の出張からは逃げたい。
しかし「暑いからイヤ」とは言えん。さっきも言ったようにイ課長は良識ある企業人だ。
良識ある企業人は「忙しくて無理です」とは言えても「暑いからイヤっす」とは言えん(笑)。

欧州出張のある仕事を受注したんだし、「忙しくてムリ」と断りたいところではあるのだが、
その仕事1本だけじゃ、断る材料としてはまだまだ薄弱。
「イ課長さん、その仕事だけならまだ余裕あるでしょ?激暑国行ってきて」と言われる。
他にもう1本くらい仕事をとれば「忙しくてムリです…」と言いやすくなるんだが…。
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そんな状況で、先日イ課長とクダンの営業部長の間で重要な会談が行われた。
その結果、ある結論に達した。明確でオトコらしい結論だ(笑)。

①8月に、イ課長は別の新しい仕事のコンペ企画書を書く。
②もしそのコンペに勝ったらイ課長は忙しくなる。激暑国出張はムリ。さよなら。
③もしそのコンペに落ちればイ課長はさっそく9月にも激暑国出張にゴー。

非常にわかりやすい。「そこを何とか…」だの「無理を承知で…」だの曖昧な要素は一切なく、
コンペに受かるか、落ちるか。激暑国に出張するか、しないかのイッパツ勝負。

え?こんど企画書作る仕事も実は海外出張ついてるんだろうって?
ところがギッチョン。今回はそんなオチはないの。そっちの仕事は出張があるとしても
国内出張がせいぜい数回。ごく穏当な仕事だ。イ課長としては断然ソッチがいい。

しかしねぇ、どうも状況はイ課長にとってかんばしくない。
コンペである以上、競争率というのが大きな問題だ。もしウチ1社しか参加してなければ
イ課長の勝利は約束されていることになる。

しかし今回のコンペ、競争率が高そうなんだよ。上に書いた欧州出張つき仕事は3社競合の末に
取ることができたが、今回は少なくとも6~7社は来そう。単純計算すれば勝つ確率は
せいぜい2割あるかないか。うぐぐぐ…こんなに競争率が高かったとは…。
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しかし激暑国出張は勘弁してほしいなー。
別にその国が嫌いなわけじゃない。とにかく暑い国への出張ってのがダメなの。
「それなら、冷房の効いたホテルでじっと過ごしてればいいじゃん」とヒトは言うが、
どくとるマンボウの教えの信奉者であるイ課長は、外国、特に初めて行く国なんかであれば
寸暇を惜しんで街を見ずにはいられないタチだから始末に困る(笑)。

…しかしもう何を言っても仕方がない。
サイはふられてしまったのである。勝負なのである。
いやぁ…この会社に入って以来、こんなに真剣に企画書作るのは初めてかも。
そのコンペにイ課長が勝てるように祈ってほしい。


…「激暑国出張でヒイヒイいってる話をブログで読みたい」と今言ったのは誰だ?!

(本日は適当な写真がなかったので、「暑そうな写真」をネットからひろってきました)

 

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by tohoiwanya | 2012-08-02 00:07 | 日本でのオシゴト | Comments(12)