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2019年 02月 27日

最後の海外出張を振り返る

出発前はドナドナの仔牛のような心境だった海外出張も無事終了。
やっぱ「無事」であることが重要で、どっかでチョンボしたり病気になったり
パスポート盗まれたりしてたら、出張成果以前の問題。とてもこうして
ゆったり出張を振り返ることはできんかった。あー無事でよかった。
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全貌としてはこんな感じの出張だったのである。

2月18日(月)早起きして成田へ。チューリッヒ経由でブリュッセル入り。初めて
       スイス国際航空というエアラインに乗った。

2月19日(火)初日、ブリュッセルでのアポは午後に2件。だから午前中は久しぶりの
       ブリュッセルを徒歩観光。文句あっか。

2月20日(水)この日はアポが午前に2件(ひぃ)。今度は午後が空いちまったから、
       ブリュッセルで散髪。鉄道で夜デュッセルドルフ入り。

2月21日(木)午前中にデュッセルドルフで面談1件。すぐ鉄道でミュンヘンへ移動。
       デュッセル→ミュンヘン間となると4時間半くらいかかる。

2月22日(金)アポは午後。昼にSバーン(近郊鉄道)に乗って行こうとしたら、何と
       止まってやがる。てめぇ~・・このあと意地の切符払い戻しに奔走。

2月23日(土)午前中ミュンヘン徒歩観光。午後のルフトハンザ直行便に乗って
       翌24日に帰国。ミュンヘン空港が激混みで乗り遅れるかと思った。
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ブリュッセルには出張で何度も行ってて、今回で6回目。遊びではゼロ。
今やブリュッセルはイ課長にとって「フランクフルトに次いで訪問回数が多い
ヨーロッパの都市」だよなぁ。あのテロ事件のあと訪れるのは初めてだったけど、
依然として変わらないこの街の「1.5流の大都市」ぶりが好きだ。

デュッセルドルフも2007年の欧州出張で行ってるけど、泊ったのは今回が初めて。
でも夜着いて、翌朝に訪問面談、昼にはもう出発だから、近場の散歩がせいぜい。
きれいな町なんだけどね、デュッセルドルフ・・。

ミュンヘンも2008年欧州出張で行った街だ。要するに今回は全部「行ったこと
ある街」ばかりを巡ったことになる。ま、出張なんてこんなモンよ。ミュンヘンは
11年ぶりの出張訪問ってことになるわけだが、変わってなかったなぁ。

イ課長は海外出張すると時々「いかにもその街らしい置きもの」を買い、それを
会社のデスクに置く。最初は2008年11月のワシントン出張で、ちょうどオバマが
大統領選挙に勝った直後だったから、ワシントンはそこらじゅうオバマグッズだらけ。
そこで、記念に首振りオバマ人形を買ったのだ。

その後も海外出張で時々「その町(国)らしい置物」を買った。
パリでエッフェル塔とか、ロンドンで赤い二階建てバスとかね。ところが、
ドイツはあれだけ何度も出張で行ったのに、まだ何も買ってなかった。

どうせ(たぶん)最後の海外出張だ。ドイツの記念品を何か買っとこう。
しかし、ぱっと見ただけで「いかにもドイツ」とわかる置物って何だろ?
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結局、23日の午前観光の時、上の土産物ショップでミニビールジョッキを購入。
4.5€。これでイ課長デスクはまた少しばかり賑やかになった(笑)。
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久しぶりの欧州出張。時差ボケは依然としてある。夕方には会社で死ぬ程眠くなり、
ウチ帰ってメシ食って倒れるように寝るんだけど、なぜか夜中にスッと目が覚め、
そのまま眠れないんだよねー。しばらくはこんな感じが続くと思われる。

ま、とにかく(たぶん)最後の海外出張は終わったのだ。もう誰が行くもんか。
デスクの記念品はこれ以上増えなくていい。

金曜日には北陸出張が待っている。さすがに国内出張だと今回が最後になるとは
思えないけど、国内なら気楽なモンよ。週末だし、仕事が終わったらどこかで
一泊してチンタラしてこようと思ってるのである。

 


by tohoiwanya | 2019-02-27 00:08 | 2019.02 欧州出張 | Comments(4)
2019年 02月 23日

シゴトオワッタニホンニカエル

「イカチョウキトクムカエヨコセ」という文面にならなかったのは幸甚の至りですな。

大量の缶ビールと共にホテル部屋メシを済ませてバッタリ寝たのがたぶん22時頃かなぁ。
明け方に目が覚めちゃって、いまコレを書いております。日本はもう午後ですな。

はぁ~~~・・(たぶん)最後の海外出張、何とか無事終わったス。
最後の訪問先からミュンヘン中央駅に戻ってきたのが昨日の夕方5時過ぎ。
とりあえず駅構内の立ち食いソーセージ屋でひとり祝杯をあげましたですよ。
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そりゃね、祝杯のひとつもあげたくなるって。
出張は終わったのだ。こなさなければならない予定なんてもうないのだ。
仮にこのあとミュンヘン空港がテロで閉鎖しようが、飛行機が運休しようが、もういいのだ。
そうなれば、滞在を延ばして観光するだけの話だ(笑)。

今日は午前中だけミュンヘンをちょろっと散歩観光して、昼過ぎに空港に向かい、
ルフトハンザの直行便に乗るだけ。飛行機が問題なく飛べば、日曜の昼前に
羽田に到着する予定っす。

そして月曜からはシゴト。
もっとも、来週前半は時差ボケで使い物にはならんだろうけど。
ま、いいよ、どうでも(ひでぇ)。月曜は会社で出張精算でもしてリハビリしますよ。

 


by tohoiwanya | 2019-02-23 13:54 | 2019.02 欧州出張 | Comments(2)
2019年 02月 22日

最後の海外出張・最後の街

みなさまお元気でしょうか、イ課長です。

たぶん最後の海外出張、スタートのブリュッセルを無事済ませ、
今朝デュッセルドルフでひと仕事、そのままICEに乗って、さきほど
ミュンヘンのホテルに着いたところでござんす。
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いやー疲れた。
しかしあと一日だ。明日が終われば全てが終わる。ミュンヘンからはもう
都市間移動は必要なくて、土曜日に空港行くだけ。

飛行機乗る前には午前中だけミュンヘン観光できるし(実は明日もできる)。
今夜は今回の出張中最大の娯楽が待ってます。

最後の街について、ようやくホッとしたイ課長、ミュンヘンからの生存報告でした。

 


by tohoiwanya | 2019-02-22 01:59 | 2019.02 欧州出張 | Comments(4)
2019年 02月 16日

(たぶん)イ課長最後の海外出張にあたって

尾道ネタは、初日の分は大体書いたかな。翌日ネタ、翌々日ネタはまだ残ってる。
昨年夏のタイ旅行だって、書くべきネタ在庫はたっぷり。しかし平和な旅行ネタ執筆は
しばし中断せねばならぬ。

なぜなら、月曜から例のくゎいぐゎいすっちょーだからですよ。シクシク・・。
還暦過ぎのジサマになって、雇用延長して、給料ゴボッと安くなったトタンこの仕打ち。
神よ、これは一体何の罰ですか。

今回の行き先?また欧州ですよ。クイズにするほど珍しい場所じゃないっすよ。
「ヨーロッパに出張すんの?うわぁ~いいなー♡」という反応は相変わらず多いが、
そういう人は、昔書いたこの記事を読んでほしい(笑)。

まぁね。もう雇用再延長はせず、来年3月末でバイバイするという前提に立てば、高い確率で
今回がジンセイ最後の海外出張になる。最後となると、愚か者のイ課長でもこれを機会に
過去の海外出張経歴を一度“〆て”みたくなった。

そこで、一覧表を作ったのである。
読者にとっては面白くもナンともないものだろうが、自分の記録のために作った。
いいじゃんかよ、オレのブログなんだから(笑)
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ふーむ・・なるほど・・今度が通算14回めであると。
欧州9回、アジア4回、北米はたった1回だ。アメリカとは縁の薄い出張人生だったんだな。
こんど行く分を含めるとトータルで105泊・・・・ありゃ?

年末恒例の集計では出張宿泊総数は101泊だったぜ?今回5泊加われば106泊のはず・・。
どこかで数え間違いしてるようだが、ま、細かいことはいいではないか(笑)。
この表だけでもいろいろ思うところはあるのだ。

今の会社に入ってからの出張が圧倒的に多いけど、やっぱ1996年、昔の会社に勤務時代の
アジア4か国訪問は忘れがたいよなぁ。2週間かけて2カ国行く出張を2回。人生初の海外出張。
あの連続海外渡航経験が「ガイコクに行く」ということに対するイ課長のスタンスを少し
変えたって気がするんだよ。「海外耐性」みたいなモノが少し形成されたとでもいうか。
 
あと大きかったのは、何てったって2008年9~11月の「3か月連続海外出張」だよなー。
あの経験があったからこそイ課長ブログも生まれたわけで、「出張じゃない、自由な旅行させろ!」
という「自由希求リビドー」はすごいものがあった。その無慈悲なリビドーの命じるまま、
翌年には一人でパリに行ったわけだが(下の写真はパリじゃないよ)。
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もう一つ、影響の大きかった出張を挙げるなら(前に書いたと思うが)2012年のインド出張だろ。
車の中に軟禁?されるばかりで、面白そうなアジアの混沌を目にしても、歩くことすら出来んという
あの欲求不満もすごいものだった。「あの混沌の中を自由に歩かせろ!」という強烈な欲求が、
翌年以降の東南アジア訪問しまくりにつながったのは疑いない。
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総合商社とかにお勤めの人に比べりゃ通算14回の海外出張なんて取るに足らない回数だろう。
しかし、少ないながらもこうして並べてみると、その後のイ課長の海外渡航の“あり方”は、
やっぱ、これら一連の海外出張の影響が少なくなかったんだなぁと改めて感じる。

今回の出張は月曜出発だから、現地泊は上の表にも書いたように5泊。
たった5泊だよ。もっとも、この5泊が長いんだけどさ・・ううう。
ま、とにかくイ課長のサラリーマン人生で14回めの、そしておそらく最後の海外出張。
「最後だからしゃあねぇ」と思って行って来ますですよ・・シクシク。

 


by tohoiwanya | 2019-02-16 00:03 | 2019.02 欧州出張 | Comments(4)
2019年 02月 13日

映画ヲタクの旅 その4【転校生】

食い物の話をはさんで油断?させといて、実はもう一つあるのだ。映画ネタ。
イ課長にはもう1か所、尾道でどうしても見ておきたい場所があった。
やっぱり「転校生」がらみなのだが。

「転校生」って1982年の映画らしいから、イ課長が就職した年だ。
その年に、ナンの映画を見た時だったか・・とにかくお目当ての映画の上映前に
近日上映作品として「転校生」の予告編を見たんだよ。その予告編っていうのは
下の動画に間違いない。
 
 
その時はもちろんこの映画のことは全然知らなかったわけだけど、この予告編の
最初のところがキョーレツに印象深く記憶に刻まれた。小林聡美が自転車コイで
跨線橋を登っていく場面だ。

オッフェンバックの「天国と地獄」の曲をバックに、女のコが阿修羅のごとく(笑)
坂道を登っていく場面はモノすごく鮮烈で、衝撃的で、そこだけはずーっと覚えてた。
(実際の映画でもこの場面はあるが、バックに「天国と地獄」はかかってない)
もし尾道行くなら、あの跨線橋は見たい。絶対見たい!

いろいろ調べ、あの跨線橋が現在もまだ残っており、それがドコにあるかを確認した。
前に書いた信行寺下踏切からそんなに遠くないところだ。寺めぐりが終わり、こもんで
(トホ妻だけ)ワッフル食ったあと、疲れた足をひきずって跨線橋目指して歩く。

【山陽本線 跨線橋】
あったあった。これこれ。反対側から見るとこんな感じなのか。
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個人的には「転校生」のロケ場所の中で、ここが一番見たかった。嬉しいーー。
よし、さっそく上まで登ってみようではないか。イ課長とトホ妻の影が夕日で
長くなっております。
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坂の上から西(尾道駅ガワ)を見た眺め。
国道2号線と線路までがかろうじて平地で、そこから右はイッキに斜面になってるのが
よくわかる。つまり山陽本線はホントに尾道の山のキワに敷かれたんだなぁ。
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おお、坂道部分には何もなかったけど、橋の部分には路上駐車自転車がいっぱい。
とりあえずここまでは自転車やバイクで来たけど、この先は階段ばっかりだから
ここに置いとくしかないって人がいるのかも。
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横から見るとこんな感じ。一応自転車で登れる傾斜ではあるだろうけど、けっこう急坂。
小林聡美だって、この坂がもう200mも続いたら登れなかったよね、きっと(笑)。
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映画では望遠で撮ってるから奥行き感がなくなって、さらにすごい急坂に見える。
イ課長もちょっと離れて望遠で撮ってみた。
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さらに離れて望遠で撮る(トホ妻は呆れて、道路の向こう側で待ってた)。
こうやって望遠で撮ると、映画と同様、坂がほとんど垂直壁のごとくに見える。
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「大昔、予告編で見て、未だに強く印象に残っている場面」だっただけに、この跨線橋だけは
ぜひ見ておきたかった。日が暮れかかる夕方、疲れ果てた足をひきずりながらだったけど
来られて嬉しかったなぁ。

あー・・とうとう跨線橋だけでブログ記事ひとつ書いちまった。すまぬ。

 


by tohoiwanya | 2019-02-13 00:12 | 国内出張・旅行 | Comments(0)
2019年 02月 11日

尾道食い物紀行 その1

いやーーー・・初日の尾道寺めぐり、ロケ地めぐりは足にキタよ。
これで次の日はしまなみ海道サイクリングするんだから、まさに狂気の沙汰(笑)。
しかし本日は中休みで、お気楽な食い物ネタとまいりましょう。尾道にはいろいろ
「ご当地食い物」がある。
 
【尾道ラーメン】
まずは尾道ラーメンからまいりましょう。尾道ラーメンって、有名みたいなんだけど、
詳しく調べると系統が二種類あるようで、尾道の朱華園って中華料理屋が始めたものと、
福山の珍味メーカーが元祖のもの。この二つの系統、味や特徴が違うみたい。

まぁせっかくなら有名店で食ってみっかという話になり(こういうことって実は珍しい)、
元祖である朱華園という店に行ってみた。ロープウェイ山麓駅や喫茶・こもんから近い。
ところが、行ってみたらすでに行列だぜ。さすが有名店。
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「中華そば」というのがこの店の尾道ラーメンのことなんだと。
さっそく中華そば二つ(600円×2)と、餃子4個(230円。8個なら460円)を注文。
行列ができてるだけあって、店内はミッチリ客が詰まってる。

ほう、これか。尾道ラーメンを代表する朱華園の中華そば。
ここの特徴はスープに浮いてる豚の背脂のミンチで、これが独特。
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なにせ空腹だったからね。アッという間に食ってしまいました(笑)。
もちろん美味しかったけど、イ課長個人の印象としては、背脂ミンチ以外には
それほど大きな特徴というか、個性は感じなかったなぁ。

【尾道風お好み焼き】
ホテルの近くに尾道風お好み焼きの店があったから、晩飯はそこに行ってみた。
頼んだのは焼きそばと、ミックス焼きみたいなやつ(だったと思う、よく覚えてない)。

焼きそばはこんな感じ。いかフライがトッピングされてるんだよね。これは珍しい。
腹減ってたから、ここでもガツガツ食いました。もちろんビールもね。
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お好み焼きはこちら。ほほー・・。焼いてるところが見えなかったから自信ないが、
尾道風と広島風とは、そばの炒め方とか、途中での生地の足し方とかがちょいとばかり
違うらしい。しかし詳しいことは不明(笑)。
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ふむ。美味しい。お好み焼きとビールの組み合わせはやっぱ最高ですね。
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てな感じで、旅行初日の食生活は「尾道名物」をそれなりに追求して(何度も言うが
こういうことはトホ妻&イ課長にはわりと珍しいのである)、なかなか充実してた。

高松に行きながら、ロクに讃岐うどんも食えなかった前回のトホ妻還暦記念と違い、
今回は食い物に執着するイ課長還暦記念だから、ちゃんとメシは食うのである。
当然、尾道食い物紀行「その2」もあるのである。

 


by tohoiwanya | 2019-02-11 00:22 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2019年 02月 08日

尾道寺めぐり その4+映画ヲタクの旅 その3【転校生+東京物語編】

本日は「転校生」と「東京物語」の有名な場所をダブルでご紹介しちゃうのである。
寺めぐりも兼ねてるから、ぜんぶ盛り込むと標題がワケわからんことになっちまった(笑)。
今日はちゃんと浄土寺、いきますから。

【御袖天満宮】
ここは映画「転校生」で尾美としのりと小林聡美がコロゲ落ちて男女が入れ替わる、
あの階段がある神社なのである。それはもう絶対行かねばならぬ。

しかし「あの階段」の前に、別の階段をウントコサ登らなければならない。ひぃ・・。
あ、にゃんこだ。毛がフカフカして、今の季節はあったかそうやのう。
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おおおーーこれか。「転校生」ファン必見の、あの階段。
映画に出てきた階段だけ見て感慨にふけるなんて、2008年にワシントンDCで
エクソシストの階段」を見て以来の稀有な経験だ。
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せっかく来たんだ、この階段をさらに登ってみよう。ひぃ・・。
上からはこういう感じ。ここを転げ落ちたら、性別が入れ替わるくらいじゃとても済まず、
全身複雑骨折くらいしそうだ。イ課長が高校生時代に鍛えられた真間山弘法寺の階段と違って、
途中に踊り場が全然ない。お年寄りにはキツいだろうなー。
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ここから、古くて立派な校舎のある学校、さらに西郷寺を通って浄土寺へ。
後で知ったけど、「東京物語」の中で香川京子が勤め先の学校に歩く場面は、その古い学校の
(久保小学校っていうらしい)近くで撮られてたらしい。知らんかった。
 
【浄土寺】
さぁそしていよいよ来たぞ、浄土寺。
浄土寺は寺の町・尾道の東の端にある。尾道駅から始まった「寺めぐり」では
ゴール地点にされていることが多い。トホ妻&イ課長もここが最後の目的地。

ここは「東京物語」の中でも忘れられないシーンが撮影された場所なのだ。
東山千栄子が死に、(たぶん)告別式の日の朝、原節子が笠智衆を呼びに来る。

原「おとうさま・・敬三さん、おみえになりました」
笠「・・ああ・・・きれぇーな 夜明けじゃった・・」
原「・・・・」
笠「・・今日も 暑う なるぞ(歩き出す)」

妻に死なれた夫(笠智衆)が一人迎える夜明け。人生は、そしてこの世は無常である。
この映画の象徴的なシーンで、スチール写真なんかではこの灯篭が必ず出てくる。
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その灯篭ってこれに違いない。
ただ、残念ながら浄土寺のレイアウトは撮影当時とは変わってしまっている。
画面に映ってた灯籠はあるけど、位置がだいぶ違う。今やあの映画の笠智衆と灯籠と
同じ位置関係で立つのは不可能。
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鐘つき堂は映画に写ってるヤツと同じに見える。しかし灯篭が移動しちゃったし、
塀の様子も変わってるから、笠智衆が立ってた位置がどの辺なのか、写真で比べても
イマイチよくわからん。
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この浄土寺、国宝や重文の建物を保有してる寺で、この多宝塔というのが国宝。
非常に変わったスタイルの塔だ。たしかに珍しい。
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実はこの多宝塔も「東京物語」に出てくる。笠智衆ンちの、庭の塀の向こうが
すぐ多宝塔。ってことは、笠智衆の自宅は浄土寺のすぐ裏という設定なわけだ。
明け方、家を出てブラッと寺に行き、そこで夜明けを見てても不自然ではない。
これ、どの辺から撮ったんだろう?塔がすぐ近くに写ってる。セットかな?
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観光シーズンでは全然ない真冬。浄土寺を訪れる観光客は少なく、ハトばかり多い。
しかし、トホ妻とイ課長は「東京物語」の、あの場面と同じ場所を歩いたということが
嬉しかった。浄土寺から下に降りる急な階段は疲れた足にはキツかったけど、気分はご満悦。
(ご存知ない人もいるかもしれないが、トホ妻はイ課長に輪をかけた映画ヲタク、さらに
小津ヲタクなのである)。
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国宝の塔もあるくらいだから、「東京物語」を全然知らない人でも、浄土寺は
尾道寺めぐりにおける重要な見どころなのは間違いない。しかしあの映画を
知った上でここを訪れるのは、格別の思いがあるのでございますよ、ええ。

 


by tohoiwanya | 2019-02-08 00:09 | 国内出張・旅行 | Comments(0)
2019年 02月 06日

おのみち文学散歩

次回は「浄土寺いくぞ」と言っておきながら、予定を変更して文学散歩(笑)。
還暦になっても「不実な書き手」という性格だけは治らないようだ。
順序からいうとこっちが先になるんだよ、浄土寺より。

尾道には「おのみち文学の館」っていうのがあって、志賀直哉旧宅と共通入場券に
なってる(場所も近い)。文学の館は古~い民家を一種の「文学資料館」みたいな感じの
展示施設にしたもので、志賀直哉旧宅は文字通り彼がかつて住んだ家だ。となれば、
「ミンカの女」トホ妻が行きたがるのは当然。
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【志賀直哉旧宅】
こちらが志賀直哉旧宅。複数の部屋が共通の土間でつながってて、若き志賀直哉は
一番奥の部屋に住み、作品を書き、後の「暗夜行路」の構想を練ったとされる。

誰もいなかったところにトホ妻とイ課長が来たんで、ご年配の男性係員が張り切って
志賀直哉の若いころや尾道に住んだイキサツ、当時この部屋から何が見えたかまで
すごく熱心に説明してくれる。
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だが、ここでイ課長は大変な失態を犯してしまったのだ。
背中のリュックが柱にかかってた額縁に触れ、落として壊しちゃったんだよね。

ご年配の係員は「いやいや、いいです、お気になさらず」と言って、さらに熱の入った説明を
続けるんだけど、イ課長は申し訳なくてそれどころじゃない。彼の説明は主にトホ妻が拝聴し、
イ課長は主に床にしゃがんで壊れた額縁のワクを探してた。いやもうホント、ごめんなさい。

イ課長は志賀直哉って読んでないんだけど、この部屋から眺めた情景を描いた記述も
展示されてる。熱心な係員の男性は朗読つきの名調子で、志賀直哉の文体の素晴らしさを
説明してくれるけど、イ課長は「壊してゴメンナサイ」ってことで頭がいっぱいで・・(笑)。

最後に、志賀直哉が好きだった、イタリアの壁画の複製画を説明してくれた。
「これ、何だかわかりますか?」と聞かれたトホ妻が「これはポンペイの・・」と言うと
「おお!今までここに何百人も来たけど、ポンペイって言ったのアナタが初めて!すごい!」
係員の驚きぶりもスゴかった。ホントにすみませんでした。

【おのみち文学の館】
ここは特に林芙美子関係の展示が充実してることで知られる。
彼女の書斎なんかも再現されている。林芙美子ファンには必見の場所だろうけど、
イ課長は林芙美子も読んでない、すんません。
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林芙美子っていうと、森光子が長年演じた「放浪記」の舞台が有名だけど、そっちの方も
残念ながら見てない。ナンも知らねぇんじゃん、イ課長!バカモノ。しかしこの文句は
知ってるよ。これ、林芙美子の直筆かなぁ?
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林芙美子以外にも、尾道ゆかりの文学関係者の資料が展示されてるんだけど、その中に
いきなりデスラー総統を発見した時のイ課長のオドロキを想像してほしい。宇宙戦艦ヤマトの
ノベライズ版の執筆をしたのが尾道に縁の深い方らしい。へぇぇ~~。
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志賀直哉旧宅も、文学の館も、尾道の急斜面に作られてるから、南側の採光は良くて
眺めは素晴らしい。斜面の家だと、庭の広さもこのくらいしかとれないんだなぁ。
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この2軒を訪問したことで、ミンカの女・トホ妻の“民家欲”も一応満たされたようだ。
実のところ、このあたりで二人とも足にはもう相当キテた。しかし、どんなに足が
疲れようと、足腰勝負の尾道紀行はまだまだ続くのである。さぁ行くぞ。
次回こそ、浄土寺の予定ですから(笑)。

 


by tohoiwanya | 2019-02-06 00:02 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2019年 02月 04日

映画ヲタクの旅 その2【東京物語編】

今日は映画ネタだけでいく。「東京物語」について書きたいのだ。

尾道は大林監督のいろんな作品の舞台になったところで、すでに「転校生」の
ロケスポットについては書いたけど、尾道といやぁイ課長が思い出す映画がもう一つある。
小津安二郎監督の名作「東京物語」なのである。

あの映画では笠智衆と東山千栄子の老夫婦が尾道在住という設定になってて、
映画の最初の方と終わりの方で尾道の風景がいっぱい出てくる。

その前に「東京物語」について説明しておきたいのだ。
「東京物語」は1953年の松竹映画。還暦イ課長だってまだ生まれる前、イ課長両親ですら
まだ結婚してない頃の、チョー古い映画だ。おそらくこのブログの読者でも「題名は
聞いたことあるけど、観たことないなぁ」って人が多いと思うんだよね。
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66年前の映画だ。そりゃーもう古い。もちろんモノクロ。しかしとにかく名作なんだよ。
何がスゴいってわけじゃないんだけど、しみじみと染みる映画なんだよねぇ。
封切り当時より、むしろ後年になって急激に評価が高まった映画でもある。
2009年に実施したキネマ旬報の「日本映画オールタイムベスト」で第1位だった。
(ちなみに、イ課長がキネ旬買ってた頃の邦画オールタイム1位は七人の侍だった)。
 
それだけじゃない。
2012年だかに英国映画協会が世界の映画監督358人に投票させたオールタイムベストが
あるんだけど、そこでも「東京物語」が第1位。「2001年宇宙の旅」や「市民ケーン」を
差し置いて、ですよ。「TOKYO STORY」への評価は完全に世界的なんですよ。
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映画の最後、笠智衆から形見の時計をもらった原節子がこらえきれずに泣くシーンは
何度見ても、こっちまで泣ける。世界映画史上の「もらい泣きシーン」ベスト3には
入るだろうとイ課長は個人的に思っているのである。

そんな「東京物語」の舞台の町・尾道に初めて来たわけだ。
ここでロケした66年前と今とじゃ、尾道も相当変わっているだろうけど
映画に出てきた場所がわかれば、そりゃ見たい。「東京物語の、あの場面は尾道の
ドコだったのか」を確認するための事前調査が仕事をサボッて行われた(笑)。

今日は順不同で、投宿ホテルの真ん前にあった住吉神社について触れておきたい。
別にそれを狙ったわけじゃなく、たまたま予約したホテルだったんだけど、ホテルの
正面にある神社の燈篭が「東京物語」の冒頭に出てくることを後で知った。
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これが現在の燈篭。これだよ。間違いない。
いくつかある尾道風景ショットの一つだけど、形状が印象的だから記憶に残る。
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尾道水道に面して建つ、この住吉神社、実はびっくりするほど小さい。
ホテルの窓からはこんな感じで見えた。これが全景なのだ。小さいでしょ。
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しかし神社の規模など問題ではない。「東京物語」に写ってたあの灯籠というだけで
イ課長とトホ妻は深く満足したのである。そして次回はいよいよ、妻に死なれた
笠智衆が夜明けを見ていた、あの浄土寺いくぞ、浄土寺。

 


by tohoiwanya | 2019-02-04 00:03 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2019年 02月 02日

尾道寺めぐり その3+映画ヲタクの旅 その1【転校生編】

1月末付けで定年退職、2月1日付けで常勤嘱託社員になったイ課長ですこんばんわ。
おまけに2月の海外出張も控え、ちょいと消耗しております。しかしもう今となっては
仕事や会社は終活期(笑)。それより尾道紀行を続けましょうね。

このあたりから徐々に記事の標題が複雑になる。
尾道は寺めぐりだけでも見どころは多いけど、有名な映画のロケ地もまた多い。
映画ファンには見どころがさらに増えるから、こういうことになるのだ。

【艮神社】(うしとらじんじゃ)
前回記事の写真でお見せしたように、ここはロープウェイの山麓駅に接してる。
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神社だから「寺めぐり」という標題に反するが、固いことは言わないでほしい。
ここは大林監督の「時をかける少女」の重要なロケ地らしいんだけど、イ課長は
「時かけ」は見てないので、ここは軽く見学しましょう。わんこがいるね。
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艮神社は尾道で一番古い神社らしい。調べてみたら建立は806年。
つまり約1200年前に建てられたことになる。そりゃーー古い。もちろん、今ある
本殿はもっと後年に建てられたものだろうが。

この巨大クスノキがすごかった。推定樹齢約900年。広島県指定の天然記念物。
まさにご神木にふさわしい偉容。とても写真に収まりきらない。
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【喫茶 こもん】
この辺から映画「転校生」ネタが登場しはじめる。
まずロープウェイ駅のほぼ真ん前にあるこもんという喫茶店。こんなお店。
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ここは「転校生」で、男女入れ替わった二人が水着を買いに行く時に寄る店なのである。
この時は外観だけ見たけど、あとで戻ってきた時に、中に入ってお茶を飲んだ。
ワッフルが有名な店だそうで、トホ妻はワッフルのセットを注文。イ課長はコーヒー単品。
一切れ食ってから写真を撮ったので美しくないが(笑)。
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【山陽本線 信行寺下踏切】
こもんから再び西に戻る。足の負担を減らすため、平坦な国道2号線を歩くことにした。
この辺は斜面から下りてきた階段が線路にぶち当たって踏切になり、そのまま国道に
つながるっていう構造の場所が多いんだけど、その中でもこの踏切は映画「転校生」を
ご覧になった方にはちょっと特別な場所。
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映画の最初の方で、画面がモノクロからカラーに変わる時、小林聡美がたたずんでた
あの踏切がここなのである。大林監督の生家もどこかの踏切の近くだったはずで、
彼にとって階段を下りた所にある山陽本線の踏切という構図は原体験そのものなんだろうな。
うーむ・・尾道はどこを見ても情緒があるのう。

寺めぐりと映画ロケ地めぐりが重なって、尾道紀行、盛り上がってまいりました。
次回はちょっと趣向を変えて志賀直哉と林芙美子の足跡をたどる、文学散歩ということに
なる予定なのである。

 


by tohoiwanya | 2019-02-02 00:04 | 国内出張・旅行 | Comments(4)