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2009年 08月 10日

ペルガモン美術館

パリのペルガモン美術館?そんなのあったっけ?
…と思ったアナタ。アナタは正しい(笑)。

ペリガモン美術館はベルリンにある。
さよう、今日はトツジョとして2008.09ドイツ出張ネタなのである。

何でまた急に?  理由は二つある。

5月のパリ旅行記はまだまだ続く。書いてないネタはワンサとある。
大体、肝心のシェルブール訪問記すらまだ書いてないではないか(笑)。
この調子だとパリ旅行記はまだまだ続く。読む方も飽きるだろうからタマには気分を変えて、
別の国のことでも…というのが理由その1。

理由その2は今年の海外出張がいよいよ現実味を帯びて迫ってきたからだ。
イ課長は今年も90%の確率で海外出張がある。
イ課長は今年、75%の確率で海外出張がふたつある。
出張準備期間や「年末は避ける」っていう条件を考え合わせると、もう必然的に
海外出張その1は10月、その2は11月ということにならざるを得ない。

パリ旅行記を書き尽くさないうちに10月の海外出張…ということが十分あり得る。
そんなー、去年の出張ネタだってまだ書き尽くしたとは言えないのに。
…というわけで、せめて去年の出張ネタは書き尽くしてしまおうと思ったわけ。

さて、そういうわけで、ベルリンのペルガモン美術館だ。
この美術館は世界遺産にもなってるベルリンの博物館島にある。
ネフェルティティを見たアルテス・ミュージアムの裏にあるんだけど、
このペルガモン美術館、あるガイドブックに「博物館島で1つしか見る時間がなかったら
迷わずココを見るべし!」と書かれていたくらいの立派な博物館なのだ。

陳列品は主に古代ギリシャとか中近東とかの美術品やな。
イ課長の得意分野とは言い難い(笑)。しかし「迷わずココを見れ!」と書いてあった
くらいだからとりあえず見に行ったわけだ。

ココの何がスゴいって、その陳列物のスケールの大きさだ。
こんな感じで彫刻だけじゃなく建物そのものも持ってきちゃってる。
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しかしこういうのって何だかなー…。以前に大英博物館を見た時も思ったけど、
こういうのを見るとイ課長は「盗品陳列所」という言葉が必ず浮かんでくる。
しかも首飾りや彫刻をカッパラッてくるっていうレベルじゃないもんな。
すごい労力と時間とカネをかけて建物ごとカッパラッてくるというその執念には
毎度のことながら呆れる。

この博物館の最大の呼び物はコレだ。
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コレは…たぶんギリシャだかドッカにあった古代の神殿みたいなモンなんだろうな。
このミニチュア展示だけなら別にドウってことはない。
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しかし、それがこうしてドカーンと実物展示されるとさすがにスゴい。
コレが元はドコにあったものかよく知らない。しかしコレだけのものを元あった場所から
解体して船に積んでわざわざドイツまで運んでこようと思うかね?

まぁもちろん、一応は正当な手続きを踏んで持ってきたんだろうから(ここまでデカいと
ちょっとクスネるというわけにはいかない)盗掘と言ってはいけないんだろうが。

何だかなー…まぁいいけどさ。
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ペルガモン美術館にはこんな耳をポリポリ掻いてる犬の彫刻もある。
イ課長としてはコッチの方が好きだな。
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博物館島にはベルリンの山手線みたいなのが通ってて、ちょうどペルガモン美術館の
裏が線路になってる。線路側の展示室に行くと時々電車の音がガタガタ聞こえる。
このカラカラ帝の彫刻も、まさか自分が線路ワキの展示室に置かれるとは思わなかっただろうなぁ…。



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by tohoiwanya | 2009-08-10 01:51 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)
2009年 07月 20日

コタン小路

モンマルトルの丘の上にサクレ・クール寺院がある。

高い丘の頂上にあるから、サクレ・クールはパリのいろんな場所から見える。
パリっ子にとっちゃエッフェル塔なんかと並ぶ街のシンボル。
別の言い方をすれば、遠くにサクレ・クールが見えるコトが「パリであること」の
一種の記号になってる。映画「死刑台のエレベーター」なんかでもオフィスの窓から
遠くに、しかしちゃんとソレとわかるようにサクレ・クールが写ってた。

サクレ・クールに行くには当然のことながら丘を登らなければならない。
登るルートとしては寺院正面の階段がわかりやすいし、公園として整備されててキレイだし
階段からのパリの眺めもサイコー。大多数の人はここから頂上を目指すはずだ。
実際、この階段はいつも観光客でにぎわってる。
しかしイ課長には「ぜひここから行きたい」と思ってた別の“登攀ルート”があった。
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それがコタン小路なのである。パサージュ・コタン  直訳すればコタン横丁とでも
いうところだろうけど、やはりここは「コタン小路」という言い方を使いたいところだ。

コタン小路はサクレ・クールの裏の方にある。
細い路地の突き当たりに急な階段が続くこの光景は、ユトリロの絵「コタン小路」で
有名で、イ課長がここに行きたいと思った理由もユトリロの絵を知ってたからだ。
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ほら、絵と比べてみ?驚くほどユトリロが描いた当時の面影が残ってるのがわかる。
階段右側の家が1フロア増床した以外は窓の位置とかも全く絵のままだ。素晴らしい
…と言いたいところだが、また工事の柵だ。さらに緑色の…これ、ゴミ箱だろ?
ど〜してこういう情緒ブチこわしグッズ置くかなぁー!フランス人のバカ!

まぁいい。とにかくこの「コタン小路ルート」を登ってサクレ・クールに行こう。
ここは典型的な「距離が短いわりに高低差キツい」型ルートだからけっこう大変。
細い階段の両側は庶民的なアパートで、誰かの話し声とかテレビの音とか、さらに
赤ん坊の泣き声とかまでよく聞こえる。日本で言うと長屋に近い風情だ。
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階段を登る途中で振り返ってみる。うわーアッという間に高くなったなぁ〜。
しかし路地の巾が狭すぎてほとんど眺望ってものがない(笑)。これで2/3くらい登ったかな?

昼間、アミアン大聖堂を見て散々歩いた後だからこの登りはキツかったぜ。
はぁはぁ…とりあえず、サクレ・クールの正面に出て、大きく開けたパリの眺望を見たい。
あの奥の階段を登れば正面側に出られるはずだ。
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しかし、サクレ・クールも裏側だと観光客がまったくいないね。
地元の保母さん(かな?)が大量のガキンチョたちを連れて散歩してた。
コタン小路もそうだけど、誰もが知る有名なモンマルトルの丘も、一部の観光エリアを除けば
意外なほど庶民的な、フツーのパリの人々の生活感が感じられるんだよね。
こう言っちゃナンだけど、「お金持ちの住むところ」という感じは薄いエリアだ。

おそらく昔からそうだったはずで、そういう街の風景をユトリロは愛した。
もっとも、後年になってからの風景画には絵葉書を見ながら描いものが多いらしい。
元々、若くしてアル中で入院したり、生活的には破綻した人みたいなんだよね。

でも、彼が愛したモンマルトルの風景は今もほぼそのまま、残っている。
ちょいとばかり感慨にひたるイ課長であった。

サクレ・クールについては次回、書くっす。


 

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by tohoiwanya | 2009-07-20 23:33 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(6)
2009年 02月 10日

ヌードな人々

ヤケに早寝したらヤケに早く目が覚めちまった…。
今日はヌードな人々のハナシ。高潔なイ課長ブログに似つかわしくない標題だ(笑)。

欧米の建築物にはよく男女の裸体像がくっついてる。
大体の場合はかなり様式的に作られてるから姿は裸でも印象は全然エロくない。
まぁ公共の屋外に置くヌード像なんだから、エロじゃ困るよな。

 
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たとえばワシントンDCの橋にいたこの金粉ヌード?の御婦人。
完全な全裸だ。オールヌードだ。だがしかし、いくら全裸でもこんな女子プロレスラー
みたいな身体見てエロを感じる男がたくさんいるとは考えづらい
少なくともイ課長はごめんこうむりたい(笑)。

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ニューヨークのビルにくっついてたこちらの方々もまた全然ヒワイじゃない。
みなさん、ワザとらしく肝心なところを隠しているけど、そんな必要があるとも思えぬ。
こんなレリーフの、様式化されたヌード見てヒワイと感じる方が不思議だ。

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だがベルリンの国会議事堂にいたこのカレになると、少~し印象が変わる。
裸体が様式的じゃなくて非常にリアルなんだよね。リアルだからナマナマしい。
そういう点じゃ、彼が下半身を布で隠したのは賢明な措置だった(笑)。

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どーん、これはどう?下半身に布もまとわぬ全裸男性。
女性読者の方々、エロいと思いますか?(笑)。ちなみに、この写真はプラハで撮った。
まぁ一応全裸ではあるけど、ヒワイって感じはしないよねぇ。ベルリンの彼と違って
プラハのコイツの造形は人造人間ターミネーター的で、その分エロさも少ない(と思う)。

プラハって意外に開放的?な街で、全裸の方々は他にもいらっしゃる。
これなんかどう?

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率直に言おう。イ課長はこのお二人を見たときだけは「ちょっとヒワイ…」と思った。
二人とも下半身に布ナシ。これも無視できぬ問題だが、この裸体像がヒワイな
理由の大半は男の方にあると思う。

このオッサン、身体は大してマッチョじゃないし顔も美男子じゃなくて、そのくせ
髪は長髪ってとこはミョーに個性的。要するに、「まるでそこらにいるおヒト」に
見えるんだな。「そこらにいそう」な人が全裸で立ってると、これはヒワイだよ(笑)。
実在のヒトをモデルにして作ったっぽい気がするんだが。
このオッサンには見た瞬間から“ヒワイな違和感”があって、写真に撮っちまった。

ビルオーナーのみなさん。建物に裸体像をくっつけるときは、あまりリアルではなく
様式的な造形を心がけ、ビミョーだと思ったら念のため下半身は布で覆いましょう。

 
 
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by tohoiwanya | 2009-02-10 05:26 | 出張・旅行あれこれ | Comments(2)
2009年 02月 06日

ミュシャのステンドグラス

海外に行くとき…
そこに、自分のアコガレの美術作品があると知っていれば当然見たいと思う。
行った先でソレを見ることは極めて重要なミッションになる。

オランダに行きゃ(行ったことないけど)レンブラントやフェルメールの実物を
観るということが最優先事項の一つになるのは間違いない。
パリに行きゃ(行ったことないけど)ルーブル美術館、その中でもあの有名な
「サモトラケのニケ」だけは絶対見たい、と考える。

さてプラハだ。
出張先がプラハと決まった瞬間からイ課長にとっては「ミュシャのステンドグラス」の
実物を見ることが他のナニよりも重要なターゲットになった。

まだ20代の頃、何かの本の図版でミュシャのステンドグラスの写真を見た。
その時はソレがドコにあるのかもよく知らなかったし、もちろん、自分が
その実物を観るなんてこともまったく想像できなかった。
「こんなキレイなステンドグラスが世界のどっかにあるんだ…」と思っただけ。

それを見られる。実物を、だよ?
絵や彫刻だったら「ナントカ展」として日本で公開される可能性もある。
しかしステンドグラスの実物は現地で観る以外ない。そのチャンスが来たわけだ。
仕事よりソッチの方が重要だ!と考えたくなる、その気持ちをわかってくれ(笑)。

実際に見るチャンスは2007年10月20日の土曜日。
まだ観光客の少ない午前中のうちにステンドグラスを観よう…と目論んでたんだけど
行ってみたら、聖ヴィータ大聖堂は(たぶん)その日に限って昼から公開だと。

う…うう…何でここまで来てイ課長をジラすのだ?
ホントに見せてくれるんだろうな?もし見られたなかったら放火するぞてめぇ。

11時過ぎに再度行ってみると…うぐぁ…もう長蛇の列が形成されておる!
しょうがない。並ぶのは嫌いだがこうなったら列に並ぶしかない。
正午になって教会の扉は開いたみたいで、列は徐々に進み始めた…けど遅い。

…あれ?…ひょっとして、これ…ミュシャのステンドグラスの裏側かな?
そうかもしれん、写真を1枚撮っとこう(実際にはその通りだった)。
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結局、50分くらい並んだ挙句、ようやく中に入ることが出来た。
どれだ?どれがミュシャのステンドグラスだ??…ん?あ、あれか?


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あーーーーー(感激)ーーーーー…これだぁあああ…実物だよ~。
プラハにあるミュシャのステンドグラスの実物をいま見てるんだオレはぁぁ
嬉しいよーー。ひたすら見とれ、ひたすら眺め続けた。

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絵の中心部に明るい色、周囲に暗い色を配して、明暗効果をうまく使ってるから
観る者の視線も中央部にひきつけられるけど、その明るい中央部に暗い僧衣の人物を
配置したことで、色の明暗アクセント効果がさらに高まってる。

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絵の下、「スラヴィア銀行」(たぶんスポンサー?)のロゴの周囲の華麗な装飾も
いかにもミュシャっぽい。

ああ…実物を見ることができて良かった。イ課長はしみじみと嬉しかった。

金曜の夜はオペラに陶然と酔いしれ、土曜の昼はステンドグラスに感激…。
イ課長にとってプラハは素敵な思い出ばかりだよ、ほんとに。
 
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by tohoiwanya | 2009-02-06 13:01 | 2007.10 ドイツ・チェコ出張 | Comments(0)
2009年 01月 30日

欧州ステンドグラス紀行

2007年のプラハ滞在以降、ちょいと西洋建築の勉強にハマッたイ課長。
とりあえず「教会建築オタク・スーパーマイルド」くらいにはなったかもしれん(笑)。

ゴシック教会は建築としても非常に興味深いものがあるんだけど、建築以外にもう一つ
ゴシック教会で目をひくモノといえば、極彩色のステンドグラスだ。

ステンドグラスっていうのはゴシックの建築技術と共に生まれたと言っていい。
建物の重さを壁の厚さで支える必要がなくなり、広い窓をとることが可能になったから
その広い窓を使って華麗なステンドグラス装飾をほどこすようになったわけだな。

これはアウクスブルクの教会にあった、ドイツ最古(らしい)ステンドグラス。
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聖人の絵があるけど、さすがに古めかしい…っていう以前に興味深いのは、
このドイツ最古のステンドグラスが作られた当時は、ゴシック建築技術がまだ確立
してなかったってことがわかることだ。ほら、壁がブ厚いロマネスクの建築様式を
色濃く残してる。
ってことは、「ロマネスクの終わり頃」に、ごく小さな窓を使ってステンドグラスが
教会建築の中に取り入れられ始めたってことかも。ふーむ。勉強になるのう。

これはケルン大聖堂の中にあったステンドグラス。
すっかりゴシック建築らしく、窓も広いし絵柄も非常に装飾的にキレイに作ってある。
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かと思うと、同じケルン大聖堂の中にはこんなステンドグラスもあった。
これは別にイヤラシい絵柄がモザイク処理されたわけではない(笑)。ホントに
こういうデザインなの。最近新しく作られたみたいで賛否両論あるらしいけどね。
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…と思えばこんなのもある。リューベックの教会にあったステンドグラスだ。
ステンドグラスにまで進出しやがったか メメント・モリ。シャレコウベをデザインした
ステンドグラスなんて初めて見たぜ。何だかちょっとグロテスクだよなー。
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こちらはプラハの聖ヴィータ聖堂のステンドグラス。
人間の顔とか、洋服のヒダとか、非常に写実的・絵画的だ。聖ヴィータ聖堂には
ミュシャもステンドグラスを作ってる。ミュシャのと同じ頃の制作と考えたら、おそらく
19世紀か20世紀に作られた、かなり新しいステンドグラスのはずだ。
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で、肝心のミュシャのステンドグラスの写真はというと…今日はナシ(笑)。

イ課長ブログ、ステンドグラス紀行。本日のところはミュシャ以外の作品をご紹介なのだ。
ミュシャの、あの美しすぎるステンドグラスについては後日改めて、たっぷりと
我が思いのタケを写真と共にこのブログにブチまける予定だから(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2009-01-30 12:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2009年 01月 16日

メメント・モリ

ラテン語のメメント・モリ(Memento mori)。

日本語では「死はそこにある」とか「死を忘れるな」とか訳される。
ヨーロッパでは古くからある思想で、「ホラどうせお前もいずれ死ぬんだよ」っていう
まぁ一種のイマシメみたいな言葉だな。

ヨーロッパの古くて有名な教会には当時の有力者のお墓がたくさん置かれてる。
イ課長はゴシック教会建築を見て「おお、すんげぇ」とか感心してるけど、教会って
ある意味「死の空気に満ちた場所」でもあるわけで、「メメント・モリ」的な思想が
いろんな意匠に込められている。たとえばリューベックの教会にあったコレ。
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日本人が見るとちょっと「うひゃー」って思っちゃうよな。
何しろガイコツの背中から天使の翼(なのか?)が生えてるんだからグロテスクだ。
調べてみたら、翼を持った骸骨ってピューリタンのお墓によくある意匠らしい。

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こっちじゃ同様に翼のあるガイコツ様が肖像画を掲げてる。おそらくここの墓に
埋葬されたヒトの肖像なんだろう。このヒト相当太ってるから、コレステロール過多に
よる循環器系の疾患が死因だったのかな…なんて想像しちまう。

かと思うとこんなのもある。これはプラハの観光名所でもある有名な天文時計。
ちょうど仕掛けが動き出すところで、観光客がいっぱい待ち構えてる。
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この時計の丸い文字盤の右のところにもなぜか骸骨様がいる。
ズームアップするとこんな感じ。

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これも調べてみたら、要するに時計っていうのは「少しずつ死に向かう時の流れを
刻むもの」っつうわけで、まさにメメント・モリの象徴と見なされてたらしい。
ふーむ…勉強になるのう。

アナタの知識と教養を高めるイ課長ブログ。
本日はメメント・モリについてのお勉強でした。

いやー、何て高尚なブログなんだろうここは(笑)。
  
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by tohoiwanya | 2009-01-16 09:39 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2008年 11月 30日

ポートレイト・ギャラリー

ワシントンDCでは木曜の午前中だけ時間があった。

観たかったところを何カ所か駆け足で回ったんだけど、あと少し時間があるから
美術館にでも行くか…と思ってナショナル・ポートレイト・ギャラリーに行った。
つまり肖像画美術館だな。ダ・ビンチや印象派もいいけど、「ワシントンならでは」って
いうならココだよなぁ、やっぱ。

ここの最大のウリは歴代大統領全員の肖像画コレクション。これはちょっと見たかった。
他にも軍人や政治家、芸能人からスポーツ選手までいっぱい肖像画があるけど、
時間もないからとにかく大統領コーナーだけ見ることにした。

ココは予想以上に面白かったから、イ課長は思わずデジカメを使わせていただいたよ。
何が面白いって、近年の大統領はオレも顔をよく知ってるっていうのもあるけど、
それ以上に「自分の絵をどういう風に描かせるか」っていうところにそれぞれの大統領の
絵画的センスが現れてるような気がするんだよね。総じてセンスは悪い(笑)。

たとえばこれ。一番新しいクリントン夫の肖像画。
ブルーのシャツに赤ネクタイというのもいただけないが(笑)、絵としてもまったくつまらん。
上手に丁寧に、モデルを実物より少し良く描いてあるっていう、ただそれだけ。 
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他の連中も大体そんな感じなんだよね。これはパパブッシュ。
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これはカーターだ。何だかなぁ…どうってことない肖像画だよなー。
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その中で異彩を放つのがケネディの肖像画だ。野獣派っぽいガシガシしたタッチで
見る者を「おっ?」と思わせるものがある。
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そういや、歴代大統領の中でも悪人面No.1のニクソンの肖像画は?…と探したら
あったあった。…えええ?なんだかやけにイイじゃんこの絵。
本人がニヤケて立ち、バックに高級な室内風景が丁寧に描かれてるという他のツマラナい
肖像画に比べたらニクソンのこのポートレートはグッとイイよ。
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悪人面のわりにはナイスな肖像画だなーと思ってフと絵の右下を見たイ課長は
驚きのあまり1mほど飛び上がった(気分の上では)。
なんとノーマン・ロックウェルが描いてるじゃないかよ!!イイ絵なわけだよ。

ええ〜?しかし何だってノーマン・ロックウェルがニクソンなんか描いたんだろうなぁ?
個人的な知り合いだったのか?あるいはノーマン・ロックウェルが実は熱心な
共和党支持者だったとか…いずれにしても「ノーマン・ロックウェルに描かせた」
という時点で、ニクソンは肖像画注文者としては歴代大統領の中で最も成功した
一人になったと思うよ、イ課長は。
 
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by tohoiwanya | 2008-11-30 02:10 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)
2008年 10月 23日

眼福

昨日から風邪をひいて体調ワルワル、会社も休んだイ課長。
しかも時差ボケでこんな時間に起きているのである。
もう自分の身体の様子が自分でわからなくなりつつあるぞ(笑)。

今日は欧州出張中に見た名画のハナシ。
欧州の美術館・博物館は「カメラ持っててイイよ」ってところが多い。
だからネフェルティティも写真に撮れたんだけど、でも絵を撮ろうとは思わない。
従って、Webで拾ってきた画像を使わせていただこう。

9月出張ではハンブルクで美術館に行った。
どんな絵があるのか、よく知らないで行ったんだけど
「うわ、コレはココにあったのか」と一番驚いたのはフリードリヒの「氷海」だな。
フリードリヒの代表作。冴え冴えと、ヒエビエとした、実に印象的な絵だよなー。
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ブリュッセルでは王立美術館っていうのに行った。
ここもどんな絵があるのか予備知識ゼロだったんだけど、けっこう知ってるのがある。

うわ、これこれ。
作者も題名も覚えてないけど、この絵はよく本にも引用されてるし、とにかくまぁ
何ともいえず異様〜な絵だから一度見たら忘れないよ。コレはココにあったんだー。
クノップフっていう人が描いた「スフィンクスの愛撫」って絵。ミョ〜な絵だよなーつくづく。
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さらに驚いたのがこれ。ダリの「聖アントワーヌの誘惑」じゃん!
ダリの代表作の一つだよ。これ、ブリュッセルにあったんだー。これはラッキー。
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ミュンヘンには有名な美術館が二つある。
アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテーク。
ノイエがたぶん19世紀以降かな。アルテの方はそれ以前。
昔の宗教絵画なんて見てもつまんないから、ノイエの方に行った。

クリムトもセザンヌもゴッホも、大御所の名作はごっそりあるんだけど、
イ課長が最も好きだったのはコレ。セガンティーニの絵が一つだけあった。
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いい絵は印刷や画像にするとどうしても実物より劣るけど、
セガンティーニの絵は特にそれが著しい気がする。実物は素晴らしかったよ。
馬の背中の日があたってるところの色のニュアンスなんて近くで見るとすごかった。
日本の、大原美術館にあるセガンティーニも素晴らしいけど、ノイエ・ピナコテークの
コレは彼の作品の中でも屈指の傑作だろうな…題名よく知らないんだが(笑)。

他にも名作・名画はワンサと見てきたけど、「うわ、ココでコレが見られるとわ!」という
オドロキの特に強かったものをいくつかご紹介したのである。

あーあ…まだ風邪治らないけど、今日は会社行かんとなぁ…。
 
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by tohoiwanya | 2008-10-23 06:06 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2008年 09月 28日

美人が来たぞ

彼女の名の大意は、NeFeR-T-(美しい・者)が iTi(訪れた)。ネフェルティティはまた、
謎を秘めた未完成の美しい胸像で著名であり…
(Wikipediaより引用)

今回のドイツ出張で行った街はそれなりにみんな都会だから、フランクフルトにも
ベルリンにもハンブルグにも美術館や博物館もそれなりにある。
どの街にどんな美術品があるかも多少はチェックした。

その中でイ課長が最重要ターゲットにしたのがネフェルティティの胸像である。
カイロでも、大英博物館でもなくドイツのどこかにあると思ってたんだけど、
そうか、これはベルリンにあったんだ!
その名も「美人がやって来た」という意味を持つネフェルティティ。
これは仕事を犠牲にしてでも(笑)見なければならぬ。

もちろん、実際にはチャンと仕事を済ませてから行ったのだぞ。
世界遺産にもなってるベルリンの博物館島。その中のアルテス・ミュージアム。

ここは意外なことにカメラが禁止されてない。
それならいろいろ撮っちゃうぞ。まずは典型的エジプト壁画タッチの作品。
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これなんかも、いかにもエジプト美術でございますって感じの逸品だ。
しかし何を見てても心の中じゃ「ネフェルティティはどこだ?ネフェルティティは…」と
先を急いでしまうイ課長なのであった。イ課長はセッカチなのである。
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おおおぉーーー!ついに見つけたネフェルティティ!!実物を見るというこのカンゲキ!
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いやぁ〜すごいな。着色がこんなにキレイに保存されてるって信じられん。
まさにツタンカーメン黄金のマスクと並ぶエジプト美術の至宝。
この横顔なんてどうよ。確かに美人だ。実にリアルだ。そこらへん歩いてそうだ。
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んーむ…素晴らしい。ベルリンに来たカイがあった。

ちなみに、この、ちょっとタカビー系美人であるところのネフェルティティ様。
立ち姿はこんな感じらしい。たしかに顔は同じだ。
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これが何歳の頃の全身像かわかんないけど、
ちょっとお腹の肉が気になり始めた感じですかな(笑)。
  
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by tohoiwanya | 2008-09-28 04:43 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)